「皆さん、私が宇宙戦艦ヤマトの艦長を務めることになりました、ミスマル・ユリカです。皆さんの命、今日から私が預かります。

 ヤマトと共に、必ず地球を――愛する家族の未来を救いましょう!」



 無限に広がる大宇宙。

 煌めく星々の中で、幾つもの出来事があり、時の流れに消えていった。

 我らが母なる星――地球。

 世界を揺るがした木星との戦争、火星の後継者の事件も、星々の煌めきの中では瞬きにも満たない出来事でしかなかった。



 時に、西暦2202年。

 宇宙の謎の星、ガミラスからの侵略を受けた地球は滅びの危機に瀕していた。

 服従か、絶滅か。一方的な要求を突き付けたガミラスに地球は戸惑いながらも跳ね除ける道を選んだ。人類にとって初の異星人とのコンタクトは、苦々しいものだった。

 圧倒的な科学力を誇るガミラスの前に地球の艦隊は太刀打つ事が出来ず、木星、火星、そしてスペースコロニーの大半がわずか半年で滅ぼされた。

 最終防衛線を引かれた地球ですら例外ではなく、遊星爆弾と呼ばれる小天体を改造した兵器による攻撃により、地球の環境は一変してしまった。

 成層圏で自ら粉砕した遊星爆弾は大量の粉塵をまき散らし、地表から太陽の光を奪った……。一部の地表に到達した遊星爆弾は地表を砕き、大都市を、自然を破壊した。

 ガミラスの艦隊が投入した人口変圧装置により、太陽の光を奪われ、地表を砕かれた地球はたちまち強烈な寒波に見舞われ極寒の世界へと変貌していった。海も、木々も、土も凍てつき、生命の存在を許さない白く美しい死の星へと変貌していった。



 ガミラスとの戦いが始まってわずか1年の出来事である。



 地球寒冷化による人類滅亡まであと、1年。






 しかし、まだ希望はある。



 そう、ヤマトだ。



 次元の壁を越え我らの世界に漂着した、伝説の宇宙戦艦、ヤマトだ。

 宇宙の彼方の星、イスカンダルからの使者によってもたらされた希望を確たるものに出来る唯一の艦だ。



 1度は没した伝説の艦が、今再び宇宙の海原へと飛び出す。



 そう、全ては愛のために……。



 この物語は、絶え間なく襲い掛かる試練に懸命に購った、人類の愛と希望を綴る物語である。







 新宇宙戦艦ヤマト&ナデシコ

 第一章 遥かなる星へ

 プロローグ

 完







 あとがき

 はい、唐突に始めました新作です。

 覚えている方はおられるでしょうか? KITTです。

 えー、現在停止中の連載作品ほっぽり出してこの作品を始めたのは、単純に「ヤマト描きたい。ナデシコ描きたい。でも連載中の作品は序章も序章だし若気の至りでカオス状態で本筋に入るまでがかなり長いうえに省けない」といった事情があり、私の中では並行する形で書いてみようかな、とか考えた次第です。と言っても実際にそっちが描かれて投稿されるかは未知数ですが。

 そう、ぶっちゃけるとスパロボVのおかげで熱が戻りました。リアルでは趣味の模型(ほぼヤマトとガンダムXに限りますが)や復帰したミニ四駆に忙しくて遠ざかっていましたけどね。

 と言っても完全に新規ではなく、「機動戦艦ヤマトナデシコ」の設定や要素を多分に流用します。と言うかタイトル自体が序章を終えた後の、言うなればヤマト本編に入ってから使うつもりのタイトルの流用ですからね。と言うか実質「逆行」「歴史改変」を省略したパラレル作品に近いもので、両者間では繋がりあります。つーかここ数年で考えていた「別にオリキャラとか逆行とかなくてもこの作品成立出来るよね?」という自身の考えに対する回答でもあります。

