「見えてきました。アレが我らの国『木連』です」

「ほお…これはまた随分と狭っこいな…キレイだが」

「それは仕方ないでしょう。何しろ幾つかの衛星を…って何見て言ってんですか!

「ん?ラピUの作った万華鏡

「「「「そんなもん見てるんじゃない!」」」」

 

どげぶぎゃ!

 

「ぎゃぴっ!?」

総員ツッコミ炸裂!

 

「…見てるんじゃない」

ぽこっ

「あうっ」

ラピス、何時の間にかトドメ役である。

 

「こういうのは加わって慣れた方が1番効果的なのよ」

ユキナよ、そうなのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

伝説の3号機

その20

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようやく到着か。はぁ、だがすぐに出頭…」

「仕方ないだろう九十九。ここは腹をくくってだな…」

「そうそう。いっそのこと首もくくってみたらどうだ?よかったら手伝うぞ?」

「…いっそあんたがくくってろ。私が手伝ってあげるわよ?」

「遠慮する!オレにはまだやらなければならないことがきっとあってたもう!」

「…何言ってんだか」

「…たもうって何?」

これから大変だというのに賑やかなもんでる。

 

 

「へえ…まあなんて言うか…」

アキト、周りを見渡して一言。

ゲキガンガーだな」

「そうね。ゲキガンガーね」

周りにはゲキガンガーな街灯、ゲキガンガーな塀、ゲキガンガーな…とにかくゲキガンガー一色である。

「ホント…大の大人がマンガなんかに夢中になっちゃって…」

「…ユキナ、ゲキガンガー嫌い?」

「ん?別に。ただマンガなんてものあんまり見ないだけ」

「ユキナぁ〜何故お前にはゲキガンガーの良さが分からないんだぁ〜」

「うむ。そこは同意見だぞ九十九。ユキナはどうもこういう事に無関心でいかん」

これからお咎めを受けるのにのん気な会話である。

 

ブォン!

 

「「「「「「へ?」」」」」」

そんな面々の前に突如フルフェイスなヘルメットをかぶった奴らがバイクにまたがって現れた!

しかも結構盛り沢山

更に全身真っ黒

尚且つトゲ付きはんまぁやらトゲ付きこんぼうやらトゲ付きてっきゅうやらで完全武装

…誰かを思い出す。

「な、何なの?」

「ど、どういうことだ?」

「お、おい九十九。これは一体?」

「ラピス、離れちゃダメだよ?」

「…わかった」

「ぬう…イカス

待てや。

「さて、スターオムツ。随分とごっつい知り合いだな。友達は選ばんといかんぞ?」

「いえ、私の知り合いではありません」

九十九は首を振り否定する。

「何?じゃあ兄色リスか?」

「私も知らない」

「…知らない」

ユキナも同様だ。

…まあラピスはおまけだ。

「それじゃ…」

「いや、俺も…」

「沸いてきただけか」

「…あの、俺は?」

元一朗、存在自体忘れられる。

「アンタはまた…」

「いや、ああいうのは1匹見たら3000匹は居るという伝統があるしな」

「どんな伝統よ…大体それは台所に住み着く…」

 

 

ブォォンッ!!

 

 

漫才が続くかという所で痺れを切らした連中が迫ってきた!

「「「「来たああああぁぁっ!!!?」」」」

「…来たー」

そして全力疾走で逃げ出す面々。

 

「はっはっはっ!出だし快調!!」

だがアキトのみ何故か楽しそうだ。

 

ブォォォォォォォ…!

 

後方より爆音が響く、追いつかれるのも時間の問題だろう。

「何でこうなるのよーっ!」

「それは私が聞きたいですよーっ!!」

「ぬあああああぁぁ!!何故こんな目にいいいいぃぃっ!!!」

「…がんばれー元一朗♪」

「…がんばれー」

お子様2人、元一朗に抱えられて楽々である。

「ひゃっほーう!素敵に愉快だぜ!」

でもやっぱりアキトは楽しそうだ。

「ひやあああぁぁっ!どうするのおおおぉぉっ!!?」

「そうは言われましても…」

「ぜえ…ぜえ…重い…」

「こら!誰が重いのよ!失礼ね!」

「…失礼ね」

「むう…このままでは追いつかれるな…おい!ベン子!」

「ベン子言うなって言ってるでしょ!で、何!?」

「うむ!妙案があるのだが」

「妙案?何よ?」

「おう、ちょっと耳貸せ…すー」

「息吹きかけたら殺すわよ?」

レンナ、目が笑ってない。

「…冗談だ。本題はここから…ごにょごにょ」

「…何よ『ごにょごにょ』ってふざけてるの?」

「何!?貴様、これは万国共通の耳打ち時のセリフじゃないか!」

そうなのか?

