インディペンデンス。

 それは、統合宇宙軍から派生した独立部隊である。

 その実力は、宇宙でもトップクラス。

 ミスマル・コウイチロウを最高司令官とする、最強部隊である。

 構成員は“火星の後継者”との闘いで、火星の後継者側につかなかった者達で構成されている。

 インディペンデンスに直接、指令を与えられるのはコウイチロウだけである。

 あらゆる権力も、インディペンデンスの前には無力に等しく、

 必要があれば、統合宇宙軍の全軍を動かすことも許可されている。

 その部隊の筆頭は、ナデシコCとホシノ・ルリ、ナデシコB、そしてミスマル・ユリカなど、

 あらゆる分野でのエキスパートが勢揃いしている。

 インディペンデンスは、統合宇宙軍から独立した組織である。 しかし、その予算は統合宇宙軍から出ている。(笑)

 主な任務は宇宙海賊の討伐や、

 宇宙で行われている違法行為の取り締まりなどである。

 そして、インディペンデンスの本当の仕事は、“火星の遺跡”、演算ユニットの守護であった。

機動戦艦ナデシコ

「瞳に映る闘いの果て」

第五話 「統合宇宙軍 独立組織 インディペンデンス」





 インディペンデンスの活動拠点は、火星の傍にあるコロニーだ。

 ここには、インディペンデンス関係者しか入れない。

 その理由としては、演算ユニットを奪おうとする者達が、コロニー内にジャンプしてこれないようにする為である。 

 そう、このコロニーに演算ユニットが安置されている。

 秘密厳守。 

 徹底した監視体制。

 それが、演算ユニットの守護者たちが行っている鉄則であった。











 インディペンデンス総司令室。

 「この度、インディペンデンスに配属された神代・師走です」

 「統合宇宙軍准将、テン・・・・じゃなかった、ミスマル・ユリカです。ブイ!」

 (ブイ!?)

 一瞬、顔を歪めるが、すぐに元の無表情に変わる神代。

 「神代君の階級は中佐だ。これから、ユリカへの配属となる、仲良くやってくれ・・・」

 すかさず、説明へと移行するコウイチロウ。

 「宜しく〜」

 「はぁ・・・・宜しくお願いします」










 

 神代とユリカが案内の為、部屋を出て行った直後。

 コウイチロウはコミュニケを操作し始めた

 「・・・・・・・ハーリー君」

 『あっ、はいなんでしょう。総司令』

 「神代・師走に関する情報、調べ尽くしてくれ」











 「神代さんが乗るナデシコCは今、地球で整備中だから此処にはないんだけどね」

 「はぁ・・・・・」

 生返事で返す神代。

 何故か嬉々として、説明を始めるユリカ。

 丁度、その時、三郎太が二人の近くを横切った。

 「・・・・・あっ、三郎太さ〜〜ん!!」

 「えっ、ああ。提督に・・・・・・・・・・・・・・神代?」

 驚愕と、一瞬、垣間見えた怒りの表情。

 無論、ユリカが気づくはずも無い。

 「久々だな。高杉・三郎太」

 「・・・・・・生きていたのか」

 「えっ、お二人は知り合いなんですか?」

 「ええ、私は木連出身なんです」

 嬉しそうに問うユリカに、無表情な顔で答える神代。

 「そうですか〜!じゃあ、お邪魔しちゃ悪いので、

 高杉さん。神代さんを案内してあげてね!!」

 有無を言わさずに立ち去るユリカ。

 その後姿は、どこか儚げにも見えた。



 「・・・・・・・神代、何しにきた?」

 「就職したのさ」

 「・・・北辰の愛弟子」

 「昔の話だ」

 三郎太の言葉の中からこみ上げてくる、怒り。

 三郎太の怒りは、最高潮に達した。

 「あの子を、名花を殺した男が!!」

 三郎太の叫びが、廊下にこだました。

 「君の、最愛の妹か?」

 「そうだ!貴様が殺したんだ!!」

 三郎太は今にも殴ってきそうな勢いだ。

 それに対する神代は、無表情である。

 「神代、貴様いつか殺してやる!!」

 三郎太は、怒鳴ったあと、静かにその場を立ち去った。





















 高杉・名花。

 享年、十八歳。

 死因は、首を鋭利な刃物で斬られたことによる、出血死。

 犯人は不明。






 

 高杉・三郎太がホシノ・ルリに付き従い、

 またルリを大切にしているのは、どことなく妹に似ていたためであった為かもしれない

 外見でなく、その寂しそうな雰囲気に、

 三郎太は、妹の影を見たのかもしれない。





















 あとがき

 どうも、ペースを元に戻すとか言っておきながら、更新が遅れに遅れたT氏です。

 表現力や構成が出来ていない・・・・・・未熟者ですね、私は。

 しかも、短いし・・・・・・。

 未熟の象徴とも言えるオリキャラ、高杉・名花。

 高杉・三郎太の妹です。

 三郎太に妹がいた、というのは私が勝手に考えた設定です。

 実際、三郎太の家族構成がどうなっているのか、私は知りません(爆)。

 ところで私は最近、一人称の研究の為、“Kanon”というゲームのSSを書いています。

 一話しか、まだ書けていませんが・・・・・(苦笑)。

 連載物なのですが、どこにも公開されていない代物です。

 ・・・・というか、私はActionにしか出没しませんし。

 誰か「欲しい」と言う方は、T氏宛にメールを下さい。

 ついでに感想も頂けると、嬉しいな〜〜(笑)。 

 それでは、皆さん。未熟者の話を最後まで読んでいただき有難うございました。

 また、お会いいたしましょう。

 某友人 「欲しいと言って下さる方がいるのか?」

 T氏 「うっ、それは・・・・・・」

 

 

 

代理人の感想

いやまぁこの長さだと構成も何もないんですけど(爆)。

とはいえTさんの作品は一話ごとに一応の起承転結を付けているので短いながらも読みやすくあります。

(例えば今回はサブロウタの妹の話によって一応の「結」がついていますよね)

「一応」と言うのは短すぎて明確に話の形を為していないからです。

一話をもう少し長くしてこの線を進めてみてはいかがでしょう。

 

あと、冒頭のインディペンデンスに関する説明の部分ですが

「ある」「ある」「いる」「いる」と、同じ語尾を続けるのは

文章がクドくなりますので意図した強調でない限りやめておいたほうが無難かと。