 ただし、カオス化を招いていて冗長化に繋がった要素をばっさりカットするので、YAMATO2520、ナイトライダー、仮面ライダーカブト、ガオガイガー、ゲッターの要素はばっさりカット。ネタバレになりますが、投稿せずに留めている話の中で追加されているパトレイバーもカットとなります。つまり、どんだけカオス化していたかがお解りいただける文面でしょうw。本当に当時は考えなしだったからなぁ……。まあ一応自分の中では折り合いは付けた展開をおおよそ考えてはあるんですが、ぶっちゃけヤマトに達するまでに端折りに端折って圧縮かけても全10話以上、それも数回に分割した分量が必要になるのが目に見えている状態なので、ぱっぱと書けそうな作品にシフトして置きたいと考えたのも本作を執筆した理由だったり。

 継承するのはガンダムエックスの機体のみ。ダブルエックス、エックス、エアマスターバースト、レオパルドデストロイ、Gファルコンなど、フリーデン側の機体がゲスト参戦する形で行います。やっぱりこれを外すと何かむず痒いので。本当はこれもオミットしてナデシコとヤマトだけで纏めた方がすっきりするんですけど、同じ絵図らで並べたくて創作始めた様な物ですし。まあダブルエックスとGファルコンだけは出すのはほぼ確定。他はこの際オミットも止む無し。

 ちなみに本作は劇場版の後のパラレルです。ぶっちゃけ個人的に劇場版を昇華出来ないことが苦痛として続いていることもあっての選択です。そもそも他に混ぜられるタイミングが精々ゲーム版の「虚空の記憶」準拠のテレビ版パラレルエンドくらいしかないし。オリキャラは、現時点ではどの程度継承するのか決めてませんが、劇場版まで含めてヤマトの艦橋要因埋めきるためにはヤマト側からのゲスト出演無し、オリキャラ無しだとぶっちゃけ足りないんですよねこれが。

 ヤマトをメカと敵キャラだけ参加させるのもアリですけど、どうしても古代と雪と島と真田さんはオミット出来ない個人的に思い入れの強いキャラなので登場して戴きますが。パイロットの不足分を埋める目的で「時ナデ」からオリキャラを借りるかどうかはまだ検討中。そもそも片割れ作品の主人公は本筋には絶対絡まないでしょうね。

 ちなみに本作ではキャラの人数的な都合からナデシコCが改装されてヤマトと共に旅立つかは決まっていません。とは言え、ナデシコをクロスして主役メカを蔑ろにするのはどうかと思っとるのでたぶん出すかなぁ?



 いやー、「V」は今まで不満気味だった劇ナデの扱いが個人的に最高過ぎて不満が消し飛びましたよ。今までは割と半端と言うかアキト(とユリカ)の扱いが悪いというか、絡みが無さ過ぎてナデシコ組はおろかクロスも碌に無くて消化不良だったんですよねぇ(2人の真の再会もEDに持ち越しが多くてあのWですらインターミッションとかで描かれてないくてもやもやと。と言うか話の流れでユリカの所に帰ったというよりはナデシコに帰った感が強いのもなんたら)。

 と言うかどうしても二次創作の読み過ぎで劇場版のアキトのキャラクターが自分の中で救いがないくらい暗いのが、かなり持ち直せたのが大きい。――まあ本編でもコロニー襲撃という手段が冷酷非情で犠牲を問わないって点を強調してるくらいで、登場シーンの大部分にテレビ版の下地が透けて見えてるんですが……いかんせん劇場版が不本意過ぎてテレビ版ともども半端な覚悟じゃ見返せないんだよなぁ、辛くて(ぶっちゃけアキトとユリカがキャラ的に好きだから物語的な完成度以前にこの2人があんな目に遭ってる以上固定的に受け取るのはちとキツイ)。ついでに描かれていないところエリナと男女関係にあったことが監督の発言とかでほぼ確定とかも、ね。ユリカの所に素直に帰れないのってそれもあるんじゃねえの、とか考えるとさらにモヤモヤする。

