「なッ、何であんたがここにいるのよ!!」

 目の前で二度と見たくもなかったキノコが喚いている。

 またコイツか……、いい加減うっとおしいな…………、そろそろ消すか?

 …………ハッ、いかんいかん……思考がかなり攻撃的になってる。

「ホントにお久しぶりですね、ムネタケ大佐殿。あっ、昇進して少将になられたんでしたっけ?

 俺がどこで何をしていようと、あなたにはなんの関係もない筈ですけど、もうすでに、俺はあんたとは関わりがないんだからね……」

 自分では笑顔を浮かべてるつもりだけど……、たぶん無理だろうなぁ。

 俺のことを見るキノコの顔が見る見る真っ青……いや、真っ白に染まっていく。

 あ、思いっきり殺気ぶつけてるのか……、自分が制御できないなんて、未熟だな。

 殺気を出来るだけ抑え……ようとしてるんだけどなぁ。

 なんせここにはルリさんたちがいるしなぁ……。あんまりゴートさん達に警戒されるのも良くないし。って、もう手遅れっぽいかも。

「ユウヤ、それくらいにしておけ。

 そんな事をしている場合でもないじゃろう?」

 フクベの爺様から、そう声をかけられる。

「ええ、そうですね。こんな事をしてる場合じゃない」

 自己制御――完了。

 悪夢(ナイトメア)発動停止――完了。

 呪い(カース)発動停止――完了。

 感情制御――完了。

 なんとか落ちついた……。

「さてと、それよりも、早く準備をしたほうが良いんじゃないですか?このままだと、本気で上の人達全滅しちゃいますしね」

 出来るだけ、平静を装いつつ……言えた。よし、これならいけるか。

 俺の一言でブリッジ全体に緊張感が戻るのがわかる。

 この辺りの切り替えの速さは流石だな。

「そ、そうよ。とにかく艦長が来たんだから出撃よ出撃!出撃して木星蜥蜴を叩き落すのよッ!」

 またキノコが騒ぎだす。

 やっぱり苛つく……、黙らせるか?

「でもぉ、そのあとはどうするわけ?上にはいっぱい蜥蜴さんがいるのよ、のこのこ出てってもたこ殴りにあうのがオチなんじゃないの?」

「うッ、な、ならやっぱりこの船の主砲を上に向けて上の敵を……」

 ミナトさん(……だったよな)とのやり取りを見ているだけで、危ない思考が頭を支配しかける……。

 …………どうもアレに対してのみは、うまく感情が制御できないみたいだな。

「……無理です。このナデシコの主砲――グラビティ・ブラストは構造状艦首を向けている方向にしか撃てないようになってます」

 瑠璃色の髪の少女――アレがルリさんだな――からも突っ込まれてる。

 相変わらず、何にも考えてない奴だ……。

「艦長、何か意見はあるかね?」

 悔しそうな顔をしているキノコの後ろから、ボソッとフクベの爺様がユリカさん……、いや艦長に意見を求める。

「どうだね?艦長」

「はい。海底ゲートを抜けていったん海中へ。

 その後浮上して、敵を背後より殲滅します。

 以上ですが、何か補足は必要ですか?」

 流石ユリカさん……、迷いもなしに最も効果的な方法を言ってのけるとは。

「ま、それが一番妥当でしょうね。

 グラビティ・ブラストを使えばあの程度の数の無人兵器を殲滅する事くらい可能でしょうから」

 俺も一応賛成の意思を示しておく。

 後は残る問題にどうやって対処するかだけど……、アレしかないよな、きっと。

「たしかに、現在の条件下で、彼我の戦力差を埋める方法はこの位しかないでしょうけど。

 少なくとも敵さんはAIとはいえ馬鹿ではありません。そうそう簡単に固まってくれるとは考え難いんですけど……」

 こっちも流石だ。

「囮よ! 囮を出すのよ。誰かが敵をひきつけて、ナデシコの射界まで誘導すればいいのよ」

 ほほう……、ルリさんからの問いにはキノコが1番最初に気付いたか。明日の天気は雨かな?それとも槍か?頼むからダイ○キ○ンとかは降らないでくれよ(笑)

