前回までのあらすじ・・・・

 またもやAction投稿者による異世界へ飛ばされたアキト。
 今度、たどり着きアキトを待っていたのは『差別』が産んだ戦争だった。

 そんな中、アキトは2人の少年少女と出会う。
 少年の名はキラ・ヤマト。平凡な民間人である。

 そして戦いの中で昔の親友だったアスランと再開を果たすキラ。

 親友と戦わなければならない事実に戸惑う中、ヘリオポリスは崩壊していくのであった・・・・・・

 そして、戦いは加速していく。『漆黒の戦神』テンカワ アキトの出現によって。












機動戦士ガンダムSEED PLUS



第8話 ○○えもん













−AA 食堂

マードック「『ええ〜』って・・・・・・・俺に娘がいても可笑しくないだろ?」

 騒然とする中、マードックが必死に弁解している。

キラ「でも、マードックさんって31歳ですよね?」

 片手に何故か『ガンダムSEED OFFICIAL FILE(キャラ編)』を持っているキラ。

マードック「ああ。 そうだが?」

キラ「クリスさんはどうみても20ぐらいにみえるんですけど・・・・・・」

クリス「ええ、21よ」

 自分で歳を暴露するクリス。

サイ「どうみても歳が合いませんよ?」

マードック「いや・・・・・・実はな・・・・・・」

 マードックは何やらゴモゴモ言い難そうである。

ミリィ「どうしたんです?」

クリス「くすっ。 私ね、実は孤児だったの」

一同『――――っ!!』

 一笑いして衝撃な事実もさらっと語るクリス。 流石、欧米人と言うか・・・・・・

トール「あっ だから、金髪だったのか・・・・・・」

ミリィ「しっ!!」

 ――ゲシッ

トール「んぎゃ!?」

 余計なことを言いそうだったトールの足を踏み付けるミリィ。

クリス「くすくすくす。 いーのよ、もう昔の話だし今はお父さんもいるし・・・・・・」

マードック「クリス・・・・・・」

 ジーンと感動しているマードック。

 その他の一同はクリスを『何となくオープンな性格な人』だと認識した。

サイ「そういえばクリスさん。 さっき何か言いかけていましたけど?」

クリス「えーっと。 ああっ、食堂の事でしょ?」

ミリィ「あれ? そうだっけ」

 何故か疑問が残っているが・・・・・・

アキト「そうそう。 食堂の飯が不味い理由だよ」

 1人、完全に元の話に戻さないよう努力する奴がいた。

クリス「その理由は・・・・・・え〜っと、サイ君が言ってた通りなんだけど・・・・・・」

サイ「何か違うんですか?」

マードック「ああ・・・・・・本当はコックを雇ってちゃんとしたメニューが食べれる予定だったんだ」

キラ・サイ・ミリィ・トール「「「「え゛!?」」」」

 学生達は驚いている。 まっ当然でしょう・・・・・・

サイ「でもっ軍艦に本格的な食堂って・・・・・・」

マードック「AAは特別っていうか・・・・・・毎日が同じようなレーションじゃあ、幾らなんでも士気が下がるだろ?」

クリス「そこで、せめて士気を上げるためにコックを雇って本格的で飽きない料理を兵士達に提供しようと考えたのよ」

 どこかの戦艦で聞いたような話である。

キラ「それでAAでは起用しようとしたんですか?」

マードック「ああ。 そのためにわざわざ厨房も作ったんだかコックが乗り込む前に出航しちまったからな・・・・・・」

クリス「お陰でレーション三昧よ〜 材料とかは揃っているのにね〜」

 ピクッ・・・・・・

 その言葉に反応した人間が1人いた。

 ――ガタッ

アキト「材料は揃っているんですか?」

 突然にアキトが席を立ちクリスに言い寄る。

クリス「え、ええ・・・・・・厨房に・・・・・・(//// ////)」

 アキトがそれを聞くと厨房に入っていった。 クリスの顔は真っ赤だ。

 ――ガチャ ガチャ

 何やら厨房から物音がする。

マードック「お、おいアキト。 何しているんだ?」

 ちなみに食堂と厨房はカウンター越しなのでアキトの行動は丸見えだ。

アキト「何って・・・・・・料理ですよ?」

 何言ってんの?てな感じで返事するアキト。

サイ「料理って・・・・・・アキトさんできるんですか?」

アキト「こう見えてもコック志望だったんでね」

 意外な事実に驚く一同。

 そんな一同を尻目にアキトは簡単な料理を作っていく。

アキト「冷や飯があったから簡単にチャーハンでいいか」

 そんな事を呟きながらさっさと中華鍋を振るっていく。

 数分も経たない内にカウンターには数人分のチャーハンが置かれていた。

アキト「さあ、召し上がれ」

 自信満々で万遍の笑顔のアキト。

 一同は少し引きながらも恐る恐る口に運んでいく。

 そして・・・・・・

ミリィ「おいしい・・・・・」

トール「美味いよ、これ!!」

マードック「たまげたもんだなぁ。 そこらの食堂よりかも美味いぜ」

サイ「意外な特技ですね」

 一同が「美味い 美味い」と言いながらチャーハンを掻きこんでいく。

 そんな中、キラはカウンターに寄ってきて厨房のアキトに話しかけた。

キラ「そういえば夢だったんですよね・・・・・・」

 今頃思い出すキラ。

アキト「ココまで腕を上げるのに苦労したけどね。 戦争とはそういうものさ・・・・・・」

 他の人達には聞こえない会話であったが2人には十分通じていた。

アキト「本当にあれで良かったのかい? 友人なんだろ?」

 先ほどの戦闘の会話からアキトはキラとアスランが友人関係だという事を悟っていた。

キラ「・・・・・・正直言って迷ってます。 アスランの頭が大丈夫なのか?って・・・・・・」

 あーそういえば十分に壊れていましたね、彼。

 某中立国の姫でキラの親族ど出会ったらどうなるでしょうな(邪笑)

