時と次元を超えし者
第2話「金を稼がないとないと餓死!?」





さて、コロニーごと異空間に飛んだアルファナンバーズ(以下略)は・・・



バシュン

「衝撃なし・・・どうやら無事に別の次元に着いたようだな・・・ん?あれは木星か?
となると太陽系内か・・・いかんな・・・この世界の人類がこの位置まで行けたら不味い・・・
すぐに現在位置を確認しろ!他の艦にもそう連絡しろ!」
「了解」
いち早く状況お理解したハガネ艦長ダイテツがクルーに連絡する。
これが幸いして2時間で、αナンバーズは自分たちの現在の状況を理解することが出来た。
「では、これより状況説明のミーティングを行う。クローディア君」
元マクロス艦長ブルーノ・J・グローバル准将が言う。
「はい、コロニーの周りを調査した結果ここは土星圏である事が判明しました
また、木星圏にコロニーらしきものも確認しましたがわれわれの知っているコロニーのデザインとは異なるようです」
「じゃあ、われわれはまたタイムスリップしたのですか?」
ラ−カイラム艦長ブライトが聞く。
「いえ、違います。太陽系があるだけで歴史の違う別世界に来たと考えるべきでしょう・・・
原因となった私が言うのもなんですが・・・」
「いや、起こったものは仕方がない・・・
それより、イングラム少佐。元の世界に戻る方法はあるのかね?」
「はい、ですが・・・」
「かまわん。言いたまえ」
「わかりました・・・ただやるにしろ必要なものがあるんです・・・」
「何かね?」
「ティプラーシリンダーの・・・クロスゲートパラダイムシステムの完全品です・・・」
その瞬間、周りがざわめく・・・
「静かに・・・少佐、我々はそれに関する情報が少ない・・・
一から説明してくれんかね?」
「わかりました・・・クロスゲートパラダイムシステムとは、時空と空間を自由に移動できる空間移動システムと
特定圏内の因果律をを自由に操れるという機能を備えたシステムです。すなわち運命の支配者になることも可能なシステムです。」
「つまり、ドラ○もんのタイムマシーンにプラスアルファして、それをさらに強化したシステムってとこか・・・」
「そうだ、リュウセイ。馬鹿らしい話だが理屈はそれで十分だ・・・そして、俺のアストラナガンやユーゼスのジュデッカ、シュウのグランゾンには
そのシステムの不完全版が搭載されていた・・・
もっとも・・・完成度はユーゼスのが一番高かったがな・・・」
「そうか・・・それでイージス計画のとき・・・」
「俺たちは未来に飛ばされたってか・・・」
「そんなシステムをどうやって作れって言うんだ?」
「貴様のサイバスターのラプラスデモンコンピュータなどの必要な素材はそろっている」
「ならさっさと作っちまおうぜ」
「さっさと作れると思っているのか?
俺の機体のものは修理しないといけない上、暴走させなければ元の世界には帰れないだろう・・・
帰れる確立も天文単位分の1だ・・・
しかも俺のは欠陥があるから俺のをベースに完全版を作るのは駄目だ・・・
大体、完成度もシュウのものと合わせても4分の一にも満たない・・・
ラプラスデモンコンピュータやサイコドライバーの解明も行わないと駄目だから完成には一年近くかかる・・・」
「でも、一年経ったら帰れるんだろ!?」
「マサキ・・・よく考えてみろ・・・廃棄コロニーで1年近くも食料の補給なしでこの人数で食いつないでいけると思うか?
それに、システムの開発に必要な機材も足りん・・・」
「じゃあ、地球に下りて手にいれりゃいいじゃねぇか」
「これだけの人数に親切にただで食料を恵んでくれるやつがいると思うか?
それとも全員泥棒になるか?
さすがにそれは不味い・・・となると金を稼がなくてはならない。
・・・だがこれだけの人数が1日食いつなぐのにどれくらいかかると思う?
