薄暗い部屋の中に響く機械音。
山を規則的に描き鼓動を知らせる。
幾つか、幾度か続く緑線、それが直線を描き鼓動の停止を無情に告げた。
医師達が一言三言口を開きなんら情感を感じさせずにその場を去る。
最早、物言わぬガイに叫ぶアキト。
そうすれば彼が戻ると言わんばかりに彼は叫び、呼びかける。
だが一切の言葉は、返事は返ってこない。
ただただ虚しくアキトの声が響くだけだ。
ガイの遺体に虚しく縋りつくアキト。
その後ろでシンジは茫洋と立っていた。
最早死者への悲しみを忘れたように変わらない茫洋を見せながら……。

 

 

 

 

ガイが何者かに撃たれその生を終えたがナデシコは変わらずサツキミドリへとその進路をとっていた。
だがナデシコの中は極一部の人間にとって僅かな変化を与えている。
その筆頭がアキトだ。
電灯もつけていない部屋の中でゲキガンガーを映している。
見ているのか見ていないのか解らない。
ぼうっとしているように見える。
そのアキトの後ろに同じように座っているシンジ。
こちらも同じく見ているのか解らない。
部屋に響くのはゲキガンガーの音のみ。
共に口を開かず茫洋と座り込んでいる。
繰り返し映し出されるゲキガンガー、これが一体何回目になるのか解らない回数の中でようやく口を開いた。
アキトが。

「なあシンジ君。ガイは、ガイはあれで満足だったのかな?」

シンジに目を向けずポツリと呟くように言うアキト。
シンジもまたそれに静かにだが、同じようにポツリと呟くように言う。

「僕には…分かりません。人が死んでも僕にはなにも分かる事なんてないです」

一切の感情が見出せない声で言うシンジ。
胸中を飛来するのはどんな想いなのだろうか。

「僕には…なにも分かりません……」
「そっか…」

哀しみような光を放つアキトの目。
ゲキガンガーの音さえ聞こえないようにアキトの耳にはシンジの言葉が残る。
僕には…分かりませんと……、という声が霞むように、燻るように…。

 

 

 

 

ナデシコが誇る食堂。
その中にある一席を陣取るユリカとウリバタケ。
ユリカが落ち込んだ表情でアキトに関して喋るのとは対照的にウリバタケは新たに受け取る事となる0G戦フレームの仕様書を見ている。
まさしく興奮した赴きで叫ぶウリバタケ。
そんなウリバタケにじと目を向けるユリカ。

「今、アキトを慰められるのは恋人たる私の役目なのに…アキトはシンジ君とお部屋で二人きり」
「いんじゃない別に?」
「良くありません!!」

最早どっちに憤りを感じているのか解らないユリカを遮るようにホウメイがウリバタケのカップにコーヒーを注ぐ。

「新しいパイロットが来るんだって?」
「そんなことより新しく来るエステの方が大事だぜ」

怪しげな笑みを浮かべながら返事を返すウリバタケ。
そんなウリバタケに苦笑しながらホウメイもまた言葉を続ける。

「嫌な奴だといいね」
「うん?そうか?」
「嫌な奴だと良いよ。戦って死ぬかもしれないんだから…」
「ふんふん」

頷きながら返事を返すウリバタケ。
二人のみで話す中でユリカが、あの、と声をかけるが届いていない。
聞こえていないように話す二人にユリカが遂に叫んだ。

「艦長命令です!!私の話を聞きなさ〜〜〜い!!」

ユリカが叫んだタイミングでウィンドウが現われる。
メグミの顔が映し出されサツキミドリが近い事を告げた。
その言葉にぶぅと口を膨らませながらもしぶしぶとブリッジへと向うユリカ。
その後姿を苦笑をもって見送る二人だった。

 

 

 

 

