「どう、準備できてる?」

「うん!バッチリだよ!!」

「どれどれ」

黒髪のたれ目の女性の質問に、モニターを指差しながら答える淡桃色の髪の少女。

『さてと、食堂に行って仕込みの手伝いでもするかな』

そこには、のんびりとナデシコ艦内を歩くアキトの姿があった。

しかし、そんな彼の背後に気付かれず、忍び寄る一つの影が!

『えい!』

『グアッ!!』ゴキッ!

赤毛の少女による、後頭部への一撃で気を失うアキト。

その少女は、彼が気を失っている事を確認すると、通路に隠れていた一人と一体に合図を送り呼び寄せる。

『もう大丈夫だよ!あとはお願いね♪』

愛らしく少女は言うと、彼らに場所を譲り、付近に人が来ないか警戒した。

『さてと、始めるか!』

『ウン、ヤルヨ』

熱血しています、という顔をした男の言葉を合図に黒いボディの恐竜が胸部を開き、アキトを収納する。

『回収完了しました。これから本部に戻ります』

「お忍びで来ているから、あまり時間が無いの!早くしてね!!」

男からの通信にウキウキしながら答える黒髪の女。

「さあ!始めましょ、ラピスちゃん!!」

「OK、舞歌さん!楽しみだな〜〜〜!!」

頬を朱色に染め、ナノマシンの文様を手に浮かべる舞歌とラピス。

わざわざナノマシンを入れた上にお忍びでやってくるとは、

はてさて、何が起こる事やら、、、

「ううう、、、あたし、と〜〜〜〜〜〜〜てもやな予感がする、、、」

まあ、ディアの言うとおりだろうな。

 

 

 

英雄はつらいよ

 

 

作 kita

原案&監修 コレクターホクト

 

 

 

「う、、、うう、、ここは、どこだ、、、」

頭部に痛みを感じながら目覚めたアキト。

「俺の部屋、、、じゃないよな、この内装は、、、」

あたりを見回しながら、自分がどこにいるか思案する。

薄いグリーンの壁紙に囲まれた部屋。

そして窓から聞こえる、波の音

「、、、?!波の音って、、、海!!どうして??ナデシコの中じゃないのか?!」

慌ててベッドから起き上がろうとするが、手足をベッドに縛り付けられ、身動きが取れ無くなっている。

だがそれは不幸の始まりでしかなかった(ある意味、幸せなんだが、、、)

「うう〜〜ん。あっ、起きたの、お兄様。おはよう」

彼の隣で目を覚ます、赤毛の髪をツインテールにした少女。

「!!!な、、、なんで枝織ちゃんが!!し、、、しかもなんで下着姿?!

、、、って!俺も下しか履いてないじゃないか!!」

彼女の姿と自分の姿を見て、驚き固まるアキト。

「どうしたの、お兄様?あっ、そうか。お兄様ったら、せっかちさん!」

そのまま下着を脱ぐと、固まったままのアキトの下着を破り脱がす。

「!!な!何をするんだ枝織ちゃん!!」

「いやだわお兄様、『ナニ』をするんだなんて、決まっているじゃない」

焦るアキトにはかまわず、アキトを組み伏すように近づいていく。

「ちょ、ちょっとまって枝織ちゃん!!くっ、体が動かない?!」

さすがにこの状況で、この後ナニが起こるのか気がついたアキトは必死に逃げようとするが、

すでに枝織の手によって、手足が縛られて自由が利かないのではどうにも出来なかった。

ただし、本能に従う一部分をのぞいて。

「安心してお兄様!ただ私と、『一心同体少女隊』するだけだから!!」

彼女はもう、完全になりきっており、アキトの言う事なんて気にせず、最後の一線を越えようとする。

「ダメだってば枝織ちゃん!!」

「大丈夫!お兄様と私の『愛の絆』には何も関係無いわ!!さあ、始めましょう!!!」

「ダ、だめ、、、ああああああああああ!

