「腎虚をば堅っ苦しい奴が病み」

「入り婿の腎虚はあまり律儀過ぎ」

 

――江戸時代の川柳――

 

 


 続・アーヴ帝国興亡史?

 戦神が悩んだ病気  (後編)

By 李章正


 

 

 時間跳躍するべく、ホテルのロビーから人気のない廊下へと移動した銀髪の青年と赤毛の少女。――そこで2人は、1人の男が床に俯せに倒れたまま、動かなくなっているのを発見したのだった。

 一瞬「行き倒れ?」と思った彼らだが、黒い服を纏ったその男、よく見れば身なりは決して悪くない。寧ろ、地味だが質は最上の物を身につけていると言ってよいだろう。

 ――けれども、その頭髪は霜が降りかかったように白く、中背だが四肢はまるで骨と皮ばかり。肌はと言えば枯れ木さながらに干からび切り、気息は奄々。

 ――早く言えば、今にも絶息しそうな状態であった。

「大変だっ! すぐに救急車を!」

 青年が鋭く指示し、少女は助けを求めて走り出そうとした。しかし次の瞬間、男の声に彼女の足がぴたりと止まる。

「ま、待って。それは、やめて、くれ……」

 その言葉に驚いて、青年は絨毯に倒れ伏す男を見下ろした。こちらを見上げてくるその顔にはまるで精気がないものの、よく見れば黒い目の光には意外にしっかりとしたものがある。

 ――それでも、男の容態が危険であることに何等変わりはない。

「けど、このままじゃ死んじゃうよ?」

「ああ、明らかに緊急加療を要する状態だ!」

「だ、大丈夫だこれくらい。暫く休めば――。そう、1晩だけでも1人で寝られれば

「もしかして、誰かに追われてるとか? ……一体、何をやったの?」

 訝しげに顔を見合わせる銀髪の青年と赤毛の少女。――しかし、それに対する答えは返ってこなかった。

「――この人、気絶してるよ? お兄ちゃん」

「どうしようか? ――普通に考えれば、やはり病院に送るべきなんだろうが」

「でも、何か深い事情がありそう。――ねえ、私たちでなんとかしてあげない? 大丈夫、悪い人じゃなさそうだよ。

 それに……。なんだか、とっても懐かしい感じがするの」

 

 

◆  ◆

 

 

「……うーん。お仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤお仕置きはイヤ、お仕置きはイヤァーッ!」

 ぶつぶつと意味不明の言葉を繰り返し呟いた後、黒服の男は突如叫び声を上げ、ベッドの上で跳ね上がって目を覚ました。

「気が付きましたか?」

 傍らに座って読書をしていた銀髪の青年は、目の前のウインドウからつと視線を外し、横たわったままぜいぜいと息をついている男の顔をじっと見つめた。

「――ここは、どこだ?」

「元のホテル・プラトンです。部屋を1つ取って、あなたを運び込みました。――心配はいりません。ホテルのフロントを含め、誰にもあなたのことはしゃべってませんから」

「そうか。――ところで、君たちは誰だ? 何故、俺を助けた?」

「名前や身分は尋ねないでください。僕たちも、あなたの正体については詮索しませんから。――お互い、その方がいいでしょう?」

「――わかった。感謝する」

 黒服の男は、ベッドの上に起き直ろうとしてぐらりとよろめいた。咄嗟に手を出してそれを支え、もう暫く横になっているよう命じてから銀髪の青年は、

「それにしても、あなた一体どうしたんです? ――最初見た印象では大分歳を食ってるように思ったけど、詳しく診察してみれば実際にはかなり若いようでもあるし。

 僕は医者の資格も持っているから言うんですが、あなたの歳であの消耗の仕方は、はっきり言って普通じゃないですよ?」

「なんでって言われてもなぁ……。君、恋人はいるかい? それとも、もう結婚してるかな?」

「? それが何の関係があるんです?」

「いや、まあ、その――。なあ」

 表情の選択に困ったような顔をして、顔をぽりぽりと掻きながら口ごもる黒服の男。それを暫く訝しげに眺めていた銀髪の青年だったが、

「? ……! あ、ひょっとして?」

 黒服の男は無言で頷いた。

「そうだったんですか――」

 青年は、目の前の男に初めて深い同情を覚えたのであった。

 

 

◆  ◆

 

 

「ただいま、お兄ちゃん。――あ、気がついたんだ。その人」

 青年の連れの少女が、大きな紙袋を胸に抱えて外出から戻ってきた。漸く起き直れるようになったらしい黒服の男が、壁に背を持たせかけてベッドの上に座りながら、赤毛の少女ににこりと微笑みかける。

