漆黒の戦神

    アナザー

 

 

 

 

漆黒の戦神

それは西欧方面における絶望的な戦況をたった一人でひっくりかえした英雄

彼はいまや生きる伝説そのものである


彼は西欧方面軍の軍人ではない

あの、そうあの戦艦ナデシコのクルーのひとりなのだ

強固ともいえる情報規制

ナデシコ、そしてネルガルという壁に阻まれ

彼の真の姿を知るものは少ない・・・

 

しかし、我々はまたひとり彼を知る人物との接触に成功した

彼女は、なんと彼と一夜を共にしたのだという

これはその記録である

 

    影護 詩織の場合

―――まず、お名前を教えていただけますか?

うん、いいよ

ぼくは、詩織だよ

―――詩織さんですか。では、さっそく質問を。彼とはどこで知り合ったのですか

アー君と初めて会ったのは、たしかパーティ―のときのバルコニーだったかな?

―――ア、アー君?もしかして彼のことですか

うん、そう。それでね、そのときぼく、人ごみに酔っちゃってバルコニーに出て行ったらサングラスかけたお兄さんとアー君が話してだんだよ

―――サングラスをかけたお兄さんですか。もしかして彼の親友と呼ばれているヤガミ・ナオさんですか

うーーん。たしかそんな名前だったかなー

それでね。少し話してたんだ。そのうちにダンスが始まったんだよー

―――ダ、ダンスですか

うん。けっこう大きいパーティーだったからね。そしたら、ヤーさんが誰かダンスに誘わないのかって聞いてきてね

―――それで、もしかして彼を誘ったんですか

うん、それで一緒に踊ったんだよ

―――そ、それはすごい体験をしていますねー。ところで彼はダンスうまかったんですか

うーーん。僕、あんまりダンスのことわからないけどうまかったんじゃないかな。

なんか、周りがざわついていたし

―――そうなんですか。でも、あなたは絶世の美少女ですから彼と並んでいるとすごかったんでしょうね

そうかな?

―――そうですよ。それで、彼とはそれっきりだったんですか

ちがうよ。次にあったのはあの戦艦、名前何だっけ?に乗ったときだよ

―――えっ。ナ、ナデシコに乗ったんですか

何そんなに驚いてるの?

―――そ、そりゃあ驚きますよ。ナデシコに乗ったことある人なんてほんとうに少ないんですよ

そうなんだー。それでね、そのときはアー君と鬼ごっこしたんだよ

―――鬼ごっこ???

そう、いろんなとこ逃げ回ったんだけど、アー君ついてこれるの。すごいよねー

―――えーーと。どんなところ逃げたのですか

えっとね。最初はどこかの商店街だったかな。街頭の上飛んで逃げてたんだよ。

あとで聞いたんだけど、そこ、怪奇現象おきたんだって

街頭がひとりでに割れたり、その上に足跡ついてたんだって。こわいよねー

―――・・・・・・

そのあと、湖にいったんだ

―――もしかして、そこ朱金に光る人とか蒼銀に光る人とか出たところですか

うん、そう。よくわかったね(ニコッ)

―――(ニコッて)(汗)

そのあともいろんなところいったんだよ。でも最後につかまっちゃってさ

そのとき、もう夜遅くなっちゃっててね。汗もすごくかいてて近くのホテルはいったんだ

―――なっ、ホ ホテル入ったんですか

うん。お城みたいな形した変わったホテルだったよ

―――ほ ほんとうですか

うん。何そんなに驚いているの

まあいいや。それで汗流しにお風呂はいってから替えの下着ないこと気づいちゃって

それでね。アー君に頼んだら買ってくれたの

―――・・・か 買ってくれた???

うん。カード渡してくれてこれで買ってきなって

アー君に選んで欲しかったんだけどお風呂にいっちゃって

―――・・・・・・でそのあとは

アー君に買った下着見せたら倒れちゃって

んで一緒にベットで寝たの

―――なっ

しばらくしたらね、アー君目醒ましたからいろいろ話したの

私の秘密とか、いろいろ

―――・・・・・・

これで話はおしまい。あ、もう帰らないと

零ちゃん 迎えに来たみたいだし

―――・・・・・・はっ、そ、そうですか。本日はいろいろと貴重な話をありがとうございました

でも、これ世間に出していいものか(汗)

民明書房刊「漆黒の戦神その軌跡」第14巻より抜粋


―――今回、我々が偶然に出会い快く我々の取材に応じてくれた影護詩織さんですが後の調べでなんと彼女が「真紅の羅刹」であることがわかったことをお伝えします。彼の最大のライバルであるあの「真紅の羅刹」が彼女のような美少女であったとは驚きです。戦場での愛は純粋といいますがこれがそうなのでしょうか。