アキト「アスラン君の頭は置いといて。 まだ、今なら手を引くことができるんだぞ?」

キラ「・・・・・・僕は・・・・・・戦ってみようと思います」

 キラの選択にアキトが眉を顰め後片付けしていた手を止めた。

キラ「確かに戦争は悲しい悲劇しか生まないかもしれない。 でも、だからと言って逃げてちゃ意味が無いと思うんです」

アキト「・・・・・・・そうか。 なら、君は何をしたいんだ?」

キラ「・・・・・・まだ分かりません。 でも、何だかこのAAなら何か出来るかもしれないと思ったんです」

アキト「(ほう・・・・・・)」

 その想いは、かつてアキトがナデシコに対しての想いと似ていた。

アキト「(確かにこの艦にはナデシコと似ている物を感じる・・・・・・)なら、それを見届けるんだな?」

キラ「はい。 可能なかぎりは・・・・・・」

アキト「(キラ君の目に迷いが無いといったら嘘になるが少しばかり迷いは晴れたようだな)」

 後は本人の問題だなとアキトは思った。

マリュー「あら? いい匂いね・・・・・・」

 その時、マリューか匂いにつられて食堂に入って来た。

 その後ろにはフラガやナタルまでもがいる。

マードック「あれ、艦長? 作戦中じゃなかったんですかい?」

マリュー「ええ、一応ね。 そのために栄養補給として食事を取りに来たの」

フラガ「流石にあいつら――トノムラ達のこと――が取りにくるとレーダーから目が離れるからな」

サイ「それでわざわざマリューさんたちが?」

ナタル「艦長と呼べ」

 少し強く言い放つナタルだが。

マリュー「いいのよ、彼らは民間人なんだから。 それよりいい匂いね〜誰か料理したの?」

クリス「あそこにいるアキト君です」

 クリスの言葉に少し驚く3人。

アキト「何で驚くの?」

フラガ「そりゃーな。 あれだけのMSの腕を持って料理の才能もあるとなると・・・・・・」

アキト「その『コーディネイター』とかいうの? それじゃないか?って思ったんでしょ?」

 ずはり図星である。

アキト「しかし、少なくとも俺は『コーディネイター』とかそんなんじゃない。 ただのコック志望だったんですよ」

 少し説得力に欠ける物である。

ナタル「ふむ・・・・・・うん、美味しいではないか」

 そんな事を尻目にナタルはマイペースにアキトの作ったチャーハンを食べていた。

マリュー「あっズルイわよ、バジルール少尉」

ナタル「毒見をしたまでですよ、艦長(ニヤリ)」

 『毒見』という名の『先手』であった。

マリュー「もう・・・・・・・あっ美味しい」

フラガ「美味い美味い」

 残っているチャーハン――取り分け式だった――をかっ喰らう3人。

 と言っても上品に食べているのはマリューとナタルだった。

トール「なぁ?」

ミリィ「何、トール」

トール「ブリッジクルーに食事を取りに来たんだよな? あの3人」

ミリィ「・・・・・・夢中に食べているわね(   J J J)」

 夢中と言っても限度は守っている。 流石は女性である。

 ――ヴィーン ヴイーン

 その時、警報が鳴り響いた。

ナタル「どうした!?」

 ナタルが近くの通信機からブリッジに現状を聞いた。

ナタル「ナスカ級に発見されました!!」

一同『――――っ!!』

マードック「よし!! クリスいくぞ!!」

クリス「うん!!」

 そのまま飛び出していく親娘。

マリュー「キラ君もお願い」

キラ「分かりました」

 続いてキラも出て行く。

ミリィ「キラ・・・・・・」

トール「大丈夫か? あいつ」

サイ「大丈夫さ。 今まで2回も無事だったじゃないか」

ナタル「目標は本艦を追い抜いた模様です」

フラガ「ちぃ!! こっちの頭を抑えるつもりか!?」

マリュー「ローラシア級は?」

ナタル「本艦の後方300に着かれてます」

アキト「まさに前門の虎、後門の狼ですね」

サイ「それってどういう事ですか?」

フラガ「・・・・・・このままではローラシア級に追いつかれる」

トール「なら、振り切れば? この艦は高速艦なんですよね?」

ナタル「そうすればナスカ級が転進してくるのだ」

アキト「とにかくブリッジに行きましょう」

 そうなのだ。 ここはあくまで食堂なのだ。

マリュー「それもそうね」

アキト「それと2艦のデータと宙域図を出すように言っててもらえませんか?」

ナタル「何か策があるのか?」

アキト「ええ・・・・・・ちょっとした賭けですけどね」

 簡単に作戦の用途を伝えるとアキト・ナタル・マリューはそのままブリッジにフラガはゼロが直ったと報告が入ったので格納庫に向かった。

 そして食堂に残った学生達は・・・・・・本編通りにもちろん志願したのであった。










−AA 更衣室

フラガ「おっ着替え終わったみたいだな」

 そのままスーっと流れて自分のロッカーからパイロットスーツを出すフラガ。

キラ「着替えるのに少し苦労しましたけどね」

フラガ「はははは、違いない。 民間人が着る事はまずないからな」

 と言いつつさっさと着替え始めるフラガ。

 ほうっとみていたらフラガが「コツがいるんだよ」と少し自慢げだった。

フラガ「んじゃ作戦会議といきますか?」

キラ「作戦会議?」

フラガ「ああ、パイロットってのは出撃前に自分の役割や作戦内容について軽く打ち合わせをするんだ。
    さもないと余計な事や反対に味方の足を引っ張ってしまうかもしれないからな。 これぐらいは常識だぞ」