 あと公式にアキトの行動がどの程度世間で認知されているのか、つまり本人の気持ち次第で帰れるかどうかの部分があやふやなのが一番モヤモヤするところなんですが。DC版は本体持ってないし発売当時にナデシコ知らなかったから内容をほとんど知らずこの点が全く分かってないんですよ。そもそもDC版の内容が所謂“正史”に含まれない的なニュアンスも聞いたことがあったりしてなおさら。まあゲーム作品自体パラレルに近いらしいけども。

 本当、本編で見たかったぞアキトとユリカの再会。以後も戦闘会話でアキトがユリカを大事に想っている発言が多くて満足じゃ。――本来想定していたという劇場版の続編もこんなのが予定されていたのかしら(一応北辰の脱出劇とかクリムゾン絡みとかアキトとユリカとの復縁が予定されていたとか聞きましたけど)。
 こんな結末があるんだったら、劇場版ももう少し前向きに受け取れるんですが結局“純粋なナデシコ本編でない”と思うとやっぱりモヤモヤが取れないのは私の悪い癖です(過剰のスパロボを持ち上げて原作貶めるよりはマシですが)。でも今までよりもずっとすっきりした展開で僕満足!



 ――と思っていたけどなまじ良かった分やっぱり原作で見たいなぁって思いが強くなったオチもついたり。
 最近20周年記念イベントやったりBX、VにX-Ωと参加が続いたりBD-BOXのアンコールプレスとか今更なlineスタンプの配信とかやってたりするから、ワンチャンに期待出来そうな出来なさそうなモヤモヤした状況がなおさら後押しするんだよなぁ……(単に20周年記念にかこつけただけの可能性のが高いんで多分続編は本当に無理なんでしょうが)。制作中止トラブルの全容もわからないから本当に出来ないのかどうかも個人レベルじゃわからないし。流石にヤマトみたいに気張る人もいないだろうからなぁ。本当に復活篇作れたこと自体が奇跡に近かったことがよくわかるわ。西崎氏、色々問題も多かったみたいですけど、あなたのその情熱には素直に敬意と、心からの感謝を送ります。

 ヤマトを蘇らせてくれて、本当にありがとうございました。

 「ヤマトナデシコ」が長らく中断状態だったのも結局“二次は二次に過ぎない個人の妄想”って印象が強くなってある種の虚しさを感じたことが原因の1つだったりするんですけどね(つーてもこのサイトには毎日来てるし好きな作家さんの作品を読み返したりはしてるんですけど)。本当に不毛な精神構造しているよわたしゃw。

 師匠の「再び時の流れに」とか代理人の「Gナデ」とかの気に入ってた作品のほぼ全てが中断で放置状態に突入して長くなって“活気が感じられなくなった”と感じたのも理由かも。結局「時ナデ・リメイク」も止まってるし。要するにブーム全盛はややずれてましたが、2002年くらいから入り浸って数々のSSを読んでいた時期が懐かしくて、寂しさを感じてるのも理由なのかも、本当に子供のままだ私はw。

 本作も含めてクロスものとして作ってるのも「ナデシコ単品なら他に面白いのがあるからわざわざ書く必要が無い」と言うほかにも「劇場版に救いを見出すことが難しいから、自身にとって救いとなった逆行物(主に時ナデ)や絶対の希望の象徴として憧憬のある宇宙戦艦ヤマトに救いを求めた」と言うのも大きいんですが。

 まあ未だに二次を、それも停止した作品も見続けているのも助長しているような気もしますけどね。本当にスパロボはよくやってくれていますよ。ああいう感動を味わうと本当に「スパロボやっててよかった。買って良かったよ!!」と言う気持ちになるんですはい。



 ガオガイガーみたいに小説みたいな形でいいので決着は見たいなぁ。







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代理人の感想
やめろカカシその術は俺に効く(震え声)

でもまあなんていうか、熱が戻るのはわかるんですよねえ・・・
実際スパロボV燃えるし。

再開・・・Gナデ再開あるのかなあ。
こればかりは何とも言えないです、申し訳ない。


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