「いいか諸君!この戦いにはわれらの未来がかかっているのだ!!」

ここはナデシコ格納庫

『オオオオ!』

そこにつどう男達

「我々の活動拠点を確保するためにも、負けられないのだ!!!」

手にはマシンガンやライフル(ペイント弾使用)を握り締め

『オオオオオ!!』

高々と掲げ、雄たけびを上げる

「さあ、今こそ立ち上がるのだ同士諸君よ!!」

『オオオオオオ!!!』

「敵の数は少ないが、彼女が出てくる!各員油断をするな!!」

自分達の『アジト確保』という戦いに向け、演説で戦意高揚を図る某組織の幹部たち。

そしてここに壮絶な戦いの幕はあけるのだった。

 

 

 

黒社会

 

 

 

『ラピ姉!一般の人たちの退避完了したよ!』

「よ〜〜し、思いっきりやっちゃおうかな!!」

ブロスの言葉に怪しげな笑みを浮かべて答えるラピス。

今の彼女の服装は、スリットの入った黒のタイトミニに黒いロングブーツ。

そして血のように赤いタンクトップという姿。

その手には『ワルサーP99』が握られている。

「ああ〜〜〜、とうとう、、、こんな役まで、、、」

その隣でグリップに『剣を掲げ向き合う女性』のマークが入った

『M1934』を握り締めながら涙をこぼしている少女。

「CGじゃなくて、アンドロイドボディまで作ってくるなんて、、、」

白いソックスに、ソールの薄い運動靴。

紺色のタイトミニに水色のタンクトップ。

その上に白いパーカーを着たショートカットの黒髪の少女。

「ディア、ぶつぶつ言ってないで、準備しなよ!」

そう、ラピスたちが開発したアンドロイドボディ(試作型メイ○ロボマ○チ)を改造して

ディアを移植したのだった!

、、、とうとう、現実の世界に実体を持って、登場したのか。

ちなみに今回の衣装も、毎度おなじみ衣装担当のガイがすべて作成したものである。

いやはや、ラピスの体形にあわせてあんな衣装を作るとはすごいものである。

「分かったよラピ姉」

ジト目で言うラピスに、涙を流しながら返事をするディア。

「師匠!そろそろです!!」

そこにやってくるガイ。

浮遊式ビデオカメラを従え、腕には『報道』とかかれた腕章をつけている。

「それじゃ、行くわよ霧香!」

、、、おい、、、

「分かった、ミレイユ、、、くっそ〜、こうなったら憂さ晴らしよ!!

、、、

ストレス、たまってたのね、君。

ウリバタケ達、生きて戻れると良いけど、、、

 

 

 

 

「さあ、始まりました『組織の部屋が欲しいぞ!争奪戦』実況はわたくしプロスペクター。

解説はアニメに詳しいアマノヒカルさんです」

「はい、アマノヒカルで〜す!。よろしくお願いしま〜〜す」

ブリッチのオペレーター席の前に何時の間にか設置した放送席に座り、平然とアナウンスをするプロスペクター。

そしてヒカル。

 

 

 

「プ、、、プロスさんまで、、、な、、、何をやっているんだか、、、」

その後ろではこめかみを抑えるルリの姿が、、、

 

 

 