「何処の万国よ…ふざけてる暇ないんだからちゃんと話なさいよ」

「仕方ない…で…こうだ」

「…ナイス案!」

「だろう?」

珍しくアキトの案、採用である。

「2人共一体何を?」

「ぜぇー…ぜぇー…もう何でもいいから早くしてくれ…もうもたん」

「だらしないわねー」

「…軟弱」

「それじゃ月臣さんちょっといい?あ、2人は下ろして。白鳥さんが代わってくれるらしいから」

「…承諾していませんが」

「ほら、早く」

九十九、無視される。

「た、助かる…ああ、重かった…」

「誰が重いのよ!」

「…重い?」

 

 

 

どごすっ!…ぽこっ

 

「じゃぐび!?」

 

ひゅーー…ん

 

 

ぐわっしゃーーーーーっん!!!

 

 

 

 

元一朗、ユキナにぶっ飛ばされバイク集団に突っ込み、散る

「あら?作戦言うまでもなかったわね」

「…さ、作戦?アレがですか?」

「ああ、ナイス案だろう?」

「もしかして私って天才?」

「…ユキナ偉いの?」

と言うよりこんなとんでもねぇ案、採用するなよ。

 

ブォォォ…!

 

「うお!?ま、まだ居ますよ!?」

「え〜まだ逃げるの〜」

「…疲れた」

お前ら走ってないだろうが。

「くっ…やっぱり一発じゃ無理か…仕方ない、アキト!」

「ん?何だ?」

「アンタも逝ってこい!」

 

 

げこっ!!!

 

 

「ヴォンジョレビアーノ!!!?」

 

 

 

ひぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ………ん

 

 

どぐわっしゃああああぁぁっん!!!

 

 

 

 

何だ今の妙な悲鳴は?

「ふぅ〜どうにか片付いたわね」

「…いいのでしょうか?」

「…2人共、安らかに眠ってね」

「…黙祷」

何気に酷い扱いだ。

まあ、アレで生きてたら人間ではないが…、

「「勝手に殺すな!!!」」

生きてたよ。

あちこちコゲてはいるが。

「何だ生きてたの?」

「…まあアレくらいで死んでたら木連では生きていけないからな」

どんな環境だ。

「しぶといわね〜」

「…丈夫」

「「お前ら…」」

アキトと元一朗が何か言おうとしたその時!

 

グォン!

 

「「「「「「へ?」」」」」」

音がする方を振り向けば1台のサイドカーが待ち構えていた。

「まだ居た…」

「しかしたった1台ですし…」

「…またやる?」

「…殺る?」

物騒な会話である。

「「…他の作戦立てろよお前ら」」

アキト、お前の案だろうが。

 

グオォォォォォ!!!

 

「「「「「「うわああああぁぁぁっ!?」」」」」」

間一髪バイクの突進を避ける面々。

「くっ…あのスピードじゃあ人間ミサイルが撃てないわね」

もう撃つなよ。

「ええ、ここは逃るのが得策でしょう。1台のみなら逃げ切れますよ」

「また走るのぉ〜?」

「…ユキナ、ガンバ」

と言うよりこの2人は全然走ってない。

「…と言う事はまた俺が担ぐのか?」

苦労人だな元一朗。

「ぬぅ…いい突進だ。あんなヤツがまだ居たとは…世は儚い

儚いのか?

「みんな逃げるよ!」

「はい!」

「おーっ」

「…おー」

「おうさ!俺はこう見えても昔はほうれん草スプリンター観覧車と呼ばれたんだ!逃亡生活が任せろ!」

何やってたお前…。

「…と言うより何でアイツが仕切ってんだ?」

「ダーッシュ!」

「「「「おーっ!!」」」」

レンナの掛け声と同時に全力で逃げ出す面々。

 

「…誰も聞いてないのね」

元一朗またも無視される。

 

 

 

「はぁ…はぁ…どう?撒いた?」

「…どうやらそのようですね」

「疲れたぁ〜」

「…でもユキナ元気そう」

まあ担いでもらってたら元気だろう。

「ふっ…この程度か。こいのぼりの方がまだマシだぞ?」

どうマシなんだ?

