※注意:この作品の主人公は『アオイ・ジュン』です。

 

 

  交錯する時の流れ

 

――設定資料――

 

 

舞台設定 

 





〇火星での終戦後、跳ばした遺跡が火星の後継者のような連中に奪われる可能性を考えて、地球・木連双方からの代表による管理が決定された。
 現在では、明日香インダストリーが中心となり、統合軍や新地球連合の協力を得て提唱されることとなったヒサゴプランの中核として公共利用されている。
 火星極冠遺跡の監視・警備は徹底されており、余程の戦力がない限り手を出すことは出来ない状態となっている。


〇戦争の終了後、テンカワアキトと影護北斗は、それぞれ木連式に独自の工夫を加えた、天河流と影護流を創設。
 地球・木連それぞれの英雄的存在である彼らのもとには数多くの門下生が集った。
 しかし天河流は師範であるテンカワアキトが逃亡中のためほとんど活動していない。
 それでもテンカワ目当ての女性が大量に集っているとか。
 逆に影護流は修行が異常に厳しく、大抵の者がすぐに辞めてしまう。


〇本編の『時の流れに』では明記されていなかったが、本作では『時の流れに』プロローグの出来事は、劇場版とドリームキャスト版の間であるとする。


〇戦後、ナデシコと言う強大な戦力を一つにしておくことを恐れた各界の上層部は、そのクルーや技術を広く分配させることを決定した。
 ナデシコAは宇宙軍、ナデシコBは統合軍に編成。
 各クルーの所属は人物紹介を参照。


〇その他の世界観においては本編を準拠。
 物語は終戦3年後から始まる。

 

登場人物

 

〇テンカワアキト   昂気:『昇龍』  色:蒼銀

 木連式天河流師範。
 『ブローディア』パイロット。通称『漆黒の戦神』 A級ジャンパー。
 流派を創設するも数多くの女性に迫られる日常に嫌気が差し、平穏を求めて旅立つ。(逃げた)
 ブローディアは博物館に安置され、単独での稼動を可能にするAI、ディアとブロスはそれぞれ専用のオモイカネシリーズが与えられた状態でピースランドに置かれている。
 テンカワアキト本人はその存在自体を軍部に危険視されていたが、木星人・地球人問わず
 そのカリスマで絶大な人気を誇り、英雄というよりはアイドル扱い。
 さらにはホシノルリをはじめとした各分野のエキスパート達に守られており、誰にも手出しすることがで きない状態となっている。
 終戦後3年をもってようやく捕まったため、ついに結婚となる。(本編開始一ヶ月前)
 新婦は以下の16人
 ミスマルユリカ/ホシノルリ/イネス・フレサンジュ/メグミ・レイナード/スバルリョーコ/エリナ・キンジョウ・ウォン/レイナ・キンジョウ・ウォン/サラ・ファー・ハーテッド/アリサ・ファー・ハーテッド/ホウメイガールズの5人(名前わからん)/カグヤ・オニキリマル/影護枝織
 ラピス・ラズリとは婚約。         


 
〇影護 北斗    昂気:『餓狼』  色:朱金

 木連式影護流師範。
 『ダリア』パイロット。通称『真紅の羅刹』
 一日おきに枝織と入れ替わるとはいえほとんど道場に顔を出すことができないアキトと違って、しっかりと訓練を施すので、影護流の錬度は天河流よりもはるかに高い。
 四陣のそれぞれのコピーを与えられた四天王と呼ばれる4人は昂気の使用も可能。
 でも4人がかりで北斗やアキトに勝てない。
 ダリアもブローディアと同じく博物館に。四陣の本体は北斗が自分で管理している。
 テンカワアキトの陰に隠れてしまい、その名は知れ渡っているものの、その容姿・性格などはあまり知られていない。
(影護流でも北斗直々に教えを受けられるのは四天王をはじめとした一部の高弟のみである)
 結婚式の当日に妊娠が発覚してから道場を休んでいる。
 ちなみに妊娠に至る経緯は枝織の独断ではなく、北斗も合意の上だったと明記しておく。
 



〇ホシノルリ
 ピースランド(別名:ナデシコ王国)に戻り、テンカワアキトの正妻となる。通称『電子の妖精』
 持ち前の能力を用いてピースランドを電子の要塞と化す。
 またオモイカネによる国政は政治家個人の私欲というものが存在しないためかつてないほど理想的なものとなる。
 ナデシコAオペレーター。



〇ラピス・ラズリ
 ルリが国政を担っているため、木連過激派(草壁や新條)の監視を行っている。
 副業として飛厘とともに天候操作衛星の開発を計画中。年齢を考慮してアキトとは婚約に留まっている。
 ナデシコAサブオペレーター。