電灯もつけていない部屋の中で一人転がるシンジ。
同室のアキトはここにはいない。

「人が死んだ…けど何も感じない」

暗闇の中に溶ける声で呟くシンジ。
静かに腕で顔を覆う。

「僕はもう人が死んでも何も感じないのかな」

哀しい声が響く。
無くしたものを惜しむように。
静かに…哀しい声が響く。

「アキトさん…僕は本当にあなたの傍に居て良いんですか?」

答える者も無く寂暗に溶ける声。
そんな静寂を打ち壊すように船体に走る振動。
サツキミドリの爆発。
赤い警告灯が船内を染め上げる。

「シンジ君!!」

暗い部屋の中にアキトが駆け込んできた。
その手には銃を持っている。

「どうしたんですか?」

未だ翳のある表情であるが身体を起こしアキトに問うシンジ。
焦った表情でアキトは部屋の中を見回す。

「侵入者だって」
「侵入者?」
「ああ、何でもサツキミドリの爆発の際にナデシコに入り込んだ奴がいるとか」
「そうなんですか?」

それっきり言葉が途絶える二人。
アキトもシンジもそれぞれが抱えきれない想いを抱えている。
口に出そうにもどう言葉にすればいいか分からない想い。
暗泥の様にどろどろと蠢いている。
誰もいないわけでも無いのにこの部屋は静寂が支配する。

「……あのさ」

ようやく口を開いたのはアキト。
何かを伝えようとするがその何かを言葉に出来ない、もどかしさだけが募る。

「あのさ…俺も分からないんだ。ガイがなにを思いながら死んでいったのか
 でも、でも!忘れることはできないんだ。ガイがなにを思いながら死んでいったか分からなくても
 …忘れることはできない、いや忘れちゃいけない。今俺の胸にある鈍い痛みのようなもの
 誰かが死んだ時、思っていたことは分からなくても覚えるこの痛みを忘れちゃいけないんだ」
「……から…いんです」
「えっ?」

言葉に出来ない何かを必死で伝えようとするアキト。
拙い”なにか”を聞きながら霞む言葉を出すシンジ。

「分からないんです。僕にはその痛みが!僕には分からないんです…」

伏せていた顔を上げるシンジ。
その目から留め止めなく涙が溢れている。

「シンジ君…」

シンジが流す涙に言葉を無くすアキト。 悲痛な想いが静かに部屋の中に木霊する。
涙の落ちる音が響く中に立ち尽くすアキト。
シンジに近づけなくて、シンジの心に近づけなくて。
それでもアキトは足を動かそうとする。
シンジに近づこうと試みる。
だがその意思に反して動かない足。
アキトは今ほど自分の身体がにくいと思ったことは無い。
僅かな時の中で、シンジと出逢って一年程の時の中で培ってきたモノはこの程度なのか!とアキトは叫ぶ。

「僕はやっぱりあなたに出逢わなければ良かった…」

静かに立ち上がるシンジ。
今だその目からは涙が溢れている。

「辛いんです。昔よりも今が、独りで居た時よりも」

顔を手で覆い血を吐くように思いを吐露するシンジ。

「アキトさんに逢ってからもう独りで居るのは嫌なんです。でも…」

力なく言葉を切るシンジ。

「でも、怖いんです。誰かが死んでも何も感じない僕が。それはもしアキトさんが死んだときも同じかと思うと」

例えこれで嫌われてもいいとシンジは思った。
これで独りになれば昔よりも耐える事が辛くてもアキトの死に涙を流さない自分に気づく事は無いと。

「僕は…生きていない。僕の心はもう生きていない」

違う!アキトはそう叫びたかった。
死んではいないと。
まだ死んでいない。シンジは今死のうとしているのだ。自分の心を。
だからアキトは動いた。
先ほどの動けない自分が嘘のように身体は動いた。

