エヴァンゲリオン&ナデシコ

 

   第二話 新たな世界で・・・・・

 

 

〈注、青の字はカヲルで赤の字はアキトです〉

ふふふふ・・・・・カヲル君、僕の気持ちを裏切ったね、父さんと同じに裏切ったね!!

シ、シンジ君、ちょっと待って!

お、おいシンジ、目が完璧にすわっているぞ・・・。

・・・どうしてなの。何で、何で・・・・・僕が四歳になっているの!?

シンジ君、それにはわけがあるんだよ。

わけ・・・?

そう・・・。いきなりサキエルと戦ってもいいんだけど、この世界の歴史を知らなければならないんだ。

四歳なら多少のことはごまかせるけど、十四歳だとそうはいかないからね。

そうだったんだ。ちょっと取り乱してごめんよ、カヲル君。

わかってくれればいいんだよ、シンジ君。

・・・あ、あれでちょっとなのか・・・・・。

それじゃあ僕はちょっと用事があるからそろそろ行くよ・・・。

おい、どこにいくんだ?

ちょっとした野暮用だよ。シンジ君と別れるのは辛いけどね・・・。

そ、そうか・・・。

それじゃあカヲル君、よろしく頼むよ。

ふっ、全てはシンジ君のために。

 

 

 

あ、ははは・・・。行っちゃったね。

いった、みたいだな・・・。あいつ、頭のネジないんじゃないか??

ははは。・・・そ、そろそろ起きようか。

「ふわ〜〜〜」

う〜ん、やっぱまだ眠いね。

「シンジ、やっと起きたの?早く顔を洗ってらっしゃい。ほら、あなたも新聞なんか読んでないで準備をしてください」

「わかっている」

「あれ、母さん。どこに行くの?」

「シンジ。今日は私たちの仕事場に見学に行くって行ったでしょ?一番乗り気だったのはシンジじゃない」

「・・・そうだっけ?」

「ふう・・・。もういいから早く顔を洗ってご飯を食べちゃいなさい」

「はーい」

シンジ・・・・・。

どうしたの、アキト君?

顔は見たけどさ、お前の父親の仕事ってヤクザ・・・じゃないよな。

さすがにそれはない・・・・・と思いたいよ。

そ、そうだよな、さすがにそれはないよなぁ・・・。

そ、そうだよね・・・。

 

 

 

おお〜!結構広いな。ジオフロントってやつは。

そうかな・・・。僕はもう見なれちゃったからそうは感じないけど。

お!あのピラミッドみたいなやつがネルフか!?

いや、今はゲルビンって言う組織だけど・・・、アキト君・・・。

ん、どうしたんだ?

・・・観光気分はちょっとやめてくれないかな?

あ、悪い。こんなもの見る機会なんてそうそうないからな・・・。

「シンジ、ぼうっとしてないで早く降りなさい」

「え・・・。はい」

危ない危ない、そのまま行っちゃうところだったよ。

「よそ見しないでついてらっしゃい」

「はーい」

 

 

 

へ〜、ネルフのときとは違って結構広いみたいだね。

・・・ただ自分が小さいからじゃないか?

そういわれればそうだけど・・・。

ゾクッ

どうかしたのか?

いや、なんか後ろからなんか目線を感じてさ・・・。

気のせいじゃないか?

そうだよね、ここに知り合いがいるわけがないしね。

「シンジ、今日はねお母さんのお友達もここにきているのよ。このあたりにいると思うんだけど・・・」

なあ、シンジ・・・。

なに?

ここって一般人が簡単に入ってこられるのか?

いや、それはさすがに無理だと思うけど・・・。

「あら、ユイ。こんなところにいたの」

「キョウコ、お久しぶりね。あら、あなた一人なの?」

「もう一人いるんだけどどこかその辺にでも隠れてるんじゃないの?あの子恥ずかしがりやだから・・・」

ま、まさかね・・・・・。

どうかしたのか?

いや・・・。僕の勘違いであればいいんだけれど・・・・・。

シンジ、お前ここに来てからなんか変だぞ。

「あ、いたいた。アスカちゃん、こっちにおいで」

「・・・うん、ママ」

ははは・・・・・。僕の人生、もう終わったね・・・。

だからどうしたんだ・・・?

ふっ、すぐにわかるよ・・・・・。

 

 

 

「アスカちゃん。ママたちねぇ、ちょっと大事なお話しがあるからシンジ君と遊んでらっしゃい」

「・・・うん」

「あまり遠くまで行かないようにね。シンジ君、アスカのことよろしくね」

「・・・・・あ、はい」

ハァ・・・・・さっそく地獄逝きか?

何がそんなに辛いんだ?

アキト君の人生経験からアスカの目を見て、これからどうなるかわかるでしょ?

・・・死の宣告か?

外れちゃいないけど僕が何を心配しているかわかった・・・?