キラ「へぇ〜 そうなんですか」

フラガ「まぁTV番組とかじゃぶっつけ本番みたいな感じで出撃しているがな」

 そう苦笑しながら作戦内容をキラに伝えた。

キラ「上手くいくんですか? 無謀ですよ」

フラガ「そう言うならアキトに言ってくれ。 発案者はあいつだぜ」

 確かに発案したのはアキトだった。 それが直ぐに了承されたのは上官2名が真剣なアキトの顔に堕ちたからである。

キラ「って言うか大尉はかなり危険じゃないんですか?」

フラガ「だが俺もこの作戦に賛成なんでね。 現段階では1番有効だ」

 バンっとロッカーの扉を閉めるフラガ。 着替えた時間はキラの半分ちょっとだった。

フラガ「それに生き残れるかはお前さんの腕次第でもあるんだぜ」

キラ「・・・・・・はい」

 そして更衣室を後にする2人だった。










−AA ブリッジ

 3人がブリッジに到着した後にサイ・ミリィ・トールがやってきた。

 本編通りに志願したのだがナタルが突っ返された。

 サイ達に説得されたアキトが口添えすると直ぐに「OK牧場!!」という返事がナタルから返ってきた。

 何とか本編通りに行ったと思った一同だった。

 そして、サイ達はローラハに連れられて着替えてきたのは数分後だった。

 そして戻ってきた学生達にそれぞれの役割を与えている間に格納庫からOKサインが出てきた。

トノムラ「ローラシア級 後方90に接近!!」

 画面には格納庫の様子が映し出されていた。

 それは丁度今から出撃するゼロの姿だった。

ミリィ「メビウス零式 フラガ機 リニア・カタパルトへ!」

 ――ゴォォォォォ ウィィィィィン

 画面の向こうではスピーカーからのミリィの誘導通りに動いている。

 誘導もオペレーターの彼女の仕事である。

 ――ウィィィィン

 同時にハッチが開いて出撃OKサインが出される。

フラガ『ムウ・ラ・フラガ出る! 戻ってくるまで沈むなよ!!』

 ――ゴウッ

 発進していくゼロを尻目に、

アキト「縁起の悪い事を・・・・・・」

ノイマン「まっあれが大尉だからな」

パル「そうそう」

 苦笑しているブリッジクルー。 しかし余裕はまだ見せられない。

トノムラ「ローラシア級 後方50に接近!!」

アキト「仕掛けてきたか・・・・・・」

マリュー「2分後にエンジン始動! ストライク発進準備!!」

ミリィ「ストライク発進位置へ! カタパルト接続 システムオールグリーン」

 ――ゴゥゥ・・・ン ヴィィィィン ガシャン

 カタパルトに固定されるストライク。

ミリィ「キラ!」

キラ『ミリアリア!? どうしたの?』

 画面に映った友人に驚くキラ。

サイ「僕たちも艦の仕事を手伝おうかと思ってな。 人手不足みたいだし」

トール「軍服はザフトのほうがカッコいいよなぁ。 階級章もないからなんかマヌケ」

 画面には映ってないが声だけてキラに茶化すように話しかける2人。

キラ『サイにトールもいるの!?』

ローラハ「生意気言うな」

 言葉だけで小突かれる2人。

トール「お前ばっか戦わせて守ってもらってばっかじゃな・・・・・・」

サイ「こういう状況だからな僕たちだってできることをしたいんだよ」

キラ『みんな・・・・・・』

ナタル「何時までも喋ってないで持ち場に着け!!」

 しみじみした空気が一気に緊迫した空気に変わっていった。

サイ・トール「「了解!!」」

アキト「(厳しい・・・・・・)」

 アキト率直の意見だった。

ミリィ「とにかく、以後 私がMS及びMAの戦闘官制となります。 よろしくね」

ローラハ「よろしくお願いしますだよ!!」

 そんなやり取りをキラはクスっと笑ってた。

ミリィ「装備はエールストライクを」

 ――ウィィィィン ガシャン シャン

 次々とパーツがストライクに装着されていく。

ナタル「AAが吹かしたら、あっという間に敵が来るぞ!! いいな」

キラ『はい!!』

 発進状態が整ったストライク。 同時に主砲のローエングリンがスタンバイする。

 ――ウィィン ガコン

マリュー「エンジン始動!! 同時に特装砲発射!! 目標、前方 ナスカ級!!」

ナタル「ローエングリン 撃てぇぇぇぇ!!

 ――バシュュュュュュッ

ローラハ「前方 ナスカ級よりMS発進 敵影1です」

ナタル「艦長!!」

マリュー「お願い!!」

ナタル「キラ・ヤマト ストライク発進だ!!」

ミリィ「キラ!」

キラ『・・・・・・・了解』

 ヘルメットカバーを降ろし発進に備える。 そしてOKサインが出される。

キラ『キラ・ヤマト!! ガンダム行きます!!』

 ――キィィィィン ゴォッ!!

 AAから勢いよく発進していくストライク。

ローラハ「後方より接近する熱源3 距離67 ・・・・・・MSです!!」

ナタル「対MS戦闘用意!! ミサイル発射管13番から24番 コリントス装填」

パル「了解!!」

 ――ガコォン ガゴォン・・・・

ナタル「リニアキカノン バリアント 両舷機動!! 目標データ入力、急げ!!」

ローラハ「機種特定・・・・・・・これは・・・Xナンバー デュエル バスター ブリッツです!!」

ナタル「何!?」

アキト「何ですか? デュエル バスター ブリッツって?」

 またしても知らない単語に疑問のアキト。

マリュー「奪われた残りの“G”よ」

アキト「“G”?」

マリュー「『General Unilateral Neuro-Link Dispersive Autonomic Maneuver』の頭文字よ」

アキト「General Unilateral Neuro-Link Dispersive Autonomic Maneuver・・・・・・だから『GUNDAM―――ガンダム』」

