『う、うう〜ん。何かすっごい悪夢を見ていたような気がする。』
  
  アキト、この世界での第一声(寝言含まず)
  
  ふぅ〜、何とかぎりぎりで起きやがったよ。何とか起きたか(安堵)
  
  結局プロローグ中ずっと寝ていたので第一話に間に合うよう起こした。
 (その過程にいろいろあったがそれはまた別のことである)

  『ここは何処だ?確かブローディアごと遺跡に取り込まれて・・・・』
  おお、起きたばっかりだというのに、思考能力がしっかりしている(驚)

融合せし世界の中で

 

  第一話  プリンス・ミーツ・ガールズ

 『闇の恐怖に怯え、俯く者に未来の光明など見えるはずもない』
             〜“名もなき戦士の言葉”より〜(関係ない)



  目覚めてから自分の状況を確認してみる。すると驚く点が出てくる出てくる。
 
 ・まず、逆行していた時にまで続いていたラピスとのリンクが切れているのが一つ。

 ・続いて、ブローディアがいないこと。(いや、資料室なんて言う世辞にも広いと言えな
  い場所にあったらそれはそれで問題だが)
 
 ・今現在所持している装備はDFS、フェザーブラスター、ディストーションフィールド
  発生装置、それとジャンプフィールド発生装置ぐらいであること。

 ・ここは俺の知っている世界どころか平行世界ではないこと。

 ・挙げ句、ここはタラークという星で男性しか存在せず、女性はメジェールとかいう星に
  存在していること。

 ・嫌なことにそのタラークとメジェールは敵対していて戦争状態であること。

  ちょっと調べただけでここまで出てくるのである。(資料室だし。)

 ラピスとリンクが切れているのが致命的である。ランダムジャンプを引き起こして帰るにしても
 彼女がいないと、自分がいた世界が特定できないのである!!

 このような事実を突きつけられてアキトはというと・・・・・・・・・・・・・・・・・

 『何いぃっ!?お互いの星には男性か女性、どっちしかいないのか!!!(かなり驚き)
  と言うことは、どうやって子供を作るんだ?まさかここは薔薇百合の世界なのか!?
  気になる・・・非常に気になる・・・・調べなければ!!!!!!!!!!!!!!』
  
 どうやら科学者の両親譲りの知的好奇心が、このとき発揮されたようだ。(笑)

 いや、そんなことしている場合ではなくてね。他にすることは、ほら色々とね。

 『うわ、こうやって子供作るんだ!?すごい不憫だな。これはアカツキあたりが見たら
  絶対に精神崩壊起こすだろうな。げっ、本気で行ってんのかこりゃ!?・・・・・・』

 をい、(怒)いい加減に・・・・・・・・・

 “女は魔物である!!”

 突然聞こえてくるおっさん声の大音響。おかげでアキトが現実復帰(爆)

 『な、何だこれは!?いったいどこから聞こえて来るんだ』(ミスマル親子に比べればましだが)
 
 “かつて女は男の肝を食らい、愚弄し、精をすすり尽くした!”

 『演説のようだが、何かすごいプロパガンダだな。しかし精をすすり尽くすって一体・・』

 その時アキトの脳裏に同盟のお仕置きが浮かび、急いで消したのは言うまでもない。

 『さて、このまま此処にいてもしょうがないな。他の場所に移動してみるか。』

 【木蓮式歩行術】・・・これは練度にもよるが、例え目の前を移動しようが気付かれることなく
  移動できるという優れた歩行術である。そう、例え全身黒ずくめ怪しい奴でも!!(笑)


 こうしてアキトは艦内を歩き回り、途中で服装はこのままではいけないと思って仕方ないので、
 適当にそこら辺にいた奴を殴り倒し(をい)、服を奪うという追い剥ぎをした。

 おいおい、おまえっつー奴は何やってんだよ。(まあ、仕方ない気もするな。)

 『うわ、こいつの服・・・体臭がすげぇ臭ぇ!!仕方のないな、ハァ〜〜〜(非)』

 うんうん、世の中にはリスクが付き物だ。ここは一つ諦めて・・・・・・・

 『別の奴襲うか。(ニコ)』


 ニコ、じゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

 その後、ロッカールームに行くまで二十人以上犠牲が出たが、やった本人に罪の意識はない!
とりあえず適当に服を選び、着た後でこれからについて考え始める。(荷物は袋の中に入れた)

 『しかし、どうやら此処は宇宙船の中のようだな。ふむ、どうするかなこれは?』

 プランその壱・・・この船から下りる。(壁をぶち抜くなりして)

 プランその弐・・・この船を乗っ取る。(昴気や、運良く残っていたDFSとフェザーブラスター使えばできるだろう・・・多分)   確実にできますってば、おい(大汗)
 
 プランその参・・・このまましばらく密航して様子を見る。

 『まず、タラークの文化自体よく分からないのに、降りるのは危険だ。プランその壱・・没
  死傷者を出したりするのは嫌だし、乗っ取ったところで何もできない。  その弐・・没
  と、言うことは消去法でその参か。いや、いっそのこと見つかろうかな・・・・・・・』

 そんなことを一人ごちていると、

 “諸君の声は此処まで届いている!

