For desierd tomorrow
第6話「謎の少女」

 爆発が宇宙に広がる。
 輸送船がガイのミスでバッタと共に爆発したのが全員の心に圧し掛かる。
 「・・・何か居る?」
 アキトが呟く。
 爆発の中心に人型の様な何かがある。
 『・分・・荒な・迎で』
 爆発の所為か、元々機械が悪いのか聞き取りにくいが、女の声がした。
 『生存者が居るのか?』
 爆発が収まるとそこには純白の機体。
 エステバリスとは違う機体だ。
 少なくともアキトの記憶にはまったくない。
 『・・セーレス、システム零、発動』
 再度、女の声がする。
 『レイリア!』
 それに応えるかの如くリリィも自分の機体のAIの名を叫ぶ。
 『受諾。システム零、発動しまーす』
 純白の機体は水色、リリィの機体は黒い光に包まれる。
 『テンカワ、何が起こっているんだ?』
 リョーコが話しかけてくるが、アキトにも分からない。
 「リリィが知っているようだから、後で聞こう」
 『・・そうだな』
 目の前の問題に意識を移す。
 輸送船が予定外の爆発である程度のバッタは在る筈のない輸送船を探していたようだが、
 目標消滅と判断して、次はナデシコを目標としたようだ。

 純白の機体が最初に自分の横に置いてあったコンテナをナデシコに向けて蹴った。
 『すみません、そのコンテナをナデシコに入れてください!』
 ユリカからの命令が飛ぶ。
 バッタからコンテナを守れという事か拾って格納庫に持って来い、どちらのなのか分かりにくい。
 『ナデシコが直接、コンテナを回収します。
  ナデシコ防衛に集中してください』
 それに気付いたのか、直ぐに補足説明が来る。

   『貴方がテンカワ・アキトさん?』
 腰のホルスターからライフルを取り出して撃ちながら、相手は喋ってきた。
 音声だけで、相手の顔は分からないが声からすると若い女性・・少女である。
 「・・・・リリィの知り合いか?」
 ライフルから放たれた光弾は10発にも別れ、それぞれがバッタを撃破していく。
 『リリィさんは元気にしていますか?』
 戦場でまず聞かれない様な言葉。
 随分と余裕があるのか、単に天然なだけか。
 「見ての通り、元気だが?」
 『そうですか。それは良かった』
 返事を返しながら、お互いがライフルでバッタを撃ち落して行く。
 リリィは刀から背中のバズーカ砲に持ち替えて、遠距離戦に移っている。

 ・・・・純白の機体の参戦により、当初より被害が少なく、早い時間で敵の全滅を確認。

 「ダイゴウジ様、何をお考えなのですか?」
 敵を倒し終わり、ナデシコに戻ったリリィの第一声である。
 リリィの漆黒の鎖が喋るたびに音をたてる。
 「決まっている、キョッアク星人をたおっ」
 ガイの台詞は途切れた。途切れさせられた。
 『キョッアク星人』でリリィは掌を拳にして、左足を僅かに後ろに動かす。
 『たお』でガイにボディブローを一発、拳を戻しながら左足で顎を蹴り上げる。
 【・・・・手加減してなかったな】
 リリィと訓練しているアキトには理解できた。
 「なあ、やっぱシャチホコか?」
 「いや、あれはエビだろ?」
 後ろでは整備員が純白の機体を見上げている。
 純白の機体の背中、スラスターと言うべき部分はまるでシャチホコやエビ。
 要するにエビの殻を繋ぎ合わせた様な形状である。
 「失礼な人ですね。シャチホコやエビ呼ばわりとは」
 少女の美しい声が整備員に投げかけられる。
 純白の機体から少女が降りてきた。
 整備員全員が少女を観察する。
 鮮緑色の長い髪と綺麗な水色の瞳の美しい少女だった。
 服装は何故か赤いジャケットに紫色のスラックス。  「リリィさん、元気にしていましたか?」
 アキトにした問いと同じ質問を本人に。
 「万葉様、どうして此処にっ!?」
 問われた本人は焦って自分の問いを優先させる。
 「・・・・・・元気にしているようですね」
 答えを言いたくないのか、自分で返事を導き出す。
 「失礼ですが、貴女は?」
 少女を見に来ていたプロスが問う。
 「私は葉月万葉。旅を好む者です。
  それで、貴方の名前は?」
 「おや、これは失礼。
  私はネルガル経理部のプロスペクターと申します」
 笑顔を貼り付けて、自己紹介。
 「それで、葉月さん。貴女はリリィさんとお知り合いのようですが何処で?」
 「・・・何故、そのような事を?少なくとも私やリリィさんは産業スパイではないですよ」
 声だけ聞いてみると、単なる世間話である。
 「それより先に私をこの船に乗せてくれますよね?」
 「それは・・・当社と無関係の方を船に乗せると言うのは・・」
 これについては葉月に分がある。
 破損が酷かったとはいえ、壊したのはこちら側。招き入れたのに放り出すとなると反感を買う。
 なにより、リリィと繋がりがあるとはいえ、先程見せた戦闘が眼を引く。
 「それとも、貴方方が壊した船の代わりでもくれるのですか?
  弁償すると言ってお金だけ手渡すはなしですよ」
 「仕方ありません。この艦に居てくださって結構です。
  しかし、不用意に歩き回らないでください」
 万葉の眼を観察しながら話す。
 「ネルガルに感謝を」
 そう言って、万葉は微笑んだ。

