もしかしたらこんな刻3

 

 

 

むかしむかしある所に、一組の若夫婦が住んでいました。

 

「おれは・・・・おれは・・・・おれは脇役がいいのに・・・・」

 

「苦節何十SS・・遂にアキトさんと夫婦役よ!見てますか某最高幹部会議長!

 遂にメグミはやりました!

 という訳でもう遅いですし、そろそろ寝ましょうか、アキトさん。いえ、ア・ナ・タ」

 

「あ、あの、ちょっと待って」

 

「いいえ!掲示板でツッコミ入れられてたけど。

 もう夜です!遅いです!夜だからかまわないです!さあ寝ましょう!」

 

 

「はんぎゃああああああああ」

 

 

 

 

 

 

 

そんでもって次の朝。

 

「いってらっしゃあい」

 

「・・・・・」

 

妙にツヤツヤお肌な嫁さんに見送られて妙に疲れ果てたアキトくんは仕事へむかいました。

 

「・・・そういえばおれの仕事ってなんだ?」

 

考えてなかったなあ。じゃあ漁師にしよう。

 

「じゃあってなんだよ?何時の間にか釣り竿持ってるし」

 

さっさと行け!話が進まん。

 

「はいはい」

 

 

 

 

 

「?何故こんな所で鶴が罠にかかってるんだ?」

 

罠にかかっている鶴は助けてほしそうにアキト君を見つめています。ってドコ行く?

 

「なんか面倒に巻き込まれそうなんでおいとまするよ」

 

 

 ガシ!

 

 

おお!鶴がもう一方の足でアキト君の頭をワシ掴みしている。

 

「おいテンカワ。この状況であたし助けね−で何処行こうってんだ?」

 

「リ、リョ−コちゃん。頼むから離してくんない?こんど特製ランチ奢るから」

 

「奢ってもらうが離しゃしねえ。さあとっととあたしを助けやがれ!」

 

「リョ−コちゃんってば機織り出来るの?」

 

 

「ぎくう」

 

 

一瞬の隙をついて脱出に成功したアキト君でありました。

 

「まちゃあがれ!」

 

「ごめんね、リョ−コちゃん。でもおれは平和で平凡で穏やかな暮らしがしたいんだ。

 せめて番外編でだけでも」

 

すまんが無理。

 

 

 

 

で、海岸に来たアキトくんはフクロにされてる亀なハ−リ−君を見つけてしまいました。

 

「あ−これこれホウメイガ−ルズのみんな。亀をイジメては(イジメられるのが似合うけど)いけないよ」

 

「いくらアキトさんの頼みでもタダじゃヤです」

 

「小遣い月一万二千円なんだが」

 

「あたし達全員をケッコンしてください!」

 

 

くる、すたすたすた。

 

 

「ドコ行くんですかああ。お願いだから助けてくださいよお」

 

「でも・・・なんかまた面倒な目にあいそうだし・・・」

 

「テンカワさん連れていかないと乙姫やってるラピスや鯛ヒラメやってるエリナさん、サラさん達がああああああ。

 ラピスなんかめくり大キック小パンチ3連打足払いキャンセル鳳凰脚やってくるんですよおおおお。

 どうか助けると思って助けてくださいいいいいいいいい」

 

「ハ−リ−君・・・・判った」

 

「判ってくれましたか!それじゃあ竜宮じょゲフ」

 

「考えてみると亀の弱点って腹なんだよな。ガ○ラって弱点ムキ出しして闘ってるようなモンだね」

 

「テ・・・テンカワさん・・・何で?」

 

「すまんハ−リ−君。キミを助けたいのはやまやまなんだが、それ以上におれは自分が可愛いんだ」

 

「テ、テンカワさあああん、かむばあああああっく」

 

「ち、逃げられたか」

 

「どうするサユリ?」

 

「とりあえずこのまま同じことやってれば戻ってくるかも」

 

「かむばあああああああああっく」

 

 

 

 

「何故だ!何故こんな所にピンクでスケスケな衣が干してある!イヤな予感がするなあ。さっさと逃げよ」

 

「そうは参りませんわ」

 

「キ、キミは一体・・・」

 

「始めまして。四方天の一人、東舞歌ともうします。さあわたくしのムコになりなさい」

 

「衣なんか取ってないよお(泣)。お願いだからおれをそっとしといてくれよお」

 

「いいえ。そうはいきませんわ。過酷な環境の木星においてすこしでも優れた男の子供を産むのが女の義務。

 はっきり言ってあなた以上の男などこの世にもあの世にもまずおりません。さあれっつ子作り!