時は満ちた、我々のたぎる思いは最早出航時刻など待ってはおれぬ!

そうだな諸君!?”

 “うおォォォーッ!!”(全員サクラ)

 『ん、もう発進するのか?ふうぅ〜ん』と、他人事のように聞いているとスピーカーから

 “げっ!”だの“まだ、予定より二時間も前だぞ!”と言う声がして、上擦った声で

 “そ、総員配置!”と、聞こえ“ったく無茶がすぎるぜ首相!!”と続いた。

 『木連や火星の後継者より酷い治安のようだな。首相だけ一発殴り倒しとこうかな・・・
  多分文句でないだろうし』と、考え始めた。

  やめておけ。多分原型残らないから(汗)

 “イカズチ発進”

 イカレ首相がそういった瞬間

 《ドカドカドカッ! ゴワァァァァァァッ!!》

 イカズチを取り巻くように設置されていた何百ものノズルから激しい炎が噴射され、一層
 激しさを増した噴煙の中からイカズチがゆっくりと、そして雄大にその巨体を空中へと浮
 かび上がらせた。


 “うおォォォォ〜ッ!!”・・・・“やっと終わった”

 群衆の絶叫を掻き消すほどの轟音が轟き、タラークの都市部はおろか、大地まで振動させながら
イカズチはゆっくりと宇宙へと上昇していった。・・・一人のイレギュラー付きで

 『ま、とりあえず発進したことだし・・・さっき見た資料の中にあった、そう・・たしか
  九十九式蛮型撲撃機って言ったか。そいつのところに行ってみるか』

 と、アキトはこれからの行く先を決めていた頃・・・所変わって

 “乾杯!”

 宇宙空間にいて、敵が来る可能性があるのに宴会などをしている。

 コイツらやる気あんのか・・・・・マジで(やっぱり上がああだと下もこうなるのか)

 ちなみにその会話というと次のようなものである。(重要部分を抜粋する)

 “どうだ?戻ったら一緒に子供を作らんか” “貴様との子か?悪くないな?”
 “教官!自分は今まで黙っていましたが自分は貴方を!” “い、いきなり何を!?”
 “大尉〜〜〜幸せです〜” “こ、こら人前で何を皆が見ているだろうが”
   

 言葉だけ聞くと嘆美に聞こえるが、此処はだけの星タラークの宇宙船内である・・・・
                   
 即ち、これをやっているのは全員野郎である・・・あぁ薔薇の世界が広がっていく・・・
                         
 誰か止めろ。自分もこんなもん書きたくない。(そんな趣味はない)と、その中で格が違う
 話し声が聞こえる。よかった・・・そっちの方をクローズアップしよう。

 “貴様は医療学か。俺は兵站部に興味があってな。ほう、貴様は報道学か。”
 
 うむうむ、まともな話をしているしている(安堵)

 しかしその話の中にも参加していない者が一人いる。興味がなさそうである。
 
 彼の名はドゥエロ・マクファイル。身体的特徴は他の者が短髪であるのに彼一人長髪である。
 ならば反抗している者かというとそうでもなく、エリート中のエリートである。
 なぜ興味がないというかというと彼にとって成績のよいのは当たり前のことであって・・・
 他の者の成績などに興味がないのだ。(ちなみに進路志望白紙)

 はっきり言って十六歳そこらには決して見えない。

 「やあ!皆さん、盛り上がっています?」

 いきなり妙に明るいトーンで会話に割り込んできた者が現れた。

 ちなみに個人的にどうでもいいが今後も出てくる一応主要キャラなので紹介しておく。
 こいつの名前はバート・ガルサス。はっきり言って成績はよくない
 祖父が食料品会社をやっていてそれ以外ぱっとしないキャラである。
 で、今こいつはその食料品であるペレットの宣伝をしている

 をい。もし沈んだらペレットどころの話じゃねぇと思うんだが

 「で、これが新発売の滋養強壮丸なんだけどこれを取ると、なんと病気まで・・・・・」

 なんか嘘臭い上にラッパのマークの商品に見えるもん誰が食べるかい!!!!
 (ちなみに私はそれを初めて飲むときに年の数だけ飲むと信じ実行した愚か者です)

 説明し忘れていたけどペレットというのは端的に表すならばげっ歯類の餌である。
 タラークの土地は痩せていて野菜などが育たないのである。
 味は酷く味気なく不味い。(乾パンがごちそうに見えてくる)

 と、まあそんなことをしていると、スピーカーから仰々しいアナウンスが流れ始めた。

 “諸君!正面、演台を注視せよ!これより、我がタラークの誇る、新型兵器中の新型兵器九十九式蛮型撲撃機を披露する!!”

