前回までのあらすじ・・・・

 またもやAction投稿者による異世界へ飛ばされたアキト。
 今度、たどり着きアキトを待っていたのは『差別』が産んだ戦争だった。

 そんな中、アキトは2人の少年少女と出会う。
 少年の名はキラ・ヤマト。平凡な民間人である。

 そして戦いの中で昔の親友だったアスランと再開を果たすキラ。

 親友と戦わなければならない事実に戸惑う中、アキトが連れさらわれるのであった・・・・・・

 そして、戦いは加速していく。『漆黒の戦神』テンカワ アキトの出現によって。












機動戦士ガンダムSEED PLUS



第11話 残されたボース粒子の真意













−AA ブリッジ

キラ「アキトさんが連れ攫われたって本当ですか!?」

 ブリッジに飛び込んできたキラが放った一言目がそれだった。

 ほんの数分前、彼はストライクで帰艦してストライカーパックを交換しアキトを助けに行こうとした時、

 ナタルから追撃禁止命令が出て理由を問い質すと「アキトが捕まった」と言われたのだ。

 それでその真意を聞こうとブリッジに飛び込んだのだ。

マリュー「キラ君!?」

 突然のキラの乱入にいささかブリッジがざわついたが直ぐに納まる。

ナタル「本当だ」

 ナタルにハッキリと言われ、キラはガクンと膝を落とす。

キラ「そんな・・・・・・アキトさんが・・・・・・」

ミリィ「キラ・・・・・・」

 そんなキラの姿をカレッジの学生達を始めブリッジのクルー、そして追いかけてきたフラガ等が心配そう見ているが・・・・・・

キラ「アキトさんがアスランの毒牙に・・・・・・」

一同『そっちかよ!!』

 ワザとらしくヨヨヨヨと芝居風に泣き真似をしているキラに一同がツッコム。

キラ「だって、アスランって『そっち』の人になってたから・・・・・・」

 指先をツンツンとイジケ風に突付いているキラ。

フラガ「いや・・・・・・それは・・・・・・」

ナタル「何と言えば・・・・・・」

サイ「って言うか、それって・・・・・・」

一同(キラのみだって!!)

 だが、それを言い出せない一同。

 理由は・・・・・・





 男性陣の場合・・・・・・

男性陣(そりゃーハッキリと「お前は女顔で『やおい』の対象になる」なんて言えねーよ)

 すでに数ヶ所のサイトではなっています。





 女性陣の場合・・・・・・

女性陣(あの変態――アスラン――の趣味は分かるけど・・・・・・
     あんな変態にキラとアキトさんを渡すもんですか!!

 等と言いつつ居なくなったアキトのブロマイドの販売価格を協議し始める。

 もう、すでに別方向に暴走中。





 その五分後・・・・・・『KY・TA保護組織』(命名者:ゼクロスさん)が正式に設立されたという・・・・・・





 なお、余談だが、この保護組織の存在を察知した男性陣は直ぐに『KY・TA撲滅委員会』(命名者:ゼクロスさん)が成立したという・・・・・・





 よっぽどの暇人の集まりだな、この戦艦・・・・・・・










 そんなヤル気が別方向に進み始めたブリッジの中、キラは・・・・・・

キラ(アキトさん・・・・・・)

 祈っていた。

 ただ、何を祈っていたかと言うと・・・・・・





キラ(敵艦を破壊して、ついでにアスランの頭をどつきまわして直してね♪)





 その時のキラの邪笑は誰も見ていなかった・・・・・・





















−ヴェザリウス 格納庫

 ――ゾクゾクゾクゾクゾク

アキト「―――――!!」

 ゲキガンガーのコックピットから出る時、アキトの背筋の寒気が走った。

アキト(この感覚は『同盟』に似たような・・・・・・気のせいか?)

