NADESICO
-COOL-






「1年前、我社の研究室の一つが襲撃を受けました。クリムゾンの非合法工作部隊によるものです。警備員及び研究者は全員死亡。しかし現場検証から明らかになったのですが、研究対象であった実験体、一人のマシンチャイルドの死体が見当たりませんでした。誘拐目的の襲撃であったと判断されました」

 モニタに一つの映像が追加される。ピンクがかった銀髪の長い一人の女の子、いや、幼児と言っても過言ではない。その金の瞳と無表情な顔が記憶を刺激した。とても、似ていた。ホシノルリに。思わず顔を顰める。

「データが残っていないので詳細は不明ですが、恐らく7、8歳と思われる彼女の奪回が今回の主任務です。幸い、諜報活動によって彼女の現在の居場所が判明しています。第一目標、生きたままの再確保。第二目標、無理な場合は殺害。付随被害は無視して構いません。必要と思われる行動を取ってください。それでは現場指揮官のゴートさんから説明があります」

 プロスは演台から下がり、代わりにゴートが上がった。一つの建物の外観及び判明している限りの内部構造の映像と予想される敵迎撃戦力のデータが映し出される。

「今回のミッションにおいてはまず陽動部隊ブラボーが裏口から強襲をかける。支援部隊チャーリーは迫撃砲や携帯型ロケットなどの重火器でこれを支援。主力部隊アルファが垂直離着陸型強襲機で建物の三階に当る屋上にスリング降下。強襲機は距離を取って支援を継続しながら撤退まで待機。予備機は後方5km地点で待機。更に予備として1km離れた地点に偽装トラックを配置しておく。コールサインはそれぞれエンジェル・ワン、エンジェル・ツー、エンジェル・スリーだ。アルファのデルタ分隊は警備センターの制圧、エコー分隊はターゲットが居ると推定されるラボを強襲、フォックストロット分隊は予備、遊撃戦力とする。
 次にタイムスケジュールだ。チーム・ブラボー及びチャーリーの襲撃開始が0300、チーム・アルファの降下が0305。次いで・・・・・・」

 ゴートの説明を聞きながらアキトは怒りを覚えていた。先ほどのプロスの言葉、『無理な場合は殺害』、それが無性に癇に障った。ネルガルの汚さに関わるのは何もこれが初めてというわけではない。だが企業というものの横暴さには、いつも嫌悪感しかわかなかった。そもそも社長派が会長にも秘密で勝手にマシンチャイルドの研究を続けていたのも腹が立つが、そいつらの甘い警備によって奪われた彼女を奪い返せなかったら殺せ、とは。アキトがジャンプ実験を月で頻繁に行っていた頃、待遇が良かったとはいえ不快に思う事も多かった。それならモルモットとしてずっと扱われてきた彼女はどうなのだろうか? ルリの過去を思う限り、ろくな待遇ではないだろう。アキトは絶対に彼女を救うことを決心した。
 そうこうするうちに任務前ブリーフィングは終わったらしい。アキトはシェアしていた意識を再び統合し、詳しい任務内容と時間情報、敵戦力などを確認する。フォックストロット分隊の一員である彼は突入するものの予備。ぎりぎりと歯を噛み締めた。

「おい、テンカワ、行けるな?」

 初任務であるアキトを気遣ったフォックストロット・シックス(分隊長)が声をかけてきた。

「はい、迷惑はかけません。お願いします」
「ああ、頼んだぞ」

 他の隊員を見に行った彼の次に近づいてきたのは実行部隊長オメガ・リードであるゴートとアルファ・シックス(小隊長)である月臣だった。

「テンカワ、お前と月臣は本来ならば火星行きの船に乗っているはずなんだぞ。生きて帰ってこいよ」
「判ってますよ、ゴートさん。テストパイロットの仕事をないがしろにしているわけじゃありません。ちゃんと行きますよ」
「俺もお前が居なくては一人では火星まで跳躍することはできないからな、頼んだぞ」

 月臣が冗談混じりにアキトの肩を叩く。今回の情報が入ってきたのは一月前。情報確認や目標情報の入手などに手間取ったがようやく襲撃に漕ぎ着けた。アキトは本来ならば月臣と一緒に火星で行われる統合軍と連合宇宙軍合同の次世代型機動兵器のコンペティションに出なければならなかった。だが、アキトが無理を言って今回の任務に志願したのである。任務が終わり次第、火星に月臣共々ジャンプする予定である。

「絶対に成功させますよ、このミッションは」
「おいテンカワ、気負いすぎだぞ。お前はこのミッションが初めてだから気持ちはわかるが」
「いえ、そういうわけではなく、成功させなきゃダメなんですよ、今回は」

