〜時空の彼方〜


アカツキの戸惑い

 

それは突然やってきた

アカツキ ナガレが会長室で書類に目を通していると突然ボース粒子警報が鳴り

その人物は姿を現わした

すぐにSS達が駆けつける

「そこの女すぐに武装を解除して投降しろ」

ゴート ホーリーが45口径のホロポイント弾装填済の大型拳銃を構えて呼び掛ける

「貴方がアカツキ ナガレですね?

 私はシーナ へきる」

「投降しろ」

「ゴートさん無駄ですよ」

「なに?」

「私には効きません」

「へー、この状況で動じないなんて」

「マスターからの通信があります」

「誰なんだい、そのマスターと言うのは?」

「テンカワ アキトです」

2人は意外な人物の名に内心驚きながらも

「テンカワは死んだ筈だ」

「いいえ、生きています」

「それじゃ、逢えるんだね」

「いま通信を開きます」

すると通信ウインドウが開く

たしかにテンカワ君がいる・・・しかし僕の知ってるテンカワ君と違う

「久しぶりだな、アカツキ」

「久しぶりテンカワ君、しかし・・・君はホントにあのテンカワ君なのか?」

「そうだとも言えるし、違うとも言える」

「へー、是非その違いを聞きたいところだね」

「ユリカを助けてから4ヶ月、ナデシコCとの闘いでナデシコCごとランダムジャンプを起こして俺は世界から消えた」

「それじゃ、君は幽霊かい」

「いいや、俺やルリちゃん、ラピス、ハーリー君、高杉 三郎太は精神だけ過去に跳ばされた」

「テンカワ、それはどうゆうことだ」

会長室の扉から月臣 源一郎が姿を現わす

「おや、月臣くんいたのかい」

「あ、いいところに来ましたね、月臣さん」

「久しぶりだな」

月臣くんは顔をしかめながら

「テンカワ!!精神だけ過去に跳んだとはどうゆうことだ」

「そのまま言葉通りだ

 俺達の精神はそのまま当時の肉体に入ったのさ」(苦笑)

「それじゃ、テンカワ君

 ナデシコCやユーチャリスのクルーはほぼ全滅かい」

「いいえ、生きています」

シーナくんが答える

「どうしてだい?ランダムジャンプは死と同意義だよ」

「送りかえしましたから」

「言い忘れていたが、シーナは遺跡の意思みたいなものだからな」

驚く3人

「つまり、オモイカネのように人格があるとゆうことかい?」

「そおゆうことです」

「そろそろナデシコCが月軌道に出現するはずだ、また連絡する」

唐突に通信が切れる

「それでは失礼します

 月臣さん、マスターから伝言です

 ナデシコに乗れ・・・だそうです

 では」

そしてシーナくんはジャンプしていった

この後ホントにナデシコCの出現の情報が入ってきた

でも、エリナくんのことを話してないや・・・テンカワ君は驚くだろうな