名古屋オフ会レポート

作成者:皐月

 

 

 

10:30

名古屋駅到着

名前負けしてるアイアイスポットに集合してくる異様な集団(私を除く)

一番先に目に入ったのは、『Action』のプラカードを掲げた代理人こと鋼の城さん。

まさしくその姿は、Actionの代理人として相応しいモノがあった。

そうして互いに雑談を交わしつつ、人を待つ。

一人、二人……。

着々と怪しい人が集まってくる。

10:40

大蒲鉾ことBenさんがその姿を現した。

相も変わらずその姿はマトモ。

しかしそのマトモそうな容貌の下で彼は私に対する復讐を企てているのだから、人は見かけにはよらない。

まあ、それは置いておくとして、とりあえずそれぞれが簡単に自己紹介をした。

……なんで俺の所で『信じられない!?』といった表情をする?

と、面々に突っ込みたくなったが下手に口を挟めば自爆すると言う事が分かっている私は当然の如く……口を挟んでしまいました(泣)

人は哀しい存在なのさ!

まあ、何はともあれ人は大体集合し、いざ『山』へ!

ちなみにその時、Benさんより仮面(お面)が手渡された。

その仮面は前回オフ会(新宿)に於いて、Benさんがダーク属性であることを皆が認めて授与された面であるのだが…。

なぜに俺に来る?

なあ、俺そんなにダークなモン書いたか?(涙)

と言ったら……聞いた奴ら全員突っ込んできたよ。

……ちょっとダークなだけやん。

とこんなことがあったりもしたが我らは残念ながら順調に電車に乗り、『山』へ向う。

11:30

いりなか駅に到着。

皆で駅を出て、『山』へ向う。

その途中、私は皆(主にBenさん)に苛められながらも涙を呑み我慢し、向う。

道を歩く途中、我々と言う大人数を前に自転車に乗った少年が苦労していたが、私はそれを少年に対する試練だと思い、心を痛めつつとりあえず軽やかに無視した。

彼も良い経験になっただろう。

とまあ、そんな事がありつつも『山』に到着。

到着直前、目の前を霊柩車が通り過ぎていくが…。

いや、まさかな…。

……。

昼時と言う事もあってか、店内には幾人かのお客がいた。

我々は、それを横目に店員に奥の部屋へと案内される。

薄暗い部屋。

窓は無く、それはどこか私に圧迫感を与える。

目の前には死刑執行人たるBenさん。

そして左には代理人こと鋼の城さん。

……俺を逃さない気か!?

本気で命の危機を感じつつも、私は大人しく席に着いた。

すぐ横の壁に張られているメニューは余りにも斬新いせかいだった。

そして店員より本格的なメニューが配られた。

……これは人が食う事を前提にしてるのか?

マヂでそんなことを考えてしまう様な文字の羅列。

今までも感じていた圧迫感が、今この時まさに牙を向くかのように襲い掛かってきた。

隣には代理人、前には死刑執行人Benさん

この時、遺書を書いて置くべきだったと激しく後悔。

だがすでにそれは遅く、もはやメニューを選ぶ以外に無かった。

とりあえず、これより上げるメニューは勇者と呼べうる者達の頼んだ物である。

甘口イチゴスパ

甘口小倉抹茶スパ

汁粉スパ

メロンパンスパ

そして…甘口バナナチョコスパ。

どれもこれも一騎当千、一撃必殺の代物である。

ちなみに私が頼んだのは、最後のバナナスパである。

この時点で、私は『山』を甘く見ていた事を白状しよう。

まさか、幾らなんでも人を殺すような代物が出てくる事は無いだろう――そう思っていたのだ。

だが、それは余りにも甘い考えだった。

一つ目が来た。

それはとーるさんが注文した、鍋スパ。

上げ底ならぬ下げ底。

恐怖と畏怖を憶えそうな程の量のスパゲッティーが運ばれてきた。

誰もが恐怖の表情でそれを見ていた。

彼らの心を言葉に表せばただ一言。

『俺達はここから生きて出られるのか?』

だろう。

そして順調に運ばれてくる料理。

メインの一つとも呼べる、イチゴスパが来た。

赤いパスタの上に生クリーム、イチゴ。

「ふざけるな!」

私はそう、叫びたくなった。

隣のテーブルに来たバナナスパを見て、私は帰りたくなった。

誇張でも何でもなく、本心からだ。

アレを食えば死ぬ!

そう私の中で警鐘を鳴らすものがあった。

それはきっと、原初の本能、死に対する恐怖であろう。

そして来た!!

甘ったるい匂い、いや臭い。

溶けかかっているチョコレートと生クリーム。

皿の外円に置かれたバナナ。

こんなもん食えるかっ!!