〇ミスマルユリカ
 連合宇宙軍本部所属大佐。A級ジャンパー。
 戦略・戦術シミュレーション教官。
 ナデシコA艦長。



〇カグヤ・オニキリマル
 明日香インダストリー次期会長。テンカワアキトとの結婚後も続けている。
 いまだ木星圏で暮らす人々の生活保障のためにヒサゴプランを提唱。
 中心となってプロジェクトを進める。
 


〇イネス・フレサンジュ
 ネルガル技術開発部部長。A級ジャンパー。
 結婚後も退職することなく勤めている。



〇エリナ・キンジョウ・ウォン
 ネルガル会長秘書。
 結婚を機に辞職。テンカワ家では珍しい家事能力保持者。



〇スバル・リョーコ
 連合宇宙軍エステバリス隊教官。階級は大尉。『マルス』パイロット。



〇メグミ・レイナード
 ピースランドテレビで働いている。
 あらゆる番組に引っ張りだこだが料理番組にだけは一度も出演したことがないとか。
 


〇アリサ・ファー・ハーテッド
 西欧方面軍『Moon Night』隊長。階級は大尉。『ルナ』パイロット。
 通称『白銀の戦乙女』



〇サラ・ファー・ハーテッド
 イギリスにパン屋を経営。
 当初、結婚後はピースランドに店を移す予定だったが、近所の人たちの要望で残留。



〇レイナ・キンジョウ・ウォン
 ピースランドで封印されている、ナデシコ及び優華部隊それぞれの専用機の整備をしている。
 封印解除には宇宙軍・統合軍の許可が必要。


〇ホウメイガールズ
 サユリ・ミカコ・ジュンコ・エリ・ハルミの5人。
 ピースランドに日々平穏の支店を開店。ちなみに経営はエリナが行っている。
 ホウメイ直伝の料理の腕が人気を呼び、5人ともシェフに専念している。
 ウェイトレスはみな女性。



〇ヤガミ・ナオ
 ネルガルシークレットサービスに所属。
 終戦後ミリア・テアと結婚。



〇ミリア・テア
 ヤガミ・ナオと結婚。現在妊娠中。



〇オオサキ・シュン
 統合軍の閑職に追いやられているが、本人はあまり気にしていない。
 階級は少将。ナデシコB提督。



〇フィリス・クロフォード
 ネルガル技術開発部に勤務。先行型マシンチャイルド。ナデシコB医療班班長。
 また、プライベートでオオサキの身の回りの世話をしている。



〇アカツキナガレ
 ネルガル会長。専用エステバリス『ジャッジ』パイロット。
 エリナが辞職し、代わりに千沙が秘書となってから、落ち目だったのが嘘のように有能になる。



〇マキ・イズミ
 『鯖』パイロット。ナデシコB所属。
 ネルガル本社の近くにバーを経営。



〇アマノ・ヒカル
 『煌』パイロット。
 大戦終了後は軍を辞め漫画家に戻ることを決意したが、ガイと万葉が統合軍に入ったと聞くと、それを追 って復帰。2人とともにエステバリス隊の教官を務める。階級は中尉。



〇ヤマダ・ジロウ
 『ガンガー』パイロット。
 統合軍エステバリス隊教官。階級は中尉。
 万葉・ヒカルと実家で同居。



〇イツキ・カザマ    昂気:『妖狐』  色:銀
 『白百合』パイロット。影護流四天王『氷雨』
 統合軍大尉。じつはA級ジャンパー。
 生身の戦闘でも機動兵器戦と同様飛び道具を多用する。
 基本的に鉄球や釘を昂気で纏ってはじくが、手のひらサイズまでなら何でも弾丸の速度で飛ばせる。
 また、フェザーを狙撃に使えるのは彼女だけ。



〇ハルカ・ミナト
 白鳥 九十九と結婚。今は中学校の教師。



〇ゴート・ホーリー
 ネルガルシークレットサービス。
 いわゆるGODな人だが、この作品はシリアスを目指すので滅多に書く機会はない。
 というか出番がない。



〇プロスペクター
 ネルガル会計長。
 シークレットサービスをナオに任せて経営に専念している。
 ナデシコBにお目付け役として搭乗。



〇リュウ・ホウメイ
 ネルガル本社近所に『日々平穏』を細々と経営。百華をバイトに雇っている。



〇ウリバタケ・セイヤ
ネルガル技術開発部のアドバイザーを続けながら自営業を続けている。
 対ハーリー用の兵器開発に余念がない。



〇マキビ・ハリ    昂気:『凶熊』  色:黒
 影護流四天王『暗尭』 
 統合軍中尉。ワンマンオペレーションシステム実験艦『ナデシコB』専属オペレーター。
 昂気を纏った『ハーリーダッシュ』は走行中のトラックを正面から弾き飛ばすほど強力。
 攻撃力なら四天王で一番。打たれ強さは全人類の中で1・2を争う。
 ウリバタケ・キョウカという恋人がいる。