「そんなこと無い!」

慟哭するシンジを抱きしめるアキト。
親が迷子になっていた子供を抱きしめるように。
言葉はただ激しく、だが優しく。

「そんなこと無いさ…死んでなんか居ないさ。もし死んでいるって言うんならサイゾウさんの所にいたシンジ君はなんだったのさ?」

優しく諭すアキト。

「俺が落ち込んでいたときに慰めてくれたり、サイゾウさんと俺とでくだらない事で笑いあっていた時のシンジ君はなんだったのさ?」
「……」
「あれは嘘じゃないんだろう?」

アキトの優しく聞いてくる言葉に頷くシンジ。
シンジの頷きに優しく笑みを浮かべるアキト。

「大丈夫だよ。シンジ君の事は何も知らないけど、今シンジ君が辛い事は分かるから」

涙も止まりひたすらアキトの言葉を聞くシンジ。

「もし俺が死んだときもシンジ君が今みたいに辛い想いをしたならそれが…シンジ君の”痛み”」
「大丈夫だよ…シンジ君の心は死んでいなんかいない。他の誰がシンジ君の事をなんと言おうと俺はシンジ君が生きている事を知っているから」
「だからほら…もう泣かないで…」

泣かないで、とアキトは言った。
それに反して止まった涙は先程より更に溢れる。
アキトの黄色の制服に縋りつくように泣き声を漏らすシンジ。
その背中を優しく撫でるアキト。
嗚咽はただただ静かに部屋の中に吸い込まれていった…。

 

 

 

 

展望室。
その名の通りの場所である。
泣きつかれ眠ったシンジを寝かしつけたアキトはここに来ていた。
無限に広がる大宇宙、というわけでもないがなぜかどこまでも広がっているような宇宙(そら)を見たくなったのだ。
がそこには先客がいた。

「アキトさん?」
「メグミちゃん」

メグミだ。
どこか哀しげな表情で宇宙を見上げていた。
その隣に大の字に寝転がるアキト。

「ガイが死んだことを皆どう思ってんだろうな?」

それはどちらかというと独白に近かった。
メグミに話し掛けたというより自分に話し掛けたという方が近い。
思い出しているのは先ほどのシンジの事。
シンジと話すまでは皆ガイが死んでもなにも思っていないと思った。
だが、シンジの言葉を涙を知り深く考えらせられるアキト。

「勿論哀しいですよ。だって人が死んじゃったですもん…」
「そっか」

簡単に言うメグミに笑みを向けるアキト。
確かにそれが普通の反応だろとアキトは思った。
そんなアキトの笑みになにを感じ入ったのかメグミはアキトの頭を優しく撫でる。
突然のことに狼狽するアキト。
そんなアキトに今度はメグミが笑みを向ける。

「アキトさん今どんな自分がどんな顔してたか分かります?」
「え?」
「凄く哀しそうな顔…してました」

痛ましい目をアキトに向けるメグミ。

「みんな見せてないだけですよ。哀しいところを」

メグミはそう言い微かに自嘲の見える笑みを浮かべた。

「けど私駄目ですね。みんな頑張っているのにこうしてここにいて…」
「メグミちゃん…」
「駄目なんです。ついさっきまでお喋りしてたのにもう誰も答えなくって…」
「……」
「アキトさん…もう少しここにいてくれません?」

努めて明るい声で言うメグミ。

「そしたら私も頑張れますから」
「うん」

 

 

 

 

「わざわざ取りに行けってか」
「ええそうです。折角残っているものを捨て置くのも勿体無いですから」

ブリッジで行われている会話。
プロスとリョウコだ。
0G戦フレームを車の牽引よろしくでサツキミドリからナデシコへ場所を移してきたのだ。
そして未だサツキミドリ内にフレームが残っている事を告げてから方針が交わされているのだ。