マリュー「ええ、何故かキラ君はそう呼んでいるわ。 軍では“G”としか呼んでないんだけどね」

ナタル「しかし奪った全ての“G”を投入してくるとは・・・・・・」

アキト「・・・・・・俺を警戒しているのか」

 ぽつりと呟くアキト。

サイ「それはどういう意味ですか?」

ナタル「奪取し損ねたストライクに未知数のアキト・・・・・・確かに向こうが“G”を投与するには十分な理由だな」

アキト「そのガンダムの強さはストライクを見れば分かるが4対1で勝てるのか?」

 絶対に無理だろう。

マリュー「せめてゼロがいれば何とか切り抜けるんだけど・・・・・・」

 うーんって考え込むアキト。 その間にもナタルが攻撃指令を出して応戦している。

ナタル「ミサイル発射管13番から18番! 撃てー!!」

 ――バシュバシュバシュバシュ

 AAから発射されるミサイル。 だが、どれも当たらない。

ナタル「7番から12番スレッジハマー装填、19番から24番コリントス 撃てー!!」

 ――バシュバシュバシュバシュ

 どれもが当たらないが十分に牽制できている。

アキト「キラ君の様子は!?」

トノムラ「イージス、デュエルと交戦中!! かなり苦戦しているようだ」

アキト「2機で分担してきたか・・・・・・」

マリュー「まずいわね・・・・・・バスターとブリッツが相手とは・・・・・・」

アキト「何がまずいんですか?」

マリュー「バスターは長距離支援の砲戦タイプ。 ブリッツは奇襲・偵察用の隠密タイプなの」

アキト「なるほど・・・・・・戦艦相手にはキツイ訳か・・・・・・」

 宙に軽く浮きながら「うーん」っと考えるアキト。

サイ「何かいい策があるんですか?」

アキト「あったとしても機体がなくちゃ・・・・・・」

 ちょうど、その時だった。

ローラハ「ん? 所属不明の通信が入ってきました!!」

 それは突然の事だった。

ナタル「敵からか!?」

ローラハ「いえ・・・・・・認識できません。 えっと・・・・・・『漆黒の戦神様へ』とありますが」

アキト「!?」

 その単語を聞いたとたんにアキトは少し興奮した。

ナタル「何だ? 漆黒の戦神とは!? ん・・・・・・漆黒の戦神?」

マリュー「どうしたのバジルール少尉」

ナタル「いえ・・・・・・何処かで聞き覚えがあるような」

サイ「実は俺も・・・・・・何か小さな頃に聞いたような・・・・・・」

マリュー「『漆黒の戦神』ってアキト君の事よ。 ヘリオポリスで敵の隊長機に叫んでたし」

 サイの意見に「あっ私も」とか言う声が多かったが結局はマリューが言った一言でカタがついた。

アキト「とにかく繋いで下さい (漆黒の戦神を知っているというと・・・・・・)」

ローラハ「通信開きます!!」

 そして画面に通信相手が映された。

アキト「お、おまえは・・・・・・!!」










−AA付近 宇宙空間

 時間は少し戻ります。

