漆黒の戦神アナザー 範馬勇次郎の場合



「漆黒の戦神その軌跡」取材記者サイトウ(仮名)は今後悔の中にいた。



…「漆黒の戦神その軌跡」の取材って言えば美女、美少女達に会えるって先輩に聞いてたのに…



―「…おい、取材記者の若ぇの…どうしたってんだ?さっさと話を聞かねえのか?」



…それなのに、なんで俺の前にいるのは厳つい顔で威圧感だしまくりのおっさんなんだ…?



―「…何かむかつくこと考えてねえか?」



(ひぃっ!?こ、殺される!)す、すみませんちょっと考え事してたもので…で、ではお名前からどうぞ



―「 範馬勇次郎…傭兵みてぇなもんだ。」



(うわっ、どうりでガタイがいいはずだよ…こええ)「彼」とはどこでお会いになったんでしょうか?



―「野郎と会ったのはアラスカで白熊を相手に喧嘩しようとしてた時だ。流石の俺も驚いたぜ。

いきなり虹色の光の中から降って来やがったんだからな。」



(し、白熊ァ!?マジかよ!)そ、それでどうしたんです?



―「やたら焦って何かから逃げてるみてえだったやつは吼えてる白熊が五月蝿かったのかその白熊を一撃で

仕留め立ち去ろうとしてやがった。俺としちゃあ獲物横取りされて面白くねえからな、だから喧嘩売ってやったのさ。」



(マジであの戦神に喧嘩売ったのか?)もしかして彼と知らなかったからそんな無茶な真似を?



―「知らなかったというか直感で解った。なんせ噂どおりに黒ずくめでバイザーってカッコだったしな。
 
それに…芳香がしたのさ。」



(解りながら挑んだってのかよ…)芳香…ですか?



―「ああ、芳香だ。強ええ奴ってのは匂いがある…俺もいろんな奴と闘ってきたが野郎ほど上等で俺好み
 な薫りってのはそうはねえ。…てめえら普通の奴にはわからねえだろうがな。」



(んなもん解りたくねえ…)「彼」はその勝負を受けたんですか?無駄な争いは嫌いだと聞いた事がありますが



―「最初は無視して立ち去ろうとしてたぜ…。だが俺がちょっとした脅しをしてやったら血相変えてかかってきたぜ。」



なんとなく予想はつきますがちなみにどんな事を言ったんです?



―「てめえの女関係でっち上げて記者に言うぜって言ったらよお…野郎心地の良い殺気、いや鬼気の方が良いな
 を纏ってかかって来たぜ。」



はあ、「彼」ならそう言えば口を封じようとむきになるかもしれませんねえ…



―「おうよ、案の定誘いに乗りやがった。あれほど充実した闘いってのはめったにねえ。
  野郎の一撃一撃の迅度(はやさ)、重量感(おもさ)、秩序(リズム)どれをとっても超一級品だ
  攻撃のタイミングも絶妙だったしよ…。正に最高級の料理を前にしてる気分だったぜ。」



そ、それでどうなったんですか?



―「それからどのくらいの時間闘ってたかは俺にもわかりゃしねえ…お互い身体が熱くなりマジでいい
 気分だったしなあ…だがよ俺を手強しと見た奴は昂気…だったか?を出して一気にケリをつけようとした
 俺も本気で行こうと構えた。だがよそこへ邪魔が入りやがった」



(……本気で化物だ…)邪魔…ですか?



―「おう、あのナデシコってフネが上空に来てそこから馬鹿そうな女の無駄にでけえ声やらこまっしゃくれた
 小娘みたいな声やらが聞こえてきたら野郎青ざめて「勝負は預ける…ジャンプ!」っていって現れた
 時と同じく虹色の光に包まれ消えちまったのさ」



…はあ、そうですか…



―「そしたらよ、馬鹿みたいな女の声がして「アキト、また逃げたーっ!」っていいながらナデシコは去っていった
  
一気に興ざめしちまったぜ、全く…。ま、野郎との話はこんなもんだな。」



そうですか…それでは彼に伝言はありますか?