 後日、アキトは真実を知る。

 そんな事は置いといて、アキトの降り立った格納庫には大勢のザフト兵が集まっていた。

 その中にはクルーゼを始めクルーゼ隊の面々も揃っていた。

アキト(こりゃあ、えらい歓迎だな・・・・・・)

 等と思っている間にアキトはザフト兵達の前まで歩く。

 その集団からクルーゼが一歩前に出る。

クルーゼ「ようこそ、我が艦へ。 テンカワ・アキト君」

アキト「来たくて来たんじゃないんだけどね」

 無表情で歓迎してるのか分からないクルーゼにアキトは皮肉を言う。

ミゲル「貴様!! 隊長に!!」

 クルーゼの後ろで銃を装備していたミゲルと兵の数人が銃口をアキトに向けクルーゼの前に出る。

ミゲル「自分の置かれた立場が分かってないのか!? 貴様は捕虜なんだぞ!!」

 偉そうに語るミゲルだが、アキトは銃口を向けられているのにも関わらず顔色は変わらない。

アキト「あ〜そうそう・・・・・・」

 アキトがゆったりした口調で喋った後、アキトの姿が消える。

一同『―――――!!』

 ――ドカッ バキッ ゲシッ

 わずか5秒足らずでクルーゼの前に出た兵士達を蹴散らし、ミゲルの銃を奪いミゲルの身体に足を乗せている。

アキト「こんな物を向けるからには命取られても文句言えないぞ」

 ミゲルの銃を弄りながら、そんな事を言うアキトに一同が恐怖を覚える。

アキト「それと、俺は抜け抜けと捕虜になった覚えは無い。 その気になればこんな艦なんかこの身一つで沈める事も出来る」

イザーク「何を馬鹿言っているんだ? その身一つでヴェザリウスを落とすだと? 冗談も程々にしろ!!」

 クルーゼの後ろで黙っていたイザークが口を開く。 しかし、アキトの目は本気だった。

 その事に次第に気付いたのか、兵達は次々と銃を降ろしていく。

クルーゼ「・・・・・・どうやら、君に対抗する手段は我々には無いようだな」

 クルーゼが手を横に伸ばすと、残りの銃を構えていた兵も銃を降ろす。

アキト「賢明な判断だ」

クルーゼ「見た所、君は地球軍では無い様だが?」

アキト「ああ。 俺は軍人じゃない。 どっちかと言ったら民間からの協力者といった所だ」

 それを聞いた兵達は「なんじゃそりゃ?」といった顔をしていたがクルーゼは冷静に「そうか」と言って後ろの兵に何か命令をしている。

 そして、アキトに、

クルーゼ「君の部屋に案内しよう。 だが、その前に少しだけ検査を受けてもらうが」

アキト「検査?」

クルーゼ「そうだ。 検査だ」

 口元がニヤッと怪しく笑むクルーゼにアキトは寒気を感じたのだった。










−ヴェザリウス 特別室

 アキトを案内したのはギル<SEED PLUS 第4話参照>だった。

 最初、ギルが「覚えているか?」等と無謀に事を聞いたが案の定、アキトは覚えてなくお互いに自己紹介しなおしたのだった。

 そして、通された特別室とはごく普通のホテルの一室わようだった。

 最初は牢を覚悟していたがクルーゼが「捕虜ではなくゲストだ」という事でこの部屋を用意してくれたのだ。

 そして、ギルが部屋の設備の使い方を説明する。

ギル「・・・・・・以上が使い方だ。 何か聞く事は?」

アキト「いや、その説明で十分だ」

 殆どはホテルと一緒だが、ギルが説明したのは通信機の事だけである。 他は聞かなくても使える物ばっかだった。

ギル「食事は定期的に兵がココに運んでくる」

アキト「食堂とかないの?」

ギル「ある事にはあるが、まだ兵の中ではお前を良い様に思ってない奴が多いから」

 なるほどとため息をつくアキト。

ギル「別に艦内を出歩いていいが、出来る事なら出歩かない方を進める。 そういう事があるのでな」

アキト「大丈夫。 夜襲を仕掛けられても、やり返す自信はある」

 自信満々に言うアキトにギルは「艦だけは壊すなよ」と言うのが精一杯だった。










 ギルが部屋から出て行って、しばらくした後、ディアが出てきた。

ディア『流石、アキト兄だね〜 見事な脅迫だったよ』

アキト「せめて交渉って言ってくれないか。 なんか、そっちの方が棘が無くていい」

 『どっちでも、結局やっている事は一緒じゃん』とディアが言うとアキトは言葉に詰まった。

ディア『そうそう、AAは予定通り『アルテミス』に入港したよ』

アキト「そうか、ならこの艦もAAを追いかけてアルテミス付近だな」

 アキトが「これでAAは一応、安心だな」と言うと、ディアが微妙な顔付きで話してくる。

ディア『ところがどっこい!! それがね・・・・・・』

 ディアの話によればAAは機密艦なので色々といちゃもん付けてマリュー達を監禁状態にしているという。

 さらに先程の戦闘がアルテミスでも確認されていたみたいでゲキガンガーの件も問題になっているようだ。

 だが、かろうしでキラがストライクのパイロットだと言う事はばれていないようである。

アキト「なるほど・・・・・・ストライクやゲキガンガーのデータを取って自分の手柄にしようと・・・・・・」

 「馬鹿な奴だなぁ」と呟くアキト。

ディア『まぁ、ある意味でココに来たのが正解だったのかもしれないけど・・・・・・これからどうするの?』

