機動戦艦ナデシコ パラレルストーリー

スーパーロボット大戦A After Wars

 

 

 

 

 

「ボソンジャンプの人体・・・実験?・・・これ、みんな非公式ですよ!」

 

「あ、ああ・・・そうだな」

(こんな事が行われていたのか!畜生!)

 

二人は情報の重大さに言葉を失っていた。

そうしたなか、オモイカネが警告音を鳴らしウィンドウに注意と表示する。

 

 

「あッ!?」

「バレたか?」

「侵入プログラム、バイパスへ!」

 

ハーリーがアマテラスのメインコンピュータとの接続を切断しようとする。

二人が慌てているその時。一斉に謎のウィンドウが現れた・・・

         【OTIKA】                【OTIKA】

【OTIKA】

                       【OTIKA】          【OTIKA】

       【OTIKA】

                              【OTIKA】

                 【OTIKA】                    【OTIKA】

 

【OTIKA】

 

「な・・何が・・・始まると言うんだ・・・と、ともかくハーリーは艦長へ連絡、俺はナカムラとガイを連れて

 何時でも出れるようにしておく。民間人や怪我人の収容準備を急げ!何かが起こる!!」

 

 

 

 

 

第三話 天照『アマテラス』 中編

 

 

 

 

 

「何だ、これは!?早く何とかしろ!

 大至急だ、そう!こんなとこを襲われたらどーする気だ!!

 

(おやおや、何か事件がありましたねェ、おそらく、眠り姫様を助けに漆黒の騎士が助けに現れたって所ですか?

 まあ何にせよ、どうやらここでお茶をしている時間は無くなりましたねェ。急いで妖精さんを捕獲しないと・・・ねぇ)

 

「私はやる事がありますので・・・これで失礼しますね」

そう言うといまだに叫び続けるアズマを尻目に部屋を退出した・・・

(あの人の声帯も興味はありますねぇ・・・あの声量で長時間会話が可能・・・

 サウンドウエポンが造れそうですね♪しかし今は・・・)

「私だ、・・・そう・・目標は・・・妖精、・・・始末していいよ♪」

司令室から退出したヤマサキはどこかへ通信していた・・・

 

 

 

その時ルリとカタオカは見学コースを回っていた。

要所要所に立ち止まり、マユミとヒサゴンが説明を行っている。

 

 

「はい、以上、色々ムズカシイ話をいたしました!」

お姉さんが締める

 

「わかったかな?」

ヒサゴンが子供達にむかって質問する

ヒサゴンのセリフに一斉に反応する子供達

「「「わかんなぁーーい」」」

 

 

その説明を聞いて、ルリは呆れていた。

が、マユミは子供達の反応がわかっていたらしく説明を続ける。

 

「要するに、このチューリップを通る事によって、非常に遠い距離、それこそ地球から火星まで、一気に移動できるのです」

 

「うわぁ――――」

「すげ〜」

 

ヒサゴンが、マユミの説明にそって手品を行う。

子供達は、その手品に夢中だった。

さらに、マユミの説明が続く・・・

 

「えー、ただしですね、今の段階では、フツーの人は使えないんですね。

 生身の人間がこれを利用するとですね、その・・・身体を・・ですね・・・」

 

 

マユミが説明を続けようとした時、子供の一人が無邪気に爆弾を落とす。

 

 

「改造しちゃうんですか?」

 

 

「「「え?」」」

 

今の一言に他の子供達全員が一斉に反応した

 

マユミは、ルリがいる手前必死に説明する言葉を捜している

なんだかんだいってもルリは軍のお偉いさん、そんな人物を相手にしなければいけないことを恨んでいた

 

「そ、そこまでロコツなものでは無くて・・・ですね・・その・・DNAをですね・・・調査して・・ですね・・・・」

 

「そーいやぁTVでも言っていたよ〜。はんじんどうてき〜とか何とか・・・」

 

「「ヘぇ〜〜」」

 

「私の事は気にしなくていいですよ」

ルリはマユミに話す

ただ言葉とは裏腹に気にしていたりはするが・・・

 

「あ、はい・・・それでは・・・今の段階では、ボソンジャンプに生身の人間が耐えるには・・・DNAを・・ですね、いじらないとダメなんです」

 