 AAから発進したストライクは前方のイージスを早速補足していた。

キラ『あのMSはアスランか!!』

 同じくアスランもストライクを補足している。

アスラン『キラ!!』

 ストライクとイージスがすれ違う。

 そしてお互いが旋回して見合わせる。

アスラン『同じコーディネイターのお前が、なぜ僕たちと戦わなくちゃいけないんだ』

 今回は真面目に本編通りにしているアスラン。

キラ『・・・・・・・・・・』

アスラン『お前は「護る」ために戦うと言った。 何を護るというんだ!? なぜ地球軍の・・・・・・ナチュラルの味方をするんだ!?』

キラ『僕は地球軍になった覚えはない!! あの艦には・・・・・・仲間が・・・・・・』

 こうも会話している間もライフルでお互いを牽制し合っている。

キラ『友達が乗っているんだ!!』

アスラン『(キラ・・・・・・はやり、君はサイコーだ!!)』

 また、本編からズレだそうとしている気配が・・・・・・

 テッシュを鼻に詰めて鼻血を止めるアスラン。

 「何故テッシュがあるの!?」と言うと、クルーゼが整備班に命令して特別に装備させたのだ。

 コックピットを汚したくないらしい・・・・・・

 つーか、こんな奴を出撃させるなよ・・・・・・

キラ『キミこそ・・・・・・キミこそなんでザフトなんかに 戦争をしているんだ!?』

アスラン『(キラ・・・・・・キラ・・・・・・キラぁ〜〜〜)』

 聞いてないし!!

キラ『あの・・・・・・アスラン?』

 ようやく様子がおかしいと感じたキラが呼びかける。

アスラン『キラァァァァァァァァァ

 ストライクに違う意味で襲い掛かるイージス。

キラ『アスラン・・・・・・・僕らは戦わなくちゃ駄目なのか!?』

 違う意味で襲い掛かったイージスに応戦するストライク。

 キラはイージスが襲い掛かってきたイージスの真意を違う意味で受け取ってなかった。

 真面目にやれよアスラン・・・・・・

 ――ドゥン ドゥン

キラ『―――っ!?』

 今度は違う方向からの攻撃だった。

イザーク『何をモタモタしているアスラン!!』

アスラン『ナニを今からキラでアレするんだよ!!』





 ・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・・

 ・・

 ・





 その時、時が止まった。(本当に)

キラ・イザーク『『・・・・・・・・・・(   J J J)』』

 聞き方次第では危ない発言である。

キラ『あの・・・・・・デュエルの人・・・・・・』

イザーク『イザーク。 イザーク・ジュールだ』

キラ『あっ、僕はキラ・ヤマトです。 つかぬ事を聞きますがアレは前からああなんですか?』

イザーク『いや、時々壊れていたがヘリオポリス以来は壊れっぱなしだな・・・・・・

 呆れながら一応、撃ち合いをしている。 流石はコーディネイターだ。(何が?)