アキト「しばらくの間はこの艦で様子を見ようと思う。 後は頃合を見計らって脱出する」

ディア『それが1番妥当な策だね』

 と、ここでアキトはブロスが居ない事に気付いた。

ディア『ああ、ブロスならゲキガンガーに代わる新兵器を開発しているよ』

アキト「今度はゲキガンガーVとか言うなよ」

 ははははと笑いながら言うアキトにディアは・・・・・・

ディア『ギクッ』

アキト「ちゃんとしたの作れよな。 趣味に走らないで」

 図星だなと悟ったアキトが更に釘を刺すとディアは逃げるように通信を切った。

アキト「まったく・・・・・・」

 ふーっとため息をついて、窓に近付き外を見る。

 外は星々が綺麗だった・・・・・・





















−ヴェザリウス ミーティングルーム

 丁度、その頃ミーティングルームではアキトの事について会議が行われようとしていた。

 ちなみに参加しているのはクルーゼを始めアスラン、イザーク、ニコル、ディアッカの5人だけだった。

クルーゼ「今、諸君に見てもらっているの先程の戦闘の記録だ」

 スクリーンにはゲキガンガーがガンダム達の戦闘が映し出されていた。

クルーゼ「まさか、3対1で負けるとはな・・・・・・」

 投影が終わってのクルーゼの一言目がそれだった。

ディアッカ「けど、機体の性能があちらさんが上って考えられるぜ」

 確かに、と他のメンバーも頷く。

クルーゼ「いや、それはない。 整備班があの機体を軽く調査した結果がコレだ」

 スクリーンに映し出された運動性の数値はどれもが敗れたGを下回っていた。

 唯一、上回っていたのは装甲と攻撃力ぐらいである。

ニコル「こんな数値であの戦闘を!?」

アスラン「もし、同格の機体なら確実に負けていたというのか・・・・・・」

イザーク「つまり、俺達はハンデを与えられていたと言うのか!!」

 怒鳴るイザークの言葉に『G』のパイロット達は少なくとも屈辱を覚えた。

ディアッカ「―――って事はアキトはコーディネイターなのか?」

 ディアッカの当然のような質問にイザークが、

イザーク「決まっているだろ!! ナチュラルの筈があるか!!」

 断言するが、次のクルーゼの一言で、またもや一同は驚愕する。

クルーゼ「結論から言おう。 彼は・・・・・・コーディネイターではない」

一同『―――――!!』

 2度目の衝撃には十分のネタであった。

 ディアッカは軽く笑いながら「冗談きついぜ」というがクルーゼは発言を撤回しなかった。

クルーゼ「血液検査を始め色々と調べたが、彼は少なくともコーディネイターではない」

ニコル「では、やはりナチュラル・・・・・・」

 結論告げるニコルだが、クルーゼの話はまだ続いていた。

クルーゼ「ナチュラルと言いたい所だが、そうでもない」

アスラン「ど、どういうことですか?」

クルーゼ「彼の体内からナノマシンが発見された」

 その発言に驚愕する事すら忘れる。

アスラン「ナノマシン―――って、現在ではそんな技術は!!」

 そう・・・・・・現在の科学力はMSを開発する所で止まっている途上発展中なのだ。

 だから、ディア等の感情を出すAIが珍しいのである。

イザーク「じゃあ、そのナノマシンが奴の身体能力を上げているのですか?」

クルーゼ「そうとは言い切れん。 だが、彼が『イレギュラー』である事は確かだ」

ニコル「『イレギュラー』・・・・・・つまり、居るべき存在では無いと?」

 ニコルの見解にクルーゼは答えない。

アスラン「では、彼はこの後どうするんですか?」

クルーゼ「それは今から言う、我が隊の行動に反映する」

 するとスクリーンの画像が今度はアルテミスの映像に変わった。

クルーゼ「足付きは『アルテミス』に入港している事が判明した」

ディアッカ「じゃあ、『アルテミス』に総攻撃ッスか?」

アスラン「馬鹿か? 『アルテミスの傘』の存在を忘れたのか?」

 アスランの言葉に「あっ」と気付く。

クルーゼ「そうだ。 だが、あの要塞は後々厄介な存在になるだろう。
      そこでイザーク、ニコル、ディアッカの3名はガモフで『アルテミス』にいる足付きを襲撃してもらう」

 その言葉に一同は何度目かの衝撃を受ける。

ディアッカ「俺達、3人でですか!?」

クルーゼ「できるだろう?」

 クルーゼの視線が3人を射抜く。

イザーク「了解しました」

 逸早く了解したのはイザークだった。 続いて残り2人も了解する。

ニコル「隊長はどうなさるんですか?」

クルーゼ「私はアスランを連れてヴェザリウスでプラントに戻る。 『ヘリオポリス』の件でな・・・・・・」

 一同が「やっぱり」と納得した。

アスラン「では、テンカワアキトもプラントに?」

クルーゼ「いや、彼の存在の影響はプラントにも及ぶだろう。 今はガモフに残しておく。 連れて行くのあの機体だけだ」

 こうして、アキトの処遇は決まり、その場で解散となった。

 約3時間後、アキトは予定通りガモフに移されヴェザリウスはプラントへと向かった。

 そして、アキトの耳に『アルテミス崩壊。 AAは取り逃し』という情報が入ったのは、それから更に2時間後の話だった。























−???