「「「ええ――ッ!?」」」

 

ルリの一言もあり、マユミは説明を続ける。

子供たちは驚きの声をあげた。

 

その中の一人が無邪気にルリに向かって言った。

 

「少佐・・・改造人間?」

 

「ええ」

 

「スッゲー、まじだ・・・あぅ、ごめんなさい」

無邪気な悪魔をカタオカが睨む。すると素直に謝った・・・どうやら余程怖かったらしい

その後【無邪気な悪魔】は姉らしい少女にこつかれていた

 

ルリはその一言に表情こそ現さなかったが、悲しい気持ちになった。

望んで手に入れた身体ではないから・・・。

(これはナカムラだったら・・・みんな殴ってるだろうな、一緒にいたのが俺でよかったよ)

だが、子供たちは尊敬の目でルリを見つめていた、純粋に感心しているだけで差別だのなんだのという感情はそこに無かった

そんな子供達に、ルリはボソンジャンプに耐えれる方法を教える。

 

 

「あ・・でもね、高出力のディストーションフィールドを使えば、普通の人でもジャンプが出来ますよ。例えば戦艦とか・・・」

(あと、グラビティ・ウォールでも理論上は・・・出来るはずですけどね・・・)

 

ルリの言葉に、子供達は色々な反応を起こした。

そんな子供達の反応に微笑むルリ。

 

その時突然案内のウィンドウが一斉に現れる

ウインドウには『OTIKA』と表示されていた・・・

その出来事にパニックになる一般人

パニックになった現場を落ち着かせようとアナウンスを行う係員。

 

ルリはナデシコBからの連絡を受ける

 

 

「・・・ハーリー君、ドジッた?そうなら・・・」

 

『ぼ、僕じゃないですよ!アマテラスのコンピュータ同志のケンカです!』

 

 

ルリの言葉に、必死になって否定するハーリー。

ハーリーの弁明の中にあった言葉に反応し尋ねるルリ。

ハーリーは嬉しそうにハッキングして得られた情報をルリに伝えた。

 

「コンピュータのケンカ?」

 

『そうです、そうなんですよ!アマテラスには非公式なシステムがあるみたいなんです

 今回の出来事はソイツが他のコンピュータと喧嘩をしてるというか、けらけら笑ってるというか・・・』

 

ハーリーの話しを黙って聞いていたルリだったが・・・

 

『OTIKA』  『AKITO』

 

(ア・・・キト?)

 

偶然裏返しになったウインドウを見てハッとするルリ

 

ルリは走り出してドッグに向かう。

ルリの行動に慌てたハーリーは彼女に言葉をかける。

後ろからあわてて走るカタオカ、すぐにルリに追いつく

 

「艦長!?何処に行くんですか?」

『艦長ー、ちょっと待ってください、艦長ー!』

 

ハーリーとカタオカの質問を無視し走りながらドックに向かうルリ

 

「艦長、ちょっと待ってください!何処へ?」

ルリの後ろを走りながら質問するカタオカ

 

「ナデシコに戻ります」

 

「へ?」

 

「敵が来ますよ!」

 

(私の予想が正しければ・・・ですけど)

 

『「え!?」』

 

 

ハーリーとカタオカの質問に簡潔に答えるルリ。

そして、通信を切る。

だが、少し行ったところで黒尽くめの男達に囲まれた。

 

「お〜い兄ちゃん達、道を開けてくれないか〜?こっちは急いでるんだがね〜」

ふざけた口調で話すカタオカ、しかし言葉とは裏腹に戦闘態勢に入る

 

「ホシノ・ルリだな。我々と一緒に来てもらおう!!」

しかし、カタオカを無視して話す黒尽くめ

「・・・嫌だと、言ったらどうされます?」

ありきたりな前問答をするルリ、そのルリを庇うように前へ出るカタオカ

 

(ナカムラが居ればなぁ〜アイツ、俺より格闘戦・・・強いからなぁ・・・)

そんな事を考えながら黒服に持っていた缶ジュースを投げつける

アマテラスに銃器の持ち込みは禁止されていたため見学前に買ってポーチの中に入れていたのだった

「なんだ?こんな物・・・〈ブシャッ!!〉ぐゎ!」

手で叩き落とした黒服・・・しかしその行為をすぐに後悔するのであった

「やっぱナカムラの言うと〜り、白兵戦で使えるなぁ・・・この火星メロンソーダ・・・ホントに飲めるのか?」

「くっ!ふざけやがって・・・くそ!」

パスッ! パスッ! パスッ!

