どもリシュベルでッす。

今回はまえがきを書いてこの世界とは何ぞや。をお伝えします。

書くお話はナデシコであるのですが、時ナデを基にした第三次創作です。

一話をお読みになってくださった方々は少々お分かりいただけましたように、ナデシコの主役であるアキト(秋斗)が早々死んでしまいました。 で、その弟に当たる双葉 紫苑――旧姓・天河 紫苑――、が主人公になりまして、ある程度紫苑視点で話を進めていきます。

この世界にはエステバリスは存在しませんし、ディストーション・フィールドもありません。

因みにグラビティ・ブラストもありません。

唯一似ているのは時ナデのキャラ達と思っていいほど共通しているのは無い!! と思ってください。
今のところはですけどね。

 

 

機動戦艦ナデシコ The Original Stor
〜時空を越えた戦い〜

 

第二話 青き情熱ブーゲンビレア

 

 

ドサッ。

自室に戻り、シャワーを浴びて出るやいなやに俺は力無くベッドに倒れこんだ。

「ふえぇ〜〜〜・・・・
 もう駄目だぁ、うごけねぇ〜」

いつもやるトレーニングはこんなに疲れるわけが無いのだが、今回はイレギュラーが発生したため、いつも以上の体力が奪われた。

そのイレギュラーが起こったのは一時間ほど前に遡る。

 

いつもの通りに奈雄さんとトレーニングしていた。

軽めにランニングやストレッチをして体をほぐしておく。
それから基本的な型から応用の型、その後に実践を踏まえた模擬戦へと移っていった。
しかしトレーニングも終わりに近づいてきた頃、それは始まった。

 

 

 

 

今日は木刀を用いてのトレーニング。
奈雄さんは一刀流、俺は二刀流での模擬戦。

「――ほらほら、脇がお留守になってる、ぞ!!」

俺が繰り出した剣撃を奈雄さんは受け流し、無防備になった俺の右脇腹に持っていた木刀の柄で一撃を入れる。

ドゴッ!

「グハッ!
 んの、まだまだぁ!!」

片膝を着きそうになるのを耐え、奈雄さんに再度剣撃を繰り出す。
右袈裟懸け、左袈裟懸け、と・・・・

しかし奈雄さんは苦も無く、しかも予想通りというような感じで紙一重でかわす。

「疲れてきたか? 動きが単調だぞ」

「全然っ!!」

平然を装ってはいても、実はかなり疲れていたりする。
疲れていない奈雄さんがオカシイ!!
俺は体力には自信があるのだが、奈雄さんの体力の方がはるかに上回っている。
三時間ぶっ通しのトレーニング、もう昼前だよっ!!

「そんくらい元気があれば大丈夫だな」

奈雄さんが木刀を肩に担ぎニィッと笑う。

「よし、んじゃラスト、一本。
 行けるか?」

「・・・・行けないと思う?」

「・・・そうだな」

よっ、と体を伸ばし、息を整える。

「十分間、本物の戦闘と思ってやれよ?
 気を抜くと怪我だけじゃすまないからな」

「了解。
 ・・・・・行くよ、奈雄さん!!」

「来い、紫苑!!」

と、最初の一歩を出した瞬間。

バアァーーン!!

トレーニングルームの扉が勢いよく開けられた。
俺と奈雄さんは動きを止め、突然の訪問者を見ると、そこには壕徒さんがいた。

「二人とも、トレーニングは終わったのか?」

「いや、これから実戦さながらのトレーニングを開始しようとしていたとこだが?」

奈雄さんがそういうと、不気味な笑みを浮かべながら、こう言った。

「よし、だったらこいつ等も混ぜてやってくれ」

パチンッ、と指を鳴らすと、トレーニングルーム内に続々と白兵戦専門の人達が入ってきた。

あれ、そういえばこの人達って・・・・。(汗

「えぇと、奈雄さん。
 この人達ってもしかして・・・」

「・・・・お前もそう思うか?」

お互いに冷や汗を浮かべつつ、顔を見合わせる。とそのとき壕徒さんの目が不気味に光った。

「さぁ行け、お前たち!!
 壕徒教のすばらしさを奴等に教えるのだ!!」

「「「「「「おぉおおおおおおぉッ!!!」」」」」」

片手にオレンジ色の邪夢を持ち、号令をかける壕徒さんとそれに従い此方に向かってくる信者――亡者でも可――共の集団。

その集団は程よく逝っちゃた人達凡そ15名、対する此方は疲労困憊の野郎を含む二人組・・・・・はっきり言ってヤバイ。主に罰ゲームが。あの手に持っている邪夢が今回の罰ゲームになるのだろう。(汗

