機動戦艦ナデシコ パラレルストーリー

スーパーロボット大戦A After Wars

 

 

 

 

 

「全艦メガ粒子砲斉射準備!・・・てぇぇぇぇぃ!!」

ラーカイラムを筆頭に一斉に発射されるメガ粒子砲

その大半がフィフス・ルナに吸い込まれる・・・

「フィフスの状況は!?」

「だめです、効果は微小!依然健在!!敵MS接近中」

「アムロは?」

「アムロ中佐は現在MS隊を指揮し、敵MS部隊と交戦中です!」

「敵ギラドーガ部隊接近!ラー・チャター対空砲撃開始!」

「護衛部隊はどうした!」

「現在アクセル少尉が出撃準備中、後50秒程で発進可能!ラミア少尉、出撃しました!」

「フィフス・ルナ、後370秒で阻止限界点に到着!」

「アララギ艦隊に伝令!シフトCへ移行!」

「了解!」

 

 

 

第6話 カウントダウン Side The Space

 

 

地球連邦軍第13独立機動艦隊ロンド・ベル

地球圏の平和維持任務に着く特殊部隊

前大戦では数多くのスーパーロボットと共にシャドウミラーと激戦を繰り広げてきた・・・

しかし、今は当時のエースパイロットも減り最強部隊の名前も過去のものとなりつつある。

 

現在は旗艦『ラー・カイラム』を筆頭にネルガル第二世代艦『ナデシコB』、クラップ級巡洋艦『ラー・チャター』『ラー・カイム』『ラー・ケイム』

の五隻から形成される・・・

宇宙のサイドロンデニオン、地上のアマツシマに拠点を持ち移動時の補給、整備にナデシコ級二番艦『コスモス』を所持している

 

 

 

 

「フィフス!侵入角度良好、速度良好」

ネオジオン旗艦レウルーラ内に響き渡る声

それは隕石落し・・・フィフス・ルナ落しの成功を確認したかのようだった

「シャア大佐はナイチンゲールだな?」

「ハッ!」

ナナイ・ミゲルの質問に即答する兵士

(大佐も・・・仮にも艦長なんですからもう少し落ち着いて頂きたいものですね・・・まぁそれでこそ大佐ですけど)

 

 

「大佐!ギュネイ・ガスの宙域が膠着状態です、援護の必要を認めますが?」

通信に応えてモニターに表示されるシャア

『フィフス・ルナの投入は終わったのだ、総員引き上げのサインをだせ!』

「出しましたが・・・MSの後退のためにミノフスキー粒子の散布が出来ません」

『その分ギュネイが危険か・・・

 よし!ギュネイのヤクト・ドーガを援護、回収する!』

 

「ナイチンゲール出ます!

 ナイチンゲール発進!!」

 

レウルーラから一機の赤い大型MSが発進した・・・

 

 

 

 

「フィフス・ルナは落下コースにはいったな・・・

 !?まだノコノコと出てくるのか!」

ギュネイのレーダーには数機の敵が表示されていた

「ギラドーガ隊はジェガンタイプを!オレはガンダムをヤル!!」

 

 

フィフス・ルナに向かう連邦のMS隊の姿があった

「アムロ中佐、敵のフィフス・ルナは地球に降下を始めました!阻止は失敗です!」

フィフスで戦闘中のアムロを援護する為に接近するケーラ中尉率いる小隊だった

 

「アムロ中佐に近づくには・・・こいつ等を!散会して各個撃破せよ!」

ケーラは部下に指示を飛ばすと自分のハーディガンを加速させた

その前方にはギラ・ドーガが三機、密集形態で接近しつつあった

 

「フィフス・ルナを地球に落下するのを阻止できず・・・

 この一機も落とせないとは!このぉ!!落ちろ!」

アムロの搭乗するMS、ガンダムF90Vクラスターガンダムのメガビームバズーカが火を吹く

「フンっ!そんなMSでオレとやろうってかよ!」

それをかわし、お返しとばかりにヤクト・ドーガのシールドメガ粒子砲が火を吹く

「このパイロット・・・やるッ!NT?いや強化人間か!」

「中佐、援護します!」

「ケーラ?下がれ!その機体では無理だ!」

ギラドーガを撃破してハーディガンがアムロの援護に入る

しかしハーディガンの攻撃はことごとく避けられていた

「今だ!いけぇッ!!」

しかし回避する際にできた一瞬の隙をアムロが見逃すはずが無かった

一気にビームサーベルを抜き間合いを詰める

 

