『漆黒の戦神』テンカワ アキトが『跳んだ』先は、西暦2178年の火星。

 そこで『天枷親子』に出会った。

 アキトは博士の助言により、天枷家の養子『天枷明人』として初音島に住んでいる。

 そして『朝倉純一』を始めとするいろいろな人物と出会った。

 まぁ、こんなドタバタメンバーと毎日を過ごしている訳だ・・・・・・





 いろいろと問題が重なったが無事に出航したナデシコ。

 だが、問題は無くなっていなかった。

 サイボークとは? 錬金術とは? FULLMETAL SOLDIERとは? 杉並とは?

 度重なる謎がナデシコを襲うのであった。

 そんなメンバーの中、誰として緊張感が無かったのだった。

 さてさて、今回はどうなる事やら・・・・・・





 これは3回目の逆行をした『漆黒の戦神 テンカワアキト』とその仲間達のマイソロジーである。
















FULLMETAL SOLDIER



第13話 鋼の身体












−ナデシコ 医務室

 俺が経緯を話し終えるとしばらく静寂が続きルリちゃんが口を開いた。

ルリ「・・・・・・そ、それで自分がサイボーグだった事に気付いたと?」

アキト「ああ」

 シンと静まる一同。

 そんな中、疑問に気付いたのかルリちゃんが続けて質問する。

ルリ「ちょっと待ってください。 先程の戦闘ではアキトさんの腕はガトリングガンだった筈では・・・・・・」

 その言葉にユリカとプロスさんも「あっ」と気付く。

アキト「・・・・・・『MIRA』」

ルリ「え?」

 俺の発した分からない単語に「?マーク」を浮かべる一同。

アキト「その説明をするには『MIRA』の説明をしないといけない」

プロス「なんなんですか? その『MIRA』と言うのは」

アキト「おれの身体を作っている金属ですよ」

ルリ「でも、『MIRA』という名前の金属はありません」

 ルリちゃんが映し出したモニターには『No File』とか『無い』『ありえない』とか書かれている。

アキト「まあな。 なんせ、俺達にも解明できない金属だし」

 俺の話を要約すると以下の通りだ。

 俺の身体を成分的に言うと6割が機械、4割が生体であった。

 そして皮膚などに使われていた金属は最も人間の皮膚に近い金属として昔、博士の友人達で研究していた金属だったという。

 その研究チームには火星で出会ったドクターJなる人物も加入していたらしい。

 簡単に言えば、この特殊金属『MIRA』は成長する金属であるのだ。

 現に俺は5歳の頃からちゃんと身長も伸びたり体重も増えたり、人間とまったく代わらない成長速度であった。

 その成長は身長とかだけではなかった。 ちゃんと左手の武器も成長するたびに変化している。

ルリ「変化・・・・・・ですか?」

アキト「そう。 変化」

ユリカ「ねえねえ、アキト! 他に何があるの〜?」

 隣のユリカがキャアキャア煩いのを我慢しつつ、俺は過去の自分の左腕を思い出していた。

アキト「う〜ん。 リボルバーにサイコガン、ドリル、バズーカ、包丁、ペーパーナイフ、印鑑・・・・・・」

 次々と挙げていく内容に呆れつつ、皆は黙って聞いている。

アキト「―――で、ハリセン、花、火炎放射器、注射・・・・・・ぐらいかなぁ」

 ざっと20以上はある変化にやっぱり皆は完全に引いていた。

ルリ「あの・・・・・・花というのは?」

アキト「ほら、マジックであるだろ? 棒を引き抜いたら花になった―――って奴。 あれ」

 完全に「花なんて何に使うんだ?」って顔しているよ・・・・・・ (   J J J

アキト「いや〜でも、ミスリルの忘年会でやったらウケてさ〜結構、便利だったなぁ〜」

 あの時は大変だったなぁ〜 任務中に変化した事が分かってあやうく蜂の巣になりかけたし・・・・・・

眞子「そういえば、大晦日の宴会でも盛り上がったよね」

萌「まさか、花と一緒に鳩さんがでるとは〜」

純一「しかも、萌先輩が投げ包丁で鳩を捕らえて、鳩鍋を作り始めた時は大変だったよな」

 なつかしながらウンウンと頷いている俺ら。

 無論、他の皆は完全に引いていた。

プロス「つ、つまり・・・・・・どういう事ですかな?」

アキト「あー要約すれば、人間に遥かに近いサイボークなんだな」

ルリ「なーんか、納得できないような・・・・・・」

 俺も納得していないよ。

プロス「それで金属の名前はどうやって? 正体不明なのでしょう」

アキト「ああ。 博士の研究中の時は実験番号『4896』だったんだ」

 その番号が味気ないと俺が提案して、錯誤した結果・・・・・・・

 たまたま読んでいた漫画の金属と同じ性質みたいだから、名前を無断で拝借したのだった。

アキト「それで、その漫画の名前が・・・・・・」

一同『いいです。 言わなくて』

 一斉に否定する。 なんでだ?