部屋に響くはアキトの、叫び声。

しかし、心なしか最後の方が、歓喜の叫び声のような気が、、、

 

 

 

 

「、、、つ、、、疲れた、、、」

陽も高くなった頃、枝織が満足して寝たため、部屋から脱出した、妙にやつれたアキト。

「ふう、、、どうしたんだろ、枝織ちゃん。それに、、、ここはどこだ?ひょっとしてヴァーチャルルームか??」

フラフラしながらも、リビングらしき部屋のソファに座ると、自分の置かれている状況を分析しだすが、そこに、、、

「やあ、兄君、、、どうしたんだい?」

「おわっ!、、、ほ、、北斗か、驚かすなよ、、、」

気配を感じさせずに、アキトの後ろに立つ、北斗

髪をアップにまとめ、白と黒を基本としたシックな服装で現れる。

「疲れているようだね、、、ちょうど、栄養剤があるんだが飲まないかい?」

「、、、そうだな、貰おうかな、、、」

いつもの北斗と違う口調に少し違和感を感じながらも、持ち前の天然で素直に北斗の差し出した栄養剤を飲む。

「んぐ、、んぐ、、、。そう言えば北斗、、、どうしたんだその格好?それに『兄君』って、、、

枝織ちゃんも、普段と違ってたけど??ここ、ヴァーチャルルームだろ???」

「ふっ、、、ある意味当りだが、ある意味はずれだね、、、」

「、、、なんだよそれ、、、。でも、どっかで見た感じなんだよな、、、この設定、、、」

貰った栄養剤を飲み干してから、北斗に尋ねるアキト。

しかし、北斗ははぐらかすように、言うだけだった。

しかしアキト、早く思い出したほうが良いぞ。

「う〜〜ん、何だったかな、、、?!!手、、、手が!!」

「効いてきた様だね、兄君」

「手が動かない!!あ、足も動かないぞ?!どう言う事だ北斗!!!」

「ふふふ、、、『栄養剤』だよ、兄君。ただ、、、」

「『ただ』なんだ??」

「体力を回復させる途中で、体が痺れるんだ」

「!!!」

そう言うと彼女はアキトのズボンを脱がし、自分も服を脱ぎだす。

「大丈夫、その、、、『アレ』は、すぐに元気になるから」

「ちょいまて!!おい北斗!!!」

「さあ、兄君。『一つ』になろう。これは前世からの運命なんだ」

焦るアキト。そして迫りくる、頬を赤くした北斗。

アキトをソファに押し倒し、アキトの肩を抑えこむ。

「平気だよ、兄君は痛くないから、、、」

「それはそうだけど、、、って!ちが〜〜〜〜う!!

「さあ、始めよう、、、」

アキトは力の限り叫ぶが、北斗の勢いは止まらなかった。

もう、彼女には目的を達成する事しか頭に無いようだ。

「はっ?!思い出した!!ラピスがこの間見てた『TV版シスター○リンセス』だな!!!

どうりで部屋の景色とか、どこかで見た奴だと思ったんだ!!!!

でも、だめだ北斗!!あれは18禁じゃないぞ!!!だ、、、だめっ、、、ああ!

その割には、声は嫌がっていないぞアキト。

 

 

 

 

「、、、参ったな、、、」

陽も沈み始めた頃、アキトは北斗から開放され、廊下を歩いていた。

「でも、、、枝織ちゃんも北斗も、、、」

赤い顔で、頬を緩めながらだが。

『ナニ』を思い出しているのやら

「しかし、どうやったら出られるんだろ?それになんでこんなに感覚があるんだ??

