エヴァンゲリオン&ナデシコ


   
第四話 知らない天井・・・?



「見慣れた天井、でも知らない天井か・・・」
生きてるってすばらしい・・・・・。
何いっているの・・・?それより体がなんか重いんだけど?
みればわかるだろ。
・・・・・二人に心配かけちゃったかな。



「やっぱクーラーは人類の至宝♪まさに科学の勝利ね」
なに言っているのよ、あなたの場合は楽をできればいいんでしょうが・・・。
「シンジ君、意識が戻ったようよ」
「そう、よかった・・・。それで、容体はどうなの?」
「特に異常はないみたいね」
「そう、いきなりあれだったからよかったけど・・・」
「それよりお見舞いにでもいったらどうなの?こっちの仕事はほとんど終わってるから・・・」
「それじゃ、お言葉に甘えてそうしますか」
まったく手間のかかる友人ね。
「それに病院のほうがクーラー効いてるしね♪」
・・・ほんと、いやになるわね。



はぁ、外はいい天気だね。
それ、爺くさいぞ・・・。
別にいいじゃないか。
「あなた・・・、サードチルドレン、だよね?」
こ、この声はもしかして・・・。
0「そ、そうですけど・・・、君は?」
「あ、私はファーストチルドレンの綾波レイって言うの。よろしくね」
「ぼ、僕は碇シンジです。あの、その怪我は?」
「ああ、これ?この前零号機の起動実験に失敗しちゃって」
「シンちゃ〜ん、どこいる・・・の」
「マ、マナ。どうかしたの?」
「・・・・・その人、誰なの?」
「えと、ファーストチルドレンの綾波レイっていって、あの、その・・・・・」
「それじゃ、シンジ君まったね〜!」
「さ〜て、話を聞かせてもらいましょうか?」
誰か僕を助けてよ・・・・・。
昔誰か言ったよな・・・・・。カエルの子はカエルって。



ゼーレの老人どもめ、下らん事を言いおって・・・。
「使徒襲来か・・・。あまりにも唐突だな」
「十五年前と同じだよ。災いは何の前触れもなく訪れるものだ」
「幸いとも言える。我々の先行投資が無駄にならなかったという点においてはな」
「そいつはまだわからんよ、役にたたなければ無駄と同じ」
「左様、碇君。今や周知の事実となってしまった使徒の処置、情報操作、
 NERVの運用は全て適切かつ迅速に処理して貰わんと困るよ」
「その件に関してはすでに対処してありますご安心を・・・」
「しかし碇。ネルフとエヴァ・・・、もう少しうまく使えんのかね?」
「聞けば訓練もしてないパイロットを乗せたそうじゃないか・・・。そんな者を乗せたからこんな事になる!」
「零号機に引き続き君等が初陣で壊した初号機の修理代、及び、兵装ビルの補修・・・、国がひとつ傾くよ」
「聞けばあのおもちゃ、君の息子に与えたそうではないか」
「人、時間、そして金・・・。親子そろっていくら使ったら気が済むのかね」
「それに君の仕事はそれだけではあるまい」
「人類補完計画・・・それこそが君の急備」
「左様。その計画こそがこの危機的状況における唯一の希望なのだ。我々のね・・・・・」
「いずれにせよ使徒再来における計画スケジュールの遅延は認められん!予算に付いては一考しよう」
「では、後は委員会の仕事だ」
「碇君、ご苦労だったな」
「碇、後戻りはできんぞ・・・」
「・・・わかっております」
あなた方の計画はもうありませんよ・・・。



