「そういえば、まだ貴方の名前を聞いてませんでしたね」

 

「そうだったな、俺の名前はテンカワ・アキト」

 

「テンカワ・アキト‥日本人ですか」

 

「日本人!と言う事はここはやはり地球なのか?」

 

「落ち着いてください、ここは地球であって地球でありません」

 

「どういうことだ?」

 

「あなたも見たでしょうあの景色を」

 

「あの地平線が無く、太陽が真中に浮いてる異常な景色のことか」

 

「はい、ここは地球の内側に存在する世界『ラ・ギアス』、まあ簡単に言うと異世界です」

 

「なっ、そんな世界が本当に‥‥」

 

 と言いかけて、ふとこの前の《出張版なぜ、なに、ナデシコ》の説明を思い出すアキト

 

 (たしかイネスさんAIバージョンもそんなこと言ってたような)

 

「さて、そろそろ到着しますよ、詳しい話は船内でしましょう」

 

 鬱葱と茂る密林の中にその黒い艦は停泊していた――――――――――

 

 

 

 

< 時の流れに >

時空を越えて

 

第3話 『S堕ちる』

 

 

 

 

 

 

 

「これが‥‥」

 

「はい、私の艦『ルシフェル』です」

 

「チカ、グランゾン着艦しますよ」

 

「はいはい、了解しましたご主人様」

 

「とっ、鳥!?」

 

 通信ウインドウに映った映像を見てアキトがもっともな意見を口にした

 

「鳥とは失礼な、私はれっきとしたファミリアですよ!ファミリア!全くこれだから無学な人間は嫌なんですよ

 ん、よく見るとあなた○○な顔してますね、じつは○○○なんじゃないですか、それとも‥‥」

 

「‥‥‥チカ」

 

 放っておくと際限なくヤバイ言葉を喋りそうなチカをシュウが諌める

 

「あっ、すいませんご主人様すぐにハッチを開きます」

 

 そして、グランゾンとブローディアはルシフェルへ着艦した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 格納庫の中では

 ボディコンスーツに身を包んだ妖艶な赤い髪の女性と

 清楚なやや天然の入ったお嬢様風の女性の二人がいた

 

 

「シュウ様〜?」

 

 赤い髪の女性が走りよって来ようとしたが、次の瞬間

 

 ガッ――――――――――ドンガラガッシャン

 

 いきなり前につんのめり派手にこける

 どうやらもう一人の女性に足を掛けられたようだ

 

「あらあら、はしたないですわよサフィーネさん」

 

「何すんのよ!このクソガキが」

 

 さっきの妖艶な雰囲気はどこ吹く風でお嬢様風の女性に掴み掛かる赤い髪の女性

 

「あら、もうお年なのですか?いけませんね、老化は足腰から来ますからね、お気を付けになられた方がよろしいですわよ、」

 

 おっとりとした笑顔でラピス並みの毒舌を操るもうお嬢様風の女性

 ただ、少し文法が変だ

 

「キィィ―――、なんですって!!この洗濯板!」

 

「ピクッ、それは聞き捨てなりませんね!」

 

 そのまま凄まじい口喧嘩を始める二人

 シュウ見慣れているらしく平然としている

 

「サフィーネすいませんが、彼を客室まで案内してください」

 

 彼の一言で喧騒がピタリと止まる

 

「ハイ、ショウ様??」

 

 先ほどとはうって変わってにこやか笑みを浮かべて答えるサフィーネ

 

「それとモニカ、お茶の用意をお願いします」

 

「はい、かしこまりました??」

 

 こちらも満円の笑みで答えるモニカ

 

「では、アキトさん先に客室でお待ちください

 私は少し用がありますから」

 

「わかった」

 

 こうしてアキトはサフィーネに案内され客室に向かった

 

 

 

 

 

 ――誰もいなくなった格納庫にて――

 

「チカ」

 

「何ですかご主人様?」

 

「例の場所を監視してください」

 

「えっ、でもあそこには何の反応も無かったんじゃ」

 

「餌はまきました、後は愚かな獲物がかかるのを待つだけですよ」

 

「あっ、なるほど!分かりました」

 

 

 

 

 

 ――同刻、ルシフェル客室前廊下――

 

 

(それにしてもカワイイ坊やね、少しつまみ食いしちゃおうかしら?)

 

(ダメ、私の身も心も全て、シュウ様の物なのよ)

 

(でも、ああいう子を痛ぶったりしたら最高よね、道具は‥‥‥やっぱり鞭ね?)

 

(それとも私があの子に痛ぶられる‥‥‥あぁ、それもそそられるわ)

 

 などと煩悩大爆発のサフィーネが一人で悶えていた

 

 

 

 

 ――同刻、ルシフェル客室――

 

 

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

(廊下から異様な気配を感じる、でもどこかで感じたことのあるような?)