ヴァーチャルルームだったらここまで感覚は無いはずだけどな、、、」

悩んでいるが、いまだ頬は緩んでいる。

その時、アキトの背後から襲い掛かる二つの影が、、、

「兄や、、、」

「兄君さま!」

「へっ、、、(汗)」

驚いて後ろを振り返ると、髪をシニョンにし、中世の貴族のようなドレスを着たラピスと、

ポニーテールに、まるで『破邪○聖○花放神』と言いそうな服装をしている、舞歌がいた。

しかし、、、

「あの〜〜〜、舞歌さん、、、」

「何でしょう兄君さま?」

「なんか、、、若くなってません?」

そう、どう見ても14,5才にしか見えない容姿になっているのだった。

「何のことでしょう、兄君さま?」

微笑みながら、目にも止まらぬ速さで、薙刀をどこからか取り出し、アキトの喉元に突き立てる舞歌。

はっきり言って、目が据わっていて、とっても怖い。

「い、、、いえ、何でもありません!!ええ、本当に!!!」

さすがにアキトもその怖さが分かったようで、必死に否定した。

「兄や〜、、、」

「ど、どうしたのかな〜、ラピス?」

これ幸いと、話し掛けてきたラピスの相手をするアキト。

だが、それは不幸(かもしれない?)の始まりだった。

「あのね〜、ラピス、、、」

「うんうん」

「えい!」

「はへ?」

そう言って、うなずくアキト。油断したその時、すばやく舞歌はアキトを掴むと、

すぐそばの自分の部屋に投げ入れた。

その後に続いて舞歌とラピスは部屋に入ると、しっかりカギをかけて、逃げられないようにした。

それを見てアキトは窓を破ってでも脱出しようとしたが、ラピスがしがみついてきたので、逃げられなかった。

「あ、、、あの、、、(汗)」

「、、、兄や、、、これ、、、」

枝織と北斗の行動から想定される、二人の行動を思いついて、大量の汗を流すアキト。

だが、ラピスは一枚の写真を差し出すだけだった。

「!!!!!!」

その写真を見て、顔を青くするアキト。

それは、朝方行われた、枝織との行為を撮影したものだった。

「あ、、、あの、、、ラピス、、、さん?」

さびたブリキ人形の様にラピスの方に顔を向けるアキト。だが、、、

「兄君さま、これも見ていただけますか?」

そう言ってビデオを見せる舞歌。

「!!!!!!!!!」

そのビデオは、先ほどまでの北斗との行為を録画したものだった。しかも音声付で。

「あ、、、あの、、、僕はどうすれば、、、良いのでしょう、、、?」

なんとなく言おうとしている事は分かるのだが、それでも聞いてしまうアキト。

そしてその答えは、、、

「そんなこと、わたくしの口からは言えませんわ、ポッ!

「ラピスも、、、」

服を脱ぎながら言う二人。

もうすでに、思いは遥か彼方まで飛んでいる。

「い、、、いや、さすがにまずいでしょ?」

「そんな、酷いですわ兄君さま!そんなわたくしとは『デキ』ないとおっしゃられるんのですか?!」

「グスン、、、兄や、、、ラピス悲しいの、、、」

「、、、あの、、、」

「ああ!わたくしも悲しさのあまり、ある事無い事、言いふらしてしまいそうですわ〜〜〜!」

「ラピスも〜、悲しくてビデオと写真を、ネットに流しちゃうの」

何気にものすごい脅しをかける二人。

「いや、だって、、、ラピスは、、、ね?」

さすがにラピスのことを考えると、一般的には無理だろう、、、そう一般的には、、、

「大丈夫ですわ!これは某電波系ロリショタ作者の作品ベースですから!!」

「そうなの〜〜、あの作者〜〜、雛○ちゃんまで『ヤッテ』いるから問題ないの〜〜」

「、、、痛いのはいやだな、、、」

「やさしくいたしますわ、兄君さま!」

「兄や〜、ラピスも〜」

そう言うとアキトを剥き、押し倒す二人。

「さあ、兄君さま。私達と一つになりましょう」

「それは〜、とっても〜、気持ちの良いことなの、兄や〜」

そして、アキトは、、、

「あっ!そこはダメだ、、、ああっ!

