続・「Angel Blood」の仁義なき戦い、覇王怒りの救出編


枝織推進機関「Angel Blood」の局長混沌の覇王と局長代行ARX−7と円卓議員

「蟹座宮」の風流の三人は某同盟に対抗する力を確保するためとある場所を訪れていた。

その場所とは「Angel Blood」木連支部技術研究所、別名:山崎ラボ

我「山崎よ、枝織嬢の幸せを害する某同盟を打ち倒す機動兵器及び強化戦闘員の開発は進んで
おるか?」

山崎「僕を誰だと思ってるんだい?機動兵器は例の機体を改造したものが十二機、強化戦闘員
は、神威さんのムネ茸改造型を五十体、サンプルとして連れてきたK・Nを改造、強化した「
エレファント」が一体といった所だよ。」

我「ほう、上々の結果だな。では、ARX−7殿とともに開発中の我専用機のほうは?」

山崎「アレかい?もう形だけは出来てるよ。」

ここまでのやり取りでなぜ山崎が協力してるか疑問に思う方もいるであろう

理由は簡単、山崎の寝床に潜入し耳元で「枝織ちゃん萌え、北ちゃん可愛い。枝織ちゃん最高
…」と囁き睡眠学習(洗脳)を施したためである。

洗脳は得意技の山崎も自分がやられる事にはなれてないようで、次の日の朝には「ハイル・枝
織!」と叫んでいた。

閑話休題

ARX−7「これで兵力差はある程度なくなりましたね。」

風流「ふふ、これで僕らは高見の見物ができるよ。」

そんな感じで話が弾む中何者かが空間転移で現れる。

北辰「む、何奴!」

何処に潜んでたのかは謎だが北ちゃんパパ…もとい北辰が現れたものに攻撃を仕掛ける。

…がクロスカウンターで迎撃され床に沈む。なんか魂抜けてるが些細なことだ。

我「何をやっとる北辰よ。と、それよりお前は地球本部の建て直しをしているはずのTではない
か。空間転移で現れるとは何か非常事態が起きたのか?」

T「は…、局長。神威様はじめ機関員が某同盟に拉致されました。」

我「何だと!それは、真か!」

T「御意。ここに証拠映像がございます。」

そこに映し出されるのは某同盟に襲われ、捕らえられていく仲間たちの姿。

我「…この映像は確かなものか?妖精の作ったダミーではなく?」

T「はい。私がその場で撮ったものですから。」



我「…おい。ちょと待てい。それじゃ黙って見ておったのか?」

T「いかに私とて一人では防ぎきれませんよ。」

我「ふん、まあよい。それよりも早く彼らを救い出さねばならん。急がねば彼らの精神がもた
ぬ。」

ARX−7「しかしどうやって?」

我「…そうだな、我と強化戦闘員が囮となりやつらの目を引く。その間にTと北辰でナデシコ
に潜入し皆を救う。これでいいだろう。」

T「了解しました。」

北辰「お前の指示に従う必要は無い。我は行かんぞ。」

我「ふん。ならば今までのお前の事をさな子さんに教えるが?」

それを聞くと北辰は顔を青くし冷や汗を流して震えだした。

北辰「わ、我も行こう。いや是非行かせてください。」

我「よし、行くぞ。」

ARX−7「局長、無理はしないでくださいよ。」

我「心配なさるな、我は不死身よ。…では作戦を開始する。空間転移!」

風流「ふふふ、面白そう。局長の戦い高見させてもらうよ。」

風流が深紅のローブを翻しその場から消える

同時刻、ナデシコ艦内「お仕置き部屋」

妖精「さて、楽しいお仕置きの時間ですよ皆さん。」

神威「全然楽しくなーい!」

緑麗「僕らが何をしたんだ!前回のお仕置きはもう受けたじゃないか!」

ザ・世界「そうだ!何でこんなことを!」