カタオカに挑発される様に発砲する黒服、その銃にはサイレンサーが付いていた

「甘い!」

カタオカは咄嗟に横の額に入ったポスターを掴むと、金属製の額を使って弾を反らした・・・

(さて・・・サイレンサーか、さすがにこの音を聞いて助けに来てくれる・・・ってのは無いだろうなぁ)

 

「くそ!なんであんな物で防げる!?あんな額ぐらい貫けるはずだ!」

「よく見ろ!奴は止めてるんじゃあ無い!額の角を使って軌道を反らしている・・・ふざけているが・・・達人だ」

 

「はっはっはっくらえブ〇ークン・ファン〇ーム!

腕を使って回していた額を、パンチを繰り出す要領で黒服達に向かって撃ち出した・・・

「そして・・・艦長ごめん」

「え?きゃぁ!?」

ルリを腰に抱えると一気にその場を逃げ出した

(・・・ナカムラが知ったら・・・俺殺されるな・・・)

苦笑しながら走るカタオカ

しかし、前方から小柄な人影が出てきた

(しまった!前方からも?このタイミングでは・・・)

「そのまま走り抜けなルリルリ!」

「だそうですカタオカさん」

ルリはどうやら相手を知っているらしい

「ふぇ?」

気の抜けた声を出しながらもルリの言うとおりに走るカタオカ

「後はまかせな!」

「お願いしますサイサイシーさん」

「りょ〜かいルリルリ、さ〜て・・・いっくよ〜」

走り出すサイサイシー

「なんだ!?銃弾を・・・受け止めたぁぁぁ!?

「あ、あいつは・・・も モビルファイター!!」

「なに?あの人外の!!

銃弾を避け、さらに受け止めて向かって来るサイサイシー

「・・・誰が人外だ!ハッ!ハッ!ハイィィ!」

 

哀れ男達はサイサイシーに完膚無きまでに叩きのめされるのであった

 

 

その頃

 

二人はナデシコBに帰還・・・できていなかった

 

「はっはっはっ・・・ここ・・何処だろう・・・(汗)」

「ばか」

 

ぱっと見、研究所らしい

「ここは・・・オモイカネ、現在地を表示して」

《リョーカイるり、・・・ココハ設計ニハ無イ・・・》

「だそうですカタオカさん」

「みたいだね、ほら・・・黒服達が」

 

影から出て来る男達

「艦長、すみませんね〜」

「ならもう少し済まなそうにしてください・・・」

 

「はーっはっはっ、ロンドベルも生身では唯の人」

「こんな所に迷い込んだのが運の尽きよ!」

 

一斉に銃を構える男達

 

「さ〜て、流石にダメかな〜?」

「カタオカさん、真面目にやってください!」

 

(燃やせ!その瞳にな〜がれる♪)

 

「なんだ!この歌は!」

「隔壁の向こうからです!」

 

(今度はなんなんでしょう・・・まあこの状況がなんとかなるとは思えませんが、一応オモイカネに救助要請をしといたほうが・・・)

 

(誰かが!お前〜を呼んでいる!勝利を掴むまで〜♪)

 

ドン!!

 

いきなり吹き飛ぶ隔壁、モビルスーツのマシンガン程度どころかビームライフルですら傷つかない超合金ニューZα製の隔壁が・・・

 

「「「「「「ゑ!?」」」」」

 

見事にハモる全員

 

そのまま砕けた隔壁は男達をなぎ払い、反対の隔壁に突き刺さった・・・

 

「キング・オブ・ハート!ドモン=カッシュ見参!!」

 

「「「出た・・・人外NO.1」」」

 

「ホシノ=ルリ、さっさとその穴から行け!そうすればドックまですぐだ!」

 

「ありがとうございます」

「はっはっはっ、助かったよコロニー格闘技界の帝王さん♪」

「いいから行け!俺はこいつ等を・・・倒す!」

 