 ゴートが勇み足を心配して諌めるが、アキトは焦っているわけではなくその意識は冷酷なまでに冷え切っていた。実験動物として扱われ続けている彼の妹にも似た存在を助けるために感情は必要なかった。ただ機械のように正確に、残酷に仕事をするまでだ。アキトは冷ややかな笑みを浮かべた。











 強襲機の中は静かだった。隊員たちは全身を光沢の無い黒い防弾防刃スーツで包み、頭髪の反射を嫌ってニットの黒い帽子を被り、黒い目だしマスクを被って肌の露出を無くしている。片目を覆っている小さなレンズは透過型の戦術情報モニタだ。ベルトやストラップなど金属製品には黒いビニールテープを巻いてある。全員メイン武装は爆裂徹甲弾を装填したサブマシンガン。予備の弾倉、サイドアームとしてのピストル、更にはコンバットナイフにスローイングナイフ、手榴弾を完備している。分隊支援火器としては軽機関銃を所持するものとインドア最強ともいえる火炎放射器を装備したものが居る。全員任務に向けて覚悟を決めており、寝る、任務内容の反復、ぼーっとするなどそれぞれの方法でリラックスしている。そんな中、フォックストロット・シックスが感心するくらいアキトは歴戦の兵士のように落ち着いていた。

「降下10分前!」

 パイロットから連絡が入り、隊員は各自立ち上がってスリング降下用装備の再点検を始めた。ペイロードマスターが声を張り上げる。

「降下5分前。ランディングゾーンはホットだ!」

 チーム・ブラボーが攻撃を開始し、攻撃対象施設は煌々と照明に照らし出されていた。それをチーム・チャーリーの迫撃砲による支援攻撃によって生じた爆発が華を添える。相手の混乱が手にとるようにわかる。あとは連続して心理的衝撃を与え相手に立ち直るヒマを与えない事が重要だ。

「降下30秒前!」

 隊員一同開け放ったスライディングドアの前に整列、降下用ロープを握って待機。今や施設の対空レーダーも起動し空を照らし出しているが、ステルス塗装に光学迷彩機能も装備した強襲機は構わず突っ込む。

「降下5秒前、4、3、行って来い! 降下開始!!」

 全員機外に飛び出し、ロープを滑り降りた。

 屋上に設置された対空機銃を強襲機が小型ロケットで吹き飛ばすのを尻目に一人の隊員が屋上の扉をグレネードで破壊、分隊ごとに屋内に突入する。全員目を閉じていても走り回れるほど屋内の配置を頭に叩き込んでいる。チーム・デルタは1Fの警備センター、チーム・エコーは地下の実験施設目指して階段を駆け下りる。アルファ・シックスの月臣は通信兵と共にチーム・フォックストロットと行動を共にしている。フォックストロット隊員は二階フロア全体を掃討、ただちに一階に移動する。その頃にはデルタからの警備センター制圧の報告が入っていた。ただしコンソール類は破壊されており、データの引き出しは困難との事。月臣はデルタを地下のエコーの支援に送り出すと、それに構わずフォックストロット隊員は一階にある上級研究員たちのオフィスを捜索、可能な限りのデータを引きずり出す。アキトは己のオペレート能力を遺憾なく発揮して研究所長の端末からデータを引き出していたが、その時、隊員全員に通信が入った。

「エコー・シックスより各員、ターゲットの確保には成功するも敵が増援部隊を投入、こっちが押されている! 至急援護を求む!」
「こちらエンジェル・ツー、オメガ・リード、敵機動兵器の投入を確認! 現在迎撃中!」
「こちらオメガ・リード、各員撤退準備! ブラボー、チャーリーはアルファが撤退するまで持ちこたえろ!」
「こちらアルファ・シックス、了解。直ちに撤退準備にかかる!」

 それを聞いたアキトは無言で所長室を駆け出ると階段を駆け下りた。

「あ、待てテン、くそっあの馬鹿野郎! フォックストロット各員、デルタとエコーの撤退を援護!」

 一人で先走ったアキトの行動に遠慮なく罵声を発しながら月臣は指示を下し、自分も走り始めた。











 アキトが階段を駆け下り、ラボ区画の分厚い扉を駆け抜け廊下を右に曲がったところで、その先の角で二人の味方が激しくマシンガンを撃ちまくっているのを目撃した。一人が後ろの動きを見て反応しかけるがモニタでIFFトランスポンダを確認して目元を綻ばした。

「お前一人か?!」
「後からフォックストロット全員来る! 状況は?!」
「撤退中に後ろから敵増援部隊に奇襲を受けた。角曲がった奥に敵部隊がいて、途中の部屋に咄嗟に逃げ込んだシックスとターゲットが身動き取れない!」