妖精「問答無用です。貴方たちを完膚なきまでにお仕置きして再起不能にします。」

赤い獅子「そういや開夢、Katana、流離。てめーらおれのエステの腕をぶった切ってく
れたよな。アレまだ直ってねーんだぞ。」

銀の糸「ザ・世界、FOOL、智さん達は私のエステを攻撃しましたよね?」

「「「「「「ひいいいいい!許して!それはこないだ謝ったでしょう!!」」」」」」

Katana「赤い獅子さん、次の作品でアキトとR指定の絡み書くし、枝織ちゃんでダーク
な話やるから皆見逃してー!」

さり気にとんでもないことを言うKatana。

赤い獅子「(ポッ)じゃ、じゃあ勘弁してやるか。」

他の某同盟の皆さん「「「「「「「「「「「「「「絶対に駄目(です)(よ)!」」」」」」」」」」」」」」

科学者「彰吾!貴方私の後援組織の特攻隊長でしょう!何してんのよ!」

彰吾「そんなこと言われても、枝織ちゃんも可愛いんだから仕方ないです。」

妖精「まあ、それはさておきお仕置きをおっぱじめましょう。」
「「「「「「「「「「「「「「賛成!」」」」」」」」」」」」」」」

「「「「「「「「「いやだああああああ!!」」」」」」」」」

機関員絶体絶命!しかしそこへオモイカネからの通信がはいる。

オモイカネ『敵襲!大気圏を突入して何かが向かってくる!』

妖精「仕方ありませんね。先に敵をやっつけちゃいましょう。行きますよ皆さん。」

そして、お仕置き部屋をしぶしぶ出て行く某同盟の面々

後に残された機関員はとりあえず生き延びた。

ナデシコ正面の空間

我「囮として派手にやるか。」

そう呟く混沌の覇王。

その姿は漆黒のラバースーツ(劇場版アキトの着てたような奴)の上に右胸に「枝織命」、背
中に「漢道」と紅糸で刺繍された着流しを纏い、腰には二振りの日本刀、顔には般若の仮面を
つけている。

なかなかにアレな格好だが、後ろに控える者たちも異彩を放っている。

マツタケのきぐるみにナデシコの元提督のキノコ男の顔と○ジンガーZのジェットスクランダ
ーを装備した謎の生物が二十五体。

そして何より長い鼻とでかい耳、立派な牙を持った象の顔と手足を持つ者、顔半分はライ○ー
マンの如く人間のものだ。

「Angel Blood」が作り上げた正義の戦士エレファント(別名:ナカザト象)であ
る。

我「某同盟よ!貴様らが捕らえた我が同胞を解放せよ!さもなくば我がムネ茸部隊と強化人間
エレファント、そして我がナデシコを落とす!」

ナデシコ艦内はその光景に凍りついていたが、かろうじて気が付いた妖精が言う。

「ふふ、自ら姿を見せるとはいい度胸です。その謎の生物共々滅ぼしてあげます。」

我「ふん、貴様ら愛の名のもとに狂気の所業を行うものが何を言う!貴様らには解るまい!こ
の我の義の心というものがな!」

某同盟一同「「「「「「「「「「「「「「「何が狂気ですって!」」」」」」」」」」」」」」」

シュン「どうでもいいが、なんであいつ生身で大気圏を突入出来たんだ。」

我「ほう、良く聞いてくれたな。それはこの本のおかげよ!」

懐から一冊の本を取り出す混沌の覇王。

タイトルは「江田○平八著 漢なら出来る!生身の大気圏突入 入門編」

ナデシコ内「……」

再起動した天真爛漫が命令を出す

天真爛漫「エステバリス隊アキト以外皆出撃!ルリちゃん!グラビティブラスト発射準備!」

我「ようやくかかって来るか!我に続けムネ茸そしてエレファントよ!」

そして戦いが始まる

アカツキ「ふん、キノコなんて敵じゃないね。」

アカツキのライフルが火を吹く!