キラ『苦労しますね』

イザーク『お互いな・・・・・・』

 何処か共感を持ってしまった2人だった。

アスラン『キラァァァァァァァァァ

キラ・イザーク『『真面目にやれ!!!』』

 ――ドゥン ドゥン

 同時攻撃でイージスに攻撃するストライクとデュエル。 お前ら敵同士だろうに・・・・・・

 しかも攻撃を回避しているイージス。 変態はともかく流石はコーディネイターだ。

キラ・イザーク『『・・・・・・続けようか』』

 と言う事で撃ち合いを始める2人。

 ――ドゥン ドゥン

 ライフルを一方的に連射するストライク。 エネルギーゲージが気になるとこだ。

イザーク『そんな戦い方で!! 甘いぞキラ・ヤマト!!』

 ――ヴ・・・・ン

 ビームサーベルを抜き取りストライクの懐に入り込むデュエル。

キラ『早い!? あっ!?』

 ――ギャアァァァァァン

 何とかシールドでサーベルを受け止めるストライク。

キラ『この!!』

イザーク『何!?』

 シールドを押しのけデュエルとの距離を取ると隙も無くライフルを連射するストライク。

イザーク『中々やるな・・・・・・』

 ビーム攻撃を交わしつつストライクに接近するが先ほどの攻撃を警戒しているのかライフルで牽制して近付けさせないストライク。

 そんな2人を遠巻きに見ているアスランは・・・・・・

アスラン『・・・・・・・いいなぁ楽しそうで』

 指を銜えて拗ねていた。

 ・・・・・・戦闘に参加しなさい。

アスラン『キラが弱った所でGETする作戦さ・・・・・・フフフフフフフフ(ニヤリ)』

 やはりかこの変態は・・・・・・・

 まぁ本編通りなら問題ないだろう。











−AA ブリッジ

アキト「お、お前は・・・・・・・」

 モニターに映っていたのはアキトの知っている人物(?)だった。

アキト「ディア!!」

ディア『やっほ〜アキト兄!!』

 お茶目な笑顔が眩しいがそれ所ではない。

アキト「キミには1つ言っておきたい事がある・・・・・・」

ディア『何々? この前のお礼? いや〜照れるなぁ〜アキト兄のためだもん』











アキト「出番遅すぎだ」

ディア『が〜〜〜ん』

 現在8話目。 前々回出てきたがメモだけだし・・・・・・

サイ「惨い・・・・・・」

 確かに。

ディア『こ、これでも頑張って処理していたんだよ』

 かなり焦りながら弁解しているディア。

マリュー「で、出番はどうあれ・・・・・・紹介してくれないかな」

ディア『そうだよ。 私を皆に紹介してよアキト兄』

アキト「ん? 皆の紹介はいいのか?」

ディア『艦のコンピュータをハッキングして乗り移った時に船員名簿見たからいい』

 何故かコソコソとアキトだけに話しかけるディア。

アキト「今、何て言った・・・・・・」

 アキトもヒッソリっと返す。

ディア『だから、船員名簿・・・・・・』

アキト「そこじゃない」

 お約束のボケ方である。

ディア『この艦のコンピュータに乗り移った事?』

アキト「何してんだよ」

ディア『大丈夫だって。 乗り移ったって言ってもメインはまだ遺跡の中だし・・・・・・』

アキト「つまり、この艦をお前の端末にした訳か?」

ディア『まぁそういう所。 だから何時でも通信可能だよ』

アキト「・・・・・・もういいや」

 何だか複雑そうなアキト。 無理もないディアは・・・・・・

アキト「コレが高性能AI『ディア』で〜す」

 何だかテンションが高いアキト。

サイ「AI?」

 その単語に驚くAA一同。

 無理もない。 SEEDの世界ではMSやOSは発展していてもAIの開発はハロやトリィ程度である。

マリュー「そんな・・・・・・嘘でしょ」

アキト「信じられませんが本当です」

ディア『アキト兄・・・・・・信じられないってどういう事!!』

トール「AIが怒っている」

 工学科の生徒達は興味津々の顔でディアを観察している。

ミリィ「ディアちゃんはアキトさんが作ったんですか?」

ディア『ううん。 私達を作ったのはルリ姉達だよ』

 「あっちゃー」といった顔のアキトを無視して話は進んでいく。

マリュー「私『達』?」

ナタル「と言う事はキミの他にもAIがいるのか?」

ディア『んーっと、そうなるね。 今、ブロスも居るんだけど用事で席を外しているんだ』

サイ「こんなAIがまだ他にも・・・・・・」

トール「信じられない・・・・・・」

 マジで驚きすぎの学生達。

トノムラ「しかしAIならトリィがいるんだ。 簡単に作れるんじゃないのか?」

 その方向に無知のクルー達が疑問をぶつける。

 ちなみに全員がトリィと面識はある。(まだ登場していない)

