あなたは知っていますか、、、

恋人達に祝福を与える『伝説の鐘』を、、、

その鐘は、小高い丘の上に聳える時計台にあります。

かつて、高校の校舎として、数々の若人達の成長を見守り続けた、その鐘、、、

ここ、地球と木連の平和条約締結式典が行われる、この会場こそが、その場所なのです。

様々な若者を見守り、祝福した鐘、、、

でも、、、その鐘は、今は鳴らないと言われています、、、

それは、、、『二人の想いが鐘を鳴らす』と言われている為、、、

そう、心から、、、二人が想っていないと鳴らないのです、、、

 

 

 

伝説の鐘の下で

エピソード3

 

 

 

「ふう、、、やっと終わったわね、、、」

そう、つぶやくのは、東 舞歌 木連では、すでに行き遅れともいえる、もうすぐ三十路まぢかの

いい歳して少女趣味な木連将校である。

「なんか、、、とっても、むかつく事、、、言われた気がするんだけど、、、」

き、、、気のせいです(汗)

「ま、良いわ」

た、助かった、、、成那美ばりの技を食わずにすんで、、、

ちなみに、すでに平和式典は終わり、今はその後の、軽いパーティーみたいなのを行っていた。

その会場を、他の人に押し付けて(おやじ達の相手がいやで、三バカらすを代わりに)ここ、時計台の下に来ていた。

「でも、、、色々な事があったわね、、、」

暖かい日の光。木連では感じる事ができなかった、心地よいぬくもり。

そのぬくもりに包まれながら、今までの事を思い出す舞歌。

「『ナデシコ』、、、あの船がいなかったら、、、いえ、彼がいなかったら、、、こう、、、うまくは行ってなかったわね。」

目を瞑りながら空を、、、太陽を見上げる。

まぶたに感じる暖かさ、、、

それに安らぎを感じつつ、時計台に身を委ねる

「でも、、、不思議な人、、、沢山の女性に慕われているけど、誰にも手を出さないなんて、、、

『大事な人』だから、、、かしらね。大事な人だから手を出さない、、、か、、、

やさしいわね、、、本当に」

体の前で、自然に手を合わせる。

「北斗を変えた人。あの北斗を、、、狂気に染まっていた、あの子を変えた、、、

私たちにはできなかったのに、、、本当にすごい人」

自然と合わせた手に力が入る。

「でも、、、変えたのはあの子だけじゃないわね、、、私も、、、変えられた人の一人ね、、、

私をこんな気持ちにさせるなんて、、、

しっかり、責任を取ってもらわないとね!」

そう言うと俯き、何かに語りかけるようにつぶやく。

「兄さん、、、あなたが望んでいた事、、、かなったわよ、、、

安心して、、、休んでいてね、、、」

深呼吸する舞歌

「私も、、、」

まぶたを閉じ、何かを決意する。

陽の光と、やさしく彼女の頬をなでていく風。

彼女の想いを見守りながら、後押しするかのような風に舞歌は身を任せ、ここ数日におきた出来事を思い出す。

 

 

 

 

『・・・あなたに、あなたなんかに、いったい何がわかるんですか?!』

 

 

『私は、あなたみたいな卑劣な真似しません!!』

 

 

『あんたなんて・・・あんたなんて、最低っ!!』

 

 

 

 

 

『・・・私、全然わかってなかったんだ』

 

 

『ううん、私の方だもの、そういう立場、関係なくしちゃったのって・・・』

 

 

『土足で踏み込んで、あなたたちの世界のバランスを崩しちゃったの私なのよ・・・』

 

 

 

「彼女たちの為にも、きちんとしなくちゃね、、、」

左の頬に手をやり、つぶやく。

決意を秘めた瞳で、、、

そこへ駆け寄ってくる影が一つ。

「おーい舞歌さん」

「ごめんね呼び出したりして。みんなと一緒だったんでしょ」

呼びかけるアキトの声に振り向き、やさしく語りかける舞歌。

それを受けて、息を整えながら返事をする。

「いいよ別に。で、話って?」

「うん、順を追って話すわね」

舞歌はやさしく微笑みながら、アキトの瞳を見て話し始めた。

「まずは、和平おめでとう」

「あ、ありがとう」

微笑みながら言う舞歌に、戸惑いながら返事をするアキト。

その笑顔に目をとられながら。

そして、彼女は想いをぶつける。

アキトへの、純粋な想いを、、、

 

 

 

暖かい春風が、二人をつつむ。

そして、鳴り響く『伝説の鐘の音』

二人を祝福するかのように、、、

いつまでも、、、

いつまでも、、、

 

 

 

 

『伝説の鐘』

それは、心から想い合う二人にしか鳴らないと言われている、『奇跡の鐘の音』

その鐘の音に祝福された二人は、永遠に幸せになれるという伝説をもつ鐘の音。

しかしそれはもう、何百年も前から壊れていて鳴らない、『時計台の鐘』

でも、、、

その鐘は意思があるかのように、鳴るのです。

そう、心から愛し合い、想い合う二人が、彼のもとに来た時に、、、

あなたは信じますか?

その鐘の伝説を、、、

 

 

終わり


さていかがだったでしょうか?

さて今回は『ときメモ2』のラスボス(笑)オフィシャル的には真のヒロイン(かも?)

あの中では、二番目のお気に入り(勿論一番は八重花桜梨さんだ!)の『麻生華澄』さんです。

パラメータは『藤崎詩織』クラスだし、登場期間がたった1年半!

しかも恋愛度上がりずらいし、攻略する時は大変でした(ちなみに全員クリアずみ!)

ボーカルコレクション3のジャケットでは、周りの女子高生たちよりも下手すると幼く見えるのはすごいけど(笑)

そんな彼女を舞歌さんでやってみました。

そして、とりあえず、このシリーズはこれで終わりです。

ちょっとしたら、『伝説の坂の上』でまたやるかも知れませんが(笑)

 

 

舞歌も告白をするまでに、アキトを思う女性たちと『ときメモ2サブストーリー Memories Ringing On』

みたいな、見事な修羅場を繰り広げていたのでしょう(笑)

その話を書くかは分かりませんが。

しかし、、、ときメモであんな修羅場をやるなんてすごいなコナミ

 

 

 

 

 

転がる代理人の感想

 

うぉぉぉぉぉぉぉっ!(ごろごろごろごろごろごろごろ)

うがぁぁぁぁぁぁぁっ!(ごろごろごろごろごろごろごろ)

 

甘い! 

甘い! 

甘ったるいぃぃぃぃぃっ!

 

この生クリームたっぷりのバケツパフェに蜂蜜をぶちまけたが如き甘さは一体なんなんだぁっ!

 

 

(ごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろ)

 

(ごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろ)

 

(ごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろ)

 

 

(ごろごろごろごろごろごろごろっ!)