「初めまして、というわけでもないかな。さっきはどうもありがとう」

 輝くような微笑を向けられて、思わず少女の頬が赤く染まった。

「(うっ、よろめいちゃいそう……。駄目駄目、私にはお兄ちゃんがいるんだから)元気になったみたいで良かったね。うん、顔色も大分良くなってるよ」

 ここで、銀髪の青年が口を挟む。

「で、どうだった首尾は?」

 その問いかけに、少女は黄金の瞳ににんまりと笑みを浮かべた。

「うん、上々♪ やっぱりこの時代では、トリトン産の石ってまだ貴重品みたい。」

 そう小声でささやくと、紙袋の中から様々な品物を取り出し手際よくテーブルに並べていきながら、

「結構いい値で売れたよ。これで暫くの滞在費には困らないね♪

 薬や宿代の払いの他にも、色々買い物して来ちゃった。着替えの服とか、お菓子とかもね」

「そうか。……悪いことしたな。折角のアクセサリーを」

「気にしないで。どうせ、お小遣いで買った安物なんだから♪」

 

 

◆  ◆

 

 

 ――それから3日間が経過した。その間、部屋から一歩も出ることなく体力の涵養に努めたおかげであろうか。黒服の男は見違えるように回復していた。

 がりがりに痩せ細っていた体は張りのあるしなやかさを取り戻し、2人が初めて男に遭遇した時半ば白髪だったその頭も、どういう体の仕組みをしているものやら、いつの間にか黒く艶々と若返っている。

 不思議に思った青年が改めて男の実際の年齢を聞いたところ、まだ肉体年齢は20代後半でしかないということであった。

「肉体年齢ってなんのことです?」

「――頼む。それについても聞かないでくれ」

 拝むようにしてそう言う男に、銀髪の青年は呆れた声で

「色々秘密の多い人ですねぇ、あなたも。――まあいいでしょう、それについてはお互い様ですから。

 だけど、ほんとに気をつけてくださいね。一昨日も言ったとおり、あなたの消耗は正確に言えば病気じゃあなく、房事過多による腎虚です。――励むのは悪いことじゃないですが、物事には限度ってものがあるんですよ?」

 そう言って青年が笑うと、つられるように黒服の男も微笑んだ。――もっとも、その笑顔はかなり引きつっていたが。

「ここに、略式ですが診断書があります。……一応、年齢に対応した『適度な回数』についても書いておきました。家に帰ったら、必ず奥さんに渡してくださいね。

 ――これは、医者としての忠告です」

 そう言って、銀髪の青年はホテルのメモ用紙に手書きした診断書を男に差し出した。黒髪の男は苦笑しながらそれを受け取って、

「それは重々わかってるんだがね。色々、込み入った事情があるんだよ――」

 額ににじんだ汗を右手の甲で拭いながら、彼は独り言のように呟いた。

「――複雑なんですか、御家庭の事情が」

「ああ。――より正確に言えば複雑怪奇なんだな、これが」

 そう言ってため息をつくと、男は気持ちを切り替えるように明るい声を出す。

「それより、世話になった恩返しをしたい。

 まず、肩代わりしてもらったここの滞在費や薬代その他だが、遠慮なく言ってくれ。――自慢じゃあないが、それくらいの財力はあるんだ」

 その申し出に、赤毛の少女は片手をぱたぱたと振って

「別に気にしなくていいよ。第一、そんなつもりで助けたわけじゃないんだから。ねー、お兄ちゃん♪」

「ああ。それに、僕たちもそろそろ家に帰らないといけないですから」

「それじゃ俺の気がすまない……。そうだ、じゃあちょっとだけ俺の所に来ないか。俺はこう見えてもコックをやっているんだ。腕を振るうよ」

 その言葉に、銀髪の青年の心が動いた。何しろ彼らはここ3日間と言うものずっと付きっきりで男を看護していたため、外に出ることも殆どできず食事はホテルのルームサービスに頼る生活だったのだ。

 その思いは赤毛の少女も同じだったらしい。期待を金色の視線に込めて、じっと傍らに立つ連れの顔を見上げる。

「――ふうむ。まあ、食事くらいなら。それじゃ御馳走になりましょうか」

「うん、行こ行こ♪」

 そばかすの少女はぱっと微笑んで、右腕を青年の、左腕を黒服の男の腕にそれぞれ絡めた。そして3人が、そのまま連れ立って部屋を出ようとしたその時、

ガチャン

 彼らの目の前で、ドアがひとりでに開いた。

「「「?」」」

 

 

◆  ◆

 

 

 ――当たり前のことだが、自動でもないホテルのドアがひとりでに開くわけはない。

 そう。その時3人の目の前の廊下には、若い女性が群れを成して立っていた。――その正体は言うまでもないだろう。かつての「某同盟」、現在のテンカワズ・ワイヴズだ!