システムの開発費も見積もって軍事大国1個はあるぞ・・・
そういうことを入れると・・・」
「入れると・・・」
「二年はかかる・・・現実的な仕事だとリストラ抜きで全員が10年働かなければ・・・
その上このままだと3日後には食料が尽きる・・・もちろんケチっての話だ・・・」
「・・・どうするんだ?」
「一番いい方法は、会社を興せるほどの資金を調達し、会社を興し、
それで他の企業の闇の金を盗みつつ表の企業でNo1の会社になる・・・
闇の部分なら盗まれても仕方がないような金ばかりだしな。
αナンバーズのメンバーには各部門のプロが多数いるから何とかなるだろう・・・
問題は最初の資金調達だ・・・
ここには知り合いもいなければ我々の地位や名誉も通用しない・・・
最初に信用を得るのが一番の問題だということだ・・・
簡単に信用するような店では金がたまらんしな・・・
まあ金さえ手に入ればあとは何とかなるということだ・・・」
「簡単に聞こえるがこれは確かに・・・」
「とりあえず、私は一度地球に行くべきだと思います。
卓上の理論を並べても行動に移さねば・・・」
「ふむ・・・確かに・・・では一度火星と地球の間にフォールドした後、一気に海底にフォールドするか・・・
海底にフォールドすれば艦がすぐ見つからずにすむ・・・」
「廃棄コロニーは?」
「全艦出撃後マジンカイザーや真ゲッターで破壊してくれ。そのままは不味い・・・」
「そういえば艦はどのくらいあるのですか?」
「クロガネがあるほうの港には・・・ラーカイラム、マザーバンガード、アルビオン、ハガネ、クロガネ、ヒリュウ改、大空魔竜、アーガマ、ホワイトベースの9隻。
もう一つの港には・・・リーンホースJr、ドクーガ三幹部の戦艦、エンドラ、ガルンロールの6隻だから合計15隻ある」
「フォールド可能なのは?」
「ハガネ、クロガネ、ヒリュウ改、大空魔竜、ガルンロールは確実に可能だ。
使ったことはないがラーカイラム、マザーバンガード、アルビオン、リーンホース、ドクーガ三幹部の戦艦もついてるそうだ・・・」
「ロンドベルなどに旗艦クラスには最近付けられたと聞いていますし、マザーバンガードはもともと貴族主義のクロスボーンのもので、
木星帝国との関係があったからわかりますが・・・
ドクーガの艦にも?」
「何でも、裏で売っていたものを盗んだらしい・・・裏だし、最近これといった悪事をしてないから放っておいたのだが・・・」
「はあ・・・それで、出来ない3隻はどうするんです?」
「うむ・・・それが問題だ・・・」
「性質の似たフォールド装置を積んだ、ヒリュウ、クロガネ、ハガネの3隻でフォールドフィールドを作り、
その中に入れれば可能です。ただエネルギーは・・・」
「それについて提案があります」
「何だね葛城君?」
「回収したエヴァのS2を使うのはどうでしょう?S2が供給するエネルギーは電気ですから問題ないはずです。」
「使えるのかね?」
「あれを開発した人間はEVA量産機のS2の開発にも深く関わっていたらしいので大丈夫かと・・・」
「そうか・・・」
「それで、フォールドする海域はどうするかね?」
「コロニーがあることからして科学技術の発展に関しては同じである可能性が高いと考えられます。
そこで、極東地区の・・・日本の九州辺りにフォールドしたらどうでしょう?
東京の近くでは発見さえる恐れもありますし、北海道の辺りではあまりよい仕事が見つかりそうにないですし・・・」
「ふむ・・・その後ハッキングでもかけるなりしてどうするか考えるとするか・・・」
「フォールド予定宙域は発見されにくい所を選んでますがこれだけの艦隊では・・・」
「そうだな・・・ではわれわれαナンバーズは日本の九州付近の海底にフォールドする。各員準備をしろ!」




