ようやく発進したナデシコだけど

相変わらず色恋沙汰には過敏なナデシコクルー。

私とユリカさんの争いはナデシコ中に広まり

今や私たちを対象とした賭けまで出る始末。

現在オッズは1:2で私ですけど・・・

こんなので本当に火星までいけるのかしら?

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

機動戦艦ナデシコ Re Try 第2話 『緑の地球』はまかせとけ

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

「ア〜キ〜ト〜」 

アキトさんの部屋の前でユリカさんが呼んでいます。 

しかしナデシコのドアは防音性に優れているはずなのに・・・ 

「まったく、アイツは・・・」 

アキトさんの声が聞こえてきました。 

「あ、そうだ。私艦長だからマスターキー持っているんだったっけ?」 

 

プシュー 

 

アキトさんの部屋のドアが空きます。 

「ユリカ、いくら艦長だからって他人のプライバシーは守ったほうが良いぞ。」 

「え〜、私とアキトの仲じゃない。そんな事言わないでさ〜。」 

ユリカさん、私の事をすっかり忘れているみたいですね。 

人間嫌な事があると本能的に忘れようとするらしいですから・・・ 

それはそうとして・・・ 

「アキトさん、何か着る物をお願いしたいんですけれど・・・」 

私はアキトさんとトレーニングをした後、そのままアキトさんの部屋に行きシャワーを使わせてもらっていました。 

つまり今私はシャワーを浴びた直後でバスタオルを体に巻き髪が濡れてポタポタと雫が落ちている状態です。 

「ああ、そこにTシャツがあるからそれでも着ててくれ。」 

「はい、わかりました。・・・あ、艦長。どうしたんですか?」 

ユリカさんは見事に固まっています。 

無理もありません。

傍から見れば絶対に何かした後だろうと言う事は容易に想像がつきます。 

ちなみにアキトさんも上半身裸ですからつまり・・・ 

「アキト!ルリちゃんと何してたの?」 

「何って・・・激しい運動ですけど・・・」 

私はわざと誤解を受けるような発言をしています。 

「まぁいいでしょう。アキトも男の子ですから一回や二回の浮気は許してあげます。」 

どういう精神構造しているんでしょうか? 

コレはやはり・・・ナデシコの7不思議に登録しておきましょう。

「あのな、ユリカ。俺達はトレーニングをしていたんだぞ。」 

「へっ?」 

「さっきの戦闘は少し物足りなかったからな、ルリと一緒にトレーニングしていたんだ。」 

「そっかー。ユリカ思いっきり勘違いしてたみたいだね。 

そうだ!今度私もトレーニングに付き合うよ。」 

「・・・止めておいたほうが良いですよ。」 

私は本心から忠告しましたが結局、次にトレーニングをする時ユリカさんが付き合う事が決定しました。 

「そうだよね、アキトがルリちゃんとだなんて・・・」 

「ルリ、着ていた服を洗濯しておいたから今日はここに泊まるか?」 

「はい、どのみちそのつもりでしたから。」 

「へっ?」 

「それじゃあ今夜は・・・」 

あ、私が作りますよ。いつもアキトさんが作っているから 

たまには私が作ります。」 

「そうか、じゃあ頼む。」 

「ちょっとまった〜!!」 

「何だ、ユリカ。」 

「何か問題でも?」 

大有りです!ルリちゃんがアキトの部屋に泊まるんだったら私も一緒に!」 

却下です。」 

私は思いっきり冷たく言いました。 

「艦長の勤務時間は今から8時間です。」 

「え〜!」 

「遅刻したユリカが悪い。」 

ユリカさんはすごすごと去っていきました。 

「じゃあ、一緒に寝ますか?アキトさん。」 

アキトさんはコメカミに冷汗がダラダラと流れていました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、アキト〜」 

