劇場版機動戦艦ナデシコ

後伝

【ベアルファレス】

 

序章

 

 

 

 

 

場所は火星・・・

 

最後の決戦が終了した地・・・

 

白亜の戦艦がその場を後にしようとしていた

「ばいば〜い・・・っていいのかなぁ?このまま行かせて」

眼鏡をかけた女性が振っていた手を止め後ろを振り向く

 

「いいんです、あの人は帰って来ますから・・・

 帰って来なかったら・・・追いかけるまでです」

少女が呟く・・・

 

あたかもそれが当たり前とばかりに・・・

後ろでは遺跡と融合させられた女性の分離作業が続いていた・・・

 

 

 

白亜の戦艦・・・

その名をユーチャリスという

 

その中では一人の男と一人の少女がいるだけだった・・・

 

「・・・ラピスジャンプ、目標は」

「月ネルガル秘匿ドック・・・でしょ?」

「そうだ、艦内制御はプラスに任せておけ」

《了解ですアキトさん》

「・・・うん、艦内制御を『オモイカネ+』に移行、ボソンジャンプ・・・ジャンプシークエンス開始・・・」

「・・・ジャンプ!」

 

ユーチャリスを青い光が覆い・・・そして消えた

 

そして月には現れなかった・・・

 

 

 

「ジャンプアウト・・・!?」

「どうしたラピス?」

《異常事態発生、艦の現在地をロスト》

「・・・周囲に人工物の反応・・・ゼロ・・・

 アキト、目の前に地球型惑星があるけど・・・」

「・・・悩んでいても仕方ない、行ってみるか」

大気圏突入を開始するユーチャリス

しかし・・・

《艦装甲に亀裂発生!相転移エンジン出力低下!》

「現在高度8000・・・!?重力制御装置に異常!艦の制御不能・・・高度が維持できないよ・・・」

「クッ!ブリッヂ隔壁閉鎖しろ!俺は亀裂部の応急修理に行く、プラスは自己修復システムでエンジンと重力制御装置を!」

《はい・・・修理用ナノマシン展開》

 

「高度3000を突破・・・アキト、早くブリッヂに」

「間に合わない、俺は大丈夫だからなんとか不時着できる場所を・・・」

しかし艦の前方には高い山脈が連なっていた

 

 

山脈に2箇所だけ開いた街道があった

その1つを通るキャラバン・・・

その中の大半は商人では無く騎士や農民、貴族に学者と多種多様に渡っていた・・・

「はぁ・・・暇だな〜・・・ねえ」

馬車の中で暇そうにしていた青年が壁にもたれかかって本を読んでいる少女に話しかける

「・・・私?」

「そうそう、ねえその本面白い?」

「・・・そうね、・・・面白いわ」

「貸してほしいな〜駄目?」

「いいけど・・・字読めるの?」

「大丈夫、これでも学者だったりするからね〜」

「いいわ、はい」

少女が本を手渡す

「ありがと、あ・・・俺はウエルド、よろしく」

「私はノエル・・・よろしく」

二人が話しをしていると・・・

 

ゴォォォォォォォォォォォォォ!!

 

「なんだあの火の玉!!」

「こっちにむかってるぞ!」

「なんだなんだ?」

外から轟音と騒ぎ声が聞こえて来た

「なんだろね?」

「・・・さあ」

 

ドォォォォォォン!

 

そしてその瞬間その火の玉・・・ユーチャリスは山脈に激突した・・・

 

 

 

「あ・・いたた・・・どうしたんだろ・・・ってノエル大丈夫?」

「私は・・・大丈夫、かばってくれてありがと・・・」

「しかしこの馬車から後ろは崖くずれが起きたみたいだ・・・年輩の人は迂回して向かうみたいだね」

 

「ねえ、誰か!」

 

ノエルとウェルドが話しをしていると遠くから声が聞こえて来た

「?なんだろ」

「・・・行く?」

「ああ・・・そうだね」

二人が行くと一人の少女が倒れた人影の前で騒いでいた

「ああ、早く早くこの人が倒れているの、どうにかしないと!」

「退いて!・・・怪我は軽いから大丈夫、脳震盪かなにかだと思う・・・このままカルス・バスティードに連れて行くしかないね・・・」

(・・・なんだろこの服、私の知らない文化?こんな素材は知らない・・・なんだろう、一応マントみたいだけど・・・)

ノエルは一人疑問を抱いていた

 

 

 

《プログラム・再起動終了・・・状況確認・・・

 メインコンピュータ・・・・・・・・・問題無し、但し艦内回線は断線多数

 艦内状況・・・・・第一〜第三ブロック大破

          第四ブロック・・・中破

          第五ブロック・・・小破

          第六〜・・・・・・異常無し

 艦長     テンカワアキト・・・所在不明

 オペレーター ラピスラズリ・・・・意識不明、但し身体等に異常無し・・・脳震盪と思われる

 

 状況確認のため独自判断で探査用無人機【探査仕様バッタ】を起動します》

 

山脈に埋まったユーチャリスから無数のバッタが世界に向かって飛び出していった・・・

 

 

 

 

 

あとがき

日光です、無謀にも連載第2弾です、しかしこの元になったゲーム知ってる人いないだろうな〜

ストーリーは深いし絵も綺麗だし・・・なんで売れなかったんだろうな・・・

まあ問題があるとしたら【難易度が高い】って事だろうな〜

私はそうは思わないんですけどね〜

ただ知り合いの中でクリアできたのは私だけだったんですよね〜

 

・・・そんなに難しいかなぁコレ・・・

 

DAY:難しかったぞ、三面ぐらいで詰まった。

プレステでは、珍しいぐらい技量を要求されたぞ。

元々アクション苦手だけどね。

ストーリー自体は面白いモノだからどこまで書ききれるかな(ニヤ)

 

管理人の感想

すんません、私もこのゲーム知りません(苦笑)