「異聞^2 いぶんいぶん

 

 

〜アナザーという名の異世界体験〜

 

 

 

 

 

 

 

格納庫の中、ひときわ異彩を放つ「ダリア」その中で北斗はひとり気を練っていた。

 

眼光鋭く見つめるその瞳の中にはアキトの姿が見えるのだろう。

 

アキトの姿を直接見たあの時から、こうしたイメージトレーニングを繰り返している。

 

戦いにおいて臆することなく、また奢ることも無いように。

 

ただテンカワ・アキトという名前の現実だけを見据えるために。

 

 

 

 

どれくらい経っただろうか、不意にブリッジから通信が入った

 

「北斗殿、左舷上方にナデシコらしき反応を発見しました。追撃体制に移りますが準備はよろしいでしょうか?」

 

「了解した。準備は整っている、交戦距離に入ればこのまま出撃する」

 

気を練ったまま、振向かずにそのまま返答する。

 

さあ、パーティーのやり直しだ・・・

 

「ところで北斗殿・・・一つ質問よろしいでしょうか?」

 

「なんだ?戦う理由などは聞かれても答えようが無いが・・・」

 

「いえ、そうではなくて・・・今もコックピットに篭って何をされていたんですか?」

 

「イメージトレーニングだ、別に珍しい事ではなと思うが?」

 

「・・・テンカワ・アキトの写真をじいぃぃっと見つめることがですか?」

 

「あっ、いやっこれはより強く奴を認識する為と威圧するために、眼光鋭い奴の写真を選んでだな」

 

「やさしそうに笑ってますよね、その写真」

 

「そっそれが奴の凶器なのだ!!

 調査団の分析によると奴のフェロモンは、粒子と波の性質を持つ一種のニュートリノで鉛で覆っても突き抜けて

 被爆するんだ!

 さらに写真にも微量に漏れてくるらしいから、それに耐性をつけなきゃいけないって思って私は」

 

「毎日かかさず二時間じいぃぃぃぃぃっと見つめてたんですね?」

 

言い返せない自分が悲しい

 

「だいたい調査団のアレってただのやっかみって噂ですけど」

 

「ダ、ダリア、出撃する!!」

 

「あららら、行っちゃった・・・でもあれってバレバレだよね」

 

「あ〜んな潤んだ瞳で写真を見つめてちゃねぇ〜」

 

「ねねね、コレ知ってる?北斗殿の部屋にアキトさま等身大タペストリーが・・・」

 

「なになに?」

 

「衛生班の友達が偶然見たらしいんだけどぉ・・・」

 

 

・・・操船そっちのけである

 

 

 

 

一方ダリアは真面目に戦闘していた。

 

「ど、どうした北斗、今日はなんだか気合が違うな」

 

「うるさい黙れ!!」

 

戦闘が始まって40分、ダリアは切り込み特攻隊長よろしく凄まじい気迫で戦闘を続けている。

 

今回も痛み分けだと“愛しのアキトさまとらんでぶ〜(はぁと)”とか言われそうな気がする・・・

 

そんな噂が親父の耳にでも入ったら・・・死んでも死にきれん(泣)

 

 

 

だがそんな悲壮な決意は無常にも自然の神に打ち壊されてしまう。

 

女である事の呪い。女であるが故の苦しみ。

 

いままさに全神経を集中させて戦闘している戦乙女にも無慈悲な神はその呪いを与えようとしていた。

 

 

そして・・・それは・・・来た。

 

 

も、漏れちゃう・・・・・

 

一般に女性の膀胱は容積が小さく、さらにせき止める為の筋肉も男性の2箇所に対して一箇所しかないうえ、

コックピットに入ってから3時間近く経っている。

 

悲しい我慢の限界が近づいてきたのだ!!

 

当然パイロットスーツは戦闘時でもそのまま排尿が出来るようになっている。

 

だが女性の慎みがそれを許さないのは女性パイロットの不問律である。

 

機体の整備には男がむらがるからなおさらだ。

 

事前にトイレに行かず、薬も飲まなかったことが悔やまれる。

 

彼女もその場の勢いに勝てない熱血の血が流れていたのか!!

 

 

 

それはともかく今は堤防が沈没しかけて危険が鉄砲水なのである。

 

やむなく恥を堪えて排尿の準備をコンソールに音声入力する。

 

「・・・・おしっこ」

 

世にも恥ずかしいコマンド入力に耐えているうちにシートが移動して準備が整う。

 

だがそのとき、彼女は見てはいけないものを見てしまう。

 

テンカワ・アキトの写真と眼があってしまったのだ!!