「えぇい、背に腹は変えられん!!」

そう言って背に手を突っ込んでゴソゴソと漁る。

「お、おい。何する気だ!?」

「今回のドッキリメカ!激危険(デンジャラス)ハリセン・仏蛇切竜(ぶったきり)!!」

どこぞの番組で出したような効果音を出しながら俺は作ったメカを翳す。

「ちょっと待て〜〜ッ!? なぜに打って切るんだ?つかそれ以前にそれはメカじゃねえ!!」

「ちっ! 気づいたか」

「・・・とりあえずいろいろと突っ込みたいが、ソレは後にしよう。 それで、これをもってどうすんだ?」

「んと、都合よく標的が向かってきてるから、その誰でもいいからこれで・・・・・打つッ!!」

野球のスイングの要領で思いっきり振りぬいた!!

すぱぁーーーーんッ!!!

「どわぁあ〜〜〜!!!」

ダアァンッ!!

「グハッ!!」

ハリセンの打撃を受けて飛ばされ、トレーニングルームの壁に叩きつけられる亡者A。

「「「「「「「「「「・・・・・・・・・・・」」」」」」」」」」

亡者と教主、奈雄さんはその光景を見て言葉を失った。

方、壁に叩きつけられた亡者Aはズルズルと床に落ちてくる。

「おっ結構飛んだ」

「・・・・・紫苑、聞きたくはないがそれ、どうやって作った?」

「いやぁ、単に弄くってたらこれが出来たんだ。因みに性能はまだ未知数!」

「・・・・・・でたな、マッド才能め。 しかも爽やかな笑みでやり遂げた様な顔するな!」

「はい奈雄さん」

俺は奈雄さんにデンジャラスハリセンαを投げ渡す。コレは俺が今持っているβの試作型のようなもんだ。

「お、おい紫苑、コレを渡されても俺にどうしろってんだ!?」

「俺だけじゃ流石にこの数は無理、疲れてるから。 使い方はただ思いっきり振りぬいて」

「ホームランバットか!?」

そう、任○堂が出した、あの大乱闘ゲームのアイテムに似ているのだ。 貧弱そうな外見とは裏腹に絶大な威力を持っている。
まぁ見かけで判断しちゃ駄目って事だ。

「えぇいままよ!!」

3・・・2・・・1・・・GO!!

今ここに前代未聞の大乱闘が開催され、しばらくハリセンの突っ込み音が絶え間なくトレーニングルームに鳴り響き続けた。

そういえば確か奈雄さんが「PKサンダー!!」って叫んで突っ込んでたような。 奈雄さん、何時からそんなものを使えるようになったの?

 

 

 

 

 

そして現在に至るの。

「けど、コレはコレで結構使えるな、改良のしがいがある。 くっくっくっくっく」

俺の内に眠るマッドの血が疼く。しかし体力がもう限界を越えたためか瞬く間に眠りに落ちていった。

 

 

 

 

 

次の日は自室の扉を誰かが叩く音で起こされる。

「双葉さ〜ん、起きてますか〜?」

扉を叩いている犯人は早百合ちゃんだった。
早百合ちゃんには悪いけどこのまま夢の中に突入しよう。

「もしも〜し!!
 ・・・・・返事が無いただの屍のようだ」

勝手に殺さないでくれよ。

「まだ寝てるのかもしれないね?」

「寝てたらこれで起こすようにってこれ渡されたし・・・」

「それに純さんからもマスターキー渡されたしね」

「じゃ、もう強襲しよっか?」

上から順に潤子ちゃん、江利ちゃん、美佳子ちゃん、晴海ちゃん。
なんかオレンジ色ッぽいオーラを纏っているのは気のせいかな?

そして晴海ちゃんの言葉で通信戦隊五人組はマスターキーで鍵を開け、俺の部屋に侵入してきた。
というより年頃の男子の部屋にそれも部屋の主に無断で侵入するのはどうだろう。(汗)

一応誰が来てもいい様に部屋はキレイにしているけどね。
取りあえず純、後でデンジャラスハリセンβのお仕置き確定な。覚悟しろよ。

後の艦内に純の悲鳴が轟いた事を追記しておく。

「やっぱり寝てるね」

「仕方ないね。
 江利、アレ貸して」

江利ちゃんが小百合ちゃんにアレなる物を手渡す。
俺はその物がなんなのか薄目を開けて確認すると・・・・

「せぇ〜〜〜〜〜のっ!!」

ゲッ、アレは!?