 「それにしても、迷うって変わった名前だね」
 プロスやゴート達がブリッジに戻って、パイロット達は食堂に向かっている。
 アキトは食堂で調理の練習でもしようと思っている。
 リョーコ達は少し空腹なので簡単な物、御握りでも食べようかと思っているわけである。
 「・・・・迷宮などの迷うを使っていませんか?」
 万葉が愛想笑いをしながらヒカルに問い返す。
 「違うの?」
 「私の名前は万葉集の万葉です」
 「マンヨウシュウ?なんだ、それ?」
 ・・・・言い方が悪い。
 これは別にリョーコやヒカルが知らないというのが悪いのではない。
 万葉集・・日本最古の歌集と言われ、作られたのは795年ごろ。
 それを2196年を生きるリョーコ達に分かれと言うのは少し酷である。
 「日本最古の歌集だそうです。知りません?」
 「「「「知らない」」」」
 アキト、リョーコ、ヒカル、イズミから一斉に否定の言葉を発せられる。
 「そうですか。それなら、万の葉と書いて万葉と読みます。
  万は一万、二万の万ですから」
 そう言って、指で万葉と書く。
 「ふーん、しかし災難だな。何してたんだ?」
 「火星に少し用がありまして」
 「火星に?」
 全員の足が止まる。
 「お前、今火星がどんな状態なのか分かっているのか?」
 「木星蜥蜴の占領下ですね」
 「それなら止めておいたほうが良いよ。この船もさ、火星に行くけど大変だよ」
 「そうね。今度こそ血生臭い花火が上がるわ」
 「・・なんか、最近シリアスばかりだね」
 リョーコ、ヒカル、イズミが多少の警戒心を持ちながらも親切に忠告する。
 「用事は1つ終わりましたが、大きな用事がまだ残っていますから」
 「用事?」
 「はい。火星でナデシコと合流しようと思っていたのですが、ここで合流できるとは思いませんでしたよ」
 「待て、迷う」
 後ろから男の声が。
 「恐らく字が違うと思いますが。確か・・・ゴートさんでしたね?」
 万葉が後ろを振り返ると、デカイオッッサンことゴートが立っている。
 「何故、軍人でもないお前がナデシコの事を知っている?
  俺の知っている限りでは葉月などと言う軍人はいない。
  ナデシコの名前は知れ渡っているとはいえ、それは軍とネルガルなどの企業だけだ」
 予測していたのか、万葉から離れるリョーコ達。
 離れていないのはアキトとリリィだけ。
 「それで、さっきから尾行して、何時でも銃を使えるように?」
 「気付いていたのか?」
 「これでも自信はある方だから。
  すみませんが、用件は単刀直入に。私は頭が悪いので」
 睨み合う。
 「ゴートさん、それくらいにしてあげたらどうなんですか?」
 「テンカワ、分かっているのか?
  そいつはスパイかも知れないんだぞ?特に今の火星の用事・・最悪、木星蜥蜴のスパイかもしれん」
 アキトが動けば、リリィが動く。
 「御主人様、今此処でゴート様と事を荒立てては」
 ゴートに賛同しているようだが、さりげなく左腕を直に動かせるようにしている。
 「プロスペクターさんは乗船を許可してくれましたが」
 「それはあくまで保護するだけだ。
  すまないが、お前の疑いがはれるまでは俺の部屋にいてもらう」
 ・・・・・沈黙が通り過ぎる。
 「・・食堂に行きませんか?」
 万葉が取り合えず、近くに居たリョーコに尋ねる。
 「ああ、そうだな」
 リョーコも同意して、歩き出す。
 「待て、その女の言うことを聞く?
  俺の部屋でおとなしくしてもらうだけだ」
 「ゴートさん、相手は女性なんですからそれ、問題になりますよ」
 アキトが親切心で何故、沈黙が通り過ぎたか教える。
 「だから、さっきから言っているだろう。
  俺の部屋でおとなしくしてもらうと」
 「なら、ゴートさんは何処で寝るんですか?」
 「決まっている。俺の部屋・・・・むう」
 やっと気付いたようである。
 「しかし、監視しなければ。寝る場所はミスターに頼もう」
 「わたしが使っている部屋はどうでしょうか?あと1人ぐらいなら大丈夫だと思いますが」
 リリィが部屋割りの提案する。
 「そうか。なら、少し厄介になろう」
 「ゴート様、死んでみますか?」
 微笑みながら、鎖で攻撃する準備をする。
「・・・・貴方の業、代わりに背負ってあげても良いですよ?」
 万葉は微笑を浮かべ、右手を上げている。
 「それ、どういう意味?」
 「死にたいなら、殺してあげる。
  貴方の事はずっと覚えていてあげるから安らかに死んで。
  そう、解釈してください」
 微笑みながら、ヒカルの問いに答える。
 「万葉様、こんな者を覚えておくなど、邪魔になるだけです」
 ついに完全に嫌われたか。ゴート、こんな者扱いされる。
 「ゴートさんもリリィも落ち着いて!皆もその場の空気に乗らないで」
 「・・・まあ、確かに悪ふざけが過ぎるな。
  おい、オッサン。オッサンは強引過ぎるんだよ」
 「・・確かにさっきのは行き過ぎた行為だったかもしれん」
 「だったかもしれんではなくどう見ても行きすぎです」
 ゴートの反省もリリィには関係無い。
 「もう、止めましょう。私も悪乗りしすぎました。
  お互い、水に流せばすむ話です」
 「そうだな。今度は大人しく尾行と監視だけにする」
 「何も分かってねえのか!!?」
 ゴートの返事にリョーコは叫んだ。