 

ああ、そんな・・・アキトさんが見てる・・・だめぇ・・・

 

パニックの北斗は妙な所で女の子人格のスイッチが入ってしまった。

 

いけないの・・・ああ・・・・・・・ぁ

 

 

 

・・・その後ダリアの中で何が起こったのかは誰も知らない。

 

ただ関係者の伝聞が伝えられるのみである。

 

資料としてインタビューの2例をここに引用しておく。

 

 

戦闘に参加したエステバリスのパイロット、R.Sさん(女性)

−いやもう、最初からすごかったのなんのって

−でも急に不自然なくらい隙だらけになってよ?

−おれはチャンスだからしとめようとしたんだけどテンカワの奴がさ、

−変だからって止めたんだ。時間?う〜ん2分くらいかなぁ

−その後動いたかと思うと「アキトさんのばかぁ〜!!」って泣き叫んで逃げてったぞ。

−なんだったんだ、あれ?

 

 

 

帰還したダリアを迎えたU華部隊の皆さん(女性)

−ビックリしたよね〜

−したした!

−すっごい勢いで帰ってきたら、ポロポロ涙こぼして泣きじゃくるんだもん

−手と腕でごしごし涙を拭くんだけど止まらないのよね

−何があったのか聞いたら走って自室に閉じこもっちゃっうし

−きっとなんかヒドい事されちゃったんだって、その時は・・・ね

−でも妙なの!次の日になったらさ〜

−うんうん、あれは恋する乙女の顔だよね〜

−心ここにあらずって感じ?

−そのくせアキトって名前を聞いたら体ごとぴくんってものすごい反応するし

−アレは困るよね〜士気にかかわるから

−あの後、男性クルーがことごとく北ちゃんに撃沈されて大変なんです

−泣きじゃくる北ちゃんの映像は流失して木星圏でプレミアついてるし

−本当に・・・何があったんでしょうか・・・・

 

 

 

奇妙な事にこの件に関しての関係者の最後の言葉は全て同じであった。

 

いわく、

 

『何があったのかテンカワ・アキトにじっくり聞かないとな』

 

というものである。

 

余談になるがこの一件は彼女の父親にもすぐに伝わったらしい。

この親子に詳しい関係筋によると、これ以上無い最強の意趣返しとの弁である。

 

なお木蓮敵性兵器調査団はアキトフェロモンニュートリノ説を真剣に再考する予定らしい。

 

予告

人知れず秘密の大人の階段を登ってしまった北ちゃんの運命やいかに!!

いいのか?これを書いてる奴はマジでやばいぞ!!

今度はパーティーのダンスでリベンジ!?

だが彼女には知られてはいけない秘密があった!!

その秘密とはっ!?

 

次回「彼女のぱんつはラブリーあっくん」の巻へ・・・続かないです

 

よもやまないしょ話

タイトルは某(笑)漫画家さんのコミックタイトルから。“おしっこ”繋がりというなんともサイテーな縁です。

それとコマンド入力の“おしっこ”は、逆行してからのアキト機のコンピュータのアーキテクチャはラピスが

デザインしてたという設定にしてます。

優華部隊におしっこの件が知られてないのは、本人が黙っているのと整備員が即座にブツを殺菌して地下

ルートに流したからです。

 

いいんだろうか・・・よそ様の娘をこんな目にあわせて(^^;

 


後書き?

 

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

 

ああ〜でも何かいてんだオイラ・・・

 

もし何か気に入っていただけたらラピスちゃんかルリちゃんに一票あげて下さい(笑)

 

ホントに何かいてんだか。

 

でわでわ

 

 

 

 

管理人の感想

 

 

もものきの犬さんから初投稿です!!

・・・ぷ、ぷはははははははは!!

ここまで可愛い北斗が出るとは思いませんでしたよ!!

いや、何て言うか新鮮ですね(意味が違うか)

でも、一部の北斗ファン(いるのか?)はどう思いますかね?

Benは可愛いと思いましたが(笑)

まあ、実際の戦闘ではこんな事はまず無いと思いますけどね。

でも、続編が気になりますね〜

 

では、もものきの犬さん!! 投稿有難うございました!!

 

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