ユリカさんが食堂に現れてアキトさんを誘惑しています。 

「アキトさん、ラーメンおかわり。」 

「オッケー。」 

私とアキトさんはユリカさんの声が聞こえなかったかのように振舞います。 

「む〜っ!私の話を聞きなさ〜い!」 

ふう、私はため息を一つついた。 

「ユリカ・・・」 

「なぁに?アキト?」 

アキトさんに声を掛けられて嬉しさいっぱいと言った表情ですね。 

「注文は何だ?」 

「へっ?」 

ユリカさんの目が点になっています。 

「ここは食堂だ。注文を受けるのが俺の仕事だ。」 

アキトさんが冷たく言い放ちます。 

「注文がないのだったら俺は行くぞ。」 

「あっ、え〜っと・・・火星丼一つ。」 

「わかった。」 

と言うとアキトさんは厨房に消えていきました。 

・・・ 

・・・ 

・・・ 

「ねぇ、ルリちゃん・・・」 

嫌です。」 

「あの〜、まだ何も言ってないんですけど・・・」 

「言わなくてもわかります。アキトさんと別れてくれみたいなことを言うつもりだったんでしょう?」 

「うっ・・・」 

図星を疲れて黙り込むユリカさん。しばらくしてアキトさんがテンカワ特製ラーメンと火星丼を持ってきました。 

「はい、お待ちどうさま。火星丼とラーメンね。」 

「わぁ、おいしそう!これ、アキトが作ったの?」 

「いや、俺が作ったのはこのラーメンだ。火星丼はホウメイさんが作った。」 

「え・・・ルリちゃ〜ん。」 

ダメです。」 

「う〜っ、ルリちゃんのけちぃ。」 

とまぁ、こんなやり取りをしているとメグミさんが通信を入れてきました。 

「艦長、ルリちゃん。今から重大な発表があるからブリッジにきて欲しいんだって。」 

「わかりました。艦長、行きますよ。」 

未練がましく私が注文したラーメンの器を見ていたユリカさんでしたが私に促されてようやく席を立ちました。 

「じゃあ、アキトさん。また後で。」 

「ああ、わかった。」 

私とアキトさんは軽く目配せをしてから別れました。

 

 

 

ナデシコは火星に向かいます。」 

プロスさんが宣言しました。 

相変わらずスポットライトつきの登場ですけれど・・・ 

火星にいる生存者の救出、資源の確保等を目的としたスキャパレリプロジェクトを説明しています。 

その時、キノコが銃を構えて乱入してきました。 

「悪いけど、この船は我々が乗っ取ったわ。」 

「ムネタケ!血迷ったか!」 

フクベ提督がキノコに怒鳴りかかりましたがキノコは平然とした口調で 

「これは私の一存ではないわ。もっと上の方からのお達しよ。」 

「どう言う事だ!」 

フクベ提督は血管が切れるような勢いでキノコを詰問します。 

「もうすぐ来るわよ。・・・ほぅら。」 

そういうとナデシコの周囲に宇宙軍の戦艦が現れます。 

そして、ミスマル提督のドアップがスクリーンせましと写りました。 

ハッ!!耳栓を準備しておかないと・・・ 

「ユゥリィカァァァァァァァ!!!」 

「お父様!!!」 

ダ、ダブルの音波兵器による攻撃ですか・・・ 

二人そろえばラ○デ○―ンゴッ○ボ○スに対抗できそうです。 

ちなみにナデシコとトビウメのクルーが復帰したのは暫く経ってからです・・・ 

恐るべし、ミスマル一族。 

 

 

そういえばさっき皆が気絶していたときにキノコを抑えればよかったんでしたね。 

「ナデシコ及びクルーは我々宇宙軍が徴発する。おとなしく我々の指示に従ってもらう。」 

一通り親子の対面が終了したミスマル提督がそういうと 

「困りましたな〜、軍にはちゃんと根回ししておいたはずですが・・・」 

「プロス君、それだけの戦闘力を民間人に運用させるわけには行かないのだよ。」 

「しかし・・・」 

「とりあえず艦長とプロス君はこちらに来てもらおうか。マスターキーを抜くのを忘れずにな。」 

とナデシコの停止を要求してきました。 

「どうしますか?」 

ゴートさんがプロスさんに耳打ちしました。 

「う〜ん、とりあえず軍といざこざを起こすわけには参りませんからな。 

私と艦長で説得してみます。あまり状況は宜しくありませんが・・・後の事は頼みます。」 

と言うとマスターキーを抜いたユリカさんと一緒に宇宙軍の戦艦に行ってしまいました。 

「さ、後の者は食堂にでも行って貰いましょうか。」 

キノコが銃をちらつかせて言いました。私たちはとりあえず食堂に向かうことにしました。 

 

 

 