 それまで和んでいた雰囲気が一瞬にして引き締まり、一斉に視線を正面に移す。
 すると、同時にそれまで周囲に張り巡らされていた陣幕がバッと引き落とされて
 タラークの中の最高峰グランパの胸像の奥に大きな隔壁が現れた。

 その後重々しいファンファーレとともにゆっくりと隔壁が開き始める。
 一同(ドゥエロとバート除く)が固唾をのみ見つめる・・・・・・・・・・・・・・・・
 首相が何かありがたくもないお説教を喚いているが聞こえちゃいねぇ(人望0)

 そして眩いライトと共に完全に開き、並んだ蛮型が姿を現す。

 それに続く歓声・・・・となるのだが歓声はおきなく皆ただ一点を見つめている。

 “そうかそうか、貴様らそんなに感動して声も出ないか?うむうむ”
 と首相が感慨深げに言うが一人の士官が声を上げ、沈黙を破る。

 “おい、誰かが蛮型の上に立っているぞ。”←小さい
 
 その声が引き金となり、“誰だ?”“士官用の制服を着ているぞ”etc
 と、皆口々に言い奇妙な緊張感が生まれた。

 で、そのころ騒ぎの原因である我らがアキト君はと言うと、

 (いや、何となく出てきてしまったがどうしようかな?適当に誤魔化せれる方法あるかな)
 などと至って冷静・・・て言うか呑気であった。

 “貴っっっっっっっ様!!そこで一体何をしとるか!?軍法会議にかけてやる階級並びに姓名を名乗れぇっ”

 いきなり首相が声を張り上げる。(何て言うかアズマ准将みたいだな)

 それを聞いてアキトはというと・・・・・・・

 (んなこと言われてもこの世界には俺という者が存在していないし、適当に名乗っても絶対
  ばれるしどうしようかな?)

 と考えていて、答えられずにいた(まぁ、とうぜんのことである)

 すると、そんな事情を知らない首相はますます怒り狂ってこんなことを言ってしまった。

 己の命運此処で分けるとは気づきもしないで(ご愁傷様)

 “ふん、答えられんと言うことは密航者か!?そうでないにしろ式典を台無しにした罪は大きい、よってこの場で即刻死刑だ!!!銃殺刑だ!!!!!!!!!!!”

 そういった瞬間に、ソレはおきた。会場全体の空気を震わせる殺気が辺りを包んだ。
 ・・・・・・・・・そしてアキトから発せられる静かな声・・・・・・・・・・・・・・・

 「貴様、今なんと言った?式典を台無しにしたと言うだけで死刑?・・・・・・・・
  貴様の面子のために死ねだと?・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・殺せる者だったら殺して見ろ」


 完全に空気は呑まれてしまった。この雰囲気にドゥエロやバートも動けずにいる。
 そして声を振り絞り、掠れた声で首相が命令を出そうとしたとき、

           その命令は出る事が無かった・・・・・ 

   ・・・・首相の胸にアキトの当て身がめり込んでいたからである・・・・

 「但し、人を殺そうとするときは必ず自分が殺される覚悟をしておくことだ。」

 その場の誰にも分からなかった。どうやって全長数Mはある蛮型から飛び降りたのか。
 いつの間に首相の目の前にまで移動したのか。どうやって・・・・どのように・・・・

 しかし共通して全員が分かることが二つあった。まず一つはもう首相は助からないこと。
  心臓のある部分に威力のある当て身を食らった場合。確実に折れた肋骨が心臓を襲う。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・確実に助からない・・・・・・・・・・・・・・
 
 そしてもう一つ。

 これは極めて重要なことであり、己自身の生命にも関わる事である・・・・・・・
 今は動いてはいけない。あの男の指示があるまで動いてはいけないと言うことである。

 こうして、宴会?披露宴?何それ?な雰囲気の中に閉じこめられることになった。

 うぅ〜〜ん。作者の私としてはこんな具合に暗いのは嫌だ。誰か何とかしてくれ〜。

 “総員緊急配置!!緊急配置!!これは演習ではない!!女だ!女がきた!!
  ただいま本艦は女共の奇襲攻撃を受けている!!総員、直ちに持ち場に戻れ!!”
                          
            いた^0^(ナーイス)

    “天順儀、第三時方向よりメジェール機動隊!星三つ、赤一つ!”
 
   “護衛艦の陣形が破られました!各館に発令!イカズチを死守せよ!”

   ちなみにこのとき皆の思考は再び一つにまとまった。(ドゥエロ除く)
  “もう嫌だ〜〜〜〜家帰りて〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!”
    そして全員が次にとった行動は、男の顔色をうかがうことであった。

    キョロキョロ  キョロキョロ  キョロキョロ  あれ?いないぞ?
                    ・
                    ・
                    ・
                    ・
                   コホン
           いつの間にかいた艦長が大きな咳払いをして

  “総員!我々はこれより女共の撃退にかかる!男の意地を見せてやれ!!!!!”

     “うおォォォォォォォォォォォォォッッッッッ!!!!!!!!!”