「無茶な。アレだけの数の敵を相手に、どうやって……」

 ゴートさんはしぶい顔をしてるな。まぁ、しょうがないか。

「なぁに言ってるのよ、デッキにロボットがけっこうあったじゃない。あれを出すのよ、たくさん出せば一機くらい生き残る事ができるわ」

 このキノコ……やっぱ何も考えてないな。

 さぞ名案とばかりに胸をはってそう言うキノコ。だけど、

「無理です」

 ルリさんが淡々と返す。

「な、なんで無理なの!?アタシの作戦のどこに問題があるって言うのよ?」

 お前、ちょっとは考えろよ……。

「現在ナデシコにはパイロットは一人しか乗っていません。

 さらに付け足すなら、そのパイロットさんですけど、負傷中みたいですから」

 ルリさんのセリフに唖然としているキノコ。無様だな。

『まぁ、そういうわけなんでな、エステを出すのは諦めてくれや』

 タイミングよくコミュニケのウィンドウが開いてウリバタケさんが現れる。

『……って、そういえばそこにユウヤの奴はいるか?

 そもそも、あいつが乗ればすむんじゃないのか?』

 ギクッ……、気付かれてるか。

 どうせあの人が出るから出る必要はないと思ってたのになぁ。

『よぉ〜っし、俺に任せとけぇ!!

 くぅぅぅ〜〜、燃えるシュチュエーションだぜぇ〜〜〜!!!』

 片足をギブスで固めてるのに……、元気な人だ。

 コミュニケに映ったヤマダ……

『俺の名前は、ダイゴウジ・ガイだぁ〜〜〜!!』

 もとい、ガイさんを見てつい苦笑してしまう。

『おたく、誰に叫んでんの?』

 ウリバタケさんが呆れてる。それにしても、この人ホントに超能力者かなんかなんだろうか?

 ウリバタケさんも、ほとんど聞いていない事を悟ってるみたいだな……、すでに半分諦めた表情してるし。まぁ、本人は本気で聞こえてないみたいだけど。

『だいたいあんた、今足骨折してんだぞ。どうやって出撃する気なんだ?』

 当然のツッコミだよな、うん。

『はん! このくらいの怪我なんざなんてこと……』

『ほいっ』

『いってぇ〜〜〜!!!

 てめぇ、何しやがるんだ!』

 ウリバタケさんにギブスに蹴りをいれられて悶え苦しむガイさん。アレで出撃は無理だろうなぁ。

 その姿を見て、ブリッジにいるほぼ全員の表情がさらに暗くなる(まぁ、一部はただ呆れているだけみたいだけど)。

 そろそろかな?

「大丈夫です。囮ならもう出てるみたいですから」

「「「「「「「「ええっ!?」」」」」」」」

 ルリさんの呟きに一同が驚きの表情を浮かべる。

 そこに、またしてもウィンドウが開く。そこにはにこやかな笑顔を浮かべたプロスさんが映っていた。

 

 








『いやぁ、囮ならなんとかなりそうですよ。たった今、あの方が出撃されましたからね』

「あの方って?」

 当然といえば当然の質問をするミナトさん。

『はい、簡単に説明しますと、このナデシコにコック兼パイロットとして乗艦する予定のテンカワ・アキトさんという方です』

「通信、繋ぎます」

 プロスさんの台詞についで、ルリさんが上昇中のエステバリスと通信を繋ぐ。

 そこには、黒いバイザーで目元の大半を隠した青年……あの人が映っていた。

 それにしても、やっぱ似合わないなぁ……あの格好。

『こちらテンカワ・アキトだ。

 これから地上に出て囮になればいいんだろう。こっちの事は任せて早くナデシコを起動させるんだな』

 ふむ、感情を抑えてる。ってことは王子様バージョンか。

 ん?ユリカさんが何度もアキト、アキトって何かを思い出すみたいに呟いているみたいだけど、誰も気付いてないみたいだな。

「アキトさん、遅刻ですね」

 この人と直接会話するのは久しぶりだ。たぶん微笑んでるんだろうなぁ。

 それにたいして、アキトさんも口元に優しげな微笑みを浮かべながら、

『ああ、すまないとは思っているさ。その分しっかり働くつもりだ……これなら文句ないだろう』

「ま、いいですけどね。

 こっちとしても、久しぶりにアキトさんの操縦技術を見れるわけですし・・・っと、BSの準備が遅れてるのは諦めて下さいよ。

 いくらなんでもそこまで手が回りませんでしたから、一応積み込んではありますけどね」

『しょうがないか……しかし、よく間に合ったな。

 アレについては多少諦めていたんだが…………』

「その辺は任せて下さい、だてに博士号は持ってませんから。

 それに、あいつらも優秀ですからね……」

 そう、アレは俺一人じゃ無理だったから……。

 でも、あいつらきっと怒ってるだろうなぁ…………。

 そんなやり取りをしているうちにアキトさんの乗るエステバリスが地上へ出るみたいだ。

 