 その時、ユリカが近くのティッシュ箱から一枚引き抜き、『こより』を造り・・・・・・

ユリカ「じゃあ、・・・・・・あっくしょぉぉぉぉぉん!!

 どんな、くしゃみだよ。 (   J J J

 そして、鼻水が垂れたままのユリカが俺を凝視する。

ユリカ「ちっちゃく、ならないね」

アキト「なってたまるか!!」

 等のやり取りの中、ルリちゃんも心の底で「ちっ」と舌打ちしていたのは俺も知らなかった。

ルリ「じゃあ、錬金術についてですけど・・・・・・・」

 ――ピーピーピー

 ルリちゃんが話を切り出した途端、通信のコール音が鳴り響いた。

 プロスさんが「やれやれ」と通信回線を開くと、相手はゴートさんだった。

ゴート『ミスター、そろそろ時間だ』

プロス「もう、そんな時間ですか」

 残念そうに回線を切り、

プロス「お喋りはここまでです。 艦長、ルリさん、ブリッジに上がりますよ」

 プロスさんの言葉にルリちゃんは仕方なく立ち上がり、ユリカは・・・・・・

ユリカ「いや〜ユリカ、ここにいる〜〜〜」

 と、ちゃぶ台にしがみ付いて離れない。

 駄々をこねる艦長に仕方なくプロスさんはちゃぶ台ごとユリカを引きずり部屋を出る。

 その際に「天枷さん達もどうですか?」という事で俺と純一(ブリッジが見たかったから)も付いていく。










−ナデシコ ブリッジ

 俺達がブリッジに入ると中にはブリッジクルーが揃っていた。

 クルー達は俺と純一よりちゃぶ台に少し驚いていたが何も無かった様に集まり出し、軽く自己紹介を行った。

 そして、ようやくプロスさんが本題を切り出した。

プロス「―――と言う訳で、色々と省いて火星に行きます

アキト・純一「「省きすぎだろ」」

 どんな説明だよ!!

ナデシコ一同『なるほど〜〜〜』

アキト・純一「「今ので納得するのか!?」」

 どうやら、納得したようです。

ミナト「要約すると、そのスキャパレリプロジェクトってので火星に行くんでしょ?」

 えぇぇぇぇ!? そこまで分かるのか? 今ので・・・・・・

プロス「その事はまだ先の話ですよ」

 プロスさんが他の皆に分からない様にミナトさんに耳打ちすると「あっ、そっか」と何故か納得していた。

 ・・・・・・・納得するのか? それに先の話って何!?

プロス「―――と言う訳で、この艦は火星に・・・・・・」

???『そうは行きません!!』

 プロスさんが言い終わらない内に誰かの声がブリッジ内に響く。

 ・・・・・・あれ?