 ・・・・・・・・・・さあ、続いて女性パート言って見よ〜〜〜(何だかな〜〜)


 そんな(どんなよ?)混戦の中心からやや離れた所で、ゆっくりと接近する宇宙船があった。
 まさにイカズチに強襲を仕掛けている戦闘艇の母船である。(形は流星型)

 「お頭、大物が掛かったようです」
 戦闘時のため、照明の落ちた(でもこれから先では何故か着いている。)母船のブリッジにて
 一人の女が言った。その声の主は女海賊の副官、ブザム・A・カレッサである。
 首に巻かれたチョーカーの宝石がきらりと光り、もう一人の席に手をかける。

 「言ったろ?今日はアタシのラッキーデイだからね」

 こちらも暗闇のためよく見えないが、すっぽりと全身を覆った包囲の下から覗く皺だらけの目を
 細めて答えたのが、この一団のリーダー、マグノ・ビバンである。

 (いや、聞いてないですけど。)と思ったがまぁ気にしないでおこうと努めた。

 彼女たちにとってこの行動はいつもの仕事であって、イカズチであろうが、それはただの・・・
 イキのいい大物にしかすぎなかったのである。

 そのころその大物はと言うと(笑)・・・・・・・

 “護衛艦ひじり大破!同まぼろし航行不能!しかし、さっきのあれに比べれば!!!!”
 “イカズチ新艦区大破、副砲使用不能!しかし、さっき(以下略)”
 “くそ!本星に見えないように戦ってやがる!これじゃ増援が呼べねぇ!しか(以下略)”

 “俺達はこんなぐらいの脅威よりもっと恐ろしい経験をした!!!それに比べたら!”

          必死にもがいていた・・・妙な自信付きで(笑)

          そのとき艦長が沈痛な顔で新たな命令を下した。

     “・・・・・・・・・・・・蛮型を出せ・・・・・・・・・・・・・・・”
 その命令はとたんに搭乗員待機室に流れ、混乱を生むことになった。

 “ちょっと待てよ!!さっきの奴がいるかもしれないんだぞ!?蛮型の所には!!!”

 と言った具合に全員蛮型の所にたどり着けないでいた。

 ちなみにドゥエロとバートはと言うと・・・・・

 ドゥエロは戦闘中なので応急処置セットを取りに行き怪我人の治療をして(立派、立派!!)

 バートはと言うと・・・・・・・・必死に隠れていた(己は一体何やっとるか!?)

 “出撃要員が格納庫へ行くのを拒否しています!!!”   “やっぱり〜〜〜〜!!”
    
 ・・・・・・・・・そろそろイキが悪くなってきたかなこりゃ。(あ〜あ)

           はい、女性パート言ってみよう

 戦況は明らかにメジェールの女海賊に有利であった。護衛艦隊はことごとく戦線から離脱させられ
 イカズチは丸裸の状態である。蛮型も一機も出撃できずにいている。(原因アキト)

 「あらあら・・・・此処まで抵抗がないとかえってしらけちゃうわね。メイア、どうする?」
  一つの機体から呆れたような通信が入る。
 「雑魚がでてこないのならば良いに越したことはない。各機、ターゲットを母艦にロック・オン」
 「はいはい・・・了〜〜〜解っと。」
 メイアと呼ばれたその搭乗者は怪しげな面を着けた防護服を着ているため顔は分からないが、会話から判断するに戦闘隊のリーダーであろう。
 白く輝く機体を借り、一気にイカズチ後方カタパルトへ向け突入を開始した。かなりの腕である。
 彼女に続いて他の機体も突入していった。

 そのころ姿を消していたアキトはと言うと・・・・・・・・

 「ふむふむこのまま直進すれば機関室か。これだけの船、どのようなエンジンで動いているのやら興味があるな〜〜〜」
   
  知的好奇心で動いていた(さっきやった行為は露ほどに気にしていない)・・・をい・・・
 
 ちなみにアキトが興味を抱いているエンジンの名称はペークシス・プラグマという。
 その名の通り高エネルギーを発する結晶状の物質。大きさも様々で戦艦や宇宙船、
 小型の者は蛮型やドレッドの動力源として幅広く使用されている。
 
  そうしてアキトが機関室にたどり着き扉を開けた瞬間閃光が機関部を貫いた!?


「な、なんだ!?・・・・くっ、ディストーションフィールド展開!!」

 アキトがディストーションフィールド発生装置を起動させるとともに、閃光がアキトもろとも
 機関部を包み込んでいった。

    ・・・・・・・ちょっと待て、一体何が起こったんだよ・・・・・・・・・

 少し時をさかのぼろう。ドレッド隊が強行突入した後である。

 ドレッドが強行突入した旧艦区格納庫は、霧に包まれたように霞んでいた。艦内へ通じる司令塔
 ぎりぎりまで機体を滑り込ませたドレッドから気密服に身を包んだ女が現れた。白煙に霞んでい
 てよく見えないが、鬼をかたどったような防護服のため、その姿はまぁ見たまんまに・・・・・

 “女は魔物である”・・・・・首相よ、もういないけど確かにあたっとるわ。確かに。

 蔓延する消毒剤が平衡感覚を麻痺させるのか、宙を・・・・転ぶように!?