臭いをかいだ時点で私はそう思った。

だが死刑執行人Benさんと周りの人間はそれを許しはしなかった。

万雷の拍手の音と共に私を地獄へ送りこめることを悦んでいた。

とりあえず一口。

私の意識はそこで一瞬飛んだ。

多分、天国に行ったのだろう。

……なんか文句あっか?

……そしてようやくBenさんの料理が運ばれてきた。

トマト丼――名前の割にはマトモな料理であった。

彼はそれを口に頬張り、一言。

「おいしいぃ」

……んの野郎…

この時思わず私が彼に殺意を覚えたことを誰が責められるだろうか?

いや!誰にも責める事などできやしない!!

というかむしろ俺の手助けをすべきだ!!

フォークにパスタを絡め……そこで動きが止まる。

チョコの臭いがきつすぎんだよ!!(涙)

だが、死刑執行人Benさんはやはり許さなかった。

食えと笑顔で言う。

……食わざるを得なかった。

食った。

……すいません、素で泣けます。

のた打ち回り、苦しむ私を見て悦ぶBenさん。

その顔は嬉しそうだった、本当に…嬉しそうだった。

きっと、あれは彼の人生の中でもベスト3に入るぐらいの嬉しい事だったのだろう。

さすが……(元)大魔王。

地獄の様な時間が過ぎ、『山』を後にする時刻となった。

誰もが満身創痍で、まともな者など誰も居なかった。

ああ、これが…登山と言うことか。

この時点で、私の中で名古屋に対するイメージが決まった。

ちなみに『山』を出た時の私の言葉。

「Benサン、キョウハコンナニオイシイモノヲアリガトウ。オレイニ『アレ』、ガンバッテカイテオクリマスネ」

周囲に居た者達が、『山』を出たら強くなったなあ、と言う。

何とでも言え。

3:00

参加者を迎えにいく為に駅へ行く。

とりあえずは後で合流する事となるのだが、その際あった出来事と言えば…

代理人のおねむの時間。

駅の構内で座り、眠る代理人。

思わずその前に空き缶を置きたくなったのはここだけの秘密だ。

もし、置いたら誰か金を放り込んだだろうか?

とまあ、そんなことはどうでもいい。

次の目的地、大須へと向う。

3:00

万松寺へと向う。

みんなが賽銭を放りこみ、鐘を鳴らす。

さて、私もと、行こうとしたらBenさんが唐突に口を開いた。

「お前、それは無いだろう」

まあ大体、こんな言葉だ。

……賽銭が一円でなにが悪い?

と言ったがBenさんは訊く耳をもたず、仕方がないので私は賽銭を五円に代えた。

なんと、四円も金額がアップだ!

そして放り込む。

外れるんじゃねえよ!!

賽銭箱より離れた所に落ちた五円玉。

むかっときました。

が、外した事は仕方が無いので鐘を鳴らす。

他の人――カァーーーン!

私――カン…。

待て。

気を取り直してもう一度。

――カン。

……無機物の分際で。

…もし、俺の目が直死の魔眼であれば迷わずその鐘の死点を貫いてやっただろう。

だが、残念ながら俺の目は極々普通の目なのでそれは諦めた。

チッ!!

以降は皆で雑談を交わし、6:00となったのでしゃぶしゃぶ屋へと向う。

ちなみにBenさんは四人ほどでどこかに出かけていて、戻ってきた際に何かを買ってきていたようだ。

議長の手には袋があった。

大したことではないので誰も気にとめることなく、しゃぶしゃぶへと向う。

26名という大人数であったが為、さすがにテーブルはそれぞれ離れる事となった。

ちなみにまたしても私の前はBenさんであった。

その顔は邪悪に歪み、まさしく悪鬼羅刹という様であった。

そして始まる夕食。

何が気に入ったのかBenさんは灰汁取りに終始している。

そして……事件が起きた!!

我々のテーブルのコントローラーがエラーを起こしたのだ!!

その時、Benさんを除く人間は思った。

さすがBenさん!!

この時、我々(一人除く)の心は一つだった!

新宿事件――Jフォンサーバーダウン事件に続く、機械に対する特異能力!

それがこの時に発現したのだ!!

ただ、一人Benさんは私のせいだと言ったが、

誰も聞いちゃいねえ。

やはり、人間日ごろの行いがモノを言う。

彼も私の様に品行方正であれば皆も信じてくれただろうに……。

まあ、私のせいにした時点で品行方正であろうとなかろうと関係なかっただろう。

私は立派な人間だからな!