「シンちゃん、おまたせ〜。って何やってるの?」
マナちゃんに問い詰められてるわ・・・。
「あ、ミサトさん。実はですね・・・」
「ミサトさ〜ん、シンちゃんってばね知らない女の子をナンパしてたんですよ!?」
・・・見かけによらず結構やるわね。
「ち、違いますよ!ただちょっと話していただけでナンパじゃないですよ!」
「まあまあ。で、マナちゃん・・・。その子ってどんな子?」
「う〜んと、髪の毛が青いっていうか水色っていうかそんな感じでしたね。あとは瞳が赤かったくらいですよ」
レイのことね・・・・・。からかってみようかしら?
「へ〜、シンちゃん、結構いい趣味してるじゃない!」
「だから違いますよ!!」
「ま、からかうのはこれぐらいにして。シンちゃん、碇司令が呼んでるわよ」
「え、何で父さんが?」
「さぁ、私に聞かれてもわかんないわよ。自分に思い当たる所はないの?」
あ、顔色が悪くなってる。
・・・こりゃなんかあるみたいね。
「それより早く行ったほうがいいんじゃないの?」
「そ、そうします」
「いってらっしゃ〜い。ここで待ってるからね」



ここが司令室か。
何だ、この馬鹿でかい扉は?
税金の無駄使いだね・・・。
お前は払っていないだろう。
・・・
消費税払ってるけど?
・・・それはちょっと違うぞ。
「シンジ君ではないか。どうしたのだ?」
「副司令、父さんに呼ばれてきたんです」
「そうか、碇なら中にいるから勝手に入ればいい」
「そうですか、ありがとうございます。・・・副司令はどこに行くんですか?」
「碇に厄介ごとを押し付けられてな・・・、これからそれを片付けんとならん・・・・・」
「はは・・・、がんばってください。それでは僕はこれで」
「うむ」
なんだ?あの爺さんは・・・。
爺さんって・・・。ここの副司令だよ。
まあいいか。それよりそろそろ行かないか?
そうだね・・・。
「失礼します・・・」
「・・・入れ」
「はい。父さん、何か用事があるの?」
「まず、なぜ初号機を暴走させるようなことをしたんだ・・・」
どうするんだ?
適当にごまかすしかないよね。あんなこといえないし・・・。
「久しぶりだったから、操縦に慣れなくて・・・。それと母さんに会ってきたよ」
「そうか・・・、元気だったか」
「うん」
「話はそれだけだ」
「・・・僕の住所とかはどうなってるの?」
「葛城君に一任してある」
ま、まさかミサトさんの家に行くことになるんじゃ・・・。
そんなにいやなのか?
悪い人じゃないんだけど・・・。あそこだけはいやだあそこだけは・・・ふふふ・・・・・・・。
また壊れたのか?
「・・・それと、いくら赤木博士が苦手だからといって暴走はさせるな」
ばれていたのか・・・。
ふふふ、ゼーレになんかいわれたから副司令にあたったのかな・・・・・。



「シンジさん、遅いですね・・・」
「そうね・・・、またナンパでもしてるんじゃないのかな」
マナちゃん、ちょっと
きてるわね。
「まぁまぁ、マナちゃん。もうすぐくるわよ。そのときに聞けばいいじゃない」
「あ、ミサトさん。すみません、遅くなっちゃって・・・」
「それで、何かあったの?」
「いえ・・・。それと住所とかはミサトさんに任せるそうです」
・・・・・そうだ!それじゃぁ・・・・・・・・・・。
「そうなの?それじゃ三人とも私の家に来ない」
「私はいいけど・・・」
「私もかまいません」
「・・・僕もいいですよ」
シンちゃんはちょっちひっかかったけど、まぁ大丈夫ね。
そうと決まればリツコに連絡しなきゃね!
「もしもし?あ、リツコ、シンちゃん達ね、私の家で預かることになったから、後よろしくね!」
『何いってるのよ?貴方の家で三人も暮らせるわけ無いじゃない!・・・まさか』
「大丈夫よ、いくらなんでも年下に手を出すわけ無いじゃない」
『あったり前でしょ!私が言ってるのはそんな事じゃなくて
ブチッ
「さて、それじゃあ帰るとしますか!」