立派になったな、アキト。

 

 

 

 

「アキト兄、、、なんかやつれてるね、、、」

「漢だね、アキト、、、」

「ウンウン デモ サスガ 体力ハアルヨネ」

ここはガイの部屋にある、扉の中。

なぜか異様に広い空間にさまざまな機器が収納されており、

ラピスのさまざまな開発&実験に使われている。

ここからダイブシステムを使用してアキトたちは仮想空間に入っていた。

、、、鷲羽ちゃんを参考にしたんだろうな、、、

そして、紫色の長い髪の青年と、タキシードらしき服を着た金髪の青年と

オモイカネ・シャドーが、モニターに映し出されている映像を見て口々に感想を言う。

「アキト兄、仮想空間の時間を8倍に設定したのは、せめてもの情けだからね、、、」

「師匠、『256倍に設定しろっ』て始め言ってたもんな、、、」

「いやはや、説得は大変でしたな」

目に涙をためて言う、彼女専用の移動汎用端末『マ○チ改』(霧香Ver)に入ったディア。

ちなみに服装は、赤やピンクをベースにしたセーラー服を着ている。

そしてしみじみと言う、ガイにプロスペクター。

『コム○ット』も作り上げたのか、彼女は、、、

8倍でも現実世界で二時間なら16時間。

これがもし、256倍だったら、アキトは20日近く捕まっていることになったのね。

「でもまあ、テンカワさんも気分転換にはなったでしょう、これで」

そうだろうか、、、

 

 

なおこの後、北斗と舞歌はこっそりと帰って行った。

二人とも、とても満ち足りた顔をしていたが。

ちなみにアキトは、その後の数日間、女性人の目をみょ〜〜〜に気にしてオドオドしていたという。

 

 

 


どうも、kitaです。

今回は、『シスタープリンセス』でやってみました(笑)

と言っても、TVベースですけど。

それもSSBBSで某電波系ロリショタパロディ壊れ物作家の『兄はつらいよ』が原案だったりします(爆)

キャストは

咲耶    枝織

千影    北斗

春歌    舞歌

亞里亞  ラピス

となっています。

選んだ元キャラは私の個人的趣味です(笑)

ちなみに咲耶と千影がお気に入り。

あとは亞里亞も(爆)

舞歌が春歌と言うのは結構はまるんじゃないかな?

 

 

 

「一心同体少女隊」について

『TVシスプリ』21話(確か)で、四葉が言っていたセリフだが元は、今から20年程前の1984年にデビューした

三人組アイドルグループ『少女隊』が、デビュー曲のタイアップになっていたお菓子のCMで言ったセリフ。

四葉が言った後私は『なぜお前がそれを知っているんだ!!』と激しくTVに突っ込みを入れてしまいました(笑)

でも、アニメの感想書いてあるHPに言っても誰も気付いていない様子にはちょっとカルチャーショックを受けました。

会社の一つ年下の後輩が『マッチがマーチで僕らのマチにやってきた』と言うのを知らなかったくらいに(笑)

 

この少女隊、当時億単位の金をつぎ込んだがあまり売れず、メンバーの一部入れ替えを一度し、1989年解散した。

メンバーの中には、初代引田天功の娘の引田智子氏や、現在声優として活躍中の、

安原麗子氏(『風まかせ月影蘭』月影蘭役、『フルーツバスケット』花島役)が所属していた。

なお、アニメ監督の大地丙太郎氏が彼女達の大ファンで、彼の作品にはもう一人のメンバー、

市川三恵子氏も声優として参加していたり、『十兵衛ちゃんラブリー眼帯の秘密』では

少女隊をこの為に復活させ、主題歌を歌ってもらったほどである。

 

ちなみに彼女たちが『ひょうきんベストテン』に出ていたのがとても印象に残っている。

偽者と競演したのが面白かった!

 

 

 

代理人の感想

 

TV版シスプリですか・・・・。

実は第一話だけ見たことがあります。

それというのもですね。

シスプリの前番組はOVAの「真(チェンジ)! ゲッターロボ」だったんですよ。

そして「真!ゲッター」が終了した翌週のテレビ東○の番組欄には

 

チェンジ!シスタープリンセス!

 

の文字が堂々と!

 

妹が三人ずつ合体して「シスターロボ」になるのかなとか!

主役の妹は神谷明が声をあてているのかなとか!

全員が合体する事によってシスター真ドラゴンになるのかなとか!

 

 

期待しちまったじゃないかこん畜生!