「いや〜、組織の人たちも部屋が欲しいとは言っても、彼女達に挑むとは驚きましたね」

「そうですね〜、ウリピーも勝てると思っているのかな〜〜?確かに数は多いけどさ」

「そうですね、それでは組織側リポーターのオモイカネさん」

『ハイ 組織側りぽーたー おもいかねデス。コチラハ緊張シタ空気ニ ツツマレテイマス

コノ一戦ニ スベテノ戦力ヲ投入シテ 勝負ニデルヨウデス』

現れたウインドウには、シャ○ーのボディで、ウリバタケのところでレポートするオモイカネ。

背後では、組織側幹部が黒のスーツにサングラスの戦闘員達に激を飛ばしている。

「はいありがとうございました。さすがに彼らは勝負に出ていますね」

「そうだよね〜、今回の勝負に負けたら、『実験台』になっちゃうもんね〜」

「そうですね。今回負けたら、『イネスさんの実験に付き合う』というのが彼らが提示した条件ですからね、必死になるはずですね。

まあ、それだけ自信をもっている、ということでしょうか。

それでは同盟側リポーターのダイゴウジさん」

『こちら同盟側リポーターダイゴウジです。こちらの戦力は現在、ラピスラズリさんに、ディアの二人のみとなっています。

ここでラピスさんからのコメントを紹介します。「ギッタギタにしちゃうから!」だそうです。』

「こ、、、これはまた強気な発言ですね。まあ、彼女にはそれだけの力がありますからね」

「あれ〜〜〜?ダー○ィーペアじゃないんだ〜〜??」

モニターの彼女達の服装を見て、想像していたものとは違うので驚くヒカル。

「い、、、いや、それは私の方からお願いして、止めていただきました。それだと本当に艦を壊されそうですから」

「あはは、確かにそうだよね。まあ、それなら胸にバラをさしているのもあるんだけどね〜」

「あれは、、、やらないでしょう、さすがに」

「そうか〜〜、パンチラが多いもんね、あの作品は」

なにやら怪しい会話をするプロスペクターに、ヒカル。

と言うか、なぜプロスペクターが『ダーティー○ア』や『ナジ○電撃作戦』を知っているんだ??

「などと言っている間に進展があったようですね」

 

 

 

 

『こちら第二班!もうもちませ・・・グアッ!・・・』

沈黙する無線機

そこからはもう、ノイズの音しか流れてこなかった

「くっ、もう突破されたか!」

戦いが始まって10分が経過した段階で、すでに戦力の半数近くを失った某組織。

「四班から六班までを彼女達の予想進路に!残りの部隊はここを固めるんだ!!」

アカツキの指令によって配置を換え、迎撃体制に入る。

 

 

 

 

タン!タン!タン!

「ぐはっ!」

銃弾が黒服の股間に命中する。

それを気だるそうな表情で行うディア。

「でりゃーーーー!!!」

「はっ!」

接近戦を挑んできた相手の懐に飛び込み、ハイキックを入れるラピス。

「あぐっ!(涙)」

しかし身長差がある為、股間に決まる。

「この!」

「くっ!!やっ!」

後ろから襲い掛かる者に、しゃがみ込みながら前に回りこみ、サマーソルトキックを炸裂させる。

「はべしっ!」

だがこれも身長差があるために見事に股間へと、、、

そんな事は気にせず、銃を構えるラピス。

 

 

 

 

「、、、あれは、、、効くよね、、、(汗)」

「は、、、はい、あれは効きます、、、(汗)」

その光景を見て唖然とする二人。

「でも、ディアちゃんもエグイやり方するよね。確かに元ネタでもかなりエグイやり方してたけど」

「いやはや、彼女もかなりストレスがたまっていたようですね」

「う〜〜ん、ストレス解消にはなるかもね。あ!そう言えばラピスちゃんのあの動き!」

『ダイゴウジです。それは、『精神感応金属』を用いた、極薄の『強化筋肉服』を着ている為です。

その服には、以前使用した金属粒子大の重力制御装置とIFSコントローラーが、繊維の中に組み込まれています』

「なるほど、そうでしたか〜」

どうやら、『賢者の石』と『オリハルコン』の精製にラピスは成功したようだ。

、、、とうとう神の域に近づいたのね。

『ちなみに、彼女達の銃器は、実物を元に複製した物で、実弾も発射可能となっています』

「、、、」

「、、、」

「ねえ、それって、、、」

「さあ(汗)、細かい事は気にしてはいけません!!」

「そ、、、そうだね」

 

 

 

 

ダダダダダダダダダ!!!

「くっ、ウリバタケ。残りの戦力をここに投入していたのね?!」

「どうするの、ラピ姉?」

敵の本陣までもう少しと言う所で、待ち伏せに合い、身動きが取れなくなる二人。

敵も必死なのか、ものすごい銃火をラピスたちのいる所に浴びせているので、通路の影に隠れて

どうにかしのいでいる状態だった。

「正面突破は、、、無理かな?やっぱり、、、」

「きついよ、、、迂回攻撃しかないんじゃない?」

「しょうがない!回り込むわよ、霧香!!」

「、、、分かっ、、、??ラピ姉!」

「銃声が、、、やんだ?!」

突然銃声がやみ、なにやら敵のいる方から『グアッ!』だの『凍る〜〜〜!』との悲鳴が変わりに聞こえ出す。

「!!間に合ったんだ!!!」

「ちょっ!ちょっとラピ姉!!もう、、、」

駆け出すラピスの後に続き、ゆっくりと追いかけるディア。

「もう、、、おいしすぎるよ〜〜!」

「、、、誰なんだろ?北斗さんかな??」

通路の角に隠れて見えない相手に話し掛けるラピス。

その様子を見て、『こんな事に付き合う相手はだれだろう』と、想像するディア。

どうやら自分の事は、別のようだ。

だが、角を曲がって、恩人の顔を見た時、ディアは恐怖した。

「、、、、、、、イズミ、、、さん、、、?な、、、なに、、、やっているんですか???」

そこには、足元を軍用ブーツで固め、黒のスパッツを履き、モスグリーンのマントを身につけたイズミがいた。

「え、なにって、『クロエ』に決まってるじゃん。雇っといたんだ〜」

ディアの疑問に朗らかに答えるラピス。

「で、、、どうやって雇ったの、、、」

「ん?一万と、イズミさんが倒した奴は、『イズミマキ ワンマンショー』へ参加させる、って条件だけど??」

「ふっ、こいつら10人は荷札を張っておくわね。あとで、会場に送ってもらうために」

「、、、」

全身から力が抜け、膝をつくディア。

 