 

「助けて百太郎!」

 

 

 

 

 

「はあはあ、ここまでくれば追ってこれまい。しかし何故におれは冬山に逃げ込む?何か悪ィ予感すんなあ」

 

『自分の予感は常に手遅れな事態になってから発揮される。少しはピ−タ−・パ−カ−氏を見習いたい』

などと考えてたアキト君の前になにやら白い影が・・・・

 

「ル、ルリちゃん・・・雪女やってんのね・・・・・・・・」

 

「いらっしゃい、アキトさん」

 

「あ・・・あの・・・・・おれは帰ったら君の事回り中に言い触らしちゃうから見張りになんてこないでね。それじゃあ」

 

 

ひゅん。ぐるぐるぐる。

 

 

「ぬおおお!何だこの縄は?」

 

「ホシノ流暗殺術捕縛技が一「百竜縄」の変化技たるホシノ流恋愛術「赤い糸の伝説」です。逃がしませんよ」

 

「くう!」

 

懐に隠した二本の小剣「竜牙丸」と「狼牙丸」で縄を切り裂く。

 

「ちい!」

 

「すまないルリちゃん。それじゃ『あ−ばよとっつぁん』」

 

「誰が『とっつぁん』ですか!」

 

「ゴメンね。一度言ってみたかったんだ。なおクリカンではなく山田氏の声でお願いします」

 

 

 

 

「や・・・・やっと帰ってきた。もうメシもいらん・・・マッハで寝る・・・・?」

 

なにやら家の中が騒がしい。聞き耳たててみようか。

 

「とんとんからりとんからり・・・むう機織るってなあ難しいな」

 

「アキト・・・・・遅い・・・・」

 

「アキトまだかなあ。あたしの愛てんこもりなご飯食べてもらうんだ」

 

「どうされたんでしょうねアキトさん・・・ハ−リ−君何やってるんですか?」

 

「ど−せ暇なんでパ−○ェクトグレ−ド1/60デンド○ビウムでも作ります」

 

「説明するわ。それより完全変形ゲッ○−エ○ペラ−のプラモの方が出来いいわよ」

 

「だからここはあたしとアキトさんのスウィ−トホ−ムです!関係ない人は出てってください!」

 

「まあムコどのが帰ってくるまで待たせてもらいますわよ。ホラお茶は、まだですの?」

 

むう・・・どさくさに紛れて今回出番ないモンまで混じってるなあ・・・おやアキト君どちらへ?

 

「誰も居ない所で平和に暮らす」

 

・・・・・・無理だと思うがまあ頑張ってくれたまえ。

 

 

 

 

 

彼の名はリチャ−ド・キンブ・・・もといテンカワアキト。職業医師・・・じゃなくてコック見習い。

彼は身に覚えのない(本当?)妻殺しでもなくて重婚の罪で追われていた。

無実をはらす為に片腕の男を探して、今日もかれの逃亡は続く・・・・・・

 

 

 

モトネタ全部判った人は掲示板にお願いします。

 

 

終わり

 

 

 

管理人浮上・・・(ブクブク)

 

 

影竜さんから八回目の投稿で〜す!!

だんだんアキトの性格が変っていくな(笑)

でも主人公を辞めたいなんて・・・贅沢な男だな(爆)

何時かハーリー君かジュンに後ろから刺されるぞ。

あ、それとBenは元ネタが最後の方だけ解りませんでした。

くっ!! 悔しいぜ!!

では、影竜さん八回目の投稿、有難うございました!!

 

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後、影竜さんはどちらかと言うと掲示板に感想を欲しいそうなので。

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