こうしてαナンバーズは4時間後に廃棄コロニーを破壊した後にフォールドを2回行い、
九州付近の海底にフォールドした・・・
なお、エヴァ全機は正常に起動した・・・



その後、サコンたちが行ったハッキングで得たこの世界の一般常識を叩き込むためその日はそれ以上行動を起こさず、
大人も子どもも勉強したのだった・・・
そして、翌日・・・
「ではこれより各自、就職先を見つけてもらう・・・
今の状況ではあと2日しか持たん。ともかく就職可能なところがあったら就職してくれたまえ。
各員の健闘に期待する」
「すまん・・・みんなの命をくれ・・・」
「皆さん。よい就職先を見つけたら、艦長の秘密を教えますぞ」
「・・・あの・・・副長・・・」
・・・何やら名台詞言ったりしているものもいるがこうしてαナンバーズは生きるために仕事探しを始めたのだった・・・



昼をすぎて・・・
―サセボドッグ―
二人のサラリーマンが会社関係のことについて話し合っていた・・・
「なあ、ミスター」
「何ですか?ゴートさん」
「ナデシコのクルーの選別なんだが、実は安値で雇えるかもしれない連中がいるそうだ
なんでも大量に失業したらしくてな・・・」
「ほう、それはそれは。ですが、私が求めるのは安上がりで実力もあるような方ですから」
「ともかく、そろそろクルーを集めねばナデシコの出発が遅れてしまうぞ」
「それなら大丈夫です。ほとんどの方はスカウトできてますし、あと最低限必要な人材はオペレーターだけですから」
「そうか・・・ならいいが」
二人がそんな話をしていると・・・

ビィー ビィー ビィー

「何事です!?」
「敵襲です!木星蜥蜴のメカがこちらへ向かってきてます!数は200ほどです!」
「軍は!?」
「ネルガルを快く思ってないやからが出撃を渋っているそうです!」
「おそらく、クリムゾンのものですね・・・」
「あそこ以外に非常時にこんな嫌がらせをするところはいまい・・・」
「それにしても・・・これではナデシコが・・・」




―雪谷食堂―

「何があったんですか!?」
「どうやら蜥蜴が来たらしい・・・にしてもアキト・・・どうした?今日はびびってないじゃねぇか?」
「・・・なれたんですよ。ところで奴らは!?」
「サセボドッグに向かったらしいから、こっちにはこねえさ」
何だと?
確か今日は奴らは襲ってこなかったはず・・・
くっ、どういうことだ?



―海底・大空魔竜―
「サコン君!何事かね!?」
「ガニメデ・カリスト・エウロパ及び他衛星国家間反地球共同連合体という異常に長い名前の木星圏の地球人勢力が
佐世保のドッグに無人兵器で攻撃をしているようです!ゼーハー、ゼーハー」
「とりあえず面倒だから木連って略せ!」
「連合宇宙軍とか言う軍隊は!?」
「待ってください・・・これは・・・」
「どうしたのかね?」
「どうやら、襲われているのはネルガルという企業のものでライバル企業が軍に圧力をかけていて1時間は出撃しそうにありません!」
「仕方がない・・・誰かに出撃してもらおう」
「では、我々が出撃しましょう」
「エルザム少佐にゼンガー少佐!すまん、たのめるか?」
「任せてください」
「それと、技術漏れすると不味いので技術が漏れてもかまわん量産型ゲシュペンストやガーリオンに乗って出てくれ。
代わりといっては何だが、量産型にはテスラドライブをつけておいた。それとグラビコンシステムも・・・
武器は通常PT用の斬艦刀とファングスラッシャー、シシオウブレード、グラビトンライフルにグラビトンランチャーを持っていってくれ。
だが、オプション武器は最初の3つ以外はピンチのときしか使わないようにしてくれ・・・
それとグラビコンシステムも・・・
標準装備もつけてあるから・・・」
「承知。行くぞ、エルザム」
「待って、ゼンガー!私もいく」
「イルイ・・・すまんがゲシュペンストには2人も・・・」
「乗れますよ」
「なぬ!?」
「本当?」
「ああ、ラーダさんからヨガを教われば・・・と言うのは冗談・・・なんか今、気配が・・・
最近テストに使っていたゲシュペンスト複座型があります。Tリンクシステムも俺が乗っていたからついてますけど、
イルイちゃんが乗るなら問題ないはずですよ。念動フィールドも使えますし・・・」
「ふっ、さすがだなユウ・・・」
「いえいえ、エルザム少佐ほどでは・・・」
そのやり取りをみたブリッジにいるものは・・・