その時、無数のファンネルが襲い来る

 

「なに!このプレッシャー・・・シャア!!」

モニターには赤い大型MSが映っていた

「今になって、自分から出てくるのかッ!」

アムロはケーラに後退指示を出すと後退しつつライフルを連射した

 

 

「下がれ!ギュネイ!!」

「総帥!?しかし!」

ジェガン重装型を撃ち落しながら応えるギュネイ

「フィフスの投入は終わったのだ!ここでお前を失う訳にはいかん」

「ハッ!」

「アムロ!そんな機体相手に勝っても意味が無い!決着を付けるのはこの次だ!」

「シャア・・・チィっ!」

ビームサーベルを抜き、斬りかかるアムロ

しかしナイチンゲールはあっさりと避け、メガビームライフルでアムロを牽制する

 

 

そして

シャアとギュネイは宇宙の闇へと消えていった・・・

 

 

 

阻止限界点

地球直上防衛部隊

アララギ艦隊

 

旗艦ライラック

 

ブリッヂではアララギ司令が指示を飛ばしていた

「F91小隊展開状況は!」

「現在予定の89%完了」

「相転移エンジン出力状況!」

「現在110%グラビティブラスト、チャージ開始!」

「いいか!我等はフィフス・ルナを破壊し、ただちに『電子の妖精』を護衛しなければならない!

 照準を本艦に同調、斉射で片を付ける!その後は各艦の判断で落下する岩を攻撃!」

「艦長!フィフス接近!射程距離到達予定・・・23・22・21・20・19・・・」

「グラビティブラストスタンバイ!」

「グラビティブラスト、チャージ完了!出力130%を維持!」

「9・8・7・6・5・4・3・2・1・0「てぇぇぇぇぇぃ!!」」

 

無数のグラビティブラストがフィフス・ルナに突き刺さる

 

ドォォォォォォン!!

 

フィフスは幾つもの破片へと砕けた

 

「フィフスの破壊を確認、残り『要破壊』岩隗・・・数12、

 !?シャトルとの合流地点に先行したナデシコB、アオイ艦長代行より通信・・・

 ネルガルのシャトルが今の破片に当り推進系にトラブル!ロストしたとの事です!!」

「なにぃ!?」

 

通信士の報告に耳を疑うアララギであった・・・

 

 

 

ネルガル製 人員輸送用大型シャトル 天鹿

 

「ゴートさん、状況はどうです?」

「むぅ・・・暴走したアポジモーターへの回線はカットした・・・しかしそのせいで身動きがとれん」

「そうですか、では整備班の修理待ちですね」

窓の外へ視線を向けるゴートとルリ

そこには宇宙服を着て船外作業をする整備班の姿があった

(まさかフィフスの破片が直撃するなんて・・・ディストーションフィールドが無かったらみんな死んでましたね)

「整備班魂ここに在り!戦闘が再開するまえに修理するぞ!」

「「「おう!!」」」

 

「・・・ウリバタケさんが居なくても、あまり変わらないみたいですね」

「ふむ、そういえば客は?」

「アレを・・・」

 

視線の先には

「神様・・・」

「こんな時に神頼み?情けないったらありゃしない」

「クエス?ほら、シャアの隕石が砕けていくよ!」

「ハサウェイは宇宙初めてなんでしょ?怖くないの?」

「うん、なんかワクワクしちゃって」

「ふ〜ん、ねえコロニーに着いたら一緒に見て歩かない?」

「もちろん!断る訳無いよ!」

 

 

「アデナゥアー議員以外の子供二人は大丈夫みたいですね」

「ふむ、他のクルーとも気軽に話をしてるみたいだな」

「子供はこうでなくっちゃね〜」

 

 

 

ラー・カイラム

 