 アキトもミラーを取り出して角の向こうを確認した。廊下に重なり合う仲間達の死体。それぞれ頭や手足を吹き飛ばされていたり胴体に大きな穴が開いており、床は血の海だった。廊下の奥にはバリケードを張ってその向こうから盛んに撃ってくる敵の姿。そして角から二つ離れたスライドドアが故障して半開きになっており、その向こうに人影らしきものが見えた。そこで手に強い衝撃を受けたと思ったらミラーを吹き飛ばされていた。敵にはスナイパー級の腕の持ち主がいるらしい。

「こちらオメガ・リード、敵は新型機動兵器を投入してきた。エンジェル・ワン、ツーともに撃墜されている。残存各員は直ちに撤退を開始せよ」

 イアピースからゴートの声が流れ出した。どうやら外も相当ヤバイ状況に陥っているらしい。しかしこの時アキトの脳裏にプロスの言葉が蘇ってきていた。
『無理な場合は殺害』
 許せなかった、絶対に。

「くそっ、やらせるかよ! エコー・シックス、カウントスリーに合わせて死ぬ気で走れ! こっちで援護する!!」
「わかった、絶対にこの子は助けてやるよ!」

「On your mark!」
「Three」
「Two」
「One」
「Go!!」

 声と共にエコー・シックスが少女を抱えて走り出した。片手で抱えて、もう片手で後ろに向けてサブマシンガンを乱射している。アキトは床に体を放り出すと、そこで死んでいた隊員から分隊支援火器の軽機関銃をもぎ取り、シックスを射線に入れないように注意しながら撃ちまくった。生き残った二人と突然後ろから走ってきた月臣も角から援護する。月臣はフォックストロット各員を撤退路維持のために送り出して自分だけ援護に来たのだった。アキトは興奮しながらどんどん意識が冷めていくような不思議な感覚を味わっていた。どんどん時の流れが遅くなる。恐らく人生最高のダッシュを見せているエコー・シックスの動きがスローモーションに見える。遠くの敵の姿が大きく見えるようになり、その射撃が精度を上げる。だが殺しても殺しても敵はまだ残っている。エコー・シックスはあと5歩の距離にいた。賭けに勝っているという歓喜か、その目元が光っている。抱きかかえられた少女は所々が血で薄汚れたバスタオルに包まれていた。その瞳に光は無く、全くの無表情。

 その瞬間、エコー・シックスの頭が弾けた。床に伏せていたアキトにまで血と脳漿と頭蓋骨の破片が飛んできた。それでもエコー・シックスの体は一歩前に踏み出し、そして前のめりに倒れた。それでも全く表情の変わらない少女。突如としてアキトの脳内に爆発のような白い閃光と共に滅茶苦茶なイメージが流れ込んできた。

 注射器。血。白衣。大きな手。放り出される小さな死体。血。0と1からなるイメージ。大きなシリンダー。血。上っていく小さな泡。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。血。

「うぁあぁああぁぁぁぁあぁああああ!!!」

 とんでもなく長いようにもとてつもなく短いようにも感じられた引き伸ばされた一瞬。叫び声を上げながら再び現実に戻ったアキトが見たものは依然として倒れる途中のエコー・シックスの死体と無表情な少女。頭上から降りかかる血で真紅に染まった少女と目が、あった。シェアした意識でエコー・シックスへ憐憫と感謝をささげながらその瞬間、アキトは槍衾のように飛んでくる弾丸を全く気にせず弾けるように立ち上がると倒れてくる少女の体だけエコー・シックスの腕からもぎ取り、角の向こうに思いっきり飛び込んだ。脇腹と脹脛に焼けた鉄鏝を押し付けられたような痛みが走る。体をひねって自分が下になって着地できるようにしたと同時に強い衝撃。腹が痛む。胸の中の少女を見ると同じくこちらの顔を見ていた少女と目が合った。無事だ。ほっと一息つく間もなく立ち上がる。筋肉を削られた右足から激しい痛みが走るが無視。

「走るぞ!」

 月臣の声を聴くまでも無く全員一気に廊下を駆け抜け、階段を駆け上がった。廊下を曲がった時に後ろに放り投げたありったけの手榴弾が爆発する。フォックストロット隊員と合流しながら確保した裏口へとひた走る。アキトも腹と足から血を垂れ流しながらもしっかりと少女を抱きしめて走った。胸の中の少女は状況を理解しているのかいないのか、依然としてアキトの顔を見つめている。

 生き残った隊員たちが裏口から外に飛び出して目にしたものは敷地内に墜落して炎と煙を上げる二機の強襲機、エンジェル・ワンとツーの残骸。無駄と知りながらも手持ちの武器で果敢に物陰から攻撃するチーム・ブラボーとチャーリーの隊員たち。そしてそれら全てを睥睨する見た事も無い機動兵器。
 森に逃げ込むには10mほど何の遮蔽物も無いところを走らなくてはならない。もっとも森に入ったところで機動兵器のセンサーは誤魔化せないのだが。こちらにはこれ以上呼び寄せる増援は無い。アキトは自分でも驚くほど素早く状況を把握、判断し、たった一つの冴えた方法を取る事を決断した。少女がジャンパー処理されているかどうかはわからないため、月臣に駆け寄り押し付けながら叫ぶようにプランを話す。