 

モニターの光が怪しくあたりを照らす薄暗い部屋に何人かの人影があった

しばらくして十六の席が連なる円卓に最後のひとりが静かに席についた

「これが、今回の議題です」

そういって一冊の本を円卓の上に置く

「これは、尋問が必要だと思うのですが。それも至急に」

銀髪金目の少女が怒りを隠そうともせずにいう

「「「「「「「異議なし」」」」」」」

「では、早速。ラピス、首尾は」

「うん。ばっちしだよ」

そういって手にしていた縄を引っ張る。その先には縄でぐるぐる巻きにされたアキトがいた

「アキトくん。いったいどうしたの」

異様な格好をしたアキトにミナトが尋ねた

「いや。俺にもさっぱり。ラピスがいきなり抱きついてきたと思ったら首筋に痛みが走って気づいたらこのカッコでした」

「での、アキトくんならロープぐらい引きちぎれるんじゃない」

「さっきからやってるんですけどダメなんです。なんか力はいらないし」

「ふっ、さすがはイネスさんの薬。よく効きますね」(ニヤリ)

(だめよ。ラピスちゃん。そんな笑い方したら。それにその薬、ほんとに大丈夫なの。色がピンクなのよ)

その間にも某同盟の話は進む

「今回もお仕置きが必要ですね」

「「「「「「「もちろん」」」」」」」

「では、今回はどんなおしおきをしますか」

「今回はあれでしょう」

「いえ、それは甘いわ。あれにしましょう」

話はもつれているが話を聞いているアキトの顔色はどんどんと悪くなっていく

「話がもつれすぎね。時間が惜しいわ。とっておきのあれにしましょう」

「あれですか」

「あれか」

「そう、あれよ、異議はある」

「「「「「「「なし」」」」」」」

 

数時間後

「チワ―。ナオですけどアキト引き取りに着ました」

ナオがアキトを迎えに来ると上機嫌のイネスとエリナ、視線だけで人を殺せそうな鬼たちとすっかり灰になったアキトがいた

「おい、大丈夫か。いったい何があった」

「た、たのむ。聞かないでくれ。俺はもうだめだ」

そういうと意識を失ってしまった

「毎度の事ながら、いったい何があったんだ」(汗)

ナオがアキトを担ぎながらミナトを見ると彼女はただ首を振るだけだった

 

おまけ

どーも、かずはです

ゲストはこの人ヤーさんことヤガミ・ナオさんです

「おまえ、殺されたいのか(怒)」

いや、別に死にたくはないぞ

「そうか?俺には死にたがっているようにしか思えないぞ。今回の話といい」

そーか。今回のこれは第三回人気投票見てて考えついたものだ

「人気投票か。強かったな無機物」

ああ、それにゴートの神とか投稿作家の人たちとか同盟な

「おまえ、NATTOか真紅の羅刹に入りたいとか思っているらしいな」

ああ、そうだ。俺は、北斗(北ちゃん)がこのページの真のヒロインだと思っているからな

「おまえ、ほんとに死にたくないと思っているのか。いまに絶対うしろから刺されるぞ」

あ、某同盟からか。いや北斗(北ちゃん)のためならおれは体を張るぞ

「そうですか。では張ってもらいましょうか」

げっ、ルリか。いつのまに

「しっかりと聞かせてもらいましたよ。イネスさんどうぞ好きにやっちゃってください」

「任せておいて、もうこんなことかんがえないようにするから」

「おい、俺はもう帰るぞ。いいな」

おい、ナオ見捨てるなって、ぎゃあああああああああああああああああ

「ふう、これでいいわね」

「それじゃ、私たちも帰りましょう」

「そうね」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

代理人の感想

 

・・・・・・・・・・・・自ら悪鬼羅刹の道を選ぶ事もあるまいに(核爆)。

言って置くが「真紅の羅刹」の進む道は限りなき修羅の道。

一方「NATTO」に入ればそこに待つのは底無し沼の如き無限の堕落。

考えなおせ、今からでも遅くはない(笑)。

 

 

 

 

管理人の感想

 

 

かずはさんからの投稿です!!

いや、それだとどっちを選んでも地獄だろう、代理人?(笑)

しかし、まさかこのシリーズで枝織が出てくるとはね〜

どうも枝織の人気が低いのが気になる管理人です。

うむ、頑張ってイメージアップキャンペーンでも開くかな?(苦笑)

 

それでは、かずはさん投稿有難うございました!!

 

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