「ブライト、月のアナハイムへ行ってくる」

ラーカイラムに帰到したアムロはすぐにブリッヂへとやってきた

「大丈夫なのか?アムロ、シャアの追撃があるんじゃあ」

「すぐには攻撃してこないだろう、今の戦闘で向こうも推進剤が不足しているはずだ。火星の後継者もネオジオンの作戦終了までは行動を控えるだろう。」

「しかし月までどうやって?」

「ゲタを一機借りる、MSカタパルトを利用して加速すればすぐに着くからな」

「気をつけろよ?まだお前は必要なんだからなアムロ」

「わかってる、何かあったらすぐに連絡してくれ」

「ああ」

「じゃあ行ってくる」

 

 

 

 

 

 

アナハイム研究施設

MS格納庫

 

「Hiνの完成度は?」

「機体自体は完成してます、今は追加武装やフィンファンネルの追加案を検討中です」

「ならすぐに持って行く、追加武装は後日送ってくれ」

「しかし、武装の開発速度は遅くなりますよ。アムロさん」

「かまわない、しかしνの後継機・・・か」

「小型MSの開発競争が激化している時代に従来の大型MSですからね、だいぶ出力UPができましたよ」

「ベースにνガンダムを使ってるからな、ま今となっちゃ外装とフレームだけしか流用してないけどな」

 

「アムロさん!ラー・カイラムより呼び出しです!」

「なに!?すぐに出る、マスドライバーを借りる!」

「わかりました、お気をつけて」

 

 

ロンド・ベル本隊

 

アムロが月へ到着した直後、ネオジオンの再攻撃を受けていた

「左舷!弾幕薄いぞ!!なにやってんの!」

「ラー・チャター、ラー・ケイム、ラー・カイム各艦MS発進完了、迎撃行動に入ります!」

「月にいるアムロを呼び出せ!」

「はい!」

「これより全艦戦闘ブリッヂに移行!MS隊発進急げ!!」

 

 

 

「ケーラ、ガンダムF90Vクラスターガンダム出ます!」

「気をつけろよケーラ」

格納庫からアストナージが通信を入れる

「ええ、アストナージ・・・行ってくる!」

 

 

 

 

「なあ、アレ戦闘してんじゃぁ・・・」

「なになに〜リョーコ怖いの〜」

「ば・馬鹿言ってんじゃあねぇ!」

「怖がるリョーコ・・・だめ、ネタが浮かばない・・・」

「ゴートさん、一応整備班の方達を中へ」

「わかった」

「あ!こっちに来ます」

「整備班!さっさと戻れ!ミナト、今回避行動は可能か?」

「ちょっち無理ね〜アポジの修復率・・・25%だからねぇ」

「ディストーションフィールド出力37%!どうすんだ?」

「むぅ」

「こっちに来ない事を祈りましょう」

「ホシノ!?」「ルリ?」「艦長?」「ルリルリ?」

「ま、祈るだけでは駄目でしょうから・・・あの岩の陰にでも避けていましょう」

「りょ〜かいルリルリ」

 

 

 

 

「まさか、こんなに速く攻撃して来るとはな・・・ん!?向こうに・・・何か・・・

 !?なんで戦場にシャトルが!!チィ」

シャトルを発見したアムロはベースジャバーをシャトルの方に向けた

「落ちろ!」

すかさず連射したビームライフルがギラ・ドーガを落として行く

 

「助かりましたね、あの機体はアムロさんでしょうか?」

「うおぉぉぉ!味方のピンチに颯爽と現れる!これぞ王道!くぅ〜オレがやりたかったぜ!」

「ヤマダ!五月蝿いぞ!」

 

「こんな所でνガンダムに会えるとはな、オレも運が向いてきたぜ!」

「こいつ・・・NT?いや強化人間!・・・やるっ」

「はぁっはっはっ!アムロ・レイを倒せばゼロ・ムラサメの名前も売れるってもんだ!

 行け!ファンネルっ!奴を落とせ!!」

サイコ・ドーガからファンネルが発射される

それに呼応するかのように後ろのバギ・ドーガからモビル・ビットが発射された

「チィっ!!数が多い!しかしッ・・・」

右手のビームライフル、左手のニューハイパーバズーカが立て続けに発射され、確実に撃ち落していく

「なに!?・・・流石、しかしッ!!」

有線制御式メガアーム砲を機体から分離させ左右から、ファンネルが上下からアムロを襲う!

「見えるッ!フィンファンネル!!」

Hiνから飛び出すフィンファンネル!