 

 

 

『おい!反則じゃねえか!!』

「いえいえ、きちんとメンバー登録されていますよ。それに『同盟メンバーでなければいけない』

と言う取り決めも無いですから」

『、、、くっ!』

イズミが参戦した事に、猛抗議をするウリバタケ。

だがそこはさすがのプロスペクター。すぐさま反論をして黙らせる。

「それに、始めは違う方を使う予定だったんですよ」

『プロス君、ま、、、まさか、、、』

「はい、北斗さんか枝織さんを呼ぼうとしていたんです」

『『『マジ?!』』』

「ええ、本当です。さすがにシャレにならないので、やめて頂きましたが、、、そちらの方がよろしかったですか?」

確かに、それはシャレにならないな。本当の暗殺者だし、、、

 

 

 

 

膝をつき、脱力するディア。

だが、そんな彼女に追い討ちをかけるように、イズミはディアに近づき、

彼女の手をとりながら無常な言葉をかけた。

「お友達」

「○!×!%!■!$!」

ディアへ笑いかけるイズミ。

だがその顔を見た時、ディアの心の奥底で何かが壊れる、そんな音が響いた。

「いっやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

叫び声を残し、ディアは走り去った。

両手に組織側の兵隊が持っていたマシンガンを持ち、目つきの悪い顔で。

彼女は、壊滅させるために向かう。

そしてその後を、ケーキ用のフォークを手に持ったイズミが追いかける。

、、、組織幹部の命は、あるのだろうか、、

「あっ!ディアも成績が悪かったら、参加だからね!」

それは、酷いのではラピス?

 

 

 

 

「うわっ、、、、ディアちゃん、、、」

「や、、、やりすぎ、、、では、、、」

青い顔のヒカルとプロスペクターが見つめるモニターに流れる映像。

そこには真のノ○ールとして覚醒したディアによる組織幹部への残虐な行為が流れていた。

ある者は、生え際の髪の毛を引っ張り、頭頂部まできれいに抜かれ

ある者は、本人愛用の工具で、血まみれにされ

ある者は、ブルー○ォーターの力をもってしても助からない状態にバラバラにされ

その上、急所に全弾打ち込まれていた。

「、、、え〜、どうやら『組織』の負けのようですな」

「そ、そうだね、、、」

「やはり敗因は、彼女達にケンカを売った事でしょうな、、、」

「、、、最強だね、、、彼女たち、、、」

「そ、それでは、ここで放送は終わりです。解説はアマノヒカルさん。

ピットレポートはオモイカネさんにヤマダジロウさん。そして実況は私、プロスペクターでお送りいたしました」

冷汗を流しながらも閉めるプロスペクター。

プロですな、、、

 

 

 

その後、『マキイズミワンマンショー』と『Drによる実験』は行われ、ナデシコ艦内は一時期、とても不安定だったそうな。

なお、ディアは暴れたらすっきりしたのか、翌日からは普通に戻っていた。

ただし、イズミには近づかないようにしていたが、、、

トラウマにならなきゃ良いけど。

 

 

 


なんか、いつもに増してディアが不幸になってしまった(笑)

今回のはTV東京系で放送されていた「NOIR(ノワール)」です。

これ好きだったんですよね〜

雰囲気が好きで、見ていました。

「ナジカ電撃作戦」も雰囲気が良いので好きなんですが、

あれはちょっと、アングルが(笑)

なぜにあんなにパンモロをするかな?

個人的には、あのアングルはいらないです。

パンチラもいらないです。

これは私の素直な想いです。皆さんどうか信じてください(爆)

一応役割は、

ミレイユ=ラピス

霧香=ディア

クロエ=イズミ

と、なっています。

でも、イズミのクロエは、ディアにとっては怖いよな、やっぱり(笑)

 

 

 

 

代理人の感想

 

・・・・北斗扮するクロエより、百倍は怖いと思うですぞ・・・(汗)。

いや、戦闘能力じゃなくてなんというか・・・・・・・・。