「そりゃまあそうだけど」
「いいんじゃないリョーコ。取りに行くだけだしさ」
「取りに行く…だからとりにくい…三十点。がっくり」

と口々に言うのはヒカルとイズミ。
ヒカルはともかくイズミに至っては最早理解不能だ。

「あーわかったわかった。取りにいくって。ったくよ」

リョウコが疲れた声を出し言う。
そんなどうにも濃い面々をこれから指揮する事になるユリカこそが疲れた声を出したかった事だろう。
事実彼女は歪んだ顔、つまりは苦笑いをするしかなかった。

「それよかさここにいる二人のパイロットってのはどうしたんだ?」
「一人は死んでしまいました…もう一人は…どこだろう?」
「なんだそりゃ?」

ユリカの最後の言葉に奇妙な表情をするリョウコ。
やはりユリカも負けず劣らず濃い人間であるだろう。

「まあパイロットと言ってもテンカワさんは臨時のパイロットです。サツキミドリへはお三方で行ってもらう事にいたしましょう」

崩れてきた場の雰囲気を直そうとプロスは一気に方針を決める。
ユリカの立場は何処となく無い。

「まあいいけどよ。で、どうするんだ?すぐ向うのか?」
「ええ、そうしてください」

とリョウコに返事を返したのはユリカである。
その言葉を受け彼女達は早々にハンガーへと向っていった。

「はぁ…アキトあなたは今何処に?」

溜息をつきながらも胸元で手を祈るように組み目を輝かせ言うユリカ。
そんなユリカを見ながらプロスは胃がしくしくと痛むのを我慢しているのであった。

 

 

 

 

「メグミちゃん」

静かに声を出したのはアキトであった。
いまだ展望室でメグミと共に宇宙を見上げるようにしていたときである。

「なんですアキトさん?」
「俺そろそろ行かないと」

コミュニケに表示される時刻を見てアキトは言った。
二人で他愛も無いお喋りに興じていたらそれなりの時間が過ぎていた。

「そうですね」

メグミもアキトの言葉に異論がないと先に立ち上がる。

「アキトさん頑張ってきてくださいね」
「うん。メグミちゃんも」

アキトも立ち上がる。

「待ってますから」

メグミの言葉に言葉ではなく優しい笑みを向け返事を返すアキト。
そして足早に展望室を出て行った。

「うん!私も頑張らないと!」

 

 

 

 

アキトがハンガーにつくともうそろそろでリョウコ達が出撃するところであった。
アキトもまたパイロットスーツとなりエステに乗り込む。
コミュニケからウリバタケが叫んでいるが聞いているのかいないのか返事を返さない。

「俺はもっと強くならなくちゃ駄目なんだ!もう以前の俺じゃ駄目なんだ!」

思い出すのはシンジの泣き顔。
血も繋がらない弟の様な少年を、今にも崩れてしまいそうな少年を支える為には。

「だから俺は変わる!いまの俺はテンカワアキトVだ!!」

そうして一歩踏み出そうとするアキト。
独り言のように繰り返すアキトの言葉を聞きウリバタケも叫んだ。

「よ〜し!全員退避だ!バカが無茶するぞ〜」

その言葉にわらわらとエステより離れる整備員。
アキトもまたエステを重力カタパルトへと持っていき叫んだ。

「テンカワアキト!出る!!」

その言葉と共に一気に加速しナデシコからでるエステ。
一気に近づいてくる宇宙を見ながらアキトは心の中で静かに言った。

(生きて帰る!シンジ君が泣く事がもう泣く事が無いように!!)