「う・上に連絡!このコロニーの廃棄を申請!」

「り、理由は!?」

「一艦隊相手にするより厄介な奴が中に居るんだ!コロニー捨てて逃げるしか無いだろうが・・・ぐはぁ!」

 

この情報はシンジョウの元からクサカベの元へと伝わった・・・

 

 

 

「とうちゃ〜く」

「カタオカさん、方向音痴ならなぜ道も聞かずに走ったんですか?」

「そもそもわからない道を自信たっぷりに、適当に走らないでください。そのおかげで・・・」

「はっはっはっ・・・ごめんなさい(汗)」

そんな会話がブリッヂの入り口から聞こえてきた

《オカエリ、るり》

「艦長おかえり・・・な〜!?」

ハーリーは振り向いた瞬間絶叫した

「ハーリーくんうるさいですよ?カタオカさん、そろそろ下ろしてくれませんか?」

「あ〜、済んません・・・」

カタオカは謝るとルリを下ろした

「ハーリーくん、現在の状況を」

「はい!、現在謎の機動兵器による攻撃により統合軍コロニー守備隊は壊滅、現在連邦軍の支援艦隊が抑えています。

 ナデシコBはドックから出発できなかったため、脱出艇に乗り遅れた民間人を救助してる最中です。」

モニターにはバッタの群と戦うGP-03D(ガンダム試作3号機デンドロビウム)の姿と、黒い機動兵器を追いかけるスーパーエステバリスの部隊が映っていた。

 

 

 

 

 

「くそっ!数が多い・・・Iフィールドがもつのか?」

コンテナミサイルをばら撒く、その多くは確実にバッタの数を減らしていく・・・しかしそれでも多勢に無勢だった

 

ドン!!

 

「・・・くぅ!こうなったら・・・」

バッタのミサイルを受け、誘爆するコンテナを切り離し大型ビームサーベルを振る

 

その直後、GP-03Dは加速した

 

「ウラキ中尉!突貫します!!」

 

そのままバッタを吐き出し続ける戦艦に突撃する

メガビーム砲の先端がディストーションフィールドに接触する

 

「いっけ〜!!」

 

ディストーションフィールドを貫き、メガビーム砲を船体に押し当てる

 

「おちろ!」

そのままゼロ距離メガビーム砲で船体にダメージを与える

 

しかし、GP-03Dも深刻なダメージを受けていた

 

「アームドベース・オーキスは・・・だめか、ステイメンは・・・いけるか・・・だが武装は壊滅か」

 

ステイメンを分離させると後退しはじめた

 

「さて・・・母艦は・・・沈んだみたいだなぁ・・・ん!?あれは・・ナデシコ?」

パッ!

『お久しぶりですウラキさん』

モニターに懐かしい顔が映る

「やあルリちゃん久しぶり、それはナデシコかい?」

『はい、私が艦長をしているナデシコBです』

「ああ、あの噂の・・・そうだ、回収してもらえないかい?機体にダメージを受けているし・・・自分の船は沈んだんだ」

会話をしながらもビームサーベルでバッタを切り払う

『OKです。こちらの指示に従って着艦してください。ハーリーくんお願い

 

 

その頃

 

リョーコは機嫌が悪かった

漆黒の機動兵器を追いかけていたら味方の砲撃で邪魔をされたのだ・・・

現在アズマ司令と睨めっこの真っ最中

『うぬぬ・・・』  「ぐぬぬ・・・」

パッ!

『お取込中すいません、ゲート開いてますが?』

通信に割込んで呟くルリ

モニターには《第13ゲートOPEN》だの《開錠》だのという表示が出ていた

「13ゲート?ワシはしらんぞ?」

「それが有るんですよ・・・准将」

後ろにいた影の薄い副官が呟く・・・

驚いたように振り向くアズマ

「何をいっとるんだね?」

「茶番は・・・終わりです」

 

 

 

〈ラピス・・・大丈夫か〉

〈うん、現在ユーチャリスはグラビティブラストを使用不能・・約260秒で修復可能〉

〈ゲートのハッキングは?〉                                (何だ?誰か話しているのか?)