すごい速度で飛び回り周囲のファンネルたちを確実に落として行く

「糞ッ!ここまでだとは・・・てめえら引けッ!」

「逃げる・・・?シャトルは・・・無事か」

周囲を警戒しながらシャトルに近づくアムロ

「こちら第13独立機動艦隊ロンド・ベルMS隊隊長アムロ・レイ中佐、所属を述べよ」

「お久しぶりですアムロさん、こちら特務艦ナデシコC艦長ホシノ・ルリ少佐です」

「ホシノ?何故ネルガルのシャトルに・・・」

「それは後にしませんか?今このシャトルにはアデナゥアー外務次官が乗っていますので」

「わかった、今ベースジャバーで牽引する」

「お願いします」

 

(これで助かりましたね、しかし月へは何時になったら到着できるのでしょうかね)

 

 

 

 

 

あとがき

 

オールハンデット♪

ガンパレード♪

オールハンデット♪

ガンパレード♪

全軍突撃!♪

どこかの誰かの未来のためにー♪

 

嗚呼・・・どこからか歌が聞こえる(笑)

どうも日光です、今日はDAYさんがそこに居るので対談形式で書こうと思ってますが・・・

遅いなぁ、ちょっと呼んで来ましょうか

 

旅館の部屋を退出―――

 

―――5分後

 

どうやら昨日遅くまで起きていたうえに、朝5時に起きて温泉に入ってきたらしく・・・

 

来ない(汗)

 

せっかく直接会っているのに・・・

 

ま、気を取りなおして

 

今回は逆シャア編ですが、ビデオがレンタルできなかったため小説版を参考にしています・・・が

小説もあまり見ていません、GジェネFを参考にしています(爆)

と云う事で、いろいろツッコミ所があるかも知れませんがご勘弁を(笑)

 

では鹿児島に行かなかったメルヴィルさ〜ん

 

 

 

 

めるう゛ぃる:は〜い、地元に置いていかれためるう゛ぃるでーす(笑)

       つぅうかお前らいつの間に鹿児島に行ってたんやぁぁ!!(爆)

 

        ・ ・ ・ コホンッ

 

       さて、今回はガンダムサイドだけあってナデシコ関係者の出番が少ない事少ない事、

       と言う事で、今回はガンダム関連の解説を ・ ・ ・ 

       まず『ゲタ』 当然のことながらこれは通称です、正式には『シャクルズ』又は『ベースジャバー』と言い、モビルスーツが長距離移動する為の乗り物です。

       が、『ゲタ』自体にもコクピットが付いていますので今回のアムロのように単独での運用も可能です。

       ちなみに『ゲタ』は宇宙用で地上用は『ドダイ』と呼ばれています。

 

       続いて『ナイチンゲール』これはシャアの最後の機体『サザビー』の後継機です。

       元々は小説『逆襲のシャア』でのシャアの乗機です

 

       次に『Hiν』これはアムロの『νガンダム』のパワーアップ版です、スパロボシリーズで何回か出ているので『ナイチンゲール』よりは知名度は高いでしょう。

 

       最後に『F90Vクラスターガンダム』ですが、よくもこのようなマイナー機を出したものだと思います。

       名前が示す通りF90シリーズの3番機ですが、1番2番機とは別物でコアファイターなども付いています、まあRGzよりは性能はいいですけどね。

 

 

        では、また 来世 ・ ・ ・ 

 

 

 

 

代理人の感想

つか、クラスターガンダムってνより30年以上後の機体なんですが(爆)。>どう考えたってスペック的にνより弱いわけがないって

まぁ、「ZとνとF91とV2が同時に開発されてるような世界だから」と言ってしまえばそれまでですが。

 

ちなみにHi-νもナイチンゲールも、元ネタの方ではνやサザビーのパワーアップバージョンと言うわけではありません。

あくまで小説版「逆襲のシャア」においてνやサザビーのポジションに位置する機体であって、

νとHi-νはウイングゼロとウイングゼロカスタムのような関係だと考えて下さい。(分かりにくい?)

 

 

しかし、ゼロ・ムラサメ(フォウ・ムラサメの言わば『試作品』。ちなみに男)が出てきますか。

本家スパロボでは絶対出そうにないキャラですので、頑張って下さい(笑)