小百合ちゃんが奈雄さんに渡したままであったデンジャラスハリセンαを振りかぶり、振り下ろす体制に入っていた!!
なんかオレンジのオーラ纏ってるよ!!

「一刀ォ両断ッ!!」

すぱぁーんっ!!!

「ハブッ!!」

自分の作ったモノの威力を身をもって知った瞬間だった。
数時間後、俺は医務室にて死の淵からの復活を遂げたのであった。

「我に断てぬ物なし!!」と小百合ちゃんが言ったとか言わなかったとか・・・・・

 

 

 

 

火星研

――火星研内通路――

医務室を出た俺はかあさんに火星に着いたら来るようにと言われている研究所に向かっていた。

「ここはどこだ?」

道中、道に迷って途方にくれていた俺の姿がそこに存在していた。
ここは何個も研究所があって、それら一つ一つに専門の研究室があるのだ。
かあさんの専門は機動兵器の研究。

「昔来てた時よりずいぶん様変わりしているな。
 仕方ない、誰かに聞くしかないか」

ちょうどタイミング良く人がいたのでその人に母さんの研究所を聞くか。

「あのすいません、機動兵器開発室は何処かわかりますか?」

「機動兵器開発室? てことはキミ、紫苑君?」

「俺のことを知ってるんですか?」

「そりゃ軍のエース、天河 秋斗の弟ってんだから先が有望視されているしね。
 まぁ一番の理由は、あの室長の息子、ってのが有名だからね」

俺とその人は冷や汗を流し笑いあった。
かあさん、また何かやっているのかあんたは・・・・・

「とりあえず私は室長と同じ開発室の研究員だから、案内しよう。
 こっちだよ」

「あ、どうも」

俺はその研究員に礼を言うと後をついて行った。

しばしその研究員の後を付いて行くと、金色の髪を持つ少女とすれ違った。
気になって後ろを振り返ってみると、その少女の姿はなくなっていた。

「紫苑君どうかしたのか?」

「い、いえ、なんでもないです」

「?
 ほら、ついたよ」

ビーーーー!!

「室長、息子さんが来ましたよ」

インタフォンを押し、俺の到着を告げる研究員。

『あ、ありがとう。
 入れてあげて』

プシューッと音を立てながら、開くドアー。
そして開かれたドアーの向こうには、かつて見覚えのある機体、―――ちょっと色が違うけど―――とその機体を見上げる数人の研究員及び来訪者である俺を見る整備員と、瓜畑さん。

「瓜畑さん、何でここにいるの?」

「おぉ、双葉か。 整備関係の仕事をしているとな、新しい機体にはすごい興味を持つもんなんだ。
 まぁこの機体が『大和撫子』に配備されるんだから、整備班長として先に見ておこうとおもってな」

「へぇ〜」

「よーーっす 久しぶりィ!!」

バシィーーーーンッ!!!

「いってぇーーーーー!!!!」

突如背部に襲い来る激痛に悲鳴をあげてしまう。

「い、い、いきなり何すんだよ! 香鈴姉さん!!」

俺はこの痛みを作った張本人に抗議を投げかける。
その人は茶髪でポニーテールの髪形をしていて、いかにも活発というイメージを強く印象付ける体付きをしている。
まぁ、ぱっと見てかなり美人、ともいえる。

「へへ、久しぶり。 また大きくなったねぇ」

「香鈴姉さんは相変わらずだね」

痛む背中を押さえながら、久しぶりの挨拶を交わす。

「まぁね、性格というのはそうそう変わらないというものなのよ」

笑いながら未だ痛む背中をバンバン叩いて来る。・・・・この性格がなければ善いんだけどね。

「読者になんの説明してるのかなぁ?」

手に殺気を集めて正拳突きの構えをとる、香鈴姉さん。
やばい、目が本気だ・・・・・。
|||ДT) )))  

「え、いやなんでもないよ。
 そういえば桔梗が見当たらないんだけど、どこ行ったの?」

「ふぅん? まぁいいや、そういうことにしてあげる。
 彼女なら―――」

「アーーハッハッハッハッハァーーーーー!!!
 開幕直後より鮮血乱舞!烏合迎合の果て名優の奮戦は荼毘に伏す!
まぁわせ回せ廻せ舞わせMAWASEマワセェェーーッッ!!!」

ヾ(∀′:)シ ≡≡≡

「・・・・・・・・・・・・・・・」

俺の世界が一気に固まった瞬間だった。

「・・・・・香鈴姉さん、あれは・・・・・・?」

再起を果たした俺は、事の発展を一応聞いてみる・・・

「まあ、何だね。言わなくても解るだろうけどあれは、主任の調合したブツを飲まされた(?)桔梗ちゃん。
良い感じに逝っちゃってるみたいでさ、私の試作段階のバイクを強奪の後、唯ひたすらあんな感じ。彼女ってスピード狂?」

「それは無いと思うけど・・・・」

キキキキィーーーーーーーーー!!!!!