「預かってくれ。俺はすぐに戻る、それまで何があっても持ちこたえろ!」
「な、お前、まさか!」
「そのまさかだ。行ってくる!」

 アキトはプロテクトスーツの下に着けていたCCを握り締めると虹色の閃光とともに一瞬でその姿を消した。呆然とそれを見る隊員たち。だが、月臣はすぐに通信機に叫んだ。

「今すぐ味方機動兵器が支援に来る。それまで持ちこたえろ!」











 火星に到着した直後のネルガル製貨物船。突然、その格納庫に虹色の光が現れた。それと前後して『ボゾン粒子濃度上昇、小質量物体がジャンプアウトします』という警告の放送が流れる。それを聞き終えるヒマも無く血飛沫と共に一人の人影が光の中から転がり出てきた。格納庫へ向かって廊下を歩いていたエリナは駆け込むと同時に叫んだ。

「何なの?!」

 わらわらと集まった整備員からの返事は無く、その代わりに人影がマスクを引き剥がして機動兵器のアサルトピットに向かって足を引きずりながら走りよった。

「アキト君なの?! あなた一体・・・・・・」
「エリナ!! こいつのバッテリーは充電してあるな?!」
「え、ええ、してあるけどとても動かせられるような状態じゃ・・・・・・」
「10分でもいい! 今すぐ行かなきゃ皆死んじまうんだよ!!」

 もどかしげにエリナの台詞を遮ってアキトは叫びながら起動シーケンスを立ち上げる。そしてアサルトピットを閉じながら怒鳴った。

「出撃する、全員下がれ!」

 慌てて一同が機体から離れるのを確認もそこそこにエンジンに火を入れ、すぐさまジャンプシーケンス立ち上げ。一瞬にして機体は格納庫から消え去った。整備に携わっていたとはいえ、実際に機体がジャンプするところなど初めて見た整備員たちと共に呆然としながらエリナは呟いた。

「一体、なんだったの?」

 その言葉が、機動兵器一体分、隙間の開いた格納庫に空しく響いた。











 アキトは施設上空にジャンプアウトするのと同時に逆落としに敵機動兵器に突撃をかけた。傷口が広がって出血量が増える。パイロットスーツを着ていないため固定されていない体が暴れる。高機動戦闘時用のハードゲルが充填されていないおかげで凶悪なGがもろに体にかかる。バッテリーは十分持つか持たないか。素手。

 これだけ悪条件が重なっていたが、アキトは負けるつもりが無かった。何より負けたらゴートも、月臣も、仲間たちも、あの子も、皆死んでしまうのだ。負けるわけには行かない。なにがなんでも。何を犠牲にしても。

 アキトは更にバーニアを吹かす。急激にナノマシンが活性化し、瞳ばかりか髪や肌全体が薄っすらと光っている。既に凶悪なまでに大きいGが更に増大し、アキトの体を痛めつける。敵はこちらに気がついていない。地面のネルガル部隊を甚振るのに集中しすぎているのだ。間抜けな奴だ、常に周囲を警戒していないパイロットなど大した事が無い。ひょっとしたらこちらに増援がないと知っているのかも? いや、今は関係ない、そんな奴に戦友たちが殺されるのが許せない。相手の機体を睨みつけ、固定武装のクローを伸ばし、落下速度を乗せて思いっきり叩きつけた。

 派手な爆発と共に敵機動兵器は消し飛んだ。すぐに機外拡声器を使う。

「皆無事か?!」
「こちら、オメガ・リード。とりあえず生きている。どこからそれを」
「オメガ・リード、こちらフォックストロット・スリー。さっさと撤退してくれ。こっちはもうバッテリーが無い」
「むう、オメガ・リード了解。オールハンデッド、撤退、撤退」

 アキトは赤外線センサーで生き残った隊員たちが森の中を予備の予備である撤退手段、偽装トラックのエンジェル・スリーまで走っていくのを見て安堵の溜息をついた。あの子の安否が気に懸かるが、月臣なら信じていいだろう。何よりアキトは機体を酷使しすぎていた。無茶な攻撃がたたって足腰腕各部の関節がヘタっている。装甲にも大分傷がついているし、なにより、自分が出血多量で意識が遠くなってきている。傷口からの痛みも段々鈍くなってきた。相当ヤバイらしい。なんとかイメージを固めて再び火星にジャンプ。その場に機動兵器ごと倒れこんだ。完全に意識を失う間際にエリナの声が聞こえた気がした。







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