人はその身に鎧を纏う

その身が弱さを隠す故に

その身が傷つくのを恐れるが故に


人はその身が傷つくのを恐れる

傷つくときの痛み故に

傷つくときの恐怖故に


人はその身に鎧を纏う

その身が弱さを隠す故に

その身が強く在りたいと願うが故に


人は強く在りたいと願う

その身が弱さを知るが故に

その身が弱さを恐れるが故に


人は心に鎧を纏う

その心が弱さを隠すが故に

その心が傷つくのを恐れるが故に


人はその心が傷つくのを恐れる

傷つくときの痛み故に

傷つくときの恐怖故に


人はその心に鎧を纏う

その心が弱さを隠すが故に

その心が強く在りたいと願うが故に


人は心が強く在りたいと願う

その心が弱さを知るが故に

その心が弱さを恐れるが故に



鎧を纏う鎧を纏う鎧を纏う鎧を纏う鎧を纏

う鎧を纏う鎧を纏う鎧を纏う鎧を

纏う鎧を纏うよろいをまとう

よろいをまとうよ

ろいをまとうよ

ろいをまとうよろいをまとうよろいをまとう

ヨロイヲマトウヨロイヲマ

トウヨロイヲマトウヨロイヲマトウヨロイヲマトウヨ

ロイヲマトウ


人はその身に鎧を纏う

その身で人を傷つけるが為に

人を傷つけるのを愉しむが故に


人は人を傷つけるのを楽しむ

その身が弱さを知るが故に

その身が強さを知るが故に


人はその心に鎧を纏う

その心で人を傷つけるが故に

人を傷つけるのを愉しむが故に


人は心を傷つけるのを愉しむ

その心が弱さを知るが故に

その心が強さを知るが故に


鎧は人を包み守る

それが鎧の使命だから

それが鎧の望みだから


鎧はその身が傷つくのを望む

それが鎧の使命だから

それが鎧の意味だから


鎧がその身は砕け果てる

それが鎧の使命だから

それだけが鎧の望みだから



人は鎧を脱ぎ捨てる

大切な人に出会うが故に

鎧が意味を無くした故に









後書き

今回は少し真面目にしてみました。

なんとなくそんな気分なんで。

ちなみに、俺は、鎧を体につけたとき、心には直接的には関係なくても、間接的には関係あると思うんです。

例えば、銃を持っていたら、人を撃ちたくなるかもしれません。

そういう風になら、心に鎧を纏うということも言えなくは無いんじゃないかと思ったんです。

ま、心に鎧を纏っても、言動が変わることもあると思います。

まあ、その鎧って言うのは、別の言葉でいえば、壁。

あるいは、仮面、見たいな感じではないかと・・・

だって、そっちのほうが楽でしょう。

傷つけられたり、傷つけるのは、本当の自分じゃない、なんて思えるわけですし。

これは俺の考えですので、どうとってもらってもかまいません。

ま、別にどうでもいいですけど、んなこと。

難しいこと考えるの苦手なんで。


ちなみに、後半の傷つけるは、(他の人を)傷つけるです。

同じように、強さも、(他人と比べての自分の)強さです。

自虐が趣味な人でもないかぎり当たり前ですけど。

・・・まあ、ありえないとも言い切れないのがこの世の中ですけど。


さて、それではさようなら。


 

 

代理人の感想

心が弱いから、自分を隠す・・・鎧を身にまとう、壁を作る。

そもそも「鎧」というのは「戦うための道具」なんですよね。

その意味で武器となんら違いはしません。

鎧は、ある意味人を傷つける為の道具なんです。

 

>自虐が趣味の人

どこぞのアニメのおかげで、様々な創作において「自虐」というのは

一種のスタンダードになりつつあるのではないかと思う今日この頃です(爆)。