「ヒッ、ヒェーーーーーーーー!!」

ドゴォーーンッ!!

「ギャアーーーーー!!」

「――――また一人殉職っと」

「ま、まだ死んでない、っすよ・・・あねさん」

「アラしぶとい。ソレでこそ火星研職員!雑草根性見せてみろ〜〜ッ!」

『お、ぉお〜〜ッ!』

研究員Aを含め、研究員十数名(机の上に避難したであろう者達も)轢いていった後、研究室から出て行き軍施設内を暴走するのであろうか、奇声をあげながら走り去る。

「止めないと死人が出そうなんだけど・・・」

「大丈夫、大丈夫。 そのうち飽きるから。
それに家の連中打たれ強いし。それに見て?あそこで轢かれたのに喜んでる変体が一人いたりするし」

指を指された瞬間、素晴らしい笑みを浮かべた男が無言で崩れ落ちる。
 …関わらんようにしよう。

「じゃ、風香さん。 嵐も去ったから説明よろしく」

あろう事か香鈴さんは暴走する桔梗をあまり気にもとめず、かあさんに説明をするよう促す。

「えぇ、わかったわ。 紫苑、これに見覚え、ある?」

「忘れられるわけが無いじゃないか・・・・」

そう、母が振り返りながら指し示したのは三年前の「あの時」、兄と共に爆散した機体の同型機、一緒に送られてきた機体だ。

あの時不完全なシステムさえ起動しなければ、あの機体に乗らなければ、あのシステムさえ開発しなければ秋斗兄さんは死ななかったんだ・・・・。

「―――苑、・・・・・紫苑!」

「! な、なに?」

「何じゃないわよ。 あんたもしかして「あの時」の事を思い出してんじゃないでしょうね?」

「・・・・・・・あたり」

そう一言呟くとかあさんは一つ小さな溜息を吐き、呆れた表情で口を開く。

「いい、紫苑? どんなに考えを巡らせた所で過去に起こった出来事は今更変えることは出来ないし、何も変わらない。
 それによって死んだ人間にとっては皮肉なものだけどね・・・」

そうだよな、かあさんにとって秋斗兄さんは軍のエースじゃなくて自分の子供なんだから、俺以上に悲しい思いをしたと思う。

「いけない、話がそれちゃったね。
 でこの機体はあれからウチで研究し改良を加え、更に新開発の素材を装甲板に使用することで耐久面でも期待できるわ。
 武装はあなたから送られてきた資料と戦闘スタイルから検討し考案、そして製作。その結果が二丁の小型粒子砲『アネモネ』と伸縮可能でエネルギーを纏い斬り付ける事が出来る、二振りの『ラナンキュラス』。
 操縦形式はマスタースレイブにして操者の動きをそのまま機体が再現するわ」

「じゃ俺が正拳突きを出せば、この機体も正拳突きをするってこと?」

「そういうこと」

「じゃあ『あのシステム』は?」

「『リテラエルネルア』のことね?
 それももちろん研究して完成させたわ、だけどその完成に当たってサポートする者が必要になったわけ」

「サポート?」

「ええ、エルム、いらっしゃい」

かあさんが機体の足元で作業をしている人物にここへ来る様に言う。
えるむ・・・聞いたことのない名前だな。

「あ、はい」

声からすると女の子のようだな、・・・・・・・・・なんか気のせいだろうか、妙な感じがするのは・・・?

「紹介するわ、この機体の対人インターフェースシステム、主にレーダー管制、オペレーションの役割をする、デミヒューマン・フィギュア(生体CPU)の『エルム』よ」

「よろしく〜♪」

「あ、あぁ。 こちらこそよろしく・・・・・ってそうじゃなくて!デミヒューマン・フィギュア(限りなく人に近しい人形)!? 軍じゃ匙を投げたってのに完成してたのか!?」

思わず声を上げてしまう。
どう見たって普通の女の子にしか見えない。
って言うかさ、何でかあさんは満足そうな顔しているんだ!?
姉さんは憐れんだ様な目でこちらを見るし、瓜畑さんを含む一部の技術者は殺気を含んだ嫉妬の目線で攻撃を加えてくるし、残りの人たちは羨んだ目線を送ってくるし・・・・・・しまいにこの子は屈託の無い笑顔を見せる。
言っとくが俺なんもやってないぞ?