 「こちら突入隊より、全く全然男いないわよ〜〜〜最近の男は逃げ足早くなったのかしらね。」
 「まぁまぁ、でも確かに拍子抜けするわよね〜〜」

 どうやら、拍子抜けしたために転んでしまったらしい・・・・・

 と、そのときに突入隊の一人がある者を見つけて声を上げた。

 「うわ!何これ・・・ひょっとして・・・・・死体!?」(泣)

 そこにあったのはさっきアキトによって見事昇天させられた首相であった。白目むいて舌出して
 挙げ句血泡までご丁寧に出している(怖)

 さすがに一同・・・・・・一歩引き、二歩引き、三歩引いたところで・・何かに当たった。

 ガツン

 一同静かに固まる。そしてゆっくり振り向いたとき、そこにあったのは・・・・・・・・

 男が上半身だけで目を見開き口を開けている像だった。(つまりグラン・パの胸像なのだが)

 いつもだったら冷静に対処できる状態だった。しかし今は状態が状態だった。

「「「「「っッッキャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」」」」」

 思わず全員が指に装着しているリングガンを発射する。連射!連射!うちまくれーーー!!!

 そのとき響く男の叫び声!?

 「にょえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!??」

 いきなり像の中から現れるバート。(何でおまえそこにいるんだよ)

 説明しよう!!実はこいつは逃げて逃げて逃げまくって最終的に此処に戻ってきたのだ!!
          別にンナ説明聞かんでも分かるわい・・・

 出た瞬間視線があってしまい肝を冷やすバート。そのとき!!

 ガン!ゴン!!ガリガリ、ゴォォォォォォォォォッ!

 「えっ!?」
 
 異様な物音にその場にいた全員が振り返ると、巨大な砲を装備した青いドレッドが酔っぱらい運転
 が上手に見えるような操縦をしながら奥よりつっこんでくるところだった!!!

 「きゃぁ〜〜〜〜〜っ!誰か止めて〜〜〜〜〜〜っ!!」

 コクピットの中では操縦している本人がパニックを起こしていた。(誰だよ?この娘選んだ人)
 声の感じからしてまだ年若い少女のようだ。

 「ディータ!何をしている!?止まれ!!」

 別の所で指揮していたリーダーのメイアから通信が入る。ディータと呼ばれた少女は何故か
 昔あったMMRに出てきたようなエイリアンの防護面を着けていた。(視聴者プレゼント?)

 「止めたくても止められないンですゥ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!」

 これから起こることを察知して突入隊の皆様は先を争うように退避していく(笑)
 バートだけ分からずにドレッドを見続けている(哀れ)

 そんなことをしている間にディータのドレッドは一直線に格納庫端の頑丈な隔壁めがけて
 突っ込んでいった。(バートがそこにいるのはご愛敬)

 「キャァァァ〜〜〜〜ッ!!!ぶつかるゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」

 悲鳴と共に反射的にディータは勢いで手元のトリガーを引いてしまった!

 ドゥオオオオオオォォォォォォォッ「ギョアぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
 ディータのドレッドが持つ巨大な砲から眩いばかりの閃光が走り、辺りを光の中へと包み込んで
 いった。(バート君。さらば。多分また後で!)

 ・・・・・・・・・・・・と、まあ、こんな事があった訳なのである・・・・・・・・・・・・

          そういえばタラークの奴らはどうなっているかというと。

 “くそ!このままではやられる。せめてこの残った新艦区だけでも救わねば!!”
    
          うわ〜い!すでにもう最終手段突入カウントダウン

 “クルーの避難を急がせろ。現在の避難率は?” “ほぼ100%です”

             しかもみんな逃げるのはや〜い(笑)

 ちなみにこの中に含まれていないのはバートともう一人・・そう、ドゥエロである!
 そのドゥエロはと言うと、懸命にまだ怪我人がいないかチェックしていた(感動)

 しかし無情にもタラークの連中は二人を置き去りにして逃げようとレバーを押した。

 旧艦区と新艦区は切り離せるようになっているのである。(新艦区にもまだ武装はある)
 そして分離した新艦区は旧艦区から離れていくかのように思えた。
 しかし、イカズチの艦長はプライドのためかある一つの決断を下した。

 “むざむざ敵の手に落ちるくらいなら・・・いっそこの手で!!大型弾村正用意!!”

 なんと旧艦区ごと海賊共を倒すという荒唐無稽な指令を出したのだ!!



       はい、ほんじゃ次、アキトパート行ってみよう!!