 

「…」

ちなみに元一朗は疲れ果て撃沈中である。

 

 

グォォン!

 

「うえ!?追いつかれた!?」

「逃げましょう!」

「え〜また〜?」

「…しつこい」

「ぬう…実はおひなさま並か…」

だからどういう基準なんだそれは?

 

「…」

元一朗は未だ屍中である。

 

 

 

「ぜぇー…ぜぇー…ど、どう?」

「う、後ろには居ないようですが…」

「…もう嫌〜」

「…でもユキナ元気」

「ふん…やはりこの程度か。鏡餅より劣るな」

だからソレって…?

 

「…」

で、元一朗は腐乱中である。

 

 

ブォォォォォォン!!!

 

「いやぁ!?また来たぁ!?」

「逃げますよ!」

「…あーもう!一体何なのよ!」

「…やっぱりユキナ元気」

「くっ…出来る!本当は月見団子クラスか!」

もういい。

 

「…」

元一朗、埋葬中。

 

 

 

 

「ど、どう?流石にここまでは…」

 

グォォン!

 

「何でーっ!?」

 

 

「こ、この辺りなら…」

 

ゲオォン!

 

「ぬあ!?ど、どうして!?」

 

 

「もう居ないよね?…きょろきょろ」

 

バォォン!

 

「うひゃーっ!?いい加減にして〜!」

 

 

「…きょろきょろ」

 

ドォォン!

 

「…意外と楽しい」

 

 

「む…撒いたか?」

 

ゲォォン!!


「ぶははははは!中々やるな!敬意を表して豆まきしてやろう!」

 

 

「…」

 

ブォォォォン!!!

 

「…」

元一朗、永遠に。

 

 

 

 


ドグォォン!!!!!!

 

「もう!何なのよあのサイドカー!!しつこいーーっ!!!」

「何でこうなるんだー!?」

「もういやーっ!」

「はっはっはっ!海開きじゃーっ!!」

「…月臣、生きてる?」

「…」

いや、死んでる。

 

 

 

 

 

「ぜひー…ぜひー…ど、どう?」

「…な、何とか撒けたようです」

「…何だったの一体〜?」

「うむ!余は満足じゃ!」

満足したのか。

「…つんつん」

ラピスは動かなくなっている物体をつんつんしている。

「…」

元一朗、安らかに眠れ。

 

「でもあのバイク集団なんだったんだろう?」

「それは分かりません。もしや世直しか…?」

何のだ?

「…も、もう2度と御免だ」

元一朗、復活。

「…でも木連にあんなの有ったっけ?」

「…楽しかった」

「そうかラピU楽しかったか!じゃあ次はお前が突っ込んでみるか?」

「「「「やらすな!!!」」」」

 

どごごごごん!!!!

 

「おごごごごっ!!!?」

 

「…やらすな」

こすっ

「あふっ」

 

本当に騒がしい集団である。

 

 

 

「きょろきょろ…あれ?ここって?」

「ん?どうしたユキナ?…あ、ここは」

「どうしたの2人共?」

「何だ?何気に大掃除でもやるのか?」

「…あ」

「いえ、ここが目的地です」

「へ?ここ?」

「うん。そうだよ」

「…ほぉ…なあスターオムツ」

「…すたーおむつ…テンカワ君、それ止めてくれないか?」

「や」

「………即答ですね」

「ああ。良かったな」

「良くない!」

「まあそれはこの際廃棄処理してっと」

「廃棄すな!」

「…でさ、聞きたいんだが」

「無視か…で、何ですか?」

「…何でここだけ暗雲が漂って、カラスが鳴いて、周りが枯れ木ばかりになってるんだ?」

「その事ですか…実はここは以前四方天の1人が住んでいた屋敷なのですが、何故かここに来る人が次々と行方不明に…」

「さっさと封印せいやそんな不気味な場所」

全くである。

「で、その後木連の研究者の方がここに移ってこられて、その際大改築を行ったらしいです」

「何で大改築をしてこんな邪悪な場所になるのよ…」

趣味らしいです」

「とことん嫌な趣味だな」

「まあ趣味は人それぞれですから。本人曰く『研究所はこうでないといけない』と力説していましたが」

一体ここに住む人物は何者なのだろうか?