「ふふ、あなたの好みに合わせて調整したわ、どう?
 直球ど真ん中ストライクでしょう?」

かあさんのその一言で、周りの視線が、一気に人をそれだけで殺せてしまうのではないだろうかという威力を含めたものになりかわった。

変なところに気を使うなクソババァ!!

−ドゴッ−

「な〜んか言ったかしら〜馬鹿息子?
終いにゃ鉄拳制裁かますわよ?」

「〜ッ! 掌打喰らわしときながら何をいけしゃあしゃあと…」

「何か言った?
…そう、そんなにコレ(((
邪夢)が欲しいの?」

ω-キラーン-

「いえいえ、滅相もない!!」

。゚(゚□゚)ノシ

 あぐぅ、あんなもん食ったら死んじまうよ……。つか俺は○沢●一の様なサトラレじゃない筈だ!多分、恐らく…
何でバレたんだろ?

「顔に出てるよ…」

あぐ…!

「えぇと、この子について説明すると、この機体についている『リテラエルネルア』の制御には欠かせない存在なわけ。 そして操者のサポートとしての役目もあるからレーダー管制やオペレーションもできるようにしてるわ」

「・・・・・他には?」

周りの視線をなるべく意識しないように、説明だけ集中する。

「・・・・・つれないな〜、まいいか。
 それでその他に関して言えば後は普通の人と同じ、身体の構造もね。しいて言うなら瑠璃ちゃんに近い感じかな」

「じゃ、もしかしてエネルギーは食事で摂るって事?」

「そういうこと、対人インターフェースシステムと言っても、極めて人間に近いわよ。ちゃんと年もとるし成人になれば子供も産めるし」

「はいはい、その話はもう置いといて」

ジェスチャーで物をどかす動作をする。
これ以上話されたらホントに俺は殺されかねない・・・・。

「で、一通りのことは聞いたけど、これで完成?」

「機体そのものは完璧に調整も終わってるわ。武装も方もね」

「『機体そのもの』って他になんかあるの?」

「今ね単機突撃用の武装を作成中なの、大和撫子の範囲外の敵に攻撃を仕掛けるためのね。
 大和撫子は火力はでかいけど速度に関しては他の戦艦より若干劣るわ、追いかけても離されるだけ、まさにウサギと亀の競争みたいなものね。
 それを補いつつ、かつ敵艦を落とせるほどの武装を取り付けるのが、コンセプトよ」

「へぇ、でもそれだけだったら、もう乗っても大丈夫なのかな?」

「ええ、別に問題はないわ。あ、そうだ、どうせなら実戦演習でもしてもらったほうがいいわね」

確かに。この機体の性能を実戦で確かめた方がいいし、何より従来の機体と操縦方式が違うから勝手も違う。
俺も実戦演習が出来るならそちらの方がありがたい。

「あ、そうだこの機体の名称は?」

「『ブーゲンビレア』。この機体の名称よ」

ブーゲンビレア・・・・ね。

「いい名前じゃん、宜しくな『ブーゲンビレア』」

蒼を基調とした機体、ブーゲンビレアを見上げ、挨拶をする。

「じゃあ早速演習に取り掛かろう、こっちで相手を準備するからあなたはブーゲンビレアに乗って出撃準備してて」

かあさんは数人の研究員と瓜畑さんをつれて、研究所から出て行った。

「わかった、え〜とエルムだっけ?」

「うん、そうだよ」

「これから宜しく頼むよ」

「うん♪」

俺はエルムに再び挨拶すると、彼女と共に『情熱』を冠する青い機体に乗り込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――ホントにアレで良かったの?」

「えぇ、あの子ならきっと成し遂げてみせるわ。
 そうどんなことになっても・・・・」

かあさん達が研究所から出て間もなく、そんな会話が姉さんとかあさんの間でかわされていた事を俺は知る由もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

さっさとキャラ画完成させよう・・・・・

 

 

 

 

感想代理人プロフィール

戻る

 

 

 

 

代理人の感想

・・・・いや、割と本気で何がなんだか分からないんですけど。

スラップスティックコメディってことでいいのかなぁ?