サイ「確かにキラのトリィは凄いですよ。 考えて行動していますし。 しかし感情が少なすぎる上に少ない単語しか喋れないんです」

トール「『怒る』を例にすると、いろんな怒り方がありますよね」

パル「ああ・・・・・確かに」

 一部を言うと、照れて『怒る』、ムカついて『怒る』、心配して『怒る』、怒鳴って『怒る』等など。

 まぁ間違っていたらゴメンナサイ。

トール「そのバリエーションがトリィだと少ないんです。 でも・・・・・・」

ディア『私は違うもんね〜』

 えっへんっと威張るディア。

ローラハ「なんだか、それを聞いたら彼女の価値がグンっと上がった気がする・・・・・・」

ノイマン「俺も・・・・・・」

 ディアを見る目が変わっていくクルー達。

アキト「まぁディアが凄いとかは置いといて・・・・・・」

ディア『置いとかないでよ!! 凄いんだから』

 ディアが抗議しているがアキトは無視する。

アキト「何しに通信してきたんだ? 現状を知っているのか?」

ディア『知っているよ。 戦闘中でしょ?』

アキト「そうだったな」

 この艦の事は知っていて当然か・・・・・・

ディア『その対抗策としてブロスに頼んでおいた物が格納庫に届いているはずだよ』

マリュー「届くって・・・・・・戦闘中よ!?」

パル「でも赤いジンは届きましたよね?」

トノムラ「ああ、あれが彼女の仕業ならな」

ディア『うん、そうだよ』

 あっさり答えるディア。

ナタル「―――!? 一体、どうやって!!」

ディア『企業秘密♪ それよりもいいの? フラガさんから連絡入ってきてるよ「作戦成功。 これより帰還する」だって』

 ディアの言葉にそれぞれのパネルを見て検索するクルー。

トノムラ「た、確かにフラガ大尉から入電が来ています。 彼女の言うとおりです」

一同『おおぉ!!』

 作戦が成功した事に驚いたのかディアの言う事が正しかったのか分からない所である。

マリュー「気を逃さず 前方のナスカ級を撃ちます!!」

ナタル「ローエングリン1番2番 斉射用意!!」

ディア『了解!!』

サイ「え?」

 ――ガコォ・・・

 ディアの言葉の数秒後に発射口が開いていく。

ローラハ「勝手に発射口が開放していきます!!」

ナタル「どういう事だ!!」

アキト「ディア!!」

 アキトが直ぐにディアに叱責する。

ディア『この方が正確だから・・・・・・』

ローラハ「確かにマズルチョーク電位とか全て安定しています」

マリュー「なら、問題ないわね」

ローラハ「でも俺達の仕事が・・・・・・」

 ナデシコと違ってAI任せの艦じゃないものね・・・・・・

マリュー「・・・・・・まぁ、とにかくストライクとフラガ大尉に」

ディア『射線上からはなれるよう打電済みでーす』

 流石に仕事が速い・・・・・・

マリュー「・・・・・・・発射しちゃって」

 なんだか拍子抜けな感じのマリュー。

ナタル「発射!!」

 ――シュィィィィィン バォォォン

 眩しく激しい砲撃がAAから放たれる。

ローラハ「ナスカ級、本艦進路上より離脱!!」

 しばらくたっての喜びたい報告も束の間、マリューは次の命令を出す。

マリュー「ストライクに帰還信号! このまま最大戦速でアルテミスに向かいます!!」

トノムラ「ストライクは囲まれて帰還ができなせん!!」

 モニターにはXナンバーに囲まれたストライクがいる。

アキト「戦艦は無理でもMSだけでも仕留めるつもりだな」

 アキトは冷静に戦況を判断していた。

マリュー「援護して!!」

アキト「この混戦じゃあ、無理だな」

ナタル「ストライクのパワー残量が心配です」

アキト「フラガさんは!?」

 今動ける戦力は彼しかいないと判断したアキトがトノムラに尋ねる。

トノムラ「距離が離れている上に軽く被弾していて帰還するだけで精一杯だそうです」

 帰ってきた答えに歯軋りするアキト。

アキト「(どうすればいい・・・・・・何かいい手は―――待てよ、さっき・・・・・・)ディア!!」

 突然にディアを呼び出すアキト。

ディア『やっと気付いたアキト兄』

 なんだか待ちくたびれた様子のディア。

アキト「ブローディアの事を聞いてなかった。 動けるのか?」

ディア『え? あっ、何だそっちか・・・・・・ 答えはNOだね。 スラスターから何から8割以上がスクラップ同然だよ。
    唯一、DFSと相転移エンジンが破損が酷いけど時間を掛ければ修理できるよ。
    後の部品は使えるとしたら溶かして装甲版にするぐらいだよ』