…が軽々と避けるムネ茸

アカツキ「な!キノコの癖にあれをかわした!?」

我「言い忘れておったがそいつらには北辰の能力を移植してある。生半可な攻撃は効かん!」

アカツキ「何だって!」

我「ふん、隙だらけだ!くらえ覇王斬!」

腰の刀を抜き凄まじい速度でアカツキ機に切りかかる

アカツキ「ちょっと!僕の出番これだけかい!?」

さらりと無視しつつ戦いは続く

その頃、ナデシコ艦内

神威「外で戦いが始まってるみたいだね。」

緑麗「しかし僕らには関係ないよ。」

ザ・世界「脱出したくても外にはナオがいるし、幾ら僕らでも両手両足塞がれちゃ勝ち目薄い
よ。僕のスタンドも封じられてるし…」

「「「「「「「「「もう駄目かもな。」」」」」」」」」

お仕置き部屋前廊下

ナオ「何で俺がこんな役しなけりゃいけないんだ?」

愚痴をこぼすナオの前に北辰とTが現れる。

ナオ「なっ!北辰!?なぜこんな所に!」

北辰「邪魔だ、滅。」

あっさりと倒されるナオ

ちなみに生きてはいるようだ。

智「外で何か音しなかった?」

開夢「そう?気のせいだよ?」

Katana「局長が助けにきたのかも?」

FOOL「でも、幾らなんでも無茶じゃない?」

そんな会話の間にお仕置き部屋の戸が開く

神威「あっ、貴方はTさん!それに北辰!?」

T「貴方方を助けに参りました。さあ行きますよ。」

流離「しかし何故北辰が?」

T「こいつも機関員なのです。さあ脱出しましょう。」

「「「「「「「「「解った」」」」」」」」」

T「おっとその前に枝織様の為にアキトを確保して…」

隣の部屋の戸を破壊し、気を失っているアキトを担ぐT

T「さて…これでよし。空間転移!」

そして誰もいなくなった

このことに気づくのは戦闘が終わってからだった

場所は戻って混沌の覇王とエステ部隊の戦場

ムネ茸部隊はヤマ…「ダイゴウジ・ガイだ!!」を道連れに自爆

イズミ&ヒカルも同様だ

イツキはナカザト象のゾウダーキックにより撃破された。

イツキを落としたナカザト象も赤い獅子と銀の糸の同時攻撃で倒された。

ただし、ナカザト象は零号なので今後も出るだろう

そんな中Tからの念波が混沌の覇王に届く

T『局長、機関員及びアキトを確保しました。』

我『そうか、では木連支部に戻ったのだな。』

T『は、局長はどうなさるおつもりで?』

我『さて…な、このままナデシコを落とすもまた一興よ。』

T『はあ、勝手にしてください。』

そして、念波による会話は終わる。ちなみにこの間約一秒

赤い獅子「へっ、後はテメーだけだ!覚悟しな!」

銀の糸「手加減はしませんよ!」

我「覚悟?手加減?笑わせるな!我が今まで本気だとでも思っていたか!」

「「何(ですって)!!」」

我「落ちよ!覇王双龍斬!!」

グオオオオオオオオオッ

両手に持った二振りの刀から龍が現れ二機のエステを落とす!

「「そんな無茶苦茶な!」」

我「ふ、後はナデシコのみ。落ちるか逃げるか選ぶが良い。」

シュン「おいおい、本気で落としそうだぞあいつ。」

プロス「艦長、これ以上は負債しか計算できないのですが…」

ゴート「ふむ、あの男に挑むのは無茶と我が神も言っている。」

そんな忠告をブリッジの某同盟メンバーは聞いちゃいない。

妖精「かなり好き勝手に言ってますね(怒)。」

幼い妖精「全くだね(怒)。」

三つ編み「徹底的に懲らしめなきゃ!(怒)」

金の糸「賛成!」

裏方「でも、どうやって倒そうかしら?この間もグラビティブラストを防いだのよ。」

天真爛漫「そうだ!こうゆう時は助けを呼べばいいんだよ!」

「「「「「「Sさん助けて!」」」」」」

我「ふん、返事は無いか。せめて手加減はしてやろう。石破天驚けええええん!」

放たれる石破天驚拳を突如現れた人影が弾く!