一つは変わるという決意。もう一つは生きて帰るという決意。
その二つの決意を胸に秘めアキトは虚空へと踊り出たのであった。

 

 

 

 

色々と情けない操縦を見せながらも蜥蜴に乗っ取られたエステ、ヒカル命名のデビルエステバリスを撃破したアキト。
アキトは胸に沸く爽快感を感じながらナデシコへと戻った。
エステより降り歩くアキトに掛けられる整備員からの言葉に返事を返し出口へと向おうとすると。

「アキトさん」

とかけられる声。
メグミだ。
満面に笑顔を浮かべアキトに駆け寄るメグミ。
アキトも、メグミちゃん、と笑顔で迎える。
アキトの前に立つメグミ。

「メグミちゃん」
「アキト…」

そしてメグミは静かに目を閉じる。
重なる二人の顔。
二人は気づかなかった。
その二人を見ている人物に。
ちょうどメグミのいたところとは反対の場所にユリカと何時目覚めたものかシンジがいた。
暗い部屋の中にいたときとは異なりどこか晴れやかな顔をしているシンジ。
ちょうどメグミとアキトのキスシーンを見てしまい愕然としているユリカ。
ここでシンジが一言。

「アキトさん、大胆…」
顔を赤らめ言うシンジとは対照的にユリカは青い顔で呟く。

「ううん。夢。これは悪い夢」

そう言っているうちにアキトとメグミは二人連れ添ってハンガーを出て行く。

「なんかめちゃくちゃ現実感あったけど悪い夢」
「あの〜夢、じゃないんですけど」

無謀な一言であった。

「夢なんだから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「ああああああああああああああ!!」


ユリカに首をつかまれ勢いよく振られるシンジ。
全てに濁点がつきそうな言葉で止めてくださいと言うが勿論ユリカは聞いていない。
ハンガーにはシンジの悲鳴というか奇声が響いていた。

 

 

 

 

ハンガーをメグミと共に出たアキト。
だがシンジが心配という事でメグミに、ごめん、と謝り部屋へと戻った。
その際にアキトは聞いていなかったがメグミはポツリと呟いていた。
私のライバルってもしかして艦長じゃなくってシンジ君なの、と。
聞こえなくて良かったのか悪かったのかは不明だが取り敢えずは急いで部屋へと戻ったアキト。
暗い部屋に入るとシンジを寝かしつけた布団を見るがその姿は無い。
もしかして!?と一種恐怖を覚えるがちょうどシンジが部屋に戻ってきた。
ふらふらとしながら。

「シンジ君?」

そのふらつくシンジをみて心配げに声をかけるアキト。
だがシンジは答えず布団へと倒れこんだ。

「の、脳味噌シェイク状態……」

と言いながら。

「お〜い。シンジく〜ん」

アキトが声を更に掛けるがシンジは答えず、というより答えられずダウンしている。
最後の最後は結局ナデシコらしい終わり方であった。





次回予告

順調に後悔、もとい航海を続けるナデシコ

だが、問題は往々にして存在する

例えばウリバタケの「こんな事もあろうかと!」のもとで造る物に使われる資金

例えば実らぬ恋に嘆くジュンの撒き散らす不幸菌

例えば…ユリカとメグミのアキトを巡る三角関係

問題は様々である

だがそれらを超える出来事が起きた

武骨な銃を手に立ち上がる彼ら

彼らは叫ぶ。責任者でてこ〜い!と

上がるのはバスチーユの如き革命の狼煙

火星が近づく中彼らは死を覚悟しネルガルの横暴に反対するのであった

つまり恋愛に関しての契約に

引き裂かれる愛の絆

轟く銃声

互いに突きつけあう銃

殺意の魔弾が貫くのは誰か!?

そしてアキトは言う

君の知っているテンカワアキトは死んだ

その言葉に涙するユリカ

彼らの愛の行方は?


次回!!

「火星って赤くないんですね」




尚、この予告には一部嘘が含まれております




 

 

 

代理人の感想

 

・・・・アキトがシンジを慰めていた時、通風孔の中からメガネの女の子が

「このネタは使える!」的な眼差しをじっと注いでたような気が

ひしひしとしたのは私だけでしょうか(爆)?

 

きっとですね、その内ゲキガン祭りでゲキガンガーの同人誌の横に

ひっそりと「アキト×シンジ」物の腐女子向創作が置いてあったりするんでしょう(笑)。