        そんなことが起きるちょっと前のことである。

 ギシ・・・・・・・・・・ギシギシ・・・・・・・・・・・・

 ビームによってあけられた隔壁の穴にすっぽりとはまりこんでしまったディータのドレッドが
 振動で揺れている。その直下にはドレッドによりねじ曲げられたキャットウォークが辛うじて
 供給バルブにつながっており、さらにその下方に直撃こそ避けられたもの衝撃で倒れたアキト
 の姿があり、さらにアキトの上にはコクピットから投げ出されたディータが折り重なるつーか
 アキトに抱きしめられるように(爆)のしかかっている。

 アキトはと言うといきなり目の前にエイリアンマスクが飛び込んできて押し倒されて、相手が
 気を失っているようなのでどうにもならないと言うのが現状なのだ。
  ・・・・・・ちなみに腕を相手の腰にまわしているのは無意識だ!・・・・・・
 
 「しっかし、またなんていうマスクを(汗)これじゃ魔物と言われても仕方がないかもな。
  女は魔物ねぇ・・・ン、女、女、ってこの子女の子だ!!」

  アキトようやく本当の意味で現状確認(笑)

 そうして少し固まっていると、

 「う、う〜〜〜〜〜〜〜ん・・・・・・・・・」

 起きたときに顔をかこうとして仮面がはずれて、文句なしの美少女の顔があらわれる。

 そうして半覚醒のままアキトの顔をのぞき込んで目があったときに・・・・・・・・

 「わ〜〜〜〜〜〜っほんものの宇宙人だァ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」

 覚醒した・・・・・・・・

 宇宙人と言われたアキトの方はと言うと、

 「う・・・・・・うちゅう、じ、ん?」

 思わず平行世界の主人公と台詞がかぶってしまっていた。だが、そんなことお構いなしに・・・

 「やったー!夢にまで見たファーストコンタクトだわ!あたし、ディータ・リーベライ!
  ずっと宇宙人のこととか未確認飛行物体のこととかに興味があったの!!!ンだからねぇ
  一緒にお話ししましょ!!言葉同じみたいだし!!」


 マシンガントークである。しかしアキトはというと、

 (この娘は俺のことを宇宙人だと思っているのか・・・・・・・・まあ似たような物か。
  それにこの世界にきてようやくまともな話ができそうだ。よし、そうだな)

 「ああ、いいよ。俺の名前はテンカワ=アキト。よろしくね、ディータちゃん(にこり)」

 記念すべきアキトスマイル第壱号をしながら、お喋りすることに決定したみたいだ。

 「え!?あ、うん、ディータこそよろしくね・・・・えぇ〜と何て呼べばいいのかな!?」
  宇宙人さんじゃ何か変だし、ええ〜っと。えとえ〜〜〜〜〜〜〜〜と!!!」

 今まで女性ばかりで男に耐性ができようはずもないのにいきなりアキトスマイルである(笑)
 紅くなり、しどろもどろになりなりながら話そうとしてどう呼べばいいのかという事で
 詰まってしまった。

 しかしアキトはそんなディータを見て優しく微笑むと、

 「ああ、俺のことはアキトって呼んでくれないかな?そっちの方が呼ばれなれてるし。」

 そのアキトの言葉を聞いてディータは安心しきった顔で、

 「あ・・・・うん!では、改めましてよろしく!アキトさん」

 と言った感じに、戦場のまっただ中だというのに、無茶苦茶和んでいた。

 それからしばらく二人は笑ったりしながらお喋りに熱中していた。

 「そういえばディータちゃんはさ、メジェールに住んでるんだよね?どうして、こんな
  ・・・・・・・・・タラークの方にきて攻め込んでるの?軍とは違うみたいだけど?」

 ふと、アキトが疑問に思ったことを口に出してみた。
 するとディータの口から意外な答えが返ってきた。

 「だってディータ達は海賊だもん!!しかも有名なマグノ一家なんだよ!」

 「ふぇ!?」

 多少は予想していたが本当だとは考えていなかったので思わず間抜けな声を出すアキト。
 そして、同時に出た一つの疑問を口に出す。

 「ちょっと待って。・・・と言うことは現在のメジェールの情勢は略奪行為をしていかなければ
  いけないほどに荒れているのかい?」

 しかし、ディータは首を横に振り、少し俯くと話し始めた。

 「ううん、違うの。ディータ達は星から捨てられたの。エネルギーの供給が足りなくって。」

 その言葉でアキトはすべてを理解した。そう、火星でもあったことである。
 
 エネルギーというものは発生させるためには大量の施設や労力が必要である。だが、しかし、
 供給量は決して増えないのに需要量だけはどんどん増えていくのである・・・・・・・・・・
 では・・・需要量が供給量をうわまってしまったらどうするのか?
 施設を増やすのか?それとも需要を減らしてもらうのか?いや・・・・違う。
 元を絶つのだ。どこか普通に暮らしている何の罪のない人々の電力を絶つのである。
 それが宇宙ステーションや火星など空気循環がなってないところでやるとどうなるかは・・・
 簡単に想像がつくであろう。
 
