自分は・・・何をやっている?
テンカワ アキトはブラックサレナのコックピットで呟いた
手には・・・自分の妻だった人の・・・死体を抱えている
ちょうど・・・・一時間前に生体機能を停止した
イネスさんは何とかしようとしたが、無駄なことだった
自分の命も・・・残り少ない
後ろからは、ナデシコCとユーチャリスが追いかけてくる
『アキトさん!』
『アキト・・・』
ルリちゃんと、ラピスの声が聞こえた
ラピスは知っている
自分が何をしようとしているか
「ジャンプ」
何も考えず・・・・そう呟いた
もちろんランダムジャンプだ
せめて・・・せめて・・・
死ぬ時だけは一緒に・・・・





機動戦艦  ナデシコ改!
  第零話 ユリカ・・・・なんでここにお前が居る? 





「ここは・・・・」
覚えている
この場所の地面の感覚
感覚!?
そこらへんに生えている草をかじって見る
「まずい・・・・」
まずい?
「味覚が・・・」
空を見上げる
星が綺麗だ
「視覚が・・・・」
手を握って見る
「触覚が・・・・」
間違いない・・・
「感覚が戻ってる!?」
それに、今の服装を見てみる
この服は・・・俺が地球にジャンプした時の服装!?
俺は気がついた
「まさか・・・・」




俺は、あのときのように町に下りた
とりあえずそこらへんの男性に聞く
「すみません 今日は何年何月何日です」
「ナに言ってんだ?今日は・・・・」
やっぱり・・・・
「ありがとう」
俺はお礼を言って離れた
間違いない 今日は俺が地球に来た日だ




すこし考えてみる
どうして俺は過去に居る?
理由 その一 これは幻
 それにしてはリアルすぎる
  ボツ
理由 その二 死後の世界
 これもないだろ 心臓動いてるし
  ボツ
理由 その三 夢
 理由その一と同じく
  ボツ
理由 その四 現実
 もしかして、あのランダムジャンプのせい?
  ありえる
たしかにボソンジャンプは時間移動だ
ありえないことではない
しかし、遺跡の効果で元の時間に戻るはずだ
理由は1つ
俺はこの日を無意識にジャンプのイメージにしていた
あの頃は幸せだった
いつもユリカに追いかけられていたり、毒料理を食べさせられたり
メグミちゃんのドリンクで死にかけたり
リョーコちゃんの料理で悶絶したり・・・
嫌なこともたくさんあったけど・・・
泣いていた
何時の間にか俺は泣いていた
やっぱり俺は・・・
「諦めが悪いな」
自分で自分に言ってみる
とりあえず、サイゾウさんのところに行くか・・・・
それ以外にあてもないしな






道順は覚えていた・・・
ひさしぶりの自分の感覚を馴らしつつ歩いていく
見覚えのある扉
手をかけて
そこを開けると・・・・
「遅かったねアキト♪」
なぜかユリカが味噌ラーメンを食べていた
「え?」
俺は・・・凍りついた
「ユリカ・・・なんでお前がここに居る?」
「ぶい!」
ユリカが満点の笑顔であのピースをしていた






あとがき
プロローグです
それと、俺はアキト×ユリカ派ですよ
ああ!アキト×ルリ派の皆さん石を投げないで(泣)
ああ!アキト×メグミ派の皆さんライフルを撃たないで!(泣)
ああ!お願いです 許しテェェェェ
冗談です (爆発の効果音)
爆死しました

予定では、対木星編40話+外伝5話+火星の後継者編15話で終わる予定です




次回予告

ユリカ「ナデシコ発進!」
次回 第一話! 「自分らしく行ってみよう!」





ども感想代理の龍志っす。

この度はACTIONへの投稿ありがとうございましたー。

と生霊を取り付かせつつこんにちわ。

まず身も蓋も無いんですが………短すぎません?

正直この量じゃ例え大蒲鉾とかさっちんとかの質でも感想書くのは無理ですぜ?

プロローグにしてもアレですんで次回からはもう少し量をふやしましょう。

アキト×ユリカってのも最近じゃ少ないですしねぇ。

なんか投稿するのは始めてらしいので今掲示板で言われてるように

読者に感想を書かせるような作品を目指して頑張ってくださいな。

んでは。