 その声の持ち主と思われたオカマ野郎を見るが普通に腕を組んで立っている。

 ―――って事は、誰だ? 今の声は・・・・・・

 ――プシュー

 そんな事を疑問に思っているとブリッジのドアが開き何名の軍人が入ってくる。

軍人「そのままでいてもらおうか!!」

 ジャキッとクルーの皆に対して銃を構える。

プロス「な、何なんですか? 貴方達は!!」

軍人「我々は地球連合軍だ。 これより、この艦は我々の指揮下に入る」

 そんな勝手な事を言う軍人にプロスさんが何か文句言っているが聞いて貰えていない。

 ただ、俺が気になるのはムネタケが何もしていない所だ。

軍人「ムネタケ中佐。 何をしているんですか? 中佐も・・・・・・」

ムネタケ「大尉・・・・・・残念だけど、私はゴメンよ」

 軍人(大尉)がムネタケに「参加しろ」と強要するがムネタケが否定した事は意外だった。

 もちろん、ルリちゃんも意外だったのか顎が外れたように口を開けている。

 ・・・・・・ルリちゃん、一応美少女なんだから、その顔はヤバいって。

大尉「どういうつもりですか?」

ムネタケ「聞こえなかった? 私は降ろさせてもらうわ、この作戦」

大尉「理由を聞かせてもらいましょうか」

ムネタケ「理由? もちろん、この作戦が100%失敗するからに決まっているでしょう

一同『―――――!!!』

 ムネタケの口から出た軍人であるべきじゃない発言に軍人達を始めクルー達も動揺していた。

ムネタケ「そう・・・・・・彼がいる時点で」

 と、俺に視線を移す。 まぁ、確かにこんな軍人―――雑魚なんて簡単に殺れるけどさぁ・・・・・・

大尉「・・・・・・いいでしょう。 現時点でこの作戦は『私の』指揮下に入りますが?」

ムネタケ「いいわよ」

 要約すれば「この作戦での手柄は俺の物だ」って事か・・・・・・

ムネタケ「彼を相手にできるならね」

 と俺に振るのでワザとポキポキと手を鳴らす。

 大尉の後ろの連中はその動作に少しビビッたのか少し引く。

 そういう時に『FULLMETAL SOLDIER』の異名が役に立つ。

 だが、大尉が平然といる姿は少し気になる所だ。

プロス「―――と言う訳で、怪我をしたくなければただちに退艦を・・・・・・」

 ――ピーピー

 プロスさんが言い終わらない内に大尉に通信が入った。

軍人『大尉!! 食堂の制圧に成功しました!!』

 ―――と、その通信を始め次々と「制圧完了」の報告が入ってくる。

 だが・・・・・・

大尉「どう言う事だ!? まだ、医務室と格納庫が制圧できんとは!!」

 通常、艦をジャックするには数ヶ所を絶対に制圧しなければならない。

 まずはブリッジ。 これは常識である。

 次に格納庫。 ジャックした艦の艦員に武器を与えないためである。

 そして食堂。 ここは格納庫の次に刃物等の武器になりそうな物が揃っているからである。

 最後に医務室。 多種類の薬品は使いようには武器にもなるし、治療にも必要だからだ。

 少なくとも、この4ヶ所は絶対的に制圧したいのだ。

 しかし、その内の2ヶ所が制圧できないと言う。 まぁ、理由は分かるが・・・・・・

 と、ここで我慢が切れたのか大尉の方から連絡を入れる、すると・・・・・・










 格納庫の場合・・・・・・

軍人『す、すみません。 たまたま居た女も取り押さえようとしたら近くに居た傷のある男突然に発砲してきて・・・・・・

 ――バァン バァン バババババババ

 画面の向こうから物凄い発砲音が聞こえてくる。

軍人『すると、取り押さえ損ねた女が何処からかハリセンを取り出して・・・・・・

 ――スパーン スパーン

 またしても画面の向こうから景気の良いハリセン音が聞こえてくる。

 ――プツ

 それだけを聞くと、大尉は通信を無言で切って・・・・・・

大尉「ここは民間艦だよな? 吉本じゃないよな?」

一同『あたりまえじゃん。 何言ってんの』

 この時、大尉は少し泣きたくなったと言う・・・・・・










 医務室の場合・・・・・・

軍人『や、やめてくれ・・・・・・その、鍋だけは・・・・・・ギャァァァァァァッ!!

 ――プツ ツーツーツー

 音声のみの通信が途切れブリッジいる皆は絶句していた。

大尉「・・・・・・無かった事にしましょう」

 名も無き軍人さんに合掌。 それよりも、萌先輩ったら暴走しているなぁ・・・・・・










 丁度その時に海面から大型の戦艦が3隻現れ通信を要求してきた。

 無論、俺とルリちゃんは相手を知っている訳で回線が開く直前に耳を塞ぐ。

コイチロウ「ユ〜リ〜カーーーーーーー!!」

ユリカ「お父様ーーーーーーー!!」

 ――キーーーーーーーン

 俺とルリちゃんを除く皆が頭を抑えながら頭痛を訴える。

 ミスマル提督・・・・・・腕を上げましたね。(おい)

純一「う、裏切り者・・・・・・」

 俺に手をワナワナと振るえながら差し伸べる純一。

 ―――って誰が裏切ったんだヨ。 (ニヤリ)










 ―――とまぁ、そんな事がありながら色々と相談のためにプロスさんが地球軍の戦艦に出頭する事になった。

 同時にユリカ(とおまけのジュン)も付いて行った。 ―――って何しに行ったんだ?