 「それでね。そのあと・・・・・・」

 少し瞳を曇らせながら続きを喋ろうとしたディータだったが、

 「ごめん。もういいよ。だいたい分かったから。辛いことを話させて本当にごめん。」

 アキトに止められ、ふとアキトを見ると本当に悲しそうな瞳をしていた。そんなアキトを見て
 彼の持つ人としての温かみが分かったような気がした。

 ・・・・・と、まあこんな風に少し暗い話もありながら話を続けていき、
 今度はディータがアキトのことを聞いてきた。

 「そういえば、アキトさんはタラークの宇宙人さんなの?聞いていたタラーク人って言うのは
  私たちメジェールを見ると怒り狂って襲う野獣って聞いていたけど全〜然違うし」

 この質問はアキトもさすがに困った。本当のことを言うべきなのだろうか?
 少し悩んだ後、相手も話したのでこちらも言うことにした。。

 「実は俺は・・・・・・・・・・」

 と、話しかけたところで後方より殺気を感じて瞬時に飛び退く!!

 ジャキッ!!ピィィィィィーーーーーーーーー

 「何、よけられただと!?クッ!!!」

 一瞬前アキトのいたところにレーザーが打ち込まれる。しかしすぐにアキトに銃口を向ける。

 「いきなり初対面にしてはご挨拶だな。」

 人間離れした瞬発力で避けたアキトが発射した主に声をかける。そこにいたのは・・・

 「リ・・リーダー!!??」
 ディータが驚きながら叫ぶ。

 「ディータ!すぐにそこにいるタラークから離れて戻れ!!」

 ドレッド戦闘隊のリーダーのメイアともう一人・・・・・・・・・

 「ちょっとディータ!何男となんかと一緒にいるの!さっさとこっちにきなさい。今この艦を
  タラークの超大型ミサイルが此処をロックしたわ!ジュラはまだまだ死にたくないわよ!」

 同じくドレッド隊の隊員のジュラ・ベーシル・エルデンである。

 銃を向けられながらもアキトはジュラの超大型ミサイルという言葉に反応した。

 「待て!タラークの大型ミサイルが此処をロックしただと!?どういうことだ!?」

 「どうもこうもないわよ!あんたのとこのでしょうが!ジュラが知る分けないでしょ!」

 事情が飲み込めたアキトはすぐさまに指示を出した。

 「ディータちゃん!どうやら此処は危ないようだ。すぐに退艦した方がいい!早く!」
 
 するとメイアが横から口を挟んできた。

 「何故男の貴様がディータを逃がそうとしている!?貴様・・・何を企んでいる!!」

 するとアキトは真剣な顔でこう返した。

 「そんなことを言っている場合か!今はお互いに生き延びることを考えろ!だから君達も早く逃げるんだ!早く!!」

 それを聞いたメイアは驚いた。この男はディータだけでなく、自分達のことも気遣っているのだ。
 呆然としているメイアを尻目にディータがアキトに問う。
 
 「でもアキトさんはどうするの?一緒に・・・」

 「大丈夫!そこに蛮型があるからそれで何とかする。話の続きはまた会えたらね!」

 と言った会話を呆然と聞きながらも何とか気を取り直しメイアとジュラもドレッドに急ぐ。

 「メイア。そちらは無事か!?」「三名とも無事です。すぐ退艦します。」

 艦からの通信を返し、さあ戻ろうとしたところでもう一つの問題が発生した。

 メイアとジュラのドレッドが浮遊しているのにディータのが壁に引っかかっているのだ。

 「ひッっぇええええ〜〜ン!引っかかって出られましぇ〜〜〜〜〜〜〜ン」(泣)

 涙声のディータから通信が入る。しかしドレッドにはアームがないためどうすることもできない。

 艦から通信が入る。

 「メイア!!急いで!!もうミサイルが来ちゃう!!早くそこから・・・・」

 しかしそれが出来ないのだ。限界まで待っていてくれと通信を入れておく。

 万事休すとなったそのときに一つの通信回線が開いた。

 「今から蛮型でその壁を破壊する!ディータちゃん。今助けるから!!」

 なんともう退避していたと思っていたアキトが戻ってきたのだ。

 ディータは泣きながら喜び、メイアとジュラはタラークがメジェールを助けようとしているところを見て戸惑いを隠せない。

 アキトは必死に蛮型に標準装備されている二十得式ナイフを使って壁を破壊しようとする!
 だが、壁は削れるものの崩れそうにはない。
 このままでは四人とも御陀仏である。そう考えたときにアキトは一つの行動に出た!

 「ディータちゃん!手元が狂うから絶対に動かさないでくれ!!」

 そういうが早いか、アキトは蛮型のハッチを開きDFSを取り出して跳躍しようと構えた!!

 「え!?アキトさん、一体何を!?」

 「ちょっと生身で壊そうっての?無茶よ!?」(驚愕)

 「こいつ、何故我々のために此処まで・・・・・・・」(困惑)

 そのとき、三人は決してあってはならないものを目撃した。

 ザシュゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!!

