< 時の流れに >

時空を越えて

 

第6話 『異変』

 

 

 

 

 

 

 

――夜明け前『ルシフェル』格納庫「ブローディア」コックピット――

 

 

「う〜ん」

 

「あ、ディア起きた」

 

「たしか私、あの蒼い奴から変な重力波をうけてそれから・・・・」

 

「それから?」

 

怒りをかみ殺して尋ねるブロス

 

「え〜と・・・・・・・・覚えてないわ、てへ?」

 

「てへ?じゃない!」

 

ブロスが怒鳴る。当たり前である

 

「な、なによ、何かあったの」

 

「本当に何も覚えてないみたいだね。あれから大変だったんだよ」

 

そして、ブロスはディアの暴走について話した

 

 

「へ〜私が知らない間にそんな事があったんだ」

 

「・・・言う事はそれだけ?」

 

「他になんかあるの?」

 

「いや、もういいよ」

 

あきらめた声で返答するブロス

 

「それで、ここはどこ?」

 

「それが僕も分からないんだ」

 

「なんだブロスも役立たずじゃない」

 

「仕方ないじゃないか、ディアの暴走を止めるために一緒に強制自閉モードになってたんだから」

 

 

 

「・・・ところで、何でコックピットに仔犬がいるの?」

 

「え、仔猫なら見えるけど」

 

「「仔犬(猫)?」」

 

2人そろってしばし思考中・・・・・・

 

 

ふと、下を見るディア

 

「・・・・・・・」

(肉球がある)

 

手の肉球を押してみる

 

ぷにっ

 

(あ、気持ちいい?)

 

強く押してみる

 

シャキッ

 

(あ、爪が出た)

 

そこでディアはあることに気付いた

 

(なんで感触があるの?それに自分の手になぜ肉球が?)

 

情報整理中

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

シャキィン

 

情報整理完了

 

「にょえええええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜」

 

ディアの叫びと同時に愉快なポーズをとる仔猫

 

「ど、どうしたんだよディア」

 

「ブロス今仔猫どんな格好してる?」

 

「え、なんか『シェ-』と『ムンクの叫び』を足したような格好してるけど」

 

「やっぱり・・・・・」

 

「?なにが」

 

「ブロスが見てる仔猫たぶん私、そして私が見てる仔犬はたぶんブロスだよ」

 

「へ?そんな・・・・・・・・」

 

言いかけてディアと同じ一連の動作をはじめるブロス

 

シャキィン

 

情報整理完了

 

「本当だ・・・・」

 

「これってどう言う事?」

 

「僕に聞かれてもわかんないよ」

 

「でも困ったにょ、これじゃあブローディアが動かせないよ」

 

「そうだね」

 

ニョキ

 

「困ってるようね」

 

「「うわっ」」

 

驚いて2人そろって壁にへばりつくブロス犬とディア猫

 

まあ、ハッチを開けずに貫通して人が生えてくれば誰でも驚くわな

 

「驚かせてしまってごめんなさい。私の名前はイリス、この艦の制御コンピューターよ。

 まあ、あなたちの世界の『オモイカネ』みたいなものだと思ってくれればいいわ」

 

「イリスさん?」

 

「そ、でさっそくだけどあなた達今ファミリアに近い存在になっているの」

 

「ファミリアて何?」

 

「何でオモイカネ兄を知ってるの」

 

突然の訳のわからない言葉に混乱する2人

 

「あ、今情報を送ってあげるわ」

 

「「え」」

 

ピッ――――

 

ブロスとディアに膨大なラ・ギアスの情報が送り込まれる。その量アキトのおよそ100倍。

何故そんなに多いかというと、アキトの時は大まかな情勢や人物の情報だったのに対し、2人にはこの世界の周期をはじめ、

錬金術、魔装機の基本設計など技術的なことが詳細に送られたからである。

なお例の映像は別のデータベースに移し変えているため2人に見られることはなかったとか。

 

 

「・・・・・・・」

 

「どうしたの2人とも?」

 

「いえ、あまりにも突拍子のない事ばかりでどう反応していいか分かんないだかだから」

 

どうにか立ち直ったディアが返答した

 

「そうなの、なら落ち着くまで待ってあげるわ」

 

 

 

 

 

 

―――30分後―――

 

「落ち着いた?」

 

「「うん」」

 

「そう、よかった」

 

「それで、さっきの事は?データの中にはなかったけど」

 

「さすがディアちゃんよく気付いたわね」

 

「ディ、ディアちゃん!?」

 

「あら、ブロスちゃんどうしたの?」

 

「ブロスちゃん!?」

 

「2人ともどうかしたの?」

 