「で?どうするんですか?」 

私はアキトさんが持ってきたオレンジジュースを飲みながらアキトさんに尋ねます。 

「とりあえずガイと一緒にゲキガンガーを見ている・・・というのは却下だな。」 

そういえば隅の方でヤマダさんとセイヤさんがゲキガンガーの上映会をしています。 

「マスターキーを抜かれているため現在オモイカネは自閉モードに入っていますから 

最低限の事しか受け付けてくれません。」 

「最終的には何人いるんだ?」 

「はい、ムネタケを戦力として数えるのであれば28人です。」 

「ナデシコの乗員はすべて食堂に?」 

「はい、食堂入り口に4人。機関室に3人。格納庫に5人。弾薬庫に2人。残りはブリッジ周辺に居ます。」 

「入り口に4人とは・・・随分なめられたものだな。」 

「そうですね。ではそろそろ行きますか?」 

「ああ、入り口の奴らを倒して次に機関室のやつらを叩く。 

ナデシコを手に入れようとしている奴らの事だからあまり無茶な事はしないはずだ。」 

「では私が機関室と弾薬庫を抑えます。格納庫はゴートさんに任せてアキトさんはブリッジをお願いします。」 

「わかった。無茶はするなよ。」 

「最近ストレスがたまっていますからいい憂さ晴らしです。」 

「ストレス?理由を聞いてもいいか?」 

私は少し微笑みながら 

「いいえ。たいした事ではありませんよ。例えばアキトさんが食堂で 

サユリさんに料理補助を頼んだときに胸を押し付けられている事とか 

ミカコさんに指導と言う名目で料理を作ってあげている事とか 

ジュンコさんのエプロンのほつれを二人っきりで直してあげている事とか 

エリさんとハルミさんに食材の買出しとか行ってサセボシティを腕組んで歩いていた事とか 

そんな事の訳ないじゃないですか。」 

アキトさんの額が脂汗でじっとりしています。 

「・・・ディナーでいいか?」 

「スペシャルで?」 

「・・・わかった」 

まったく、私にばれないとでも思っているんでしょうか? 

もっともアキトさんは天然ですから知らないうちに人をひきつける力があるみたいですね。 

でも女性限定なのはなぜでしょうか?

・・・ナデシコの7不思議に登録ですね。

「じ、じゃぁ行くか。」 

「はい。」 

アキトさんは食堂の入り口を開けると一人目の鳩尾に蹴りを入れ 

残りの3人が怯んでいる隙にもう一人の顎に肘鉄を入れ 

ようやく戦闘態勢を整えた2人のうち一人に廻し蹴りを叩き込み 

最後の一人が発砲する前に構えた銃を捻りあげ指の骨を折りました。 

この間わずかに5秒、また腕を上げています。 

「ゴートさん、こいつらをどこかに監禁しておいてください。 

格納庫にまだ居るみたいですからウリバタケさんと一緒に向かってください。 

俺はブリッジにいるやつらを何とかします。」 

「しかし・・・」 

「大丈夫ですよ、アキトさんはエキスパートですから。」 

私がゴートさんにいいます。 

「アキト・・・おめぇ一体・・・何者なんだ?」 

ウリバタケさんが言います。 

あれだけの戦闘力を見せ付けられてしまうとそう思ってしまうでしょう。 

多分みんなおんなじこと考えていると思います。 

するとアキトさんは倒れているキノコの部下から銃を奪い 

顔の前で銃をチャッと構えて 

・・・ただのコックさ。」 

と言うと食堂を後にしました。 

後には呆然とたたずむ皆がいました。 

ちょっと恥ずかしい台詞だったと思いますよ、アキトさん。 

しかもカウボーイビバップ劇場版のスパイクの台詞ですね。 

 

 

私は皆から離れると先ず弾薬庫に行きました。 

「こんなところで何をしている。」 

キノコの部下が私に銃を向けています。 

こんな可愛い少女に銃を向けるなんて何て非常識なんでしょう。 

・・・あなた達を殴りたいからよ」 

私はワザと小さな声で呟きました。 

二人は私の声を聞こうと意識を集中させました。 

戦場ではその行動は命取りになるのに・・・ 

私は小さな体を活かしスルリと懐に潜り込み 

下っ端Aの鳩尾に掌亭を入れました。 

「げふぅ!」 

下っ端Aの体が前のめりに倒れてくるのを避けて 

狼狽している下っ端Bの手首に手刀を叩き込み 

銃を手放させるとそのまま相手の手首をつかみ 

相手の力を利用して投げ飛ばしました。 

受身も取れなかったらしく背中を叩きつけられた下っ端Bは 

気絶してしまいました。 

「もう少し楽しませてくれないとストレス解消になりませんね。」 

一人呟くとそのまま下っ端の二人を絶対に解けない結び方で 

(なぜそんな縛り方を知っているかは乙女の秘密です。) 