そしてエラーは続く。

五分間隔だったそれが、三分、二分と短くなってきたのだ。

さすがにこれは、と、思い私は代理人に事の次第を報告。

正しい行動と言えよう。

そりゃあ笑うよな(笑)

そんな事があったりしたが、Benさんはやっぱり灰汁取りに熱中している。

最早、肉を食いに来たのか、灰汁を取りに来たのか分からんぐらいに。

「皐月さん、これ飲んでね」

壷に溜まった灰汁を見せながら満面の笑顔で言うBenさん。

飲めるか!んなモン!!

引き攣った顔でそう思った私。

ドロリとした『ソレ』

目を背けたくなる様なブツだった。

Benさん、あなたは私にあれほどの地獄(『山』の事)を味合わせといてまだ足りないのか!?

足りないらしいです。

無論、飲みませんでした。

8:00

時間となったのでしゃぶしゃぶ屋を後にする。

時間的には早いがジャパンレンタカーに向う。

最初、レンタカーで移動するのかと思ったがそう言う名前のカラオケ屋だったようだ。

途中で見かけた日産レンタカーを見て、あれか、と言ったが人物が居たが近くにいたヒスロディさんに違うと突っ込まれたりしていた。

だってねえ?あれは勘違いすると思うよ。

ちなみにこの時点で、複数名が買出しのためコンビニに寄っている。

さて辿り着いたカラオケ屋。

人数が多いため、3部屋を取る事になる。

一つは、まったりとソフトドリンクで過ごす為の部屋。

一つは、酒を飲み過ごす部屋。

一つは、潰れた人が行く部屋。

とりあえず『潰れた人が行く部屋』のことを聞き思うこと。

前回の二の徹は踏むまい。

それだけであった。

…いや、前回ね、潰れちゃったのよ、私(涙)

で、一曲目を歌う前にBenさんが私を呼んだ。

隣の部屋に行くと紙袋があった。

なにごと!?

と思っている内に出されたのは燕尾服。

……コレヲドウシロト?

着る以外に何がある?

とりあえず自棄になり着ました。

着ている間にBenさんが、

「いや、ウェディングドレスもあったんだけどね」

と言う。

……俺が燕尾服。

ということは?

Benさん!まさかっ!?

炎○留をプレイする必要もなく貴方はっ……!?

とりあえず誰専用かは分からないが地雷設置。

ちなみに大須の時に議長が持っていた紙袋の中身がこれだったらしい。

……議長!?あなたまでもがっ!?

この時気づく。

俺に味方は居ない!!

改めて部屋に戻る。

ホストだのなんだの言われながらも始まるカラオケ。

当然の事ながら最初の一曲目は『デビルBen』だ!

全員(Benさん除く)で大合唱。

私の隣でBenさんが笑顔でへこむ。

ああ、私はこれを見るためにオフ会に参加したんだ…。

嬉しかった。喜ばしかった。

地獄を通り抜けてきた私には彼のこのへこんだ表情はまさしく最高のものだった。

神様ありがと〜〜〜〜

最高だよ、本当に最高だよ!

それも束の間。

続いて響く二曲目。

まさか…。

ガン!

天にも昇る気持ちから一転して地獄に落ちました。

ちょっと待て…。

当然誰も待ちません。

皆で合唱。

違う!違うんだ!!

アレはネタなんだよ!!(泣)

そう言うが誰も聞かない。

うわぁああああああ!!(滝涙)

Benさん……漸くあなたの気持ちが分かったよ…。

と、隣を見てみると、

笑ってるよこの人。

それも心底嬉しそうに。

敵か!?敵なんやな!?

ここに居るみんなと同じで!!

曲が終る。

私は動揺していない事を示す為に落ち着いた姿で煙草を咥え、火をつけようとする。

動揺してないぞ?

確かに、火がつかなかったり、手が震えてたり、煙草を落としたりしたけど…。

動揺してないんだってば!!(絶叫)

そしてそれが最初のを含めて五曲続いた。

……僕、そんなにまでナンカしました?(涙)

ええ、確かに後書きでレンたんとか叫んだりしましたよ?

でも、歌に歌われるほどは叫んでないと思うんデスケド…。

漸く、私に向けられた歌が終わり…、

続けてBenさんの歌!!

よし!!(拳を握る)

何曲も歌われる中、彼はへこみながら『明日があるさ』(李さん、作曲)を歌おうと言う。

当然、誰も聞かない。

はっはっは。まあ耐える事ですね!