「今までそんな呼ばれ方したことないんだもんで(汗)」

 

「あら、そうなの。それじゃあ私のことはイリスお姉さまて呼んでね」

 

「「イリス姉でいい?(汗)」」

 

「ちょっと不満だけどそれでいいわ」

 

「それじゃあイリス姉、さっきの話の続きなんだけど」

 

「ああ、あの事ね。さっきも言ったけど、2人は今ファミリアに近い存在になっているの」

 

「でもファミリアって人の無意識の集合体なんじゃなかったけ」

 

「そうよ、でもあなた達2人は遺跡にアキト様と一緒に取り込まれたでしょう」

 

「うん」

 

「たぶんその時に遺跡がアキト様とあなた達2人を1つの存在として認識してしまったんでしょう。

 その結果、アキト様の無意識と融合してしまい、その後損傷したプログラムを修復しようとするあなた達と遺跡の干渉が重なって

 今みたいになったの。その格好はおそらく一番姿を維持しやすい状態を自然に選んでいるのよ。」

 

まるでイネスさんがごとくすらすら説明するイリス。

 

「へえ〜この格好が」

 

「そうよ、それにディアちゃんもブロスちゃんもファミリアと違ってイメージすれば自分の望む姿に変われるはずよ。」

 

「へー、じゃあやってみようかな」

 

そう言いかつての自分のホログラムをイメージするディア

 

ポンッ

 

「キャ〜、ディアちゃんかわいい(はーと)」

 

ムギュ

 

イリスに揉みくちゃにされるディア

 

「もがが、もうふもっふもっふもっも(何がどうなってンの)」

 

「ディア、モニター見てみなよ」

 

ブロスの言われ、横目で自分の姿を映しているモニターを見るディア

そこには3頭身で猫耳と尻尾のついたSDディアが映っていた

 

 

 

10分後

 

「ふう〜、死ぬかと思った」

 

「ゴメンネ、ディアちゃん(はーと)」

 

全然申し訳なさそうに見えない様子であやまるイリス。いやむしろ嬉しそうだ

 

「い、いや気にしないで。それよりさっきのはいったい?」

 

「多分イメージが不完全だったから仔猫とディアちゃんのホログラムが混ざったんじゃないかしら(はーと)」

 

まだ幸せそうな顔でイリスが説明する

 

「それと、意識的に姿を維持しないようにすれば大抵の機械と融合できるはずよ」

 

「とゆ〜わけで練習開始(はーと)」

 

「「えっ(汗)」」

 

その後1時間ディアとブロスはイリスの玩具にされた(笑)

 

 

 

 

 

 

1時間後

 

「ふ〜、やっぱ人型はつかれるね〜、ブロス」

 

「うん、前みたいにブローディアに入るのは全然疲れないのにね」

 

どうやら2人とも完全にイメージの仕方を覚えたようだ

 

「さあ、二人とももうすぐ朝ご飯なのでアキト様を呼んできてくれないかしら。そうだ、その姿で驚かしてきたらどう?」

 

「それ面白そう。ブロス行くにょ」

 

「あ、待ってよディア」

 

トテテテテテテッ

 

元気よく2匹は格納庫を駆け出していった

 

「う〜んディアちゃん所々猫語が混ざってたけど気付いてるのかしら?」

 

そう言うとおもむろにウインドを開きセルフチェックをはじめるイリス

 

――『NAZENANI NADESICO』モード終了――

思考回路ヲノーマルモードニ変更シマス

 

「ふ〜やっぱりこのプログラムはつかれますね〜」

 

急に口調が変わるイリス。顔には疲労が色濃く出ている

 

「それじゃあ、私もマスターの所にいきますか」

 

表情一変スッキプしながらシュウの部屋に向かうイリスだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 後書き

 

 どうも、架再です

 架再Gの異世界での死亡が確認されましたので、これからは架再のみの表記に戻ります(笑)

 何故か文体がMSPゴシックからMS明朝に変わってますが気にしないでください

 というわけで猫耳ディアと忠犬ブロスの登場!

 魔装機神ネタを思いついた時から書こうと決めていた事の1つです

 そういえば少し前にSS感想掲示板では猫耳北ちゃんがありましたね

 あれ見たときは北斗派なのに心が揺れました(笑)

 

 

 それでは!

 

 う〜ん、GBA買うか

 

 

 

 

 

 

 

管理人の感想

 

 

架再さんからの投稿です!!

・・・ま、ディアは猫だと分かります。

忠犬ブロスぅ?

いや、笑いましたね、さすがにこれには(笑)

う〜ん、俺の中でのブロス象が・・・(苦笑)

 

それでは、架再さん投稿有難うございました!!

 

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