?「銀河を翔ける旅烏、乙女の助けを呼ぶ声が天呼ぶ地呼ぶ俺を呼ぶ!」

我「まさかこのパターンは…」

?「さすらいのレディハンターSここに見参!」

爆風が晴れ、現れたその姿は何故かタキ○ード仮面だ。

我「…また貴様か!我が強敵(とも)S!」

S「その通り!美しい少女達のいる所、レディハンターSはいるのだ!」

我「…言ってて恥ずかしくないか?そのセリフ。」

S「う、うるさい!こないだのケリつけようじゃねえか!」

頬が赤くなってるあたり図星のようだ

我「まあいい、いくぞ!覇王双剣・撃滅斬!!」

S「何の!二刀激烈・魔神剣!!」

ガキィィィィーン!

二人の刃がぶつかり砕け散る!

我「我が正宗を砕くか!よくもやってくれたな!」

S「拳で決着つけようじゃねえか!」

我「はああ!鬼神雷撃脚!」

S「おりゃあ!天昇・旋風脚!」

ドガガガガガガガガッ!!

我「くっ、互角とはな!」

S「こっちも行くぜ!散牙百烈拳!!」

我「ぬうん!覇王流水無尽拳!!」

ガスガスガスガスガスガスガスッ!

長いんで省略して二十四時間後

我「どうした!そろそろ限界か!」

S「それはてめえ同じだろう!」

我「では、最後の一撃だ!覇王来臨!!」

S「決めてやる!魔神降臨!!」

我「覇王・天地陰陽・撃滅天牙ああああああっ!!!!」

S「魔神滅殺・真・神魔激烈けえええええええんっ!!!!」

強大なエネルギーがぶつかり合い周囲全てを吹き飛ばす!

…もちろんナデシコも。

天真爛漫「またこのオチィィィィィィ!?」

前回以上の大声を張り上げるもやっぱりフェードアウト

我「いい加減に往生せいやああああ!こぉの色欲魔神がぁぁぁぁぁ!!」

S「こっちのセリフじゃあああ!消え去れええええ!!」

チュドオオオオオオオオオオオオオンン!!

「「く、また引き分けか…。」」

バタッ

二人同時にぶっ倒れる人外生物二体。

頭は床屋に行って短い毛だったためパンチパーマだ

そんなこんなで話は終わる。



後日談

妖精「前回に引き続きよくもやってくれましたね。」

我「ふん、貴様らの日頃の行いに天罰が下ったまでよ。」

S「協力した俺まで何で捕まらにゃならんのだ?」

ちなみに二人ともオリハルコンの鎖で縛られコンクリートでドラム缶に詰められている。

妖精「ナデシコを壊したのは貴方も同罪です。これからじっくりお仕置きしてあげますからね。」

彼らの運命は誰も知る由も無い…

後日談その二

木連支部に連れてかれたアキトは枝織嬢と結婚した。

この際北斗も同意の上であり、おまけに東舞歌率いる優華部隊の面々ともくっついたらしい。

局長以外の機関員は枝織嬢直々にお褒めの言葉を頂き、天にも上る気持ちを味わっていた。

次回「Angel Blood」の仁義なき戦い3・覇王大脱出編、強敵(とも)よ永遠に
に続く?



後書き

どうも、混沌の覇王です。

またもや書いてしまいました(汗)

何か私(と強敵)がどんどん人外の道を突き進んでますがさらりと無視してください。

つーか連載の方を書けよ、自分。

出演して頂いた枝織推進機関の皆様、出番があまり無くて済みませんでした。

枝織嬢のお褒めの言葉を頂いたということで勘弁してください。

連載よりもこっちのが書きやすい私は人として終わってるのでしょうか?

なんというか、突っ込まないでください。


 

 

代理人の感想

>愛の名の元に狂気の所業

 

・・・・・・どう違うねん(爆笑)。