〇アオイ・ジュン    昂気:『荒鷹』  色:緑光
 影護流四天王『風魔』 
 統合軍中佐。ナデシコB艦長。
 昂気の使い手はみんな自分の体重を限りなく0にすることができるが、ジュンだけは完全に無くせる。
 つまり飛べる。
 直線の飛行は速いが細かい動きが出来ない。
 自分以外のものの重さもある程度なくせる。



〇白鳥 ユキナ
 現役女子高生。
 源八郎に陰行術を習っていたことがあるらしく、密航や逃亡が得意。
 よほどの使い手でも気付かないらしい。



〇タニ・コウスケ
 ネルガル技術開発部所属。万葉の父親。



〇東 舞歌
 地球・木星間友好親善大使。という建前で現在月にいるが、ほとんど仕事はない。
 その分枝織・北斗の情操教育に全力を注いでいる。
 というかそのために仕事を九十九に押し付けている。



〇影護 枝織
 一日おきで北斗と入れ替わり、零夜を引き連れて遊び歩いている。
 現在妊娠一ヶ月。



〇各務 千沙
 『雷神皇』パイロット。
 現在ネルガル会長秘書を務めている。
 アカツキを制御して仕事をさせるのがうまい。



〇御剣 万葉
 『風神皇』パイロット。A級ジャンパー。
 統合軍エステバリス隊教官。ガイ・ヒカルと同居。



〇玉 百華
 『龍神皇』パイロット。
 ヤガミ・ナオの結婚後かなり荒れていた。
 その後ホウメイの優しさに触れなぜか弟子入りしてしまっている。
 現在『日々平穏』でバイト中。



〇天津 京子
 『氷神皇』パイロット。
 元一朗と結婚後、木星コロニーに居を構えて専業主婦。



〇神楽 三姫
 『炎神皇』パイロット。
 三郎太と結婚後、火星に移り住む。一児の母。



〇空 飛厘
 『闇神皇』パイロット。
 源八郎と結婚。ピースランドのラピスと協力して研究所を開く。



〇紫苑 零夜    昂気:『猛虎』  色:黄色
 『光神皇』パイロット。影護流四天王『蒼天』
 北斗の修行を受け、且つ枝織の遊びにも付き合う。
 もしかしたら一番の苦労人かもしれない。
 北斗の蒼天にしまわれてる鋼糸にちなんで、同じく糸を使う。
 釘バットは普段持ち歩けないから。



〇高杉 三郎太
 連合宇宙軍少佐。火星圏開発・再興委員会所属、保安部隊隊長。
 火星で三姫と一緒に暮らしている。



〇白鳥 九十九
 舞歌の直属の部下にあたるのだが、知名度では舞歌より上。
 頻繁に仕事を押し付けられる。(よって舞歌の仕事が減る)



〇月臣 元一朗
 木星圏守備艦隊総司令。
 京子と結婚。苦労人。



〇秋山 源八郎
 地球連合軍木連代表指導者。階級は少将。
 飛厘と結婚。



〇ナカザト ケイジ
 統合軍大尉。ナデシコBに副長として搭乗。
 実際はアオイ・ジュン及びオオサキ・シュンの監視。
 ユリカとジュンの同期で、成績はbR。
 監視とは言え結構ナデシコに馴染んでいる。







 後記


 設定です。変更しました。
 ジュンやハーリーなどが統合軍の所属になってしまっていますが、これはナデシコクルーを分配する際に女性陣が強固に主張した結果です。
 ですからナデシコBは完全に統合軍の所属になっています。
 とは言え嫌われ者状態で、厄介ごとしか回ってきません。

 ところで一番上にも書きましたがこれはジュン主人公の逆行モノです。
やさぐれた感じのジュン君はこのページのオリジナルなので、僕にどれほど表現できるかが不安ですが。
 僕は僕なりにジュン君を活躍させていこうと思います。
 ヒロインはイツキですが、言葉遣いに少々違和感を抱くかもしれません。
 基本的に敬語、ジュンや他の影護流高弟に対しては普通といった感じです。

 小説・・・とうか長い文章を書くのはこれが初めてです。
 何とか完結させたいと思います。
 これからよろしくおねがいします。