笑顔でそう言い、肩を叩きたくなってきたがとりあえず止めておく。

…逆襲されるかもしんないし。

そんなことが有りながらもこの後はまったりと時が過ぎていく。

途中で、呑み組の部屋へと行く。

ツマミと共にあるアルコール。

そこでもまったりと時を過ごす。

何気に議長がまったりとしていませんでしたが。

……いや、ナデシコの歌を歌うときに出てきた某キャラに向って行っただけデス。

思わず、議長…漢だネ!(親指をグッと立てる)なんてしたくなりましたけど。

が、そのまったりとした時も一枚のCDで終わりを告げた。

某氏が某氏より託された…『アレ』だ。

不幸な事にあの場にノートパソコンを持参していた私はその場でインストールされる事となる。

ちょっとトラブルがあったが無事インストール完了。

……どうせならトラブル起きまくってしまえば…。

そう心の中で思ったのに、無事完了してしまった。

チクショウ(涙)

開かれる『アレ』、名前を出すのもケガラワシイ。

……ゴメン、タイトル画面の時点で逃げたくなったんですけど。

なんだ!?このむさ苦しい野郎どもが並ぶタイトル画面はよっ!!

俺のハードディスクが穢れた〜〜〜(涙)

だが、悪魔が居れば神も居る。(同一人物だけど)

赤目さんが鞄より取り出したとあるブツ。

……。

ま、まあいいんじゃない?

そのブツがなんなのかは記すまい。

まあ『アレ』の毒を癒す効果があったとだけは記しておこう。

途端上機嫌になった私に色々突っ込んでくる面々。

ええやん!!

あんなの見たあとなんだよ!?

レン……ゲフンゲフン!!…彼女の絵を見て毒を癒しても!

そうしておおよそメインと呼べるようなイベントは無くなり、まったりと時が過ぎていく。

時刻も大分過ぎている。

その時点で、私の頭より『アレ』の事は消え去っている。

精神的健康の為には当然であろう。

……けど、『後書き』の為にプレイするんだろうなあ。(嘆息)

チャットでBenさんの起こした事件の事を暴露しつつ盛り上がる全員。

だが、楽しい時は驚く程に早く過ぎていく。(幾度か絶望を感じましたが)

時刻は7時。

『レンタカー』が八時まで。

片付けがある為、その時刻間に合うように動き出す。

呆気なく片付けは終わり、皆部屋を後にする。

外は雨降り。

どこか皆の表情に寂しさが見え隠れする。

降りしきる雨がまるで涙のように思える。

暗い曇天。

静かな皆。

早朝故に他の人々の姿は無い。

今、ここに居るのはオフ会のメンバーだけ。

傘を持っている人たちが傘を取り出し、歩き始める。

幾人かは傘を持ち合わせていない為、持っている人の傘に入れてもらったりなどしている。

降りしきる雨が冷たい。

私自身、一抹の寂しさを憶えながらも歩く。

来た時が嘘だったかの様に静かだ。

途中、誰かが言った。

「Benさんと相合傘じゃないんですか」

そこぉおおお!!(涙)

色々な意味でツッコミたくなりました。

まあ、それはおいといて買出しを行ったコンビニで解散する事となる。

口々に別れの挨拶を言う、皆。

徐々に減っていく人の背を見ながら立つ私。

その場に残るのは僅か数名。

誰が言い出すでもなく歩き始める。

空は雨。

未だ降りしきるこの雨もいつかは止むだろう。

そうなれば明るい陽光が代わりに降り注ぐ。

この時でこのオフ会は終わり。

だけれど、この後もまだそれは続く。

以前よりも参加していた方も今回が初めてという方も……そして今後のオフ会に(も)参加しようという方も……

続くオフ会で、顔をあわせる時が来る事を祈り願いて……

このレポートを終えさせていただきます。

 

 

 

参加者一覧

 

EMPERORさん

voidさん

ヒスロディさん(今オフ会の幹事)

takaさん

プロフェッサー圧縮さん

hyatsuさん

とーるさん

TOM−Xさん

こーそんおうさん

SCEBAIさん

赤目の四十八滝さん

眞戸沢 元さん

冬川さん

ゴールドアームさん

ソルさん

李章正さん

Enopi議長殿

瑞白さん

音威神矢さん

三平さん

影の兄弟さん

ラルさん

槍さん

皐月(レポート作成)

鋼の城さん(代理人)

Benさん(管理人・私に対する死刑執行人(爆))

 

 

 

追記

 

Benさんへ

どんなもんです?このオフレポ(邪笑)

 

鋼の城さんへ

替え歌、私のは削除してぇ〜な(涙)

 

赤目の四十八滝さんへ

例の『ブツ』×4、ありがとうございます(心の底から感謝)

 

残念ながら参加はしていませんが…yukiさんへ

スイマセン…もう、勘弁してください(涙)