ああ、この場から逃げ出したいな・・・。

母さんたち、もう行っちゃった・・・。

「なにボケっとしてんのよ!?バカシンジ!!」

・・・もう始まったか。

こういうのは苦手だから後を頼む・・・。

ちょっと逃げないでよ!・・・に、逃げた。

「ほら。いくわよ!バカシンジ!!」

「・・・はい」

 

 

 

「もう、ここどこなのよ!!」

「でたらめに歩き回ったら迷うのは当たり前じゃないか・・・」

「なんか言った!?」

「・・・別に」

「こうなったのもあんたのせいよ!!責任とんなさいよ!!!」

やっぱりきた・・・。アスカお得意の責任転嫁が・・・・・。

「はぁ、ちゃんとついてきてよ・・・」

え〜と、この辺は・・・発令所の近くだから・・・ってなんで発令所のほうまでこれたんだ!?

まあ、いいや・・・・・あっちかな。

「多分この階段の下だよ」

「私たち階段なんて使ってないわよ!それに何でこんなに暗いのよ!!」

「でも坂道は結構あったよ。それにここを通ったほうが近道だし・・・先に行くからね」

「あ、ちょっと待ちなさいよ!」

あ、そんなに急いで走ると・・・。

「あっ!」

ほら、転んだ・・・。で、このまま僕のほうに落ちてくるの!?

 

 

 

・・・・あれ、誰か僕を呼んでいるの?

「・・・・・・・・・・シンジ、大丈夫なの?」

「・・・・・なにが?」

あれ、なんでみんな頭おさえているんだろう・・・。

やっと起きたか。

アキト君、どうかしたの?

お前、階段から落ちたんだぞ!?

・・・そうなの?

そうなのって・・・こっちもけっこう痛かったんだぞ!

どうりで頭が痛いとおもったら・・・。

・・・それだけですむのか?

「・・・頭は大丈夫なの?」

「うん・・・別に」

「はぁ、しばらくここで休んでいなさい。私たちはまだやることがあるから・・・」

「はぁい」

災難だったな・・・。

ほんとに死んじゃうかと思ったよ。

ガチャ

「・・・・・大丈夫なの?」

「うん、そんなに痛くないから・・・」

「と、とっさに私をかばうなんて少しは根性あるじゃない」

・・・かばったって言うのか?

完璧に巻き込んでいたよね・・・。

「・・・それじゃぁ私、もう行くからね。お大事にね!」

お大事にねって自分でやったのに・・・

生きているのも不思議だって言うのに・・・・・。

 

 

 

・・・さて、そろそろ本題に入ろうか。

なんかやることでもあるの?

お前のことだよ、お前のこと・・・。ちょっとでも味方をつけたほうがあとはらくになるだろ?

そー言われればそうだね・・・。

よし、僕が父さんと母さんに話しをつけるよ。

何か方法はあるのか?

・・・はなしながら考えるよ。

「・・・あの、母さん」

「あら、なぁにシンジ?」

「話しがあるんだけど・・・ちょっといいかな?」

「ええ、私たちもシンジに話しがあったからちょうどいいわね」

「ところで、キョウコおばさんたち・・・どこ行ったの?」

「キョウコたちはここの仕事が終わったからもうドイツに帰ったわよ」

「そうなんだ・・・」

「あらぁ、シンジ・・・。もしかしてアスカちゃんのこと・・・・・」

「ち、違うよ!!」

「あら、そうなの?まあいいわ・・・。ゲンドウさん、ちょっといいかしら?」

『・・・どうしたんだ』

「あの話しをするからちょっとこっちに来て欲しいの」

『うむ、すぐに行く』

よし、第一段階は終了だね

シンジお前って・・・ホ○だけじゃなくマ○だったのか?

それは誤解だよ・・・アキト君(号泣)

 

 

 

「あら、ゲンドウさん。結構早かったのね」

「うむ・・・。それであのことはシンジには・・・・・」

「その前にシンジから話しがあるんですよ。シンジ・・・?」

どうしちゃったのよ、この子ったら・・・?

たったまま白目で寝ちゃうなんて・・・。

「シンジ、なに立ったまま寝ているの!?」

「・・・え、なに、母さん?」

・・・・・打ち所が悪かったのかしら?

「ほら、話すことがあるんでしょう・・・。話すのなら早く言っちゃいなさい」

「うん・・・・・。えっと、率直に言うよ。エヴァンゲリオンの開発を止めて欲しいんだ」

「「えっ!?」」

「シンジ・・・。お前どこでそんなことを聞いた?」

「それは秘密・・・といいたいけど言わなきゃ納得しないよね・・・・・・」

そのあと私たちはサードインパクト・・・シンジのいた世界であったことを全て聞いた・・・。

 

 

 

「そんなことがあったなんて・・・・・」

「サードインパクトか・・・。ゼーレの老人どもめ・・・・・」

「ゲンドウさん、私が言っているのはそんなことじゃないのよ

「・・・・・へ?」

「ナオコさんに手を出したのは男の甲斐性で済ませてあげましょう!

