テクテクテク・・・





俺は歩いていた。




テクテクテクテクテクテク・・・




ひたすら歩いていた・・・。



両手足にかけられた呪錠を、エルの指導に従って精神力を注入する事により無力化して、やっと普通に歩けるようになったが、やはり慣れないのか、少し目眩がする。
足元が致命的なまでに覚束無いので、歩くスピードも何時もの3分の2程度としか出せない。
だが俺が彼女の背中を見る事はなかった。理由は・・・何も言うまい。
間違ってもあいつが男尊女卑の思想を持っているとか、俺の歩くスピードに合わせてくれているとかそういう事は決して思ってはいけない。
そんなもの、あいつはギザ10のギザギザの隙間ほども持ち合わせてはいない。
俺はあいつと丸一日一緒に旅をしただけでそのことがいやというほどよく分かった。
その時の事を、走馬灯のように頭に巡らせると・・・自然と口からため息が漏れた。
(俺・・・何やってんだろうな・・・ホント。)
もう何回目かの逆行も結局は失敗して、やっと安らかに眠れるようになった筈だったのに・・・そう、やっとな。
・・・でも、確かにシンジの言った通りだったのかも知れない。

・・・少し極端なような気もするがな?それはそれだ。

漢が一度『護る』と言った以上は守り通さなければならない。
それが大切なものだったら特にな?
そう・・・たとえ死んでも・・・!!!
・・・・・・命を懸けて護る事が一つの正義と見た!!!
守りきれないで死んでしまうのは、その役目を途中で放り出して『死』という、一種の快楽に逃げてしまう・・・まさに自堕落といっても過言ではない・・・多分。
力が足りなかったというのは所詮は言い訳に過ぎない。
足りないという事は、俺の場合今までので良く分かっていたんだから、言わなけりゃ良かったんだよな。
まあ俺なんか常人に毛が生えたようなもんだし?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でもな?

俺は思考を一時中断させると、熱くなった頭を冷やすために、敢えて後ろを振り向いた。

「・・・何よ?」
そこには、首を傾げて俺を見る12歳前後の、黒装束を着こなし、金髪金眼のロリっぽい女の子が立っていた。
・・・・・・・・・・信じられないだろうが、こいつがエルである。(さっき言っていた理由が此れである。)
何でも本人の話では、「ロードオブナイトメア」とか、「金色の魔王」とか言う別名もあるらしい。
俺の姿は、シンジによって14歳ほどにされているので、端から見るとまるで兄妹に見えることだろう。
・・・見られたくないけどな?こんな無茶苦茶な奴と。
「いや、別に・・・。」
『先刻の問いに対しては適当に返事を返しておこうか。』
そんないい加減な気持ちで返事をしたものだから、彼女は何か勘違いをしたらしく。
「ほおう・・・・?ま、いいわ。」
などと、舐め尽すような目でこちらを見て来た。

・・・頼むからそんな目で見ないでくんろ(爆)。

やばい。アレは絶対に何か企んでいる!
このままでは、彼女の言っていた街に着く前に半・・・いや!5分の4殺しに遭ってしまう(ダラダラ)。
ま、自らの力を封じたものだから、心を読むことができなくなってしまったので、今彼女の心中は、不安に満ちていることだろうから、そのとばっちりってとこだろうな。
物凄くイライラしているのが手にとるようにわかる。
・・・流石に本人もそこまで怖いとは思っていなかったらしい。
今ごろ物凄く後悔しているんだろうな。
エルの話だと、あと9ヶ月は自力では解けないという話だ、不安にさせるような発言や行動はなるべく控えよう。
・・・こうやって見ると只の女の子なのにな?・・・性格を除いては。

「なによぅ、人の顔をジロジロみて。」
「い、いや、何でも。」
し、しまった。つい動揺してしまった。
「な・ら・い・い・け・ど?」
その区切り方・・・絶対信じてないな(汗)。
誰か!・・・ん?この気配は!!?
























僕はカヲル。渚カヲル。
愛しのシンジくんに頼まれてこの世界に来たんだけれど、何せ僕って筋金入りの方向音痴なもんだからさ。


・・・・早速迷っちゃったんだよ。なんか、黄金竜がたくさん飛んでいるし?


うざったいから、僕の存在は分からないようにしているんだけどさ。
・・・アキトくんに合流できないじゃないか、これじゃあ。
ま、取り敢えず進んでみますか?











やれやれ、ゼラスさまも人・・・ならぬ魔族使いが荒いことで。
リナさん達が覇王さまに氷付けにされてからというもの・・・。魔族の勢力は右肩上がりになって・・・それは良いことなんですが。
何かこう・・・面白みに欠けるというか。何かがぽっかりと・・・。
人間の方は、リナさんのことを『デモンスレイヤー』とか言って神格化してたりするし。
・・・もう100年ですかぁ・・・。
いけないいけない。大事な仕事があったんですからね。
・・・フィブリゾ様が復活されたんですよね・・・よくもあの方に許されたものです。
リナさんったら、いったい何処で涼んでいらっしゃるのでしょうか?



後書き兼座談会



ソティ:♪時間が無いッ時間が無いッ

ほんとのこーとさーっ

エル:うるさあああああいっ(バキグシャ)
シンジ:ナームー

シンジ:えー作者が逝ってしまったので書けません(ヲイ)
本人も言っているように、この話はもともと15KBを予定していたのですが、作者の都合により、5KBに減ってしまい、
さらに手抜きみたいな感じになってしまいました。
本人に代わって謝罪いたします。
では、♪代理人さーん

いらっしゃーい





代理人の感想

んー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

何が書きたいのか伝わってこないと言うか。

ブツギリより、まとめて投稿してくれる方が読むほうとしてもありがたいのですが。