 とにかく、3人がブリッジから退出し提督から通信が切れた時に事は起こった。

大尉「さて・・・・・・一緒に艦まで来て貰いましょうか? FULLMETAL SOLDIER殿」

 ジャキと降ろしていた銃を再び俺に向けて構える。

アキト「理由を聞こうか? それは命令なのか?」

大尉「理由は貴方を軍に協力させるためですよ」

アキト「それで命令が来たのか?」

大尉「つい先程、提督はこの事は知りません」

 なるほど、提督を出し抜くって訳か。 こんな馬鹿をするのは大方、米方面の方の上層部――ジジィども――だな。

アキト「俺をそう簡単に扱えるとでも?」

大尉「これを見てもどうですかね?」

 大尉が通信機を軽く操作すると1つの画面が出てくる。 そこに映し出されていたのは・・・・・・

純一「美春!!」

アキト「・・・・・・・・・・」

 俺の義妹の姿であった。

 どこも異常は見られないし捕まった様子も見れない。

大尉「今はまだ食堂で監視している状態ですがもし貴方が断れば・・・・・・」

 その先は言わなくても分かった。 美春を人質にする気だろう。

ミナト「その娘は関係無いじゃない!!」

大尉「しかし、彼の妹だ。 少なくとも関係が無い訳じゃない」

メグミ「それが軍のする事ですか!?」

大尉「平和を守るためには容易い犠牲ですよ」

 その言葉にキレたのかクルー達がギャーギャー騒ぎ立てるが軍人が銃を向けると黙ってしまった。

 けど・・・・・・俺は反論してくれた皆の気持ちが嬉しかった。

大尉「それではお答えいただきましょうか? FULLMETAL SOLDIER殿」

 まるで皮肉の様な口調でアキトに再度確認する大尉。

純一「アキト!?」

 分かってる!! もし、ココで軍の言いなりになったら俺は人としていられなくなる。

 だけど、断ったら美春が・・・・・・

 悩んで数秒。 その時間は俺には数分、数時間にも感じた。

 そして、俺が下した結論は・・・・・・

アキト「分かっ・・・・・・」

 どこぉぉぉぉぉぉぉっ!!

 俺が下した結論が突然の爆発音でかき消された。

 そして、爆発音と共にブリッジのドアが吹っ飛び発光する。

 この発光には見覚えがあった。 練成反応だ。

 とにかく、練成反応を起こしたドアは形が変化して俺をスマキにする。

 この間、わずか1秒弱。

 俺には十分に反応できる時間だが、あんまりにも突然だった事と美春の事もあったので反応が遅れてしまった。

 そして、ドアがあった場所から、俺をスマキにした犯人が入ってきた。

 1人は身長180あるぐらいで眼鏡に無精髭の中年男性。

 もう1人は2mを超す大男で少しロールの掛かった前髪のみの特徴ある前髪に上半身裸のマッチョだった。

 2人に共通する物は・・・・・・軍服である事。

 そして、その軍服が東方司令部の物では無く西欧方面の軍服である事だった。

 さらに付け加えれば俺はその2人とは顔見知りであった。

大尉「誰だ!?」

 突然の乱入者に驚く大尉。

ムネタケ「知らないの? 西欧方面のヒューズ中佐とアームストロング少佐よ」

 答えたのは意外にもムネタケだった。 なんだ、コイツも顔見知りかよ。

ヒューズ「よぉ〜ムネちゃん。 久しぶり〜」

 ニカニカと笑いながらムネタケの方に歩み寄る中佐。

 ―――って、ムネちゃん!?