〈現在進行中、あと16秒・・・なんか変な感じ〉

                                             「誰か呼んだか?」試しにサブロウタに聞くナカムラ

                                             『気のせいだろ〜』  

〈そうか、やはり感じるか・・・誰かリンク用ナノマシンを入れてる奴でもいるのか?まあいい〉 「そうか・・・」(昔・・・瑠琉とリンクしていた時のような感覚・・・あのナノマシンは除去したはず・・・)

 

 

 

砲台フレームの銃弾の雨を抜け、ゲートの奥へ進む漆黒の機動兵器

 

その後を追い進入するリョーコ

 

 

戦艦が二隻は入れるであろう内部で・・・

 

沸き起こる爆音

 

パッ!

『流石ですリョーコさん』

逆さまで浮いてるリョーコの前に映るルリ

 

「へっ、無人機を倒したぐらいじゃ自慢になりゃしない。しかし久しぶりだな〜」

 

リョーコはいきなり襲いかかってきた無人機の群れを瞬殺していた

 

『リョーコさんとウラキさんが統合軍にいってからですから・・・

 約二年ぶりですね。ここから先にトラップはありません。案内します』

「そりゃありがてぇ、ってさては人んとこハッキングしてるな!?

『私じゃありません。ハーリーくんです』

 

パッ

呆けた顔のハーリーがスバル機内に写し出される

 

『ちょ、ちょっと艦長〜』

「ははは、しかし元気にやってるみたいで良かった」

ルリとリョウコは雑談をしながら最深部に進んで行った

 

 

ナデシコB格納庫

 

民間人が大量に入っている

そんな中でカタオカが見たモノは

「・・・んな!?俺のヒュッケバインが・・・」

目の前にはばらされたヒュッケバインが転がっていた

「ああ、グルンガストを修理するのに部品使ったぞ〜」

「なんで?」

「艦長命令でな、グルンガストを急いで使用可能にしなきゃならんかったんでなぁ・・・まあ、今回の出撃はあきらめな。どうせ救助した民間人や怪我人で発進なんか無理だしな」

「・・・はぁ(泣)」

外ではガイとサブロウタ、ナカムラが脱出する民間人や、艦からの脱出艇を守りながら戦っていた

 

 

「ハーリーくん、民間人を収容しつつ発進準備。タカスギ大尉とナカムラ中尉に通信『スバル機を援護し、アマテラスからの脱出を促がしてください』と」

ナデシコ艦内が騒然とする中、ルリは何事も無かったように再びスバル機と通信を繋ぐ

 

『ん?なんだルリルリ?』

「済みませんがお願いがあります。あの黒い機動兵器にワイヤーを打ち込んでください。

 通信を拒否してるらしいので中継をお願いします」

『わーったわーった、アイツ腕がいいから出来るかどうかは知らないけどな、まあやるだけやってみるよ』

「お願いします。あ、そこを下です」

 

 

「進路を確実に・・・向かっています・・・」

オペレーターの報告に神妙な面持ちで考えるシンジョウ

後ろではアズマが兵に取り押さえられて暴れている  

「わしは逃げも隠れもせん」「准将お静かに」

 

「・・・プラン乙を発動!

 

「シンジョウ中佐!君達は何者だ!何を企んでいる!!

 

「地球の敵・・・

 木連の敵・・・

 宇宙のあらゆる腐敗の敵・・・

「何!」

 我々は火星の後継者だ!!

統合軍の制服を剥ぎ、火星の後継者の服に早変り(笑)

 

 

 

第五隔壁の前に降下してくる漆黒の機体

そのモニターには操作パネルがズームされていた

 

機動兵器の中ではパイロットが笑みだか怒りだか判断の付かない表情をしていた・・・

 

マジックハンドが伸び、操作パネルに触れようとした・・・その時

 

ドーン!!

「ちょっとまった〜!」

爆発する隔壁、そこから響く外部スピーカーの声

 

漂うように流れてくるエステバリス

パシュ!

その左人差し指からワイヤーが撃ち出された

 

ワイヤーは漆黒の機動兵器(いいかげんめんどくさいなぁ)に張り付いた

 

『よう!誤解しないでくれよ、オレは頼まれただけだかんな』

パッ!