「では入りますか」

「…これは相当の覚悟が必要なようね」

「ああ…何気に小踊りするくらいの覚悟が必要だな」

「…何で踊るのよ」

「…踊る?」

何気にくるくる回ってみたりするラピスだった。

「はっ、何を言うか兄色リス!緊張が最高潮でテンパってるからに決まってるじゃないか!」

「そんなもん力説しないでよ!」

「褒めるなよ」

「褒めてない!」

「じゃあ称えてるのか?」

「称えてもいない!」

「それじゃ敬まっているのか…照れるな」

「あー!もう!アンタ、いいねのん気で!」

「はっはっはっ!まあそういう説もあるんだがな」

「…漫才はその辺にしてもらえるかな?」

「ユキナをここまで翻弄するとは…コイツ只者じゃないな」

「いえ、ただのバカです」

「ホントだよ全く。ゴメンな〜ラピU、バカしか居なくて」

「…ばか?」

「何言ってんのよバカ筆頭

「なにぃ!誰がバカ筆頭だ!せめて次点とか次席とでも言わんか!」

「大して変わってないわよ」

まあアキトは間違いなくダントツで1位だろう。

「…もうほっとこう」

「そうだな。それじゃ…」

ピンポーン♪

「何でチャイムが有るのよ…」

「…よく分かんないトコだね」

「ぬう…中々洒落てるな」

そうか?

ててて…

「ん?どうしたラピU?」

「え〜と…ただいまー」

「「「は?」」」

『おかえり〜』

「「「「って挨拶すんの!?」」」」

インターホンより男のなんとも気楽そうな声が聞こえる。

『入っていいよー。あ、他の人達も遠慮せずどうぞー』

「それじゃ遠慮なく」

「「「「さっさと入っちゃうの!?」」」」

「みんな上がって」

「おう、スリッパは何処だ?」

「そのままでいいよ」

「そうか?じゃあお邪魔しまする」

さっさと入っていくラピスとアキト。

「…何だか…かなり」

「ああ…出鼻を挫かれたと言うか…」

「こんなもんなの?」

「もう訳わかんない…」

残された面々はただ呆然としていた。

 

 

「ただいま」

「やあ、ラピスお帰りー」

なんだかのほほんとした男が面々を出迎えた。

「おう、今帰ったぞ!」

「はい、誰だか知らないけどお帰り。それじゃ、お食事にする?それともお風呂?」

「いや、何時ものヤツで」

「そう?じゃあ何時もの人体実験だね。早速こっちへ…」

なんだか今凄いことをのたまったような…。

「…って、な、なにゆえイキナリ人体実験!?」

「えっと、じゃあ右から『結構ヤバ目』『何かと引き換えに飛べる』『何も分からなくなる』
『未だ見ぬ地へ逝ってらっしゃい』の薬があるけど、どれがいいかな?僕としてはこの…」

「もう何も言うな。喋るな。その口を塞げやクレイジー野郎

 

どごげすっ!!!

 

「ほぶばっ!?」

ツッコミ3連発炸裂!

「イキナリなんて事言うんだお前は!」

「全くだ!礼儀を知らんのかお前は!」

「そうよ!大体アンタは人体実験なんて何時もの事でしょうが!」

何時もの事なのか…。

「全く…すみません、このバカどうも頭のネジが2、30本抜けているようで…」

そんなに抜けていたのだろうか?

「いやいやいいよ。それより彼は何時も何かされていたのかい?」

「え?ええ、まあ。知り合いにちょっとそういうのが好きな人が居てアキトは何時もその相手を…」

「うんうん分かるよ!そうだよね!人体実験以外は全て邪道!闇の奥へ滅するべきだよね!」

「へ?」

「いや〜僕と同じ考えを持つ人が居たとはね〜是非会ってみたいものだね〜うん」

何だか遠い目をしている男だが言動がヤバ過ぎる。

「…ねえ白鳥さん」

「何かな?」

「この人何時もこうなの?」

「…ああ。ですが性格に少々難はあっても木連最高の科学者なんですよ」

「あの人が?」

「ええ、あの人がです」

「…何だか今随分と失礼なこと言わなかった?」

「いえいえとんでも…」

九十九が必死に弁解しようとしたその時!

 

ぐわっしゃあああああぁぁぁっん!!!!

 

窓から先ほどのサイドカーが飛び込んできた!

「「「「うわひゃあああああぁぁぁっ!!!!?」」」」

「こぎょ!?」

「…また来た」

「おや?」

 

きぃぃぃっ!