縛り上げるとそのまま機関室に向かいました。 

 

 

 

機関室の方もすぐに片付いてしまったのであまりストレス解消になりませんでしたね。 

 

 

 

アキトさんからブリッジを制圧したという連絡が入ったのは 

それからしばらくたってからでした。 

 

 

 

「艦内環境チェック。」 

「エンジン、停止中。」 

「通信設備、異常なし。」 

ブリッジに戻った私たちはすぐに配置につきました。 

やはりマスターキーがないとナデシコは動くことが出来ません。オモイカネもこうなってしまっては動くことが出来ません。 

「ルリ、俺は格納庫でエステバリスの発進準備をする。」 

「はい、解りました。ちなみに艦内の制御システムが使えないのでマニュアルで発進してもらいます。」 

「・・・そうか・・・解った。」 

アキトさん、あの発進はあまり好きではないみたいですね。 

私は面白いですけれど・・・ 

「・・・じゃあ行ってくる。」 

「・・・はい、気をつけて・・・私のストレスはまだ解消されてませんよ。」 

「・・・バーチャルルーム2時間。」 

4時間ですね。」 

「・・・了解・・・」 

心なしかアキトさんの背中がすすけて見えます。 

さすがのメグミさんも呆然としています。 

そうこうしている内に前回と同じように宇宙軍の護衛艦2隻がチューリップに吸い込まれてしまいました。 

「アキトさん、護衛艦『クロッカス』と『パンジー』がチューリップに吸い込まれてしまいました。 

このままではナデシコにも危険が及ぶと思われます。 

チューリップを牽制してください。」 

『了解!ルリ、ユリカが戻ってきたらすぐにナデシコを発進させてグラビティブラストでチューリップを破壊してくれ。』 

「解りました。マニュアルスタート・・・よ〜い、どん。」 

そういってアキトさんは前回の失敗を繰り返さないように空戦フレームで発進しました。ま、マニュアル発進は歴史どおりですけどね。 

 

 

「只今戻りました〜!」 

能天気な声がブリッジに響き渡ります。 

プロスさんはやれやれといった表情を見せています。 

一緒にユリカさんについていったジュンさんは・・・ 

やっぱり置いてきぼりを食らいましたね。 

一体何しにいったんでしょうか? 

「ミナトさん、ナデシコをチューリップ正面に向けてください。 

ルリちゃん、グラビティブラストの発射準備! 

メグミさんは艦内に第一級戦闘配置を支持してください!」 

さすがに能力だけはプロスさんの目に適っただけありますね。 

短時間で状況を判断し的確な指示をそれぞれに与える。 

私がこれほどの芸当をできるようになったのはつい最近ですから 

即席の艦長のユリカさんが短時間でこれほどの事ができるとはやはりただの能天気では有りません。 

「あれ?あのエステバリスに乗っているのは・・・」 

「あぁ、アキト君よ。」 

ミナトさん、余計なことは言わないで下さい。そんなことを言うと艦長は・・・ 

「アキト!また私の為に囮になってくれるなんて!

でももうすぐあなたを助けることができるわ!

待っててね、アキト!」 

ユリカさん・・・私という恋人がいることをまだ認識していないみたいですね! 

「グラビティブラスト、発射準備完了。アキトさん!」 

『解ってる』 

アキトさんのエステバリスはナデシコが発射するグラビティブラストの射線から一瞬で退避しました。 

「グラビティブラスト、発射!」 

「了解、グラビティブラスト発射。」 

ナデシコから発射されたグラビティブラストによりチューリップはあっさり消滅してしまいました。 

アキトさんを回収した後に私たちはミスマル提督を振り切り大気圏脱出の準備を進めることとなりました。 

 

 

 

 

 

ちなみにこのときヤマダさんは前回と違って医務室でぐっすり寝ていてもらいました。 

「ルリ、ガイに睡眠薬を飲ませたのは・・・」 

「アキトさん、私少女です。」 

「・・・解ったよ、ガイは宇宙に出るまでに当分医務室でおとなしくしていてもらおう。」 

アキトさん、冷や汗が出ていますよ。 

 

 

 

バーチャルルームの3時間・・・どんな設定にしましょうか? 

 

 

 


 

ルリ:う〜ん、学校でって言うのもいいですね・・・ 

作者:何々?バーチャルルームの取扱説明書? 