 結局、ゴートは万葉とアキトの説得により倒されずにすんだ。
 もっとも、ナデシコ女性クルー全員から信用を損ねたそうだが。


 「今回は災難でしたね。テンカワさん」
 あれから時間が過ぎ去り、艦内時間では夜。詳しく言えば深夜である。
 アキトの部屋に来客。客は2人。
 万葉とリリィである。
 「災難?」
 「輸送船の事です」
 オウム返しに聞き返すアキトに答えを教える。
 「それは君の方じゃないのか?」
 「いえ、あれは修理どころの被害ではなかったので。
  私は輸送船の救助ができなくて残念ですね、と言っているんです」
 「・・・・命があっただけで十分と思わないと」
 「そうですね。戦場において油断する者は死にます。
  ですが、貴方はあの程度のバッタでそう思うのですか?」
 「何が言いたい?」
 「私は貴方を手伝いに来たのですが、
  それが限界なら実戦訓練をしなければなりませんね」
 リョーコ達と話していた時に纏っていた優しい雰囲気は無い。
 「万葉様、御主人様にそのような話しに来たのではないのでは?」
 リリィが焦りながらも、話を一時止める。
 「少し好戦的になっていました。すみません。
  ・・・今の貴方方の発揮できる実力を見せてもらったのですが」
 「なるほど、そういう事か。それで?」
 「とりあえず、クリアー、ですね。
  味方が救助対象を事故とはいえ破壊してしまうのは問題外ですけど」
 万葉が全体評価をつけ、個人評価に移る。
 「まず、テンカワさん。
  貴方は大丈夫です。あの程度のバッタなら問題はない。
  しかし、他人と連携を取っていない気がします。
  リリィさんはブースト・キャノンを使いすぎです。
  あれは貴方の集中力を削ります」
 「・・・そうか」
 「分かりました」
 「それと・・・」
 言葉をきり、万葉はアキトを見ている。
 言うべきか、言わないべきか迷っているようだ。
 「なんだ?」
 アキトの何気ない言葉で決心がついたのか口が開く。
 「テンカワさん、貴方が自分の身体を鍛えている事は知っています」
 アキトは驚かない。別に知っていてもおかしくないと判断したからだ。
 「ですが、以前ほどの・・・Prince of darknessと呼ばれた時の身体にはなれません」
   「!・・・どういう意味だ?」
 これには驚きと怒りが、名前は気にしないが、自分の計画が否定されるような言葉がくるとは。
 「正確に言えば、以前と同じ時間、同程度の訓練ではなれません。
  貴方に使われていたナノマシン、あれは貴方の肉体を蝕んでいましたが、
  貴方の素質と言いましょうか・・能力の限界や成長速度を向上させていました。
  取り除かれた今ではその時ほどの力を求めることは出来ません」
 アキトには万葉の言葉が冷たく絶望的に感じられる。
 「なら、どうすれば良いんだ?」
 搾り出すように万葉に問いかける。
 「とにかく、貴方の計画を続けてください。
  貴方の肉体については私が打開策を考えておきます」
 そう言って、立ち上がる。
 「・・・御主人様、お休みなさいませ」
 万葉が立ち去ろうとするのを見て、リリィも立ち上がり、アキトに一礼する。
 万葉とリリィが部屋から立ち去って、アキトは背中から倒れこんだ。
 「・・・・・・俺は一体、どうすれば良いんだ?」


 「万葉様、お待ち下さい」
 「何?」
 リリィが走りよって、万葉の前に立つ。
 「どうして、御主人様にその事を。
  それに何故あのような態度を取られたのですか?」
 「・・・・何時かは知らないといけない。
  それに彼はまだナデシコの生活になれてはいない。
  リリィさんにも分かっていると思っているけど?」
