北ちゃんの卒業式

 

 

 

題名からして、当然木蓮側の船の中。

北斗は舞歌にバーチャルルームに来るように言われていた。

 

「いったい何のようだ?今日はしなければならないことがあるのに・・・」

 

ぶつぶつと言いながらも行くのはお約束。

 

ぶつぶつ言いながらも着いてしまうのは、当然である。

北斗は中に入ろうとしたが、三姫に止められた。

 

「舞歌様がこれを着て入ってくれと」

「・・・・どう見ても学生服だぞ。しかも何処から用意した」

「零夜が作ったようです」

「そこまでして、俺に着せたいのか零夜は?」

「ですね」

 

妙にがっくりきた北斗だった。

 

何だかんだで制服を着る北斗。

そして中に入っていく。

 

中は妙な不陰気だった。北斗以外はみんな正装だった。

 

「北ちゃん卒業おめでとう」

「卒業?何のことだ?」

「解ってるくせに!このこの」

 

肘でつつく舞歌。

 

「はあ?」

「北ちゃんも、ついに大人の仲間入りね」

 

舞歌の嘘泣きが炸裂。

 

「何のことだかまったく?」

「舞歌様、いったい何なんですかこれは?」

「しかたないわね。はい」

 

舞歌はどでかい写真を出した。

 

「「あああーーーーーーー」」

 

北斗と零夜は驚いた。その写真にはアキトと北斗のキスシーンだった。

おかげで北斗は真っ赤だった。

零夜は泡吹いて倒れた。

 

「わかったでしょ」

「どうしてこれを・・・・ってともかく、ただのキスではないか。

 それくらいなら事故だってことも考えられる」

「ふーん。じゃあ証拠写真そのニと三」

 

又も写真が現れる。しかし今度はキスが終わった後のシーン。

 

「なにが証拠そのニなんだ?」

「まだそんなことを言う。

 ふーんでは聞くけど、フレンチキスなら解るけど何で唇はなしてるときに糸が引いているのかしら、

 これはディープキスじゃないのかな」

「あうあうあう・・・」

「そして三つ目、これはどう見てもホテルの中よね。

 しかもこの北ちゃん立派な女性の顔つきよね」

 

三枚目はアキト・北斗が裸で抱き合っている場面。正確に言えばアキトに抱きついている北斗の写真。

裸といっても胸から下はシーツで両方とも隠れているが。

 

「・・・・・・(真っ赤)」

 

北斗、敗北であった。

 

 

 

おまけ

北斗の部屋

 

舞歌から証拠写真を貰って壁に貼って眺めていた。

顔が赤くなっているという事は、思い出しているのだろう。

 

「明日は、がんばるぞ」

 

と、頑張り情報誌を読む。・・・ただ、その内容は男を喜ばすテクニック集とかかれていたのが、

気にかかるものだった。デート前にそれを渡していたサブロウタは、何者かによって襲撃を受けた。

ちなみにうわ言で、「釘が、バットが・・」といっていたらしい。

 

 

舞歌の部屋

 

「舞歌様、盗撮はある意味犯罪ですよ」

「千沙、白鳥君人形抱いて寝ている所ばら撒いてもいい」

「私はそんなことしてません」

「はい証拠写真これはなにかな?(ニヤリ)」

「そ、それは、(あの人形がかわいすぎるからっていったらまずい)」

「おほほほほ」

「コホン。舞歌様は羨ましくないのですか。あれを見て」

「ぜんぜん」

「何でですか」

「してもらったことあるから」

「・・・・・・・・・・・・えっ」

「凄かったわ。あの時は死んでもいいかなって思ったくらいだから」

 

なんかあさってのほうを向いてポーっとしている舞歌だった。

 

 

 

あとがき兼キャラコメ

隆「おひさしぶり。ここの所忙しかったので書く暇が無かった。何とか暇できて書くことが出来たよ」

北斗「おい。この作品は何だ」

隆「卒業式のシーズンだから書いてみました」

北斗「いくらシーズンだからってこれは」

隆「アキト君上手だった」

北斗「うん、舌が入ったときから頭が真っ白になって・・・って違う」

隆「アキトはテクニシャンだったか」

北斗「そうそうって何を言ってんだ俺は」

隆「そうですか」

北斗「人の話を聞け」

隆「げっ!(怒ってる)さ、さてもう一人のゲストアキト君どうぞ。そして私はさようなら」

北斗「ちょっとまて、ってアキト!(もじもじしている)」

アキト「あれ北斗、作者は」

北斗「去った」

アキト「人を呼んでおいて、まあいいか北斗明日デート楽しみにしてるよ」

北斗「う、うん。明日頑張る」

アキト「それじゃ(早くかいらないとお仕置きされる)」

北斗「オレも早く帰って、本を読まなければ」

 

 

 

 

管理人登場

 

隆さんからの投稿です!!

当人の御要望により、キャラコメで後書きをします(笑)

 

北斗「何処のどいつだ、この『北斗』と言うのは?」

零夜「(気絶中)」

三郎太「(襲撃にあい気絶中)」

アキト「(お仕置きにより気絶中)」

舞歌「まあまあ、北斗も大人になっちゃって(そっと涙を拭く)」

北斗「・・・舞歌、お前死んだはずじゃ(汗)」

舞歌「え、それは本編でしょう? この話では生きてるじゃない。」

千沙「便利な良い訳ですね。」

舞歌「そんな固い事言ってると、九十九君を取られるわよ?」

千沙「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんんん!!(逃走)」

北斗「・・・取り合えず、俺は同一人物とは認めん!!」

舞歌「ま、良い夢を見たと思いなさいな。」

北斗「あれは俺じゃな〜〜〜〜〜〜〜い!!」

 

 

では、隆さん投稿、本当に有難うございました!!

 

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