 

 

 












――アキト・サイド――

「ふぅ……ユリカの奴、ほとんど変わってないな。

 ルリちゃんも昔のままだ。まぁ、当たり前といえば、当たり前か……。

 今度は絶対に護りきってみせる。ユリカもルリちゃんもラピスも……俺が護れなかったみんなを」

 そう、そのためにユウヤ達まで巻き込んだんだからな。絶対にやり通してみせる。

 まずは、目の前の事から片付けるとするか。

 今の俺ならこの程度の無人兵器、物の数ではない自信もあるしな。

 それにしても、あの娘達に渡されたあのディスク……、何が入ってるんだろう?

 あんまり良い予感はしないんだよなぁ……、ユウヤの奴、あの娘達に何したんだろう?

 そんなたわいのない事を考えながら、簡単に無人兵器を落としていく。

 簡単過ぎる……な。ま、ナデシコの初陣だし俺が頑張りすぎるのはどうかと思うから、ほどほどにしとくか。

 「ん……あと7分か」

 残り時間も確認したし、そろそろ海に向かうとしますか。

 しかし、それにしたって反応が鈍い。調整が不完全だからという理由もあるだろうが、なにせIFSのリンクレベルが違いすぎるからな。

 しょうがないといえば、しょうがないか。

 ま、今の時代の無人兵器ならこの程度でもなんとかなるだろうが……これからのことを考えるとやっぱりBS(ブラックサレナ)があるのはありがたい。

 ユウヤには色々無茶を言ったからな……あいつの期待にくらい応えてやんなきゃな。

 

 

 

 












――ナデシコ・ブリッジ――

「さて、ユリカさん……、いえ艦長。ナデシコの発進準備を急ぎましょう。

 このままだとアキトさんにいいとこもってかれちゃいますからね」

 アキトが敵を引き付け、時には破壊しながら到達ポイントに向けて移動している映像を見ながらユウヤが言う。

「…………アキト、アキト……テンカワ・アキト……ん〜〜、何か思い出せそうなんだけどなぁ〜」

 だが、当のユリカはいまだに思考のループに陥っている様である。

「ちょっとユリカ、今はナデシコを発進させることの方が先だろう。

 それに、急がないとさっきの人もやられちゃうかもしれないんだよ」

「あ、そっか……。

 じゃ、そういうわけなんで、発進準備急いで下さいね」

 ユリカの物言いに、忠告したジュンの方が溜息をついている。

「注水は完了、相転移エンジンも指導開始してるから、あとは艦長の発進許可さえあればすぐにでも動くわよ」

「あ、そうなんですかぁ。では改めて、ナデシコ、発進します!」

 






 ナデシコが起動する……これから始まる長い戦いに向けて。

 

 

 

 

 

 












――数分後。

「後2分で海面に出ます」

 ブリッジにルリの報告が響く。

「へぇ〜、けっこう早いな……予定では10分だったけどそんなに必要ないみたいだね」

 いつのまにか中段部に降りてきていたユウヤがルリの横に立ちながらそう呟く。

 少し驚いているルリの顔を満足そうに眺めるユウヤ。

「あ、さっきも言ったかもしれないけど、僕の名はフクベ・ユウヤ。

 よろしくね、ルリさん」

 微笑みを浮かべつつルリに再度自己紹介をする。

「……ホシノ・ルリです。よろしくお願いします。

 ところで、なんで私のことを知ってるんですか? 確かお会いした事はありませんよね?」

 当然の疑問をぶつけてくるルリ。

 そんなルリに優しげな微笑みを返しながら、

「ん、まぁ色々あってね……あなたのことはある人から色々聞いたから……

 それに、多分会うのは初めてじゃないと思うよ。たぶん、あなたは覚えてないだろうけどね」

 最初ははっきりと、最後は呟くようにユウヤが返答する。

「はぁ……それと、あきらかに私のほうが年下なのに“さん”付けは止めてもらいたいんですけど……」

「そう?僕は別に気にならないけど……、じゃ、ルリちゃんでいい?

