時の流れに・if 「ナデシコ学園」

 

 

第1話「アキト、不思議な夢を見る」

 

 

俺は夢を見た・・・長い、とても長いもう一人の自分の夢を・・・

そこでの俺は希望をつかもうと必死に頑張った・・・

復讐に巻き込んでしまった護りたい人『ホシノ・ルリ』

失った五感をサポートするため、修羅の道に付き合わせた少女『ラピス・ラズリ』と共に・・・

 

(あれ?他にもいたような?・・・まあいいか)

 

やり直した過去・・・助けることのできた人達、起こってしまった悲劇・・・

 

ライバルと呼ぶ人物がいた・・・それは出会うことのなかった出会い・・・

 

兄とも思える人、親とも思える人たちにも出会えた・・・

様々な女性に囲まれて・・・頼りになる仲間と共に・・・未来を変えた・・・

 

そして・・・予期せぬ別れ・・・

 

 

『俺が帰るべき場所は・・・ナデシコだ!!

 皆が揃っているナデシコだ!!

 何処に跳ばされようと、俺は絶対に帰って来る!!

 例え、遥かな距離だろうと、時を超えても―――』

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・っは!?!なんだったんだ・・・あの夢・・・」

 

辺りを見回してみる、そこは変わりのない自分の部屋・・・

 

「俺は・・・テンカワ・アキト、17歳。今日からナデシコ学園の高校2年生・・・のはずだ・・・」

 

先ほどの夢・・・いや記憶の衝撃により余り頭が働かない・・・

 

「グッモーニン!!アキト兄!!」

 

「おはよー!!」

 

我が家の制御A・Iのディアとブロスだ・・・今は亡き俺の両親が「一人では何かと物騒だし、寂しいだろう。」

といって取り付けたプログラムだ。

この二人は自立進化型で学習することにより同じ失敗はたまにしかしない。

しかし、ディアの機嫌を損ねると、風呂が熱湯になったりする。(ゆで卵ができたときはびっくりしたぞ・・・)

 

「ああ・・・おはよう」

 

「元気ないね〜・・・どうしたの?」

 

「なんでもないよ・・・ただ夢見が悪かっただけさ・・・さあ!!朝食でも作ろうか!!」

 

今日からまともな授業が始まるため、俺は気合いを入れた。

 

「あの〜・・・それが・・・」

 

「どうした?ディア?」

 

ふと、ブロスが何かをアピールしているのに気がつき、それを見る・・・それには

 

「8時?いつもは7時に起こしてくれるのにどうかしたのか?」

 

「いや〜・・・昨日ブロスと格闘ゲームをやっていたら遅くなっちゃって・・・寝坊したの・・・」

 

寝坊するAI・・・世界広しといえどこの家だけだな・・・

 

「まあ、いいさ。簡単なモノですまそう。」

 

「・・・?どうしたの、アキト兄?いつもの態度と違うような・・・」

 

「ん〜・・・どんなところが?」

 

「なんか・・・こう・・・落ち着いているような・・・大人になったというか・・・」

 

「そうかな?気のせいだろ?」

 

「う〜ん・・・そうかな〜・・・」

 

「そんなことを言っている間に時間が無くなったみたいだよ!!」

 

ブロスが俺とディアの間に割り込んでくる・・・しまった、もうそんな時間か!!

 

「仕方ない。パンでも食べながら登校するよ・・・じゃあ行って来るよ!!」

 

『「いってらっしゃ〜い!!」』

 

 

そして・・・俺は・・・何とか学園についた・・・今まで1番波乱に満ちた登校だったが・・・

 

「どうしたんだ?俺の体は??」

 

本日・・・何度目になるか分からない疑問だ・・・

家を出て少し走ろうとしたら、異様なスピードが出て塀にぶつかりそうになるし・・・

近道しようと溝を飛び超そうとしたら、10メートルぐらい飛び上がるし・・・

途中では、後ろから飛んできたボールを見ずにつかめるし・・・

 

(偶然見ていた野球部に勧誘されそうになったし・・・「君は十年に一人の逸材だ!!」なんて言って・・・)

 

「それに・・・何か俺の顔についているのか?」

 

そう・・・これが一番の謎だ!!

車にひかれそうになった同じ学園の女生徒を助けたら目を潤ませて見つめられるし・・・

その車に乗っていたOL風の女性に、

 

「次からは気をつけてくださいよ。」

 

と注意すると、顔を真っ赤にして恥ずかしがるし・・・

こけて泣いている女の子を慰めると、

 

「ありがとう!お礼にお嫁さんになってあげる!!」

 

なんてどこかで聞いた言葉が出てくるし・・・

 

「う〜ん・・・イネス先生に相談してみるか・・・説明で授業がつぶれそうだけど・・・

 それよりも解剖されるかもしれないな・・・俺・・・」

 

俺はこの時忘れていたことがあった・・・今、向かっているゲートが第4番ゲートが

通称・『幸せ人生への試練の道』又は『ヘルズ・ゲート』と呼ばれていることに・・・

 

 

 

 

あとがき

 

どうも、ケインです。ナデシコ学園・第1話お送りいたします。

まだ授業には入りません。すみません!!これも私の文才のなさがいたすところ、頑張りますので見捨てないで!!

後、色々な設定を近日中にまとめようと思います。質問などはそれまでまってください。(あるのかな??・・・)

 

 

 

代理人の感想

 

まあ、びっくり。

・・・・・・って、どういう事かと言いますとですね、

これを受け取った時にちょうど某所のチャットで「ナデシコ学園物」の話をしてたんですよ(笑)

あちらは割と普通の(ってったらなんですが)アナザー物でしたが。

主人公のアキト君ですが、なんか性格はTVアキトで性能(笑)は「時の流れに」アキト、とゆー感じがしますです。

 

・・・ところでAIって睡眠とるの(笑)?

 

 

 

 

管理人の感想

 

 

ケインさんからの投稿です!!

寝るでしょう、あの二人なら(笑)

しかし、これは意外な展開ですね〜

そうか、性格が穏やかなまま「時の流れに」の力を持つアキト・・・

暴走したら誰も止められんな、これは(爆笑)

 

ではケインさん、投稿有り難う御座いました!!

次の投稿を楽しみに待ってますね!!

 

感想のメールを出す時には、この ケインさん の名前をクリックして下さいね!!

後、もしメールが事情により出せ無い方は、掲示板にでも感想をお願いします!!

出来れば、この掲示板に感想を書き込んで下さいね!!

 

 

ナデシコのページに戻る