―「そうだな、野郎は落とした女はやたらといるみてえだがどいつとも関係はねえらしいってのを聞いた
 だからこの言葉を送るぜ。テンカワアキト…てめえはまだまだ強くなる、そして強くなりたくば女を食らえ
 朝も昼も夜も無く食らえ、食前食後にその肉体を食らえ、飽くまで食らえ飽き果てるまで食らえ
 食らって食らって食らい尽くせッ!…これはついでだが野郎に惚れてる女共に言うぜ。
 自己を高めろ雌として、飽き果てるまで食らわせつつも「足りぬ」雌であれ!くらい尽くせぬ女であれ。
 …まあ、どの女と引っ付こうが興味はねえが祝福してやるぜ、その後は闘いの続きだ、じゃあな」



(普通じゃねえ、いかれてるよこのおっさん)ど、どうもありがとう御座いました。




その後の調査により彼、範馬勇次郎氏は世界の軍や国の政府が恐れ畏敬の念をこめ「オーガ」、「地上最強の生物」
と呼ばれる程の格闘力を持った人物であると判明しました。




民明書房刊「漆黒の戦神その軌跡」より






その本が発行されてナデシコにも届いていた頃、漆黒の戦神ことジゴロカイザーテンカワアキトはいずれ
おとずれるであろう「オーガ」範馬勇次郎との再戦に向けて特訓を開始していた…。


……なんてことはなく何故かいつものごとく某同盟(+北斗、舞歌以下優華部隊 )に拉致られていた


「……アノミナサンナンデワタシハフクモキナイデラチサレテルノデショウカ?」


…何だか知らんが既に精神が逝っちゃってるようである。


「それはアキトさんの為になるからですよ」


下着姿の妖精が言う


「ナンデミナサンハソンナカッコウヲシテルノデショウカ?」


「なんでって…もうアキト女の子にそんなこと聞いちゃ駄目だぞ」


先の妖精とは比較にならないほど胸を強調した下着(ガーターベルトつき)をつけた天真爛漫が言う


「オレハツヨクナルクンレンヲシタカッタンデスケド…」


「あの本にも書いてあったでしょアキト君?「強くなりたくば女を食らえ」って(ぽっ)」


浴衣(下着無着用)の舞歌が頬をほんのりと赤く染めながら言う


「お、俺は別にどうでもいいが枝織が嬉しそうだしお前が強くなるのはライバルとして楽しみだし…」


少しどもりながら女王様っぽいいでたち(舞歌の見立てらしい)の北斗が言う


「そういうわけでえ…」


「アキトさん…。」


「私達を…。」


「すみからすみまで…」


「たぁーーぷり…」


「「「「「味わってくださいね(はぁと)」」」」」


台詞を交互に言い思い思いのポーズを取って色違いで同じタイプの下着を纏った五花たちが言う


「ミナサンオチツキマショウ…チョットマッテ……ウ、うああああああっ!!」」


その言葉を最期にアキトは意識を手放した…


その後やたらと肌のつやつやした某同盟メンバー(+北斗、舞歌以下優華部隊の姿が見られたという


そしてアキトはなんかすっかり搾り取られた感じの状態で息も絶え絶えであった。


アキトを回収したヤガミ・ナオは語る「アレは羨ましいけど自分では絶対に味わいたくない世界なんだ」と…


アキトはなんだかんだありつつもその強さに(ある意味で)磨きをかけたことは確かな事であった


追記:範馬勇次郎との再戦はあったかどうかは定かではないが、彼のもとに「思いきった行動が出来ました」

と書かれたメッセージカードとともにかなりの数のプレセントなどが届いたと言う










あとがき


どうも混沌の覇王です。



この話はぼけーっと「バキ」の単行本を読んでたら浮かんできたと言う正に思いつき任せ、ノリ任せの
作品です。



なんとなくアキトにオーガの名台詞を送ってみたいな…と思ってたらこんな感じになりました。



それでは最後に一言「久しぶりの投稿ォォーーッ!(CV:ロン毛2号こと高杉三郎太)



…え?ナデシコINGSやAngel Bloodの仁義無き戦いの続きはどうしたかって?


…良い感じに話が纏まらない上にネタ(電波ともいう)が浮かんでこないんです…


楽しみにしている方々…申し訳ありませんがもう暫くお待ちください…。


これも私が未熟者ゆえの不手際です、本当にごめんなさい

 

代理人の感想

戦神シリーズもそろそろネタ切れっぽいですな、こんなのが出てくるようじゃ。

まー、実際アキト君の場合「食って」しまえば一皮剥けるだろうし、結果オーライかも(笑)