ですけど、娘さんに手を出しただけじゃ済まないでシンジにあんなにきつくあたったあげくに、

レイっていう子にまで欲情してあとは面倒も見ないんですって?」

あ、母さん怒りを通り越して笑ってる・・・。目は笑ってないけど・・・・・。

そりゃそうだろ・・・。って言うかお前、そのことを言わなきゃよかったんじゃないか?

「ち、違うぞユイ!それは私じゃなくてシンジの世界のことで・・・!!」

「あら、でもあなたには代わりありませんわ。それにナオコさんにも手を出しているし・・・」

これぐらいのお灸を据えれば父さんもそういうことはしないでしょう?だけど浮気が男の甲斐性ですませていいのかな?

おれもそう思うけど・・・親父さん、完璧に尻にしかれているな・・・。

「待つんだ、ユイ!は、話せばわかる!!」

「大丈夫ですよ・・・。痛いのは一瞬だけですから」

こういう父さんを見るのも新鮮だな。

(シンジ、お前だって多分こうなるんだろうな・・・将来)

 

 

 

ふう、ちょっとすっきりしたわ・・・。

これでゲンドウさんもちょっとは懲りてくれればいいんだけど・・・・・。

「あ、あの・・・母さん?」

「あら、なぁにシンジ?」

「僕にも話しがあるって言ってなかった?」

「・・・あ、すっかり忘れていたわ。ちょっと待ってね・・・」

確かこの書類・・・よね。

「シンジがそのことを言ってくれて母さん安心したわ」

「?」

「実はね、二人の子供を預かろうかどうか迷っていたのよ。でも今度の実験の結果は前からわかりきっていたことだし断ろうと思っていたのよ」

「??」

「だけどシンジがいるから安心して任せられるわ」

「どういうことなの?」

「母さんの友達の人が急に亡くなっちゃってね、その子達だけが残されちゃったのよ。身よりもないしシンジにその子達のことを任せようと今思っちゃって・・・」

「そ、そんな!僕はまだ子供だよ!!世話って・・・そんなことできるわけないじゃん!!」

「大丈夫よ。シンジの精神年齢は14歳なんだからお兄ちゃんなのよ。それにこれを見てもそんなことがいえるの?」

そういって私は二枚の書類を机の上に出し、シンジに読ませる。

「・・・・・はあ、わかったよ。僕が面倒を見るよ」

「なんだかんだっていってもゲンドウさんの子ね」

「え、どうして?」

「女の子だって言うとすぐに手のひらを返して・・・」

「ち、違うってば!!」

「ふふふ、冗談よ。それじゃあお願いね」

 

 

 

シンジ、何で預かったんだ?

いろいろとわけがあってね・・・。

もしかしてお前、ロリ○ンもあったのか・・・。もうお前の趣味には何もいわないよ・・・・。

わけを話すから、もう言わないで・・・。(泣)

・・・で、どんなわけだ?

名前のところを見ればわかると思うよ・・・。

霧島マナに、山岸マユミ・・・。マナちゃんっていう子のほうはわかるけど、マユミちゃんのほうはどうしてだ・・・。

やっぱりロ○コンだったのか!?

マナだけ引き取って山岸さんをほうっておくわけできないだろ!

そんなに慌てて言うことないだろ?

 

 

 

「母さんやっぱり実験は止めないんだね?」

「ええ、ゼーレの陰謀をとめなければならないし、それに・・・・・」

あ、父さんのほうを見てる。やっぱまだ怒ってるな。

そりゃそうだろ・・・、って言うかもう生き返ったのか?

「それじゃあ、僕はもう帰ることにするよ。やっぱりまた母さんがいなくなるところ見たくないから・・・」

ギュッ

・・・へ?

「シンジ、十年寂しいと思うけど我慢してね・・・・・」

「か、母さん!?」

む、胸が顔に〜〜〜〜!

シンジ、やっぱりお前・・・・・。

「あ、そうだ。この紙を渡しておくわね」

はははははははは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

壊れたかな?え〜と、新しい住所と二人の引き取り場所か。おい、シンジ。ちょっと起きろ!

どうかしたのかい、アキト君?

・・・・・だめだ、カヲル化してるな。やっぱりまだ壊れているな、完璧に・・・。

「シンジ、それじゃあ十年後にまた会いましょう・・・」

「・・・えっ、うん。母さん」

 

 

 

 

 

 

作者の一言感想!!

ふ〜、やっと第二話を完成させました。

いや〜、全員壊れちゃっています(核爆)

でも気にしないでください。

次回はいきなり十年後に飛びます(ヲイ

そのうち暇があったらこの十年間の間を書きますんで・・・。

決して手抜きではありません、でわ。

 

 

 

管理人の感想

 

 

シンさんからの投稿です!!

なんていうか・・・(苦笑)

取り合えず一言、アキト、お前にシンジの趣味をどうこう言う資格は無い!!(核爆)

きっとウリバタケさんがいれば、同じ台詞を言っただろう(笑)

それにしても、カヲルが早々と姿を消したのが気になりますね。

・・・アスカも登場してるし(笑)

 

では、シンさん!! 投稿有難うございました!!

 

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