(絶対こいつ狙って作ってただろ・・・)

と思っていた。
「ともかく・・・時間がないから行った行った・・・」
それを聞いた3人は
「くっ、ユウキ・ジェグナンあとで覚えておくがいい!」
「ユウ、ありがとう」
「ふっ、ちゃんとカメラにとっておいてやろう」
とそれぞれの言葉を発して出て行った。
「エルザム少佐・・・外からじゃ駄目ですよ・・・中から取らないと・・・」
ユウはそうつぶやいた・・・




「ところでゼンガー。私がいいと言うまで攻撃するなよ」
ハガネに預けていたガーリオン・トロンベを駆りつつエルザムが言う。
「なぜだ?」
「この非常時にこんなこと言うのもなんだがこちらも経済的に非常時だ。交渉して謝礼金が下りるようにしておきたい」
「・・・鬼だな・・・お前」
「ふっ・・・それより、名前は偽名を使ったほうがいいその方が後々よい・・・
いいか、私が使ってもいいというまで大空魔竜に帰るまでは本名を名乗るなよ」
「わかった。ならば俺は悪を断つ剣だ」
「じゃあ私は妖精ね」
「ふむ・・・なら、私は、レ「レーツェルは駄目だぞ」くっ、ならば・・・」




―サセボドッグ―

その頃プロスとゴートはナデシコに避難していた。
「ああ!ネルガルの私物が!ああ!け、経費が〜〜!」
「ミスター!そんなこと言ってないで逃げないと死ぬぞ!」
「何言ってるんです!ナデシコがいくらするかわかっているのですか!」
プロス・・・貴様の辞書に自分が一番かわいいとかそういった金より自分が大事と言う意味の言葉はないのか?

ドーン

「敵が爆発した!?」
「ネルガルの責任者いるか!?」
「私ですが・・・あなたは?」
「ふっ・・・とりあえずプリンスオブダークネス【闇の貴公子】とでも名乗らせていただこう・・・
それはそうと謝礼金を現金で1万US$払えば助けてやらんこともないぞ」
「ホントですか!?それならばそっちのほうが安上がりで済みます。いいでしょう。
ただし・・・ナデシコが・・・ここにある戦艦が壊れたらただということで・・・」
「いいだろう・・・すぐ払ってもらいたいのでもう用意しておいてくれ。
行くぞ、悪を断つ剣!」
「応!」

そして戦闘が始まった・・・
2対200という圧倒的な・・・

「悪を断つ剣、あまり格闘戦はするなよ。この数では・・・」
「ふっ・・・プリンスオブダークネス・・・俺もただ仲間から逃げていただけではない見ているがいい・・・
とりあえず剣技の10%を見せよう・・・」
そういうとゼンガーは敵が固まっている所へ突っ込んでいく・・・
すぐにゼンガーに襲い掛かる10匹ほどのバッタ・・・
「ばっ・・・なっ!?」
エルザムが馬鹿といおうとした瞬間、ゼンガーのゲシュペンストの斬艦刀を持ったほうの腕が消え、
見えるようになったころには向かっていったバッタは鉄くずに姿を変えていた・・・
「恐ろしいヤツだな・・・しかも、それで"剣技"だけの10%か・・・」
そう言いつつ、バッタをシシオウブレードで切るエルザム
「ふっ・・・」
「あわわわ・・・ゼ・・・悪を断つ剣すごいね・・・
傍で見ていたけど・・・まったく腕が動いてないように見えたからフィールド張ろうと思ったよ・・・」
・・・全員会話する余裕ありまくりのようだ・・・
こりゃ確かに圧倒的だ・・・
第一、1回で10匹なら20回で終わりだし・・・(まあ、バッタも警戒してそうならないようにするだろうけど・・・)