 ……個人的には“さん”付けの方がしっくりきてたんだけど……」

「…………? ええ、そちらで構いません。

 年上の人から“さん”付けで呼ばれるのはちょっと……」

「うん、わかった。これからもよろしくね、ルリちゃん」

 二人のやり取りが終わったのを見計らう様にしてミナトが話しかけてくる。

「ルリルリには自己紹介したけど、ユウヤ君にはまだだったよね?

 あたしの名前はハルカ・ミナト、ミナトでいいわよぉ」

 それに便乗する様にメグミも自己紹介を始める。

「あ、私の名前はメグミ・レイナードっていうの、来る前は声優やってたのよ」

 二人の軽い自己紹介に笑顔を返しつつユウヤも自己紹介をやりなおす。

 しかし、どう見ても戦闘中の戦艦のブリッジとは思えない。

 まぁ、ブリッジの上段では大人達がアキトのエステの操縦技術について色々と語っているみたいだが……。

 そうこうしているうちにナデシコが海面に浮上を開始する。

「あ、テンカワさん、そのまままっすぐ進んで下さい」

 ユリカがアキトに指示を出す。

『了解した』

 まっすぐ進めば間違いなく海に落ちるのだが、躊躇することなく指示通りに海に向かって跳ぶ。

 そして、アキトのエステバリスは浮上してきたナデシコに着地する。

「敵残存兵器、グラビティ・ブラストの有効射程内に全て入ってます」

 ルリからの報告に、ユリカは満足そうに頷くと、

「目標、敵まとめてぜぇ〜〜〜んぶっ!

 グラビティ・ブラスト、発射ぁ〜〜!!」

 ユリカの能天気な命令を合図に、グラビティ・ブラストが発射される。

 重力を振るわせ、空間が歪む。黒い光の奔流が空中に展開したジョロやバッタを捻り潰していく。

 そして、その後に残ったのは無数の爆発による光だった。

 

 

 

 












――ユウヤ・サイド――

「やったぁ!」

「さすがだな」

「嘘よ、こんな馬鹿なことあるわけないわ!」

 ブリッジから悲喜こもごもの歓喜の声が上がっている。

「バッタ、ジョロ共に残存ゼロ。地上の被害は甚大だが、戦死者は5」

 ルリちゃんの戦況を伝える報告に、ブリッジはさらに沸きあがる。

 まぁ、一個だけ、「こんな事、認めないわ!」などと叫んでるキノコがあるがあえて無視することにしよう。

 全員が喜び合っている中、エステバリス内のアキトさんから通信が入る。

 それにしても、バイザー取らない気なのかな?

『作戦は成功した様だな。

 こんなもんでいいのか、ユウヤ?』

 つけていた黒いバイザーを外して柔らかい笑顔を見せながら俺に言ってくる。

 うん、やっぱりアキトさんはこっちのほうが“らしい”よな。

 声質も、今までのダークトーンのものから、いつもの優しげな響きを持つ方に変わってるし。

「ええ、これで遅刻分はチャラってことにしときますね」

「あぁ〜〜〜〜!

 思い出したぁ!!アキトッ、アキトなんでしょ!

 も〜〜、なんで顔なんか隠してるの、全然気付かなかったじゃない!」

 いきなり騒ぎ出すユリカさん……。まぁ、気持ちはわからなくもないけど、人が喋ってるんだからもう少し自重してほしいかな?。ま、無理だろうけどね。

「ああ、やっぱりアキトはユリカの王子様だね!

 ユリカがピンチのときに、また助けに来てくれたんだもん」

 喜色満面……そんな表情で捲くし立てるユリカさんに、さすがのアキトさんも呆れてるみたいだ。……ん?それはブリッジにいる全員にいえることか……。

 (もっとも、約1名だけ別の理由でうなだれているみたいだけど……かわいそうに)

『あのなぁ……別に俺はおまえを助けるためだけに来たわけじゃないぞ。

 もともとこのナデシコに乗艦することになってたわけだし……』

 苦笑を浮かべつつ言うアキトさん。だけど、当のユリカさんはまったく聞いてないみたいだ。

 なおも騒いでいるユリカさんを止めるのは無理と悟ったのか、アキトさんは溜息を一つついた後に俺の方に向き直ると、

『そうそう、あの二人からビデオディスクを預かってきてるけど……、お前、またなんかやらかしたのか?』

 またって……、むぅ〜、やっぱ怒ってるか……?