 アキトがそんな目にあっている中、ココでは1人の女性がただ黙々と画面の内容と格闘していた。

 そして、女性が一息付こうと背伸びした時、

 ――プシュー

 誰かが部屋に入ってきた。

???「どうでした? 何か分かりましたか、イネスさん」

イネス「ううん。 全然・・・・・・ゴメンなさいね、ルリちゃん」

 椅子に座っていたのは『説明おばさんお姉さん』でお馴染みのイネス・フレサンジュ。

 入ってきたツインテールの少女は『電子の妖精』と言われたホシノ・ルリであった。

 そして、ココはネルガルのボゾンジャンプ研究施設のイネスの部屋である。

ルリ「イネスさんでも、無理でしたか・・・・・・」

 少し期待していたのかガッカリするルリ。

イネス「しかし、世界中の軍事基地で発生している『資材消滅事件』とウリバタケさんの設計図消滅と・・・・・・何の関わりがあるの?」

 流石のイネスでも勘付かないのか質問する。

 その前に『資材消滅事件』とは・・・・・・

 それは、この世界で勃発している事件であった。

 内容は、ある日、突然に世界各国の軍事基地の資材が少しだけ消失したという事件である。

 これに対して軍は『誰かの使い込み』とか『統計ミス』とかという単純な見解を見せていた。

 それもその筈、1つの基地から消失した量は大した事ではないからだ。

 だが、ルリはこの事件に引っ掛かる所が何ヶ所かあったのだ。

ルリ「1つは消失した日、そして・・・・・・時間」

 画面に表示されていたのは『アキトへの報告会』の日付だった。

 時間も多少のタイムラグがあるが、ほぼ一致している。

 それはイネスも認めていた。 だが・・・・・・

イネス「決定打が薄いわね。 同じ日に偶然起こった事かもしれないし」

ルリ「確かに、今までは薄かったです。 でも、今日もらったコレが私の確信を一層深めました」

 と言いつつルリが出したのは数枚の紙の束だった。

 イネスはその紙束を手にすると、その紙の正体が分かった。

イネス「これは・・・・・・設計図!!」

ルリ「そうです。 あの日、ウリバタケさんがなくした設計図のコピーです」

イネス「しかし、これが何の決め手に・・・・・・」

ルリ「よく見て下さい。 材料が全て無くなった資材と同じです。 ついでに言えば使用量も同じです」

 イネスはルリの言う事が正しいか、直ぐに確かめる。 すると、ルリの言うとおりの結果だった。

イネス「・・・・・・あまり、科学者としては言いたくないけど『偶然』という訳には?」

ルリ「100%これは『必然』です」

 ルリの目は本気だった。

イネス「・・・・・・分かったわ。 でも、『必然』って言う割には徹底的な動かぬ証拠があるんでしょうね?」

ルリ「はい。 この資材です」

 資料に一角に書かれていた資材名を指差す。

ルリ「この資材は現在はあまり使われてない上に一部地域しか採取されないみたいなのです」

イネス「それで・・・・・・ゲキガンガーにそれが使われていたの?」

ルリ「はい。 普段ならセイヤさんも使わないみたいなんですが、より本物に似せるためエンジンを特殊なのに変えたみたいなんです」

イネス「なるほど、それで消滅した資材はゲキガンガー製作に使われたと? で、それを調べてどうするの?」

 イネスの言葉にルリは少し落ち着き、話し始める。

ルリ「犯人はセイヤさんの設計図の事を知る人物・・・・・・」

 ポツリと呟いたルリの言葉にイネスは一瞬、分からなかったが何かに気付き、目を見開く。

