皆さん、こんにちは、私はナデシコオペレーターのホシノ ルリです。


突然ですが、わたし・・・・・・


現在大変困ってます・・・・・





それは・・・・・










職場の上司に恵まれなかった事です・・・・・














  逝けっ!!NOない革命!?











「ふ〜〜〜っ」


私以外誰もいないので、ブリッジに私の声が良く響きます。


現在、ナデシコは火星に向けて航行中です。


それなので常に誰かがブリッジにいて哨戒任務についていないといけないのです。


通常ならばオペレーター及び操舵士の人が付くのが当り前なのですが、


このナデシコでは何故かそのどちらもいなくて、艦長だけがつく場合もあるのです。






前代未聞です・・・・・・








で、なんで、唐突にそんな事を言い出したのかといいますと・・・・・









今日の当番は本当なら艦長のはずだったからです・・・・・





それがどうして私になったのかというと・・・・・








〜数時間前〜



「やっほ〜〜〜♪ル〜〜リちゃん♪」



自室で眠ろうとしていた私の目の前にウィンドが開き時間帯を全く考慮していない音量で話しかけてきたのは、


あまり物を良くお考えになっていないような・・・いっそ憐れにさえ思える程の……


そう、たとえて言うならば、小麦粉に似た粉末を多量摂取し、白と黒を基調とした、赤いランプを上に乗せた


車に乗って働く職業についておられる方達のお世話になって、鉄の棒の付いた部屋の中で


白衣を着た人達に色々質問されて暮す人・・・・・


そんな感じを受ける笑顔と、


『遠くで見ている分には面白いけれど、巻き込まれるのは勘弁して欲しいな…』


と思わせる程の上下の激しいテンションをお持ちの、艦長という職についてる方達に真っ向から


ケンカを吹っかけているとしか思えない態度を取っておられる、


はっきり言ってコイツを艦長に据えたプロスのおっさんの頭は異常だとしか言いようが無い


ナデシコ艦長のアホ娘ユリカさんでした。


普段聞いてもウザイ多少大きな声なのですが、眠い時に役立たず艦長の声を聞くのはマジウゼェ頭に響きます。


「あの、艦長・・・私、もう眠いので、もう少し小さな声で喋って「あのね〜〜ルリちゃん今、ヒマ?
ヒマだよね〜!ちょっとユリカのお願い聞いて欲しいんだけどいいかな〜〜?」(怒)」


何時も思うのですが、このアマ艦長は人の話を全く聞いてくれません・・・・


自分の思っている事だけを喋って来ます。


はっきり言って友達にはしたくないタイプ


このままでは艦長の将来が心配です。


まぁ、こいつの未来がどうなろうが関係ない艦長の将来は別にして、


艦長の話を適当に聞き流して聞いて早く寝てしまいましょう。


「もう、就寝しようとしていた所なので、ヒマではありませんが、どう言ったご用ですか?」





「あのね〜っ、ユリカ眠くなっちゃったから今日の当番ルリちゃん変わってね♪」











・・・・・・・・・・・・・・・












・・・・・・・・は?















・・・・・・・・・・・・・








何をほざいてやがるんだ?このアマ??言っているのですか?







子供のような理由に数秒間、私の思考は止まってしまいました…








こいつ、本当に20歳か?この様な理由が通ると思っているのでしょうか?









「あっ、あの艦長?」


「そう言う訳だから、後はルリちゃんお願い〜〜〜」


私が抗議の声をあげようとした時にはもう艦長はコミュニケを閉じてしまわれた後でした………





「・・・・人の話聞けよ・・・・(怒)」








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







それで現在艦長の代わりに哨戒任務について居る訳です・・・・








何時かあのアホにきっちりナシつけてやる艦長が人の話を聞く人になってくれると嬉しいな……












というか………














礼儀ぐらいきちんと教えとけ!!といて下さい!!

あのバカ親カイゼルヒゲ!!艦長のお父さん
















体(特に胸)にばかり栄養が逝きやがって!!クソ忌々しい!!!あてつけのつもりかよ!!










何時か必ずいわしたるわ!!








後日〜



「あら?何読んでるのルリルリ?」


オペレーター席でじっとあるものを見ていると後ろからデカ胸ミナトさんが話しかけてきました。


「昔の本をデーターベースから落して読んでいるだけです」


「あら、何読んでいるの?」


「これです」


興味津々と聞いてくるミナトさんに特に隠す必要も無かったのでミナトさんの前に


私が呼んでいる物の題名をコミュニケで開いてあげました。


「え〜〜っと・・・・・・・・・が、頑張ってねルリルリ・・・・・・(汗」


急に去って行ってミナトさんどうしたのでしょう?


胸のある人間のやる事は理解できん用事でも出来たのでしょうか?


「では、続きを読みましょうか…」


そう言ってルリは読みかけの本を読み始めた…


ルリは分かっていなかった…


ハルカが急に去っていったのは自分の読んでいる物にあった事に・・・


その本には


『困った上司の使い方』、『イヤな上司の辞めさせ方〜グッ!ジョブ編〜』、『NOと言わせない人になろう!!』


そして…何よりも強烈だったのは





『衝動的殺人の防ぎかた…〜嫌いな上司の前に立っても自分を押さえられる人になろう〜』





と、書いてあった・・・・・






後日、ミナト、プロスをはじめ良識のある人達から説教を受けつづける能天気娘の姿があったとかなかったとか・・・・





「どうして皆さん怒っているんですか〜〜?ユリカ何にもしてないのに〜〜〜っ」



「聞いているのですかな?艦長・・・まったくあなたと言う人はですね〜……」


「ちょっと聞いてるの艦長?あなたルリルリに何したのよ?………」


「助けて〜〜〜アキト〜〜〜」


『艦長!!!』


「ふぇ〜〜〜ん」









「ユリカ………僕は何時までも待っているよ……」


さもありなん・・・・






あとがき


まず始めに

Benさん四百万HITおめでとうございます!!

このHPを知ってからはや1年余り…

日に日に大きくなってゆくこのサイトには驚かされるばかりでしす。

これだけの作家さんが投稿されるのも一重に代理人様のあとがきコメント管理人様の

人望のおかげとしか言いようがりません。

そこで、私もなにか出来る事はと思い、稚拙ですがSSを送らせて頂きます。

これからもこのHPが繁栄してゆく事を願っております。

これからもたまにこの様なSSを投稿させて頂くかもしれませんが、笑ってお許し下さい。







最後に一言・・・







代理人様!!ちょっと辛口なあなたの感想素敵すぎ!!



では・・・

 

 

代理人の感想

「上司に恵まれなかったら…」と来るかと思いましたが。

こう来ましたか(笑)。

 

・・・・・・色んな意味でひどいなぁ(笑)。