 

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥!」

 

(思い出した!お仕置き部屋でのルリちゃん達の発していた気配だ)

 

 サ――――――――――、ダラダラ、ダラダラ

 

 思い出した瞬間、身の危険を感じ真っ青になり、大量に脂汗を流し始めるアキト

 

(クッ、どうするテンカワ・アキト

 ジャンプで逃げ出すか?いや、せっかく辿り着いた情報源だここで逃げ出すのは得策じゃない

 ならいっそ、殺ってしまうか?しかし‥‥)

 

 何気にかなりヤバイ思考状態になっているアキト

 全身は前回のデモンゴーレム戦時にも使用しなかった蒼銀の輝きに包まれていた

 どうやらルリちゃん達のお仕置きの恐怖はアキトにとってデモンゴーレム三十体より威力があるらしい(笑)

 

 プシュー

 

 不意に扉が開きサフィーネが入ってきた

 

「ねえ、ちょっ――――」

 

 客室に入った瞬間、サフィーネは腰砕けになりその場に座り込んだ

 

 それもそのはず、現在のアキトはお仕置きのトラウマにより、殺気全開の全力戦闘モードになっていたからだ

 普通の人ならその殺気だけで失神してしまうだろう

 しかしサフィーネの場合は違った

 

(あぁ?、なんて眼なのシュウ様と同じ

 いえ、それ以上に冷徹な、

 そう、まるでアストラル体がズタズタに切り裂かれそうな眼光

 そして、肌を切り裂きそうな殺気?

 あぁ、カ・イ・カ・ン???)

 

(これならSかMか聞く必要無かったわね、Sの方が断然イイわ?)

 

 そんなことを思いながら全身を駆け巡る快感の渦に飲まれサフィーネは別の意味で失神した(爆)

 

 

 

 

 

 

 

 後にサフィーネは語る

 

「私の心はシュウ様の物?、だ・け・ど‥‥」

 

「身体はアキト様の物なのよ???」

 

 ――――と

 

 

 

 

 

 

 後書きか?

 

 ‥‥架再です

 やっちまった――――

 何書いてるんだろう俺(爆)

 

 とりあえずアキト君ラ・ギアス初の女性ゲットおめでとう

 では私は逃げます

 こそこそ

 

 電子の妖精「逃げられるとお思いですか架再さん、ニコッ」

 

 いや、逃がしてくれると嬉しいな〜(汗)

 

 電子の妖精「私たちとアキトさんを引き離しただけでは飽きたらず

         あのようなSでMな女子色情症患者を堕とさせるとは

         その罪状極めて重罪!よって誅殺いたします!」

 

「いや、アキトを引き離したのは私では無くBenさんなんだけど(汗)」

 

 電子の妖精「問題有りません、あの方は後に然るべき処理をいたしますから

         何よりあの人はこのホームページの生みの親、命までは奪いません

         それにひきかえあなたは弱小新人投稿作家ためらう必要がどこにあります?」

 

 ギャフン、人が気にしている事を

 

 電子の妖精「それに何でも他にもアキトさんに落とさせる女性がいるとか?

         それも複数!」

 

 ギクッ!な、な、何の事やら(滝汗)

 

 電子の妖精「語るに落ちましたね、架再さん、ニコッ」

 

 電子の妖精「さあ、皆さん粛清の刻です!!」

 

 赤き獅子「おうっ、終の太刀『雷刃』!!」

 ゲフッ(架再、バラバラ)

 

 銀の糸「あなたがいけないんですよ、ニコッ、踊り狂いなさい『アルテミス・ダンス』

 アビバッ(架再、細切れ)

 

 真紅の羅刹「何故か腹が立つので、とりあえず死ね、『蛇王双牙斬!!』」

 ゲババッ(架再、分子分解)

 

 その他一同「「「「「「「相転移砲、発射!!(怒)」」」」」」」

 ジュワ‥‥‥‥‥(架再、空間ごと消滅)

 

 

 電子の妖精「ふ〜、やはり良いことをした後は気持ちいいですね、

         それでは次はBenさんですね、ニコッ」

 

 

 キュィィィ――――ン

 

 虹色の光に消えてゆくナデシコ

 

 後には作者の灰どころか存在すら残らなかった

 合掌  チ〜ン

 

 

 

 

 

 

管理人の感想

 

 

架再さんからの投稿です!!

・・・いや、あの、襲撃されても困るんですけど(汗)

今のBenの体力では、確実に復活は無理ですよ?

あははははは、永遠の眠りにつけそうだな〜

 

それでは、架再さん投稿有難うございました!!

 

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