テンカワ・アキト 23歳 火星生まれ ユーチャリス艦長 ブラックサレナパイロット

 オペレーターとしての能力も持つ  その他色々……こんな事調べていっても文句言われるだけか

 ……?…ふむ?…これはもしかしたら……

 ミスマル・ユリカに対して複雑な感情を抱いているようだな。

 あの壊れの事だ。こんな事を知ったら何するかわからん。

 これは、黙っておいてやるとしよう。外のネタで十分だし。




 …………まあまあってところかな?

 まあ、どっちでもいいか。どうせ手を切るし。

 さて、後任のやつに任せて、N○○TOに潜伏しにいかないと

 代魔王のほうも気になるが、まあNA○○Oも危ない連中と言う事に変わり無いしな。






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 ……何時までも固まっていても仕方が無い……リハビリを始めないと……

 ……いるのがあの二人だったのがまだましだな……

 しかし、二人をこのまま俺に付き合わせてしまって良いのだろうか?

 やはり、ユーチャリスを降ろすべきなんだろうな。

 最悪、俺一人でもなんとかやっていけるだろう。

 ラピスとディアに幸せになってもらいたいし。


 ………………

だが、今の生活も捨てがたいよな

 リハビリも必要だし……

 …………迷うな。さて、どうするべきか?

『アキト、火星の後継者の戦艦を多数発見したよ』

 ……ダッシュめ、俺の思考の邪魔をするとは。

 でも、思ったより早く見つかったな。

 もう少しかかるかと思っていたが。


『アキト?』


「聞こえている。それで、敵の総数は?」


 俺が返事をしてすぐに敵の総数が新しく開かれたウィンドウに表示される。

 駆逐艦の数が少し少ないな。だが、その分機動兵器の数は多いな。


『敵はまだ気付いていないけどどうするの?』 



「何時もどうり奇襲を掛ける。だが、手をだすなよ?」


『?どうして?』


 ダッシュには、なぜそうするのかわからないようだ。


「少し、試してみたい事もあるからな」


『?』



 あの大魔王とか言う奴のお陰で五感が戻り、漆黒の戦神と呼ばれていた俺の経験等も貰ったらしい。

 それがどの程度の物か、試させてもらうとしよう…

 大体、得た物がトラウマだけと言うのは、かなりつらい。




 俺のIFSが光を放ち、ブラックサレナを起動させる。

 戦いを前にして、気分が高揚してくるのを感じる。

 火を灯したエンジンの駆動音が獣が低く唸っている様に聞こえてくる。

 まるで、早く出せとでも言っている様に。

「そう急かすな、獲物は逃げたりしない」

 
 そう、ブラックサレナに言うが、俺自身が早く戦いたがっているのだと思い苦笑する。

 昔の俺なら、どう思ったのだろうな?



「ブラックサレナ、出るぞ!」



 ブラックサレナを飛び立たせ、星の海を疾駆させる。

 殺人的な加速が生み出すGが体に掛かるが、当人は平然としている。

 離れた位置にいる敵を見つける。

 感覚補正から遠距離偵察用に変えたバイザーのお陰で、かなり早く見つける事ができた。

「ふふ、見つけたぞ」

 ブラックサレナに命じさらに加速させる。

 思考が完全な戦闘用に変わってくる。

 バイザーの奥の黒曜石の瞳が細められ、狂気に染まる。

 体はさらに熱く、頭は冷水を浴びたように冷えてくる。





 敵もこちらに気付いたようだが、遅い!


 ギュォォォォォオオオオオオオォォォ!!
 


 ディストーションフィールドを纏ったまま、未だ準備の整わない戦艦を貫く。
 
 
 
 勢いそのままにブースターユニットを切り離すとその加速を無理やりねじ伏せ

 カノン砲で周りの敵全てを攻撃する。

 撃ち洩らし等一つとしてない。

 
 
 ステルンクーゲルや積戸気、バッタの攻撃も

 アキトの駆るブラックサレナにはかすりもしない。
 
 
「無駄な事を」



 敵の中を駆け抜け、反転する。



 戦艦からグラビティーブラストが放たれ、

 バッタから、ミサイルが打ち出される。


 ギュォォォォォォォオオオ!!


 ブラックサレナが、また加速し

 それらを避け、あるいはフィールドで、弾く。 

 
 
 
 アキトは、暗い笑みを浮かべながら敵を沈めていたが、

 途中から、苛立ったような顔をする。



「チッ」


 舌打ちをしながら、近づいたステルンクーゲルを体当たりで弾き飛ばす。



「やはり、遅い!


 その後アキトは、圧倒的な強さで敵を全滅させた。




 
『凄かったね、アキト!』


 ダッシュが興奮しているのか、大き目のウィンドウを表示させる。


「ああ、着艦させる。少し疲れた。誘導を頼む」

 
『わかったよ、でも僕達にも手伝わせてよね。それとラピスがアキトと話したがってるんだけど』

 (ディアは、無視無視。だって僕は、ラピスの味方だからね)

「……」


『アキト?』


「疲れたから後にしてくれ」


『わかったよ、ラピスにはそう言っておくね』 
 
 
 


 …………俺は戦闘を、殺す事を楽しむようになったのか?
 
 
 ……………ふふ、何時からこうなったんだろうな。


 ………………しかし、この辺りがブラックサレナの限界か………

 今のままでは鈍い。セイヤさんにでも今度言ってみるか。

 あとは、ラピスとディアをユーチャリスから降ろすか。


 降ろした後はエリナに頼んでおけばいいだろう。

 
 
 

 
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 後書き 


 ちょっと書くのに時間が掛かりそうだったので、二つに分けてみました。

 白い鉄さんに出てもらいました。最初に題名を決めていなかったくらいですし、
 
 かなり思いつきで書いていますから、今後も出てもらうかはわかりません。
 
 

 ユーチャリス内部を改装してみました。

 それとアキトで機動戦をさせてみたのですが、どうだったでしょう?

 それでは、このような駄文を最後まで読んでくださりありがとうございました。