一方プロスたちは・・・
「うーん、かなりの腕ですなぁ。これは少々高くついても雇いたいところですなぁ・・・」
「もし、あれがIFSなら化け物だな・・・まあ、マニュアルでもパイロットとして化け物だが・・・」
と言っていた。

その2分後・・・
戦闘は終了していた・・・しかも2機を警戒し全バッタが2機に向かっていった上、2人とも飛び道具をまったく使わなかったため、
戦闘が開始してからの被害は皆無だった・・・
「助かりました。あなた方がいなかったらわが社が開発した出来立ての戦艦がスクラップになるところでした。
謝礼金も用意できていますので受け取りに来てください。
それとできれば雇用に関する取引をしたいのですが・・・」
「何?雇用話か!それは助かる!実は今、職を探していたのだ。
すぐ、行こう」
エルザムとゼンガーとイルイは機体を着陸させプロスのところに行く・・・
「はい、これです。お確かめください」
受け取ったトランクを空け中身を確かめた後、何故か自前のスーパーの袋に中身を詰めるエルザム
「・・・あの〜・・・トランクが要らないというのは経済的にありがたいんですが何でまた?」
「いや、私は発信機つきのトランクなど要らんのでな」
「なっ!?ゴートさん!あなたトランク持って来てくれたと思ったら何やってるんです!?」
「しかし、ミスター・・・」
「おや、あなたではなかったんですか?ずいぶん瞳の奥に闇で生きてきた跡があったのでてっきり私は・・・」
「・・・わかります?」
「・・・ええ・・・そりゃもう」
「・・・そういうあなたも大切な人を殺めた目をしていらっしゃる・・・しかも深い悲しみを伴った・・・」
「・・・啖呵を切っておいてなんですが・・・話に戻りましょうか・・・」
「・・・そうですね。それで私の話と言うのはあなた方に守っていただいた戦艦、ナデシコのクルーとなってほしいのです。
機体込みで・・・」
「戦艦に乗るのはいいが、給料は通常社員とパイロットとしての給料の両方出るんでしょうね?あと危険手当も・・・
それと最低でも契約したらどれくらいは退社不能ですか?」
「はい、もちろん給料は二つとも払いましょう。危険手当もあります。
乗っていただく期間は最低でも3ヶ月。最長は不明ですが・・・それにしても商談がお上手ですね。」
「そちらこそ。それと我々だけじゃ我々が必要とする金が足りないと思うのであと数名パイロットと整備班に雇ってくれないでしょうか?
我々の機体に関しては我々と専属の整備班のみいじれると言うことで・・・
我々は技術提供のためではなくあくまでパイロットとしての商談をしているのですから・・・」
「これは手厳しい・・・ですが、いいでしょう。雇用人数はあなたたちを除いて20人まででいいですか?」
「十分です。それと同時に複数の役職につくのは可能でしょうか?」
「戦艦内で可能な役職なら・・・でも、なぜです?」
「職を探していたと言ったことから分かるように金が必要なんですよ・・・リスト見せてくれます?」
「はい、どうぞ」
「ふむ・・・結構いろいろありますね。・・・ならば私はコック兼任で、
悪を断つ剣は保安部兼任で、妖精はパイロットの半分の金額で雇ってください。
彼女は悪を断つ剣の機体操作を補助してますから。
それと今のところ仮契約でお願いします。必ず乗るでしょうがまだ名を明かす時期ではないと思うので・・・」
「・・・ほんとにやりますね・・・まあいいでしょう・・・それでは契約書にサインを・・・いらないものは線を引いて消してください。
他の方は出航日を教えますのでその日に契約しに来て下さい。出来ればそのときに本名も・・・」
「いいでしょう。・・・それにしても私の目で出す瞬間が捉えられないとは・・・ほんとにただ者じゃありませんね・・・
あ、これ消しときますね」
「ぬう・・・あなたほどではないですよ・・・」
「「プリンス・・・」」
「ミスター・・・」
「「「・・・あんたらホント何者(だ)?」」」