「やっと見つけましたよアキトさん……、って何なんですかその人はっ!」

 彼女たちを目にした瞬間、アルカリが附着したリトマス試験紙のようになる黒髪の男。一方残る2人も、彼女たちの真ん中に立つ少女 ――白銀の髪をツインテールにしている―― の叫びを耳にして、ぴきっとその場に固まってしまった。

((ア、アキトさん!? ええ嘘っ、この人が!?))

「灯台下暗しとは正にこのことね――。まさか失踪したホテルから動かずに、そのまま潜伏していたなんて」

「それも、私たちが折角準備した検査入院をすっぽかして浮気――。いい度胸ね、ア・ナ・タ?」

「あ、いや、違うんだ! この人たちは!」

 背の高い金髪の女性と、黒髪をショートカットにした女性が、ドライアイスより冷たい口調で代わる代わる移り気な夫を責め立てる。その前で、顔面蒼白となってうろたえまくる漆黒の戦神。

 ――傍らでは、銀髪の青年と赤毛の少女が完全に塩の柱と化していた。

((ま、ま、まさか! ――でも、確かにこの人たちは、3日前見た「彼女たち」そのものだし?))

「――酷いよアキト。私たちはこの3日間、ひたすらアキトのことを心配してたのに。その間アキトは、こんなところでずっと浮気してたんだねっ!」

 蒼いロングヘアの女性が、大きな目に一杯涙を溜めて戦神を糾弾する。

「違うっ! 浮気なんかしてないし、第一俺は逃げ出したんじゃない! ――トイレに立った時に気を失って倒れたのをこの人たちに助けられ、その後3日間介抱してもらっていただけだ!」

((ま、間違いない……。じゃ、じゃあやっぱりこの人が!?))

「そうですか。あくまで、自分は無実だと言い張るんですね?」

 再び瑠璃色の妖精が問いかける。――目が半眼になっているところが妙に怖い。

「そうだ! それが事実なんだから」

「では質問です。――なぜ、今まで全然連絡してくれなかったんですか?」

「う。そ、それは――」

 口ごもるアキト。実は2日前青年に「家に連絡しておきましょうか」と住所を尋ねられた時、彼は泣いてそれを止めたのだ。――その手前、あまり偉そうなことも言えない戦神なのであった。

 そんな夫の様子を見て、妖精の金色の瞳がすうっと糸のように細まる。

「これ以上言い訳は聞きません。アキトさん、お仕置きです! ――そちらの人たちにも、この3日間何をしていたのか、きっちり話を伺わせてもらいますからね!」

(え、ええっ! ど、どうしようお兄ちゃん!?)

「ま、待ってくれ!? 俺は本当に、この人たちに看病してもらっていただけだ。疚しいところはないっ!」

「それはお仕置き部屋で聞きます。――連行!」

(くっ、やむを得ない!)

 青年は、咄嗟に戦神をどんっと女性たちの方へ向けて突き飛ばした。その隙に、ズボンのポケットから携帯用煙幕弾 ――そう、弥七が使うあれだ―― を取り出す。同時に赤毛の少女の肩に腕を回してぐいと抱き寄せ、煙幕弾を床に投げつけた!

ボンッ

 僅かに催涙効果を持つ白い煙が室内に充満し、人々はばたばたとハンカチを取り出して目や鼻を押さえた。――そのため、空間に一瞬穴があいてすぐまた閉じたのを、はっきり視認できた者は誰もいなかったのである。

「――けほっけほっ。き、消えた!? まさか、アキトさんも!?」

「「ここにいるよ〜♪」」

 白い煙が薄れた時、銀髪の青年と赤毛の少女の姿はその場から跡形もなく消え去っていた。――が、戦神だけは両手を桃色の妖精と黒いポニーテールの女性に掴まれ、完璧に動きを封じられていたのであった。

 それを見て、瑠璃色の妖精は1つ頷き、

「最優先目標は確保できましたから、まあ良しとしますか。あの2人については、後でゆっくり捜索するとして――。では、皆さん帰りましょう」

「了解!」

 妻たちの声が唱和した。

「……だから違うんだってば〜」

 

 

◆  ◆

 

 

 ――再び舞台は元の場所、冒頭の部屋の中である。

 そこで、銀髪の青年が床にぺたんと座り込んだまま、頭を抱えて呻いていた。普段のさわやかさは見る影もなく、完全に憔悴しきった面持ちである。

「迂闊だった迂闊だった迂闊だった迂闊だった迂闊だった迂闊だった……。まさかあんな形で歴史に介入してしまうことになるなんて。――ましてや、自分の直系の先祖に関わることに!

