時の流れに・if 「ナデシコ学園」

 

 

 

 

第3話「アキト、始業式に出る」

 

 

 

 

 

俺が始業式会場に着くと、かなりの人が到着していた。

 

「まあ、遅刻ギリギリだからな・・・空いている席を探すのにも苦労しそうだ。」

 

と、独り言をつぶやくと・・・

 

「アキトさん!こっちです!!ここが空いています!!」

 

「アキト〜!!こっちだよ〜!!」

 

ルリちゃんとラピスが俺を呼んでくれた。

席を取っていてくれたのか。

 

「ありがとうルリちゃん、ラピス。」

 

そう言って俺は微笑む。

 

「・・・・・・・いいえ、別にかまいませんよ。」

(つい見とれてしまった・・・今日のアキトさんの笑顔素敵すぎます・・・ぽっ)

 

「アキトのためだもん!!なんでもないよ!!」

(今日にアキトの笑顔サイコ〜!!)

「ルリちゃん達だけだなんズル〜イ!!ユリカ達も見張っていたのに〜」

 

「そうです、ルリちゃん達だけなんてずるいです!!」

 

「私と姉さんもです!!」

 

「そうよアキト!!」

 

「姉さんの分まで頑張ったわよ、アキト君」

 

「俺は別に・・・」

 

「あれ〜?この席に座ろうとした人を一番睨んでいた人って誰だっけ?」

 

「さあ〜?髪を緑に染めている人だったような気はするわね。」

 

「てめ〜ら!いい加減なことぬかすな!!」

 

「「照れない照れない」」

 

「「「「「私達もいますよ!!」」」」」

 

上から、ユリカ、メグミちゃん、アリサちゃん、サラちゃん、レイナちゃん、リョーコちゃん

それにヒカルちゃんにイズミさん。ホウメイガールズのみんな。

去年のクラスメート達だ。

 

「私も頑張りましたわ!!アキト様」

 

「どうでも良いが座ったらどうだ?」

 

「ユリカ先輩の努力を無駄にしないでくださいね。」

 

カグヤさんに北斗、ユリカの隣に座っているイツキちゃん

その向こう側には、いつも側にいる零夜さん達、優華部隊の人が見える。

 

「ああ、ごめん。みんなもありがとう。」

 

俺のために席を取っていてくれたことが嬉しく、心の底から微笑む。

 

「「「「「「「うっ、うん・・・」」」」」」」

 

アキトの笑顔に見とれてしまい、照れてしまう。

 

ちなみに席順だが、ルリとラピスの間にアキトの席がある。

むろん、T・A同盟の間で熾烈な争いがあった。

 

 

「え〜、これよりナデシコ学園始業式、及び、入学式を始めます。」

 

司会をしているプロスペクター教師。本名は謎、学園七不思議に数えられていたりする。

この学園教師の数少ない常識人であり、良心であったりする。

 

「ではまず、ナデシコ学園・理事長の草壁春樹氏の挨拶から。」

 

理事長・草壁春樹、この学園設立の提唱者、そして元・木連軍人らしい熱血漢

しかし、顔に似合わぬ子供好き、

姪(北斗)のことを溺愛する人その一(その二は北辰)

 

「私がこの学園理事長、草壁春樹である。若者達よ、これからの一年間、

 勉学にいそしみ、体を鍛え、精神を正しく育み、光ある未来を築く一因となって欲しい。

 短いがこれが私の願いである。みんな、頑張って欲しい。」

 

みんなからの拍手が起こる。地球、木蓮、関係なく。

 

「続いて、フクベ・ジン校長からの挨拶です」

 

舞台に上がる老人、元・地球軍所属、フクベ・ジン中将、

これまで彼が育てた軍人は人格、能力共に優れており、

 

その実績を請われてこの学園校長に就任。

 

「校長のフクベ・ジンです。私の言いたいことはだいたい理事長と同じです。

 ただ、一言言うなれば、君達はこれから色々な出来事で悩むでしょう。

 しかし、しっかりと周りを見据え、何が正しいのか、自分はどうしたいのか、

 時には仲間に頼るのも勇気だということを忘れないでいただきたい。ただ、それだけです。」

 

みんなからの拍手、これも誰、関係なく。

 

「次に、教頭の挨拶・・・は別に良いでしょう。ほっといて次に行きましょう。」

 

「ちょっと!それどういう事よ!私も挨拶させなさい!私は教頭なのよ!!」

 

聡明なる読者の皆様なら気づいているでしょうが、あのキノコである。

 

「あ〜もううるさい!!ゴート先生!」

 

「うむ!!我が神もこの者を所望している。」

 

そう言ってゴート先生が教頭を引きずり出す。

 

「ちょっと待ちなさい!!私は教頭よ!!誰か助けなさいよ!!あの部屋だけはイヤー!!」

 

かくして、これ以降スムーズに式は終了した。

 

 

 

 

「え〜、それでは、クラスの方へ移動してください。

 自分のクラスは支給されているコミュニケにて調べてください」

 

そう言われて自分のコミュニケを調べようとすると、

 

「アキトさん、去年と一緒のクラスですね!!

 また一年間よろしくお願いします!!オモイカネに頼んだかいがありました

 

「アキト〜!!よろしくね〜!!」

 

去年と一緒か・・・何か嬉しいな!!

 

「じゃあみんなで一緒に教室に行こうか!!」

 

「「「「「「「「「「はい!!」」」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

(第四話に続く・・・・)

 

 

 

あとがき

 

どうも、ケインです!!

始業式、だいぶ省きました。余り面白そうでないし・・・

あ・・・あと、クラスは決まりましたが、この学園のクラスは能力、性格等を考慮して

分けられているので、「能力の上がった者がこのクラスに入る」というのがあるかもしれません。

それと、第5話ぐらいから授業ですが、内容上、登場人物の数が限られます。

(すみません、そうしないと頭パンクしそうで・・・)

色々な授業内容がありますので、出番のない人は得意科目で目立ちますので勘弁してください。

 

クラスの方ですが、だいたいナデシコクルーと優華部隊プラス一になる予定

(イネスさん、ミナトさん、ウリバタケ、ホウメイさん等は教師です)

 

 

代理人の感想

 

う〜〜む、草壁も北辰も別人だよ・・・(苦笑)。

しかも草壁なんか「熱血漢」になってたりするし。

某外ン道が善人になったのと同等のショックですな、これは(爆)。

 

 

 

 

管理人の感想

 

 

ケインさんからの投稿です!!

草壁が良い人になってる(笑)

それにしても、ムネタケの挨拶・・・長そうだな〜

いやそれより問題はゴートとウリバタケが教師ということだろう!!

・・・どんな授業をするんだ?(苦笑)

 

ではケインさん、投稿有り難う御座いました!!

次の投稿を楽しみに待ってますね!!

 

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