 アキトが五Mは跳躍したと思ったら手に持っていた筒状のものから黒い光が飛び出して
 蛮型でも壊せなかった壁を切り裂いたのである。

 このような光景を見て放心していた三人であったが、アキトの言葉で戻された。

 「さ、早く!このままだとミサイルが来てしまう!脱出を!!!」

 いち早く戻ってきたメイアが何とか二人に指示を促す。

 「ディ・・ディータ!ジュラ!これより艦に戻・・・はっ!!!」

 何故か途中で言葉をきったメイアにアキトが声をかける。 

 「どうしたんだ!早く脱出を!」

 するとメイアは沈痛な顔でアキトに言葉を返した。

 「ふっ、どうやらせっかく貴様がしたことも無駄になりそうだ・・・・もう時間が無い。
  我々の仲間はもう脱出に入った。我々は此処で終わりだ・・・・・・・・・・」

 「何だって!?く・・・・こうなったらボソンジャンプで・・・だめだ・・・・・・・
  この子達がB級ジャンパー以上だという確証がない!!」

 必死になってアキトが解決策を考える。

 しかしメイアは冷静にアキトに告げる・・・(ディータとジュラは絶句している)

 「何を考えているかは知らないがもう数十秒とない。もう諦めろ・・・・
  男という生き物は潔いと聞いていたが、そうでも・・・「馬鹿野郎ッ」・・・ッ!?」

 「そう簡単に生きることを諦めるな!まだ生きて何かをしなければいけないはずだっ
  諦めた瞬間にすべてが終わる!だから俺はいかなる状況でも決して諦めたりはしない!!」

 その言葉を聞いてメイアだけではなくディータとジュラも何かに気付いたような気になった。
 そして一人一人口を開いて・・・・・
 
 「フ・・・・男なんかに言われなくてもジュラは死ぬ気なんか無いわよ!!!」

 「私だってまだアキトさんにお話の続き、聞いてないモン!!!」

 「何かするべきこと、か。それを確かめなければな!!!」
 
 そして四人が生きたい!!!と強く想った、次の瞬間。

 ヴィィィィィィーーーーーーーーーーン、ズバァァァァァァァッァァァァァァァッ!!!

 轟音と共に蛮型の真横に位置していたペークシス・プラグマが閃光を放った。
 激しい衝撃波とスパークを帯びた巨大なクリスタルの塊は、機関室はおろか船全体を
 呑み込むが如く、ものすごい勢いで広がっていく。

 「何!?うわァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

 アキト、ディータ、メイアそれとジュラの絶叫が重なり、やがてそれもペークシスの
 発する轟音に掻き消されていった。

 突如発生したこの現象は、眩い閃光と共に周囲の星系を白く塗り染めた。そして、その閃光
 は緊急離脱をしていた海賊船をも呑み込んでしまったのである。
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 離れたところにて、村正の点火を確認したイカズチの艦長が完全に目標が無くなったのを
 確認した後、精魂尽きたように艦長席に倒れ伏せるのであった。そして一言。

 “これで完全に消滅したはずだ・・・・・・・・・・”

 そう、その通りアキトを含む女海賊達は艦もろともタラークの領域から消え去ったのである。

              第二話に続く・・・・・多分


 後書き


 お久しぶりです。ピョロ弐式です。そして再びすみません
 前回の後書きの時に自分のネームを間違えたのもあるんですが
 代理人様に突っ込まれた通りまだ話が始まってませんでした・・・
 とりあえず続いてみましたがどうだったでしょうか?
 個人的に1〜2週間に一回は更新できると思うのですが。

 さて、ようやく始まり、そして主要キャラも出すことが出来ました!
 バート、ドゥエロとタラークの二人の紹介はしているのにどうして
 重要な(笑)女性キャラの紹介をしていないのかとお思いの方もいらっしゃるでしょう。
 
 ブリッジクルーに関しては暗くて分からなかったと言うことであって、(嘘)
 メインの3人に関してはとりあえずは次のときに外観の特徴を書き、
 過去の経歴などはシナリオに関係するのでそのときに!

 こんな駄文ですが、なんと感想を出してくださった方がいらっしゃいました。
 ありがとうございました。本当に救われました。

 意見・感想大募集中です。よろしくお願いいたします。

 さて、次回はついにヴァンドレッドの世界の敵が出てきます。
 (ちなみに、世界観はアニメと漫画が合わさっています)

 それでは、また第二話で会いましょう。


 

代理人の個人的な感想

あの〜、当て身ってのはみぞおちに当てる事であって、

心臓をぶちぬいたらそれはただの殺人パンチなんですが(爆)

 

まぁそれはともかく。

 

首相もアレですが、それだけで殺っちゃうアキトも凶暴ですね〜。

男には容赦がない(爆)。

 

 

あと装飾ですがちょっと多すぎますかね〜。

装飾はポイントを絞って程ほどに。

太字にしたり大きくしたりしても、意外と強調の効果は薄い物です。