 

そしてバイクが止まったと同時にそのサイドカーに乗っている人物がメットを取り始めた。

「ん〜…よっと…ふ〜…やっと追い着いたぁ〜」

「ああ、苦労したな。しかしあいつ等、折角鍛えてやったのに情けない」

メットを取った2人は周りを無視してほんわかと話をしている。

「おやおや随分と派手なお帰りだね」

「あ、これはどうも山崎博士」

「いや〜すみません。何だか勢いが余っちゃって…」

「いえいえ大した事はないですよ。しかし奥さん、相変わらず凄いテクニックをお持ちですねー」

「ほほほ…まあ若い頃の杵柄といいますか…」

和やかな雰囲気の山崎と呼ばれたのほほん男とバイクで飛び込んできた男女。

しかしその2人を見て驚愕の表情を浮かべる者が1人。

「あ、ああああああああああ!」

「ん?どうしたのアキト?珍しく動揺しちゃって?」

「何?アキトだと?」

「え?アキトですって?」

「あ、あなた達は!!」

「お、おお!も、もしかしてアキトか!?アキトなのか!?」

「あらあら、まさか本当にアキト?」

「ゼットンにダダ!?」

 

ごげすっ!

 

「誰がゼットンだ!」

「そうよ、どうして私がダダなのかしら?」

「そうだ!母さんはともかくオレはどちらかと言うとレッドキングの方が好みだ!

 

ぼげっ!

 

「アナタも同じ

「…おう」

「それで?まさか顔を忘れたなんて言わないわよねアキト

「あい、マイマザー」

「…父を忘れるでない息子」

「あい、レッドキング」

「よし」

いいのか?

 

 

 

 

 

「ははは、何だか愉快だね〜」

「「「…い、いったい何が?」」」

突然の親子再会となったが、テンカワ親子、山崎以外の面々はただ呆然としていた。

 

 

 

 

 

「…れっどきんぐって何?」

…いやラピスは何時もの調子のようだ。

 

 

 

 

 

「…」

ちなみに元一朗は飛び込んできたサイドカーに踏まれ昇天中である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アキト…いやテンカワ親子の運命はどっちだ!?続くような続かないような思わなくも無きにしも非ず。

 

あとがきです。

……………………………………………………

……………………………………

…………………

のわひゃああああぁぁぁっ!!!!

…いや、落ち着け、落ち着けっと。

…改めましてこんにちは、彼の狽ナす。

すみません取り乱しました。

さてさて、なんとテンカワ夫妻ここに復活であります。

いやはや外伝以来ですね、はい(汗)

感想などにもテンカワ夫妻の行方はどうなった?と頂いていましたが、

はい、この2人木連にとっ捕まっていました!

その辺りの事情は次回明らかにする予定でございます。

 

さてさて、それではテンカワ夫妻のプロフィールをちょこっと紹介です。

テンカワ・ワタリ テンカワ・アンリ
アキトとの関係
年齢 40 38
好きなもの 全部 お茶
嫌いなもの 全部 なし
座右の銘 思い立ったが吉日か凶日 冷静沈着
趣味 イタズラ
散歩
マイウェポン製作
コーヒーのブレンド
ハーブティー作り
走りに行くこと(バイク)
無駄に叫ぶこと ぼ〜っとすること
世界一の綿棒になること

草原で親子共々
「うふふ♪あはは♪」
と笑いあいながら走ること

ライバル ミスマル・コウイチロウ ミスマル・ナナ(ユリカの母)

 

…なんだこれ?(滝汗)

まあ完全にオリキャラ扱いですから好きにしていいんでしょうけど…。

とにかく折角設定作ったんですから使い切ってみせます!

 

そういや今回出た、ゼットン、ダダ、レッドキング。

バルタンはあえて出しませんでした。だって有名どころだし…って他のも有名どころか(汗)

 

では、ここまで読んでくださった方々、

また、感想を頂いた方々に感謝をしつつ、

次回へ!

 

 

 

それでは、代理人さん。こちらこそ今後とも宜しくです。

では、めいいっぱい好きなところからツッコンでください。

もう煮るなり、焼くなり、炒めるなり、揚げるなり、炊くなり、刻むなり、食べるなりお好きにど〜ぞ。

 

 

代理人の個人的なツッコミ

お心遣い痛み入ります。ですが、全てに突っ込んでたら

本文より長くなる事間違い無しなので

ここはポイントを絞って突っ込むことにしましょう。

ああ、残念ですねぇ。時間さえあれば一週間くらいかけて完璧なツッコミを書き上げることもできるのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・って、肝心の突っ込みはっ!?