アキト「打つ手無しか・・・・・・」

ディア『アキト兄・・・・・・さっきの『ブロスに頼んでおいた物が格納庫に届いているはずだよ』って台詞覚えてる?』

アキト「・・・・・・

 忘れてたな。 完全に・・・・・・

ディア『まったく。 相変わらずだね』

アキト「煩い。 マリューさん、キラ君の方は俺に任せてください」

 前半はディアに後半はマリューの方を向いて喋った。

マリュー「わ、わかったわ」

 話の内容に付いていけない様子のマリューだがアキトはさっさと格納庫に言ってしまった後だった。

ナタル「大丈夫ですか? 彼に行かせて・・・・・・」

 心配そうにCICから顔を出すナタル。

マリュー「大丈夫よ、きっと!!」

 自信満々に答えるマリューだが・・・・・・

ナタル「いえ、そうじゃなくて・・・・・・迷子にならないかと・・・・・・

 アキト、AAでの迷子歴:前科2犯。

マリュー「・・・・・・・・・・大丈夫よ・・・・・・・・・・多分(   J J J)」

 少し不安になったとは口に決して出さない艦長マリュー・ラミアスだった。










−AA 格納庫

 案内してもらい格納庫に到着したアキト。

兵士「早く道は覚えて下さいね・・・・・・」

 どこか呆れ半分の兵士。 そのまま、何処かに行ってしまった。

アキト「別にいいじゃん・・・・・・」

 良くありません。

アキト「とにかく、届いているんだよな・・・・・・」

 話を誤魔化してキョロキョロ見回すアキト。 すると後ろからクリスが現れた。

クリス「あら、アキト君。 どうしたの?」

アキト「あ、マードックさんに似ても似つかないクリスさん」

クリス「・・・・・・喧嘩売ってるのアキト君

 ハートマークこそ出しているが口がヒクヒクしている。

アキト「冗談ですよ。 それより・・・・・・何か異変はありませんか?」

クリス「異変? んーって言うと・・・・・・あれの事かな?」

 ある一点の壁を指差すクリス。 そこにあるのは・・・・・・











 格納庫には不自然のピンクの『あの』ドアだった。










 続け!!










アキト「えっ!? 次回までこのまま!?」

 このままです。










to be continued







この作品はフィクションです。実在の原作・人物・団体・事件なとには、一切関係ありません。







−後書きコーナー

 拝啓

 今回も暴走した第8話をお送りしました。

 まあね、この頃『SEED PLUS』を読み返してシリアスっぽいのが段々バカ話になっている気がしました。

 なんでだろう・・・・・・って原因は考え無しに書いている私にあるんですけどね。

 そして今回の『○○シリーズ』の第2弾ですがついにSEEDの世界に『あの』青狸が出現します。

 まぁアフレンジャーネタを少しばかり休憩(暖めるとも言う)させてカバーなんですけどね。

 つーか『SEED PLUS』ってシリアス話がメインでしたけどね・・・・・・





−クリスさん(21)の詳細とマードックの関係について−

 まとめて言うと、マードック夫妻が孤児だったクリス(当時10歳)を引き取った事にしています。

 クリスは一応コーディネイター(本人はナチュラルと言っている)という設定にしています。

 コジローは何故か『クリスはナチュラル』という事を言ってるらしいのですがクリス自身は薄々感づいてます。

 まぁそこらへんはコジローの親心でしょうか隠しているのでしょうね。

 これからのクリスとアキトとコジローの関係は見物でしょうな。

 ちなみにコジローは奥さんを戦争で亡くしています。





−アキト、SEEDの世界で初料理−

 今回の伏線パート2の話ですね。

 「アキトはコック志望」という事はキラは知っていますが、それをAA船員に知らしめてコックにさせようという事です。

 まあ本編をご存知の方はご存知だと思うんですが一応、厨房はあるんです。

 本編では調理師もいましたし登場もしました。

 しかし、この話では出していません。 全てアキトにさせるつもりです。

 その世界で料理をするって事はアキトの運命なのです。(笑)





−アスランの頭は大丈夫?−

 問題はここなんです。

 このまま壊しておくべきか、某中立国の姫のために直すべきか・・・・・・

 作者的には壊しておいたほうがアフレンジャーのためになるかなって思うんですよね。

 混ぜやすいし。(何と?)

 短所はキラとイザークが共感を持ってしまった所にあるんですよね〜

 これでシリアス話が少なくなってしまう・・・・・・





−出番の遅かったディアは? そして出番のなかったブロスは−

 遅かった訳じゃないんですよね。

 出すタイミングを逃してしまったというか・・・・・・

 まぁブローディアは完全に使い物にさせないのは当然ですよね。

 あんなのとXナンバーを対決させたら圧勝ですよ。

 いや・・・・・・本当に。





−あのピンクの『あの』ドアは?−





 放置(プレイ)で!!(笑)





−次回の話は?−

 次回は『フェイズシフトダウン』の続編ですね。

 Xナンバーに囲まれたストライク!!

 そんなストライクをGETしようと企むイージス(アスラン)。

 どうなるキラ! どうするアキト!!

 次回『アフロシルバー爆誕!!』に続く!!(嘘です)

2004年02月06日



 敬具






管理人の感想

TAKUMAさんからの投稿です。

・・・アスラン、すっかり汚れ役が板についちゃって(苦笑)

味方からも攻撃をくらう始末です。

ま、戦闘に参加しておきながら台詞もなかったディアッカとニコルに比べればマシなのかな?

随分とデイアが活躍していますが、今後はどうなるんでしょうかね?