 これが一体、時の流れにどんな影響を及ぼすことになってしまうのか?」

 目の下に大きく隈を作り、蒼白な顔をして呟き続ける青年。それを気遣わしげに見つめながら、赤毛の少女が慰めるように声をかける。

「ねえお兄ちゃん。もうそんなに悩むの止めなよ。――別に、なんにも変わった所はないんだし。いいじゃない?」

 ――そう。元の時代に戻ってから4日間というもの、銀髪の青年は不眠不休でここ百年の歴史を調べ直していた。自らの直系の祖先であり、同時に歴史的重要人物でもある曾々祖父の動向に深く関わってしまったことにより、時の流れにどんなイレギュラーが発生したか、できる限り詳しくチェックしていたのである。

 その結果、調べた限りにおいてはなんら歴史上の改変は発見できなかったのだった。

 ――が。

「そういう問題じゃない! よりにもよって、直系の先祖と接触してしまったんだぞ。つまりこれは歴史云々というより、直接俺たち自身に関わることなんだ!

 ――いや、俺たちのことはまだいい。どうなってしまうにせよ、結局は自業自得だからな。

 だが、歴史全体に対する影響は――。このせいでできた歪みが、一体どんな形で噴き出すか? ……最初は小さな誤差だとしても、いずれ時間が経てば大きな食い違いとなって現れてくるに違いない。

 それに対してどう責任を取る? 取れやしない! ――そう思うと心配で心配で、気が狂いそうになる!」

 青年の剣幕にややたじろぎながら、それでも少女は彼をなだめるべく言葉を紡ぐ。

「で、でもさでもさ。逆に言えば私たちがあの時代に行ったから、曽々おじいちゃんが助かったとも言えるんじゃないかのな? ――もしあのまま放って置いたら、長生きしたと思う? 曽々おじいちゃん」

 赤毛の少女が発したその問いかけに、青年は虚を突かれたようになって考え込んだ。

「う、うーむ。――いや、とてもそうは思えないな。古来腎虚で死んだ人って、実は結構多いんだ。……豊臣秀吉なんかもそうだったんじゃないかって言われてる」

「じゃあさ、抑もお兄ちゃんが曽々おじいちゃんを助けたことこそが、本来の歴史に沿ったイベントだったんだって考えられない? つまりさ、日記にあった『お医者さん』って、きっとお兄ちゃんのことなんだよ。

 ――ほら、これが証拠。ついさっき、資料の中から出てきたの」

 そう言って、少女は1枚の古びたメモ用紙を差し出したのであった。――それを見て、銀髪の青年が絶句したのは言うまでもない。

 

 

 

 

(終わり)

 

 

 

 


(後書き)

 

「どもども、李章正です。今回のSSは如何でしたか?」

「……相変わらず、な話を書いてるな。おまえは」

「おや、テンカワ君じゃないか。治ったの? 腎虚

「大きな声で言うなっ! ……恥ずかしいだろうが。ったく」

「はははは、まあいいじゃないか。ある意味男の夢だよ、それ」

「……マジで命に関わるっていうのに、夢もへったくれもあるかい」

「う〜ん、まあそれも否定できないかも?

 さて。と言うわけで、今回のお話のポイントは2つです。

 まず1つ。戦神君が悩むであろう『病気』について……、ズバリ直球勝負です。体重減少等なら、今までのSSにも結構描写ありましたけど、直接このネタを使った方はまだいらっしゃらないようなので(笑)」

「病名が出てないだけで、基本的内容は一緒だろ? ……どこかの馬鹿と違って、恥ずかしい病名を出さないだけの慎みがあったんだよ。他の人たちは」

「ぐっ……(汗)。も、もう1つは言うまでもなく、タイム・パラドックスの話。これについては、青狸の原作者さんが名手でした。もう読めないんですね、彼の漫画。哀しいなあ(しみじみ)」

「話を逸らすな。……大体、いくら外伝書きだからって他人のアイデア節操もなくパクッていると、そのうち自分がパクられるぞ。警察に」

「う〜ん、それは困る。なんか武器が要るな。……そういうわけで、おいキスケ。一刻も早く閻魔大王様のシャクを取り返して来い!」

「わかったっピー! ……って何を言わすんだコラッ!」

「ははははは。まあ取り留めが無くなってきたのでこの辺で。ほら、親ビンも御挨拶御挨拶♪」

「おう! 蛮カラ出動っ! ……って、違ぁうーっ!?」

 

(――わかる人だけ笑ってください。「後書きじゃないやん、これ?」なんて突っ込んじゃ、めーなのよ)

 

 

 

 

代理人の感想

あっはっはっはっは。

 

・・・・わかったので取り合えず笑って見ました(爆)

 

それは置いても前回はJOLT並のカウンターを撃ってしまったようで何とはなしに申し訳ないような(爆)。

まぁ、面白いからよしとしましょう、うん!←必死で誤魔化そうとしてるっぽい

 

でもあれですね、こういうことがあるから鳥井さんの所では「ああいう」技を編み出したんでしょうねぇ(爆)。