「さ〜て、帰ってパァ〜っとやらなきゃね!」
「何をやるんですか?」
「決まってるでしょ!新たなる同居人の歓迎会よ。その前に買い物行かなきゃなんないけどいい?」
「はい、かまいませんけど」
「どこで買うんですか?」
「そこにあるコンビニよ」
コンビニですか・・・。
「・・・ジャンクフード」
「・・・インスタント」
「・・・栄養価ゼロ」
「み、皆がいじめる〜〜〜!」
「ミ、ミサトさん!前見て運転してください!!」
「そ、そうですよ!ぶつかっちゃいますよ!」
「ミサトさん、そこにスーパーがありますからよりませんか?」
マ、マナさん、何で普通にしゃべれるんですか!?
「わかったわよ」
「ふ、普通にとめてくださいよ」
もうミサトさんの運転する車には乗りたくない・・・。



「ちょっち寄り道するわよん♪」
「何ですか?ここ・・・」
「何も無い寂しい街ですね・・・」
「・・・そろそろ時間ね」
・・・凄い、ビルが地面から出てきている。
やっと戻ってきたっていう実感がわいてきたな・・・。
これがお前の守りたかった・・・。いや、守りたい場所か。
「綺麗・・・・・」
「本当ですわね・・・・・」
「対使徒迎撃要塞都市、第3新東京市・・・・・。これが私達の街よ。そして貴方が守った街」
「べ、別に僕は何もしてませんよ」
「照れなくてもいいわよ。そろそろ帰りましょうか」



「さて、ここが私の家よ」
「「「おじゃましまーす」」」
「そうじゃないでしょ、ここは貴方たちの家でもあるんだから・・・」
「「「・・・ただいま」」」
「お帰りなさい」
おい、入らないのか?
・・・入らないんじゃなくて、入りたくないんだよ。
「ちょ〜っち散らかってるけど気にしないでね♪」
ま、前と比べ物にならない・・・・・。
どこでもドアか、それとも大宇宙の意思か!?
何でそんなこと知っているの?
「『ちょ〜っち』の『っち』が抜けた方が正しいと思うけど・・・」
「・・・そうですよね」
「・・・・・さて、皆で片付けようか」
前より広いから時間かかりそうだな・・・。それにしてもミサトさん、こんな所に住んでお金大丈夫なのかな?
シンジ、お前絶対将来大物になるぞ・・・・・。
「シンちゃん、これ冷蔵庫に入れるよ」
「これですよね、マナさ・・・ん・・・・・」
「・・・氷」
「・・・ビール」
「・・・おつまみ」
「・・・これだけで生きられるなんて人間って案外丈夫ですね」
「マユミ、
ミサトさんだから・・・じゃないの?」
「ビールとおつまみを今日の分だけ出しておいてそこに入れよう」
お前ら、それ以前の問題は考えないのか?
「あっちにも冷蔵庫があるよ」
「マナちゃん、そっちのはまだ寝てると思うからかまわないで」
「「寝てるって・・・」」
「ねぇ、わたしなんかやることある?」
「ミサトさんはお風呂にでも入ってきてください」
「そう?じゃ、お言葉に甘えてそうさせてもらうわ」
「何でてつだわせないのよ!」
「・・・これを見てまともに片付けられると思う?」
「そ、それは・・・」
「・・・・・二人はリビングのほうを片付けて、僕はキッチンのほうをやるから」
「は〜い」
「わかりました」
それにしてもどう暮らしたらここまでできるんだ?
普通じゃちょっと無理だよね。
ちょっとじゃないぞ、ちょっとじゃ。



あら、結構美味しそうじゃない。
「それじゃ、新たなる同居人を祝ってカンパーイ!!」
「・・・未成年にお酒、勧めないでください」
「あ〜ん、シンちゃんのイ・ケ・ズ!それにしてもマナちゃんとマユミちゃんってお料理上手なのね」
う〜ん、ホント美味しいわ!
「あ、それ作ったのは私たちじゃありませんよ」
「へ?そ、それじゃあもしかして・・・」
「シンジ君が作ったんですよ、それ」
「・・・・・う、うそ」
「うそじゃありませんよ。私たちも作れるんですけどシンジさんが作ったほうが美味しいので・・・」
何でこんな子がこんな美味しいのを作れるの?
「ま、まあいいわ。それじゃ生活当番でも決めましょうか」
「あ、それ私たちがやりますよ」
「え、いいの?でもなんで・・・」
「ミサトさんにやらせるとどうなるか大体わかるし・・・・・」
「それに居候ですからそれぐらいは当然ですよ」
「正直うれしいけど女としてのプライドが・・・・・」
でも、家事をしなくていいから結構お得よね♪