「あの、一応確認させてもらいますけど、その時のあいつ等の表情……、どんな感じでした?」

 声が震えてるのを自覚する……、冷や汗もではじめたみたいだな……。

「ん?……確か、満面の笑顔だったような……。

 あ、そうだ、言付けも預かってるんだっけな。一回しか言わないからな。

 『楽しみにしててね(はぁと)』……だそうだ」

 血の気が引く。もしかして、本格的にヤバイ……か?

『…………まぁ、頑張れよ』

 あんまり慰めになってないって、気付いてますか?アキトさん。

「ヤバイ、これは本格的にヤバイ……、あいつらがやるといったらマジでやる。例えどこにいたって確実に不幸になるに決まってる……。

 何とかしなきゃ…………いっそのこと本気で逃げるか?

 いや、待てよ……今からでも何か言い訳を考えて……」

 思考がループする……。本気でどうしようか?

 

 

 

 












――ルリ・サイド――

 テンカワさんからの言付けを聞いてから、ユウヤさんの様子がなんかおかしい。

 顔が真っ青……って言うか、真っ白かな?

 艦長は艦長でいまだに一人で騒いでいるし……。

 テンカワさんは呆れてるし、キノコさんはうるさいし。

 その他色々な理由で騒いでいるナデシコクルー達。

 つまりは、よーするに、

「バカばっか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 












予告ナレーション

 絶体絶命・危機一髪。ついにその姿をあらわした我らがナデシコ。

 その行く手をさえぎるのは日陰に生えるキノコか、はたまたサ○ーちゃんのパパか?!

 どっちにしても碌な事にはなりそうにないが、ま、そこはそれ、知恵と勇気で切りぬけるのが王道だ!

 行け行け我らがナデシコ! 緑の地球は君の旅立ちを見守っているぞ!!

 次回、「僕らは旅立つ、『緑の地球』から」をみんなで読もう!!!























 後書き・・・という名の戯言

美奈様、もとい皆様はじめまして。作者のショーイです、不束者ですがどうぞよろしくお願いしますね♪m(_ _)m

ルリ「何をわけのわからない始め方してるんですか・・・」(冷やかな眼差し)

えっと・・・なんとなく・・・かな(爆)

ルリ「・・・バカですね。だいたい、序章の大部分を削って、その上たった2話しか書き上げてないのに初投稿とは、ずいぶん大それたマネをしてますね」

あうう・・・しょうがないんだよぉ。時間なかったんだからぁ(泣)

ルリ「そのわりには裏設定にはこってたみたいですけど・・・そこまでいけるんですか?」

頑張ります(涙)

ルリ「はぁ・・・、読んでくれてる人、いるんでしょうかね?」

ぐさぁ!! ぐはぁ・・・(吐血)

ルリ「ちょうど良い具合に黙りましたね。それでは、ここまで読んで下さった皆様、大変ありがとうございましたm(_ _)m

 幕が降りる。

 

 

 

 

代理人の感想

 

「不束者」って嫁入りの挨拶なんだけどなぁ(笑)。

まあ、それはともかく初投稿のショーイさん(旧HN:レキさん)です!

その初投稿のこの作品、どうやら逆行物の様ですが、

ぶっちゃけた話ナデシコ系では氾濫してるタイプのお話ですからその中で目立つのはなかなか難しい!

 

その点この作品はありふれた描写を削り、アキトではなくオリキャラ(しかもフクベの孫!?)

の視点からアキトを描く事によって、よくある逆行物のパターンからは外れています。

この点だけをとっても一歩抜きん出ていると言えるでしょう。

 

個人的には再構成もの(逆行もの含む)の類をどれだけ面白くできるかは

「設定」と「展開」をどれだけ面白く、かつオリジナリティ溢れるものにできるか、

にかかっていると思います。

 

ま、まだ始まったばかりですしどれだけ見せてもらえるのか楽しみに待つとしましょう。