「「ただのパイロットだ(サラリーマンですよ)」」



その後

―大空魔竜―

「二人のおかげで必要な資金は集まった。とりあえず、創社のほうは任せてくれ
さて、とりあえずその戦艦に乗るクルーを決めたいのだが・・・」
「向こうが戦艦のサイズの問題で我々の機体を除いてゲシュサイズは4機乗せていいそうだ・・・
立候補いるか?」
「ふっ・・・なら俺も行こう」
「私でよければ・・・」
ギリアムとラトゥーニが手を上げる。
「俺も立候補するぜ。あんたらだけじゃな」
「ゲシュペンストとガーリオンだけでは偏りがありますし、こいつがいくとなると抑止力が必要でしょう」
「てめえなぁ・・・切れるとどっちが抑止力かわからねえだろ」
「ふっ、そのときはたのむぞ」
イサムとガルドも立候補する。
「むぅ・・・教導隊の中で留守番は俺だけか・・・まあいい・・・その分その暇をトレーニングにでも当てるか・・・」
「すまんな、カイ」
「よし、パイロットはこの4人でいいな・・・
整備は・・・」
「俺、いいですか?少しは技術面に精通したやつがいたほうがいいし」
「オオミヤ博士・・・ではお願いできますか?」
少し戸惑うグローバル・・・
それもそうだ。
ロブの目にはこの世界のメカをいじりたいと言う煩悩いっぱいだ・・・
「任せてください!」
「ふむ・・・それでは他は・・・」
こうしてナデシコに乗るクルー23人が決まったのだった・・・
ちなみに残りの整備要員は特に目立ったやつがいなかったと言う・・・



それと3人が帰還したあと・・・
「ユウ、見せたいものがあると聞いたが?」
「ええ・・・これですよ・・・」
「何だ?そのディスクは?」
「複座ゲシュの内部に仕掛けておいたカメラの映像です・・・
よく撮れてますよ・・・」
「ほう、これはこれは・・・」
と、不気味な会話をユウキとエルザムがしていたらしい・・・




あとがき
いや〜やっとキャラが交わりましたよ・・・
エルザムファンの皆様ごめんなさい(あと黒アキトファンの方も)
ユウキは前にマッドにしたといっていましたがさすがにやりすぎたかな?
ゼンガー親分強くしすぎてごめんなさい・・・
ちなみに機体サイズは気にしないでください・・・(まあ、さすがに20代後半以上は気にするべきですが・・・)
サイズやエネルギーの問題で・・・
鋼鉄ジーグはまだまだと・・・(サイボーグキャラとかは今出すと問題があるし・・・)
動力が特殊なのは論外ですし。
ちょっと経済的とか微妙に現実混ぜすぎたかな?

 

 

管理人の感想

ラミアスさんからの投稿です。

・・・・・・・こう言っては何ですが、一歩間違えると犯罪者の集団ですなぁαチーム(汗)

それにしても、ナデシコ側で登場したのはゴートさんとプロスさんのみ。

αチーム側も、あまりに登場キャラが多いので出番の無いキャラがわんさかと(苦笑)

全てのキャラに見せ場を持たせるのは、どう考えても不可能だと思いますから、登場キャラを絞ったほうがいいと思いますよ。

 

 

・・・・・αチームに一般人の仕事が出来る人間なんて、何人居るんだ?(笑)