 「それは、分かっております。御主人様が、?」
 そこで、万葉は自分の人差し指を唇に当てている。
 「出てきたらどうですか?プロスペクターさん?」
 万葉が通路の角に語りかける。
 「・・・気付いていましたか。
  ゴートさんの言うとおり、注意が必要ですね」
 「私に何か用ですか?それともリリィさんに?」
 笑顔を貼り付けた者と優しい雰囲気を纏う者。
 お互いに距離、隙を窺いあっている。
 「御二人に用があるのです。
  ああ、別に誰にも知られずに艦から降りてくださいなんて言いませんからご安心を」
 敵意が無い事を示したいのか、両手を広げる。
 「貴方方はいったい何者なのですか?
  あのシステム零という技術、そしてあの武器。
  さらに貴方達個人の能力。
  一体、貴方方の組織の目的は何なのですか?」
 「答えなければ、力ずくでもですか?」
 万葉の言葉にリリィは左足を後ろにずらす。
 「・・・できれば、そうしたいのですが」
 「分かりましたよ。
  しかし、リリィさん、組織の事も話していたのですか?」
 「申し訳ございません」
 「それで、目的とは?」
 「その前に2つほど質問に答えてもらいたい」
 「・・・構いませんよ。何を聞きたいのですか?」
 「何故、自分の疑問を素直に聞いてくるのですか?」
 「下手に策を弄するより、素直に正面から行く方が良い事もあるのですよ。
  ちょうど貴方の様に」 
 経験と実績を兼ね備えた年長者の笑みを見せる。
 「私達の組織の目的は・・・自己満足です」
 「は?・・・・いえ、できれば本当の事を言って欲しいのですが」
 自己満足などという答えが返ってくるとは思わなかったようだ。
 年長者の顔から呆然とした顔に一変する。
 「もしかして、宇宙の平和とか正義の味方と思っていたのですか?」
 「そうですね。わたしは宇宙の平和や正義に興味なんてありません。
  御主人様が幸せに時を過ごせるならそれで構いませんから」
 万葉の言葉にリリィの本心が出てくる。
 「はあ・・・・今回の事は個人と言う訳で。
  2つ目の質問をしていませんでしたね。何を聞きたいのですかな?」
 「これは簡単です。
  プロスペクターさん、ネルガル・シークレット・サービスの長である貴方が、
  何故、ナデシコに乗っているのですか?」
 万葉の質問に空気が変わった気がした。
 「・・・・・そこまで知っていたのですか」
 「私を消しますか?私はこう見えても強いですよ」
 「・・・止めておきましょう。
  死体を出してしまうのは不衛生ですし、処理も大変ですからね」
 「そうですね。
  それで、ナデシコは強力な戦艦だが火星に行くのは自殺行為に近い。
  目的は幾つかあると思いますが、
  資源と研究データ及びフレサンジュ博士の回収。
  そして、社運を賭けたプロパガンダ。違いますか?」
 「・・・・何者です?
  テンカワさんも注意すべき人ですが貴女はそれ以上です」
 プロスの言葉から普段の柔らかさが取れていく。
 「ネルガルの仮面の道化師、何を恐れるのですか?
  私は旅人、葉月万葉と言う仮の名を持つね。
  そんな事より寝て良いですか?明日は火星に到着します」
 リリィが自分の部屋の扉を開き、万葉が入ろうとする。
 「ああ、言い忘れる所でした。
  火星付近の敵第一陣は倒しておいてあげました。
  でも、火星での戦いは観戦に徹したいので」
 「プロス様、お休みなさいませ」
 リリィも自分の部屋に入り、鍵をかける。
 「・・・・取り合えず、敵ではないと言うことですか」
 プロスの呟きはさらに苦労が増えた事を自覚する者の呟きだった。