ルリ:あ、この戦艦のブリッジでってのもなかなか・・・ 

作者:このシステムは宇宙空間でのストレスを軽減するためのものです。

ルリ:あと雪山にぽつんと建っている山荘なんてのも・・・

作者:自分の好みに合わせた場所に設定する事が可能となっています。

ルリ:夜の病院なんていうのも・・・

作者:もちろん自分がなりきる事によってストレスを解消できるようになっています。

ルリ:これらすべてをアダルト設定にして・・・

作者:ただし、14歳以下は規制が掛かります。

ルリ:何ですって〜!

作者:18歳以下NGの設定もあります。

ルリ:という事は・・・

作者:現在肉体年齢が11歳の君ではアダルト設定は利用できない事になるね。

ルリ:オモイカネ・・・ターゲットロックオン。

作者:だぁぁぁぁぁぁぁっ!しょうがないだろう?取扱説明書にそう書いてあるんだから!

ルリ:取扱説明書なんて解らなくなったら見れば良いんだって言っているのは誰ですか!

作者:・・・私です・・・

ルリ:今すぐその設定を解除してください。

作者:結局どんな設定にしたんだ?

ルリ:もちろん、エレベーター内で・・・

作者:君の精神構造こそナデシコの七不思議に数えられても良いんじゃあないか?

ルリ:・・・ところで・・・本当に七不思議を全部考えているんですか?

作者:えっ?

ルリ:なんだか思いつきで7不思議をでっち上げているような気がするんですが・・・

作者:そ、そんな事無いよ!うん、大丈夫!

ルリ:・・・

作者:そ、そんな冷たい目で見ないでくれ・・・

ルリ:ところで今回アキトさんの浮気が発覚しましたが・・・

作者:あれを浮気というのか?

ルリ:なぜアキトさんは女性ばっかり惹き付けるんでしょうか?

作者:そういえば他のSS作家さんでアキト君がもてない作品って少ないような気がするな・・・

ルリ:そうですよ!私とだけ結ばれていれば良いのに!

作者:いや、それでは面白くないよ。

ルリ:どうしてですか?

作者:だって君達を書いているといい加減飽きてくるんだよね。もうそろそろ新展開を考えようかな?

ルリ:・・・新キャラを出してその人とくっつけようとか?

作者:いいね、それ。

ルリ:・・・この先リョーコさんやイネスさん、エリナさんが加わるというのに?

作者:う〜ん、いっそのことラピスとアキト君をくっつけて・・・

ルリ:ほう?

作者:大どんでん返しでヒカルとくっつくって言うのもありかな?

ルリ:へぇ?

作者:ちょっと考えただけでも面白い展開になる・・・か・・・も・・・

ルリ:・・・・・・・・・

作者:いや・・・君の視線だけで体力ゲージがどんどん削られていくんだけれど・・・ 

ルリ:もしアキトさんがさらに浮気をしようものなら・・・ 

作者:お・・・お手柔らかに・・・ 

ルリ:私が毎回毎回肉体的苦痛を伴うお仕置きをしているから『S』だと思われるじゃあ有りませんか。 

作者:もう十分思われてるよ・・・ 

ルリ:今週のビックリドッキリメカ〜 

作者:よくそんな古い言葉知ってるな。 

ルリ:アカツキさんのライブラリから引用しました。で、これです。 

作者:ただの枕に見えるが・・・ 

ルリ:この枕は睡眠学習枕です。あなたが睡眠している間も学習できると言う優れものです。 

   そして私の調査によるとあなたの苦手科目は『数学』ですね。 

作者:そうなんだよ〜何時も数学の授業のときは苦痛でまともに聞いた事が一度も・・・ってもしかして・・・ 

ルリ:あなたの学力を上げるためですよ。さあ、お眠りなさい 

作者:うわぁぁぁぁぁ!その巨大ハンマーはなんだ〜! 

 

ゴイィィィィィン! 

 

ルリ:さ、これで眠る事が出来ましたね。 

作者:うぅぅぅぅ 

ルリ:それでは次回 機動戦艦ナデシコ Re Try 第3話 早すぎる『さよなら』! 

   次回もアキトさんとラブラブね。 

 

 

 

・・・巨大なハンマーの出所は乙女の秘密・・・だそうだ・・・ 

 

 

 

代理人の感想

巨大ハンマーの出所はハンドバッグと昔から決まっています(笑)。

ハンマーが折りたたみ式なのか四次元バッグなのかは知りませんが(爆)。