『こんにちは、地球連邦軍第13独立艦隊ロンド・ベル所属二番艦ナデシコB艦長のホシノ=ルリです』

ぺこ

「・・・」

男は何も話さない

『無理やりですみません、ウインドウ通信の送、受信をカットしているのでリョーコさんに中継を頼みました・・・

 

 あの・・・教えてください、・・・アナタは誰ですか?何が目的なのですか?』

 

「・・・ラピス 解析スタート」

 

マジックハンドが操作パネルに触れ、解除コードを打ち込んで行く

 

「時間が無い、見るのは勝手だ」

男が呟く

 

ゴゥン!ゴゥン!ゴゥン!・・・・・・

ゆっくりと隔壁が開いていく・・・

 

To be continued

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

カタオカナイス!

魂こめて「ブロォォォォクゥゥゥンンンンン!!!フ〇ントォォォォォォム!!」

 

どうも最近仕事が忙しくて疲れ気味の日光です

 

夜間断水で、朝の6時半から次の日朝6時半まで働くわ・た・し・・・(T×T)

 

次の日っていうかその朝から丸一日休みのはずが・・・

昼に「今から来て」の一言で役所へ・・・(泣)

 

やってられるか〜!!

 

言えない私・・・言いたかったな〜

 

ところで【火星メロンソーダ】、化成ソーダにかけたDAYさんとの馬鹿話でできたオリジナル商品だったんですが

 

 

劇場版にあったよ【火星ソーダ】(爆)

 

このSSの資料としてDAYさんから借りた【ナデシコ1000%コレクション】・・・あるし!

 

やっぱり考えるか・・・このネタ

ちなみに飲んでるのはルリルリだったりする

つまり火星ソーダは火星メロンソーダよりも安全なのだ!

 

ちなみにカタオカさん方向音痴は・・・本当です

元になっているカタオカくんの実話が、全然見当違いの方へ自信たっぷりに誘導すると言うスキルを持っているので

一度彼の被害にあってます。・・・鹿児島で・・・

 

 

DAY:そうだな・・・・あの時めるう゛ぃるは別ルートを使ってたから被害をまぬがれたんだよな。

めるう゛ぃる(以下め): ・ ・ ・ 後で聞いてあきれたぞ、あれは。

       まぁ内輪ネタはこのへんで、

D:そうだな、感想と行くか・・・・額縁で銃弾を弾く漢、カタオカ

   無理だ!

  まあ、スパロボのパイロットは超人ばかりだからこれくらい出来てもフシギでは無いのだけれど・・・・・。

め:そぉぉぉぉぉいう問題か?

  しかし、まぁ いきなり壊れたなデンドロビウム ・ ・ ・ 

  ステイメンのままだと弱すぎるからなぁ

  これからコウの乗る機体 ・ ・ ・ 何になるんだろ? ZU?それともZプラスC型?

D;ガンダムは、種類が多い分だけに潰しがいがあるね〜。

め:そういう問題かいっ

  個人的には戦闘シーンもう少し欲しかったなぁデンドロビウムの、コウの叫びしか無かったような気がするから。

D:戦闘シーンに関しては人事では無いんだけどね。

め: ・ ・ ・ うぐぅぅ

  1話分の容量も順調に増えていってるし、このままの調子でいってほしいなぁ、更新スピードともども。

D:まったくだ。 最近、ボクも息切れぎみだしね。

め:思うならスパロボRなんかやらずにさっさと書けいっ!

D;SSは作者の心を写す鏡・・・・潤いが必要なのさ(遠い目)

め: ・ ・ ・ たっぷりと潤わさせてやろう、貴様の血と汗と涙でなぁぁ!

D:また! いつものパタァァァァンかぁぁぁぁぁっぁ!!

 ぐふぅ

 

 

め: ・ ・ ・ いい加減マンネリだな     これも。

 

 

 

 

 

代理人の感想

いや、さすがに素手や額縁で銃弾弾けるような人外は極一部だと思いますが。

ニュータイプだって自分の体を使うことはちゃんと修練しないといけませんしね(笑)。

 

 

 

それにしてもサイサイシーよ・・・・19になってもチビのままなのな。哀れ(爆)。