                                  第6話 終
 後書き
 作者シュウ:やっと万葉を登場させることが出来た。
    万葉:こんにちは、葉月万葉(はづき まよう)です。
   シュウ:分かっていると思いますが、木星の方の万葉(かずは)とは別人です。
       それ以前にどうやって、カズハって読むんだ?
    万葉:それにしても、良かったのですか?私の名前が行き成り偽名と言うのは。
   シュウ:なんとなくね。少なくとも優華部隊が出る頃には本名が出るでしょう。
       これは判定するけどね。3Dで6以下が出れば、名前が偽名と公表されます。
    万葉:ところで、私とプロスペクターさんが戦うと言うのはあったんですか?
   シュウ:無い。話しだけで終わらせるつもりだった。君の能力、高いからね。
リリィが行き成り、最上級の好意と敬意である名前に様付けという所から判断して。
       下から肩書き、名字+様、名前+様、御主人様(アキト)、だから。
    万葉:・・・名前の言い方=実力じゃないですけど。
       実際、リリィさんが言うのは、
       「御主人様」「ルリ様」「ミナト様」「ラピス様」後は私ぐらいですから。
   シュウ:それで話を戻すけど、実際の所、私のSSでは畑違いだぞ?
       私の中では、シークレットサービスは主に諜報関係だと言う妄想があるから。
       だから、プロスは忍びからの必殺とかは得意だが、戦いは得意じゃない。
       一対一で正面から行けば、戦闘のプロには負けます。

 

 

 

代理人の感想

あ、生きてた(爆)。

しかし、「万葉」と書いて「まよう」ってのはどこかで聞きましたが(玉繭とかだったかな)、

何度聞いても妙な名前に聞こえます(爆)。

いや、名前というか読みが少々苦しいかなと。

 

ちなみに「万葉集」ですけれども地球が統一政体のもとに有るのであれば

「日本史」という科目が消滅している可能性もありますが、

「国語」や「古文」(つまり、地域ごとの言語教育)が消滅している可能性は低いので

学校教育で教わるんじゃないかと思います。

ナデクルーたちは日本語で会話してるわけですし、日本語教育で万葉集を教えないと言うのは

ちょっと有り得ないかなぁと・・・・否定的ですいませんね。