「ミサトさん、もう片付けちゃっていいですか?」
「いいわよん、終わったらお風呂入ってらっしゃい。結構広いんだからね」
「マナ、マユミ、僕が片付けるから先に入っていいよ」
「え、いいの?それじゃマユミちゃん、早く行こうよ」
「ちょ、ちょっと待ってください」
さて、早く片付けて僕も休もうかな?
それにしても・・・どうやったらこれだけの量が入るんだ?
缶ビール8本か・・・。1ヵ月に数えると約240本、1年で・・・・・。
それ以上言わないでくれ、気分が悪くなりそうだ・・・・・。
う〜ん、でもなんかあったんだよな〜。
「ミサトさ〜〜ん、なんですか?このペンギン!?」
「あ、それは新種の温泉ペンギンのペンペンっていうの。もう一人の同居人よ。
・ ・・・・それよりいいの、二人とも?」・
「「何がですか?」」
「・・・大胆だって言いたいのよ」
「・・・・・・・・・・」
「「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」」
ハハハハ、ハダ・ハダ・ハダ・ハダ・ハダ・ハダ・ハダ・ハダ・ハダ・ハダ・ハダ・ハダカガ・・・・・。
まだこいつには刺激が強かったか・・・、おい、戻って来い!
・・・ふふ、あははは!
・・・大丈夫なのか、こんなやつと一緒にいて・・・・・。
ぐふっ! ぐわッ!



次に気が付いたときは自分のベッドの上だった・・・。





作者とキャラの談話会
作:さて、今回のゲストはホ○で有名なこのお方・・・・・。
カヲル(以後はカ):どうも、全世界十億人のファンの皆さん。渚カヲルです。
作:どんな十億人なんだ?
カ:もちろん全員シンジ君みたいな人・・・だったらいいんだけどなぜか女性なんですよね。
作:(やっぱりそうか)普通はそっちのほうがいいと思うが・・・?
カ:だけど僕が愛しているのはシンジ君ただ一人だからその点を忘れずに。
作:そですか・・・。(かなり重度のホ○だな・・・)
カ:なんか失礼なことを考えていないかい?
作:いえいえ、別にそんなことは・・・。それよりカヲルは今どうしてるんでしょうか?
カ:それは誰にも言うことはできないよ・・・。
作:はあ、どうしてっすか?
カ:どうしてって・・・?君がそういえって言ったんじゃないか?
作:・・・・・・・・・。
カ:・・・・・何かまずいことでも言ったかい?
ガン!!
カ:い、いきなり何をするんだい・・・?
作:君は何を言っているんだ?ちょっと疲れているようだね、休んでくれたまえ。
カ:何って台本に書いてある通りに・・・。
ドカッ!!
カ:グハッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(気絶中)
作:ゴホン、え〜ちょっとお見苦しいシーンが有った事をお詫びいたします。
  それじゃ今回はこの辺で・・・。あ、そうそう。大宇宙の意思って言うのは
  『へっぽこ実験アニメーション エクセル・サーガ』で、出てくるテレビアニメだけのオリジナルキャラです。
  雑誌のほうにはでていませんので・・・。どんなやつかというと、・・・まあ何でもありなキャラです。
  それじゃあ次回をお楽しみに〜!
カ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(気絶中)



 

 

管理人の感想

 

 

シンさんからの投稿です!!

微妙に本編の設定と違うんですね〜

ミサトの家が広いとか。

・・・そのぶん、散らかり様も凄かったみたいだけど(苦笑)

でもね、一人暮らしって太変なんだよ、うん(しみじみ)

変な所で共感をしてしまったな(笑)

 

では、シンさん!! 投稿有難うございました!!

 

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