ムネタケ「貴方も相変わらずね。 何時ココに?」

ヒューズ「ちょっと少佐と野暮用でね。 んで、偶々この艦をジャックしろって上が五月蝿くてさ〜」

 「まいったよ、ハハハ」と談話し始めるおっさん2人。

アキト「・・・・・・それで俺がこんな目に合ってるんッスか?」

 完全に俺の事を忘れたのか中佐が俺の方を向き、

ヒューズ「おおっ、久しぶりだな。 何してんだ? そんな所で」

 腰を落として俺の視線に合わせてくれるヒューズ中佐に皮肉を沢山込めて「あんたらのせいだ」と言っておく。

ヒューズ「おおっ、そうだ。 忘れ物だ・・・・・・少佐」

アーム「はい」

 少佐がドアの外から何かを肩に担いでブリッジに入ってくる。

 そして、『ソレ』を俺の隣に転がす。 それは・・・・・・

純一「そ、宗介!?」

 純一の言うとおり、『ソレ』は宗介だった。 しかも、俺と同じくスマキにされて・・・・・・

アーム「うむ。 我輩達が到着すると模擬戦をしていたのでな。 これは我輩も参加せねばと思って・・・・・・」

 「アームストロング家代々の」とか話をしているが後は聞かない方がいいだろう。

 まぁ少佐が模擬戦だと思ったのも間違いじゃないな、なんせ宗介は致死ゴム弾使用だし・・・・・・

ヒューズ「―――と言う訳で行こうか?」

 その言葉を合図に少佐が俺をヒョイと担ぐ。

大尉「ちゅ、中佐!? これは、一体・・・・・・」

ヒューズ「ああ、俺らにな、お前らの手伝いをしろって指令だ。 今回の俺らの存在は非公式だから大尉の手柄だよ」

 その後半の言葉を聞いた途端に大尉は「じゃあ、行きましょう」とキビキビと退出して行った。

ヒューズ「んじゃ、悪いな純一。 こいつ借りるわ」

 俺を親指で指しながら純一に断る。

ヒューズ「お詫びと言っちゃあ何だか、俺の奥さんの手作りアップルパイをお前にやろう!!」

 と何処からか袋を取り出して純一に手渡す。

ヒューズ「そして、これが・・・・・・・3歳になった愛娘エルシアちゃんだぁぁぁぁぁ!!

 胸ポケットから取り出した写真をクルー皆に見せびらかす。

 俺とムネタケと純一と少佐を抜かした皆はそんな中佐に呆気を取られる。

アーム「中佐、そろそろ・・・・・・」

ヒューズ「ああっ、そうだな♪ じゃあなっ!!」

 手を振ってブリッジから出て行く凸凹中年コンビ。










 ・・・・・・あ〜俺ってキャラ薄いなぁ・・・・・・










to be continued







この作品はフィクションです。実在の原作・人物・団体・事件なとには、一切関係ありません。







−後書きコーナー

 拝啓

 以上、第13話でした〜

 いや〜色々と「早く更新しろ!!」と言われていたんですけどね。

 色々と問題がありまして更新が1ヶ月も遅れました・・・・・・

 さてさて、今回は『祝・鋼メンバー登場』という副題を付けさせていただきやす。

 ここでネタバレ(意味知らない)を少ししましょう。

 前々からクロスする理由として色々と言われてましたけど、

 1つは『アキトの体内の弾丸』です。

 今回の話でありました様にアキトの身体は未知の金属で出来ています。 でも、弾の説明には少し薄いかな〜と思ったんですね。

 実際に『ターミネーター2』の敵役は飛び道具には変形できなかったし。

 そこで考え付いたのが『錬金術』だったんです。

 たまたま、ハガレンのゲーム『鋼の錬金術師〜飛べない天使〜』でエドが銃を練成しているのを見てパクりました。

 これなら、説明にたどり着けるんじゃないかな〜ってね。

 2つは『西欧メンバー』です。

 折角にハガレンをクロスさせるなら、独特なキャラを出さなきゃ、もったいないです!!

 そこで考えたのが『西欧メンバーの総取替え』ですね。 流石にエドとアルを出すのは難しいと思って軍部なら!!と思っての計画です。

 まぁ、誰を排除するかは後のお楽しみですけど・・・・・・

 最後はキーワードだけ、それは『合成獣―――キメラ』です。

 これで分かって頂けたら嬉しいですけどね。

 まぁ、西欧が出てくるのは火星の後ですし・・・・・・先の話ですから、設定を変えるかもしれません。

 と、とにかく後書き反省会スタートです。





−『MIRA』−

 言わずと知れたとある変形する某ロボット漫画から名前のみ拝借しました。

 だからと言って、関係がある訳じゃないんですよ〜 名前だけですからね〜





−西欧方面の軍服−

 一応、西欧方面の軍服はハガレンの軍服で・・・・・・・

 知らない方は・・・・・・適当に想像して下さい。(おい)





−次回予告−

 突然の凸凹コンビの登場に捕まるアキト。

 そして、捕らえられた純一に宗介達。

 だが、このままで黙ってる宗介ではない。

 反撃の時は来た!! その時・・・・・・

 次回『ガイって・・・・・・誰?』

 お楽しみに!!

2004年07月23日



 敬具






管理人の感想

TAKUMAさんからの投稿です。

うわっ、ヒューズさんが出てるよ、ヒューズさんが(苦笑)

私もこの人が大好きなんですけどね、漫画ではああなったし、噂ではTV版でもああなるそうで。

・・・いや、何故噂かと聞かれると、忙しくてTVなんて見てる暇が無いだけですが(涙)

小説に話を戻しますと、ナデシコ本編で言えば第二話に当たる話でした。

かなり濃いキャラが増えてきましたが、この先収集はつくのですかね?