イネス「ま、まさか・・・・・・」

ルリ「そうです」

 一呼吸置いてから続ける。










ルリ「アキトさんに間違いありません」










 真剣な顔から言われた台詞にイネスは少し喜びを感じていたが直ぐに冷静に戻した。

イネス「話が飛躍しすぎじゃないかしら?」

 その言葉にルリが眉を顰める。

イネス「仮にアキト君が資材をボソンジャンプで盗んだとしても設計図はどう説明するの?」

ルリ「そ、それは・・・・・・」

イネス「それに先日、極秘裏にコレを手に入れたんだけど・・・・・・」

 と操作して映し出されたのは資材置き場のようだ。

 すると・・・・・・資材の周りに虹色に光る粒子が出現して、次の瞬間には資材はなくなっていた。

 まさしく、そりはボソンジャンプその物であった。

イネス「これは衛星でたまたま写されていたんだけど・・・・・・CCやチューリップ無しで物質だけをボソンジャンプさせるのは不可能よ」

 イネスの言葉の意味はルリには十分に理解できていた。

 ジャンプするためにはジャンパーとCCかチューリップが必要である。

 その法則を無視したかのような今回の事件。

 こんな出鱈目な事を仕出かすのはアキトさんに違いないと急ぎすぎたのかもしれなかった。

ルリ「でも、私は・・・・・・」

 何か言おうとするルリの頭にポンッと手を乗せるイネス。

イネス「言いたい事は分かっているわ。 私だって彼の仕業じゃないか?って思っているんだから」

ルリ「分かっています。 だから・・・・・・」

イネス「ええ。 確証をつかみましょう。 アキト君の仕業だって!!」

 その言葉に俄然ヤル気の出てきた2人。

ルリ「では、最初から洗いなおしましょう」

イネス「そうね。 それと、この事は2人の秘密ね。 確証がつかめないのに大騒ぎになると面倒だから」

ルリ「わかってます」

 こうして、『資材消滅究明』に本格的に乗り出す2人であった。

 だが2人は気付かなかった・・・・・・・









 部屋の前から赤毛の少女が去っていくのに・・・・・・










to be continued







この作品はフィクションです。実在の原作・人物・団体・事件なとには、一切関係ありません。







−後書きコーナー

 拝啓

 1ヵ月ぶりの『SEED』でした。

 ちなみに今回の制作期間、たったの4時間。

 ネタ考えて、書き上げるまでが4時間。 けっこう、省いた所も多いような・・・・・・(   J J J

 そして、後半は前回の『おまけ』の続きなのです!!

 と、とりあえず・・・・・・メールも出来るようになり、

 そして・・・・・・ついに・・・・・・・





 サイトも出来たー!!





 思えば4年前にActionと出会い、1年前に『書いて見たい』という一心で勇気を込めて投稿して・・・・・・

 そして、ついにサイトまでひらけたー

 つーか、自分で何をしたいのか分からない・・・・・・

 とにかく、来て見てください。





 NOAH ←ウチのサイトです。





 ちなみにネーミングは大阪のKさんが考えてくれました。

 つーか、『NOAH』って多いぞ!!

 とにかく、後書き反省会スタートです。





−『KY・TA保護組織』『KY・TA撲滅委員会』−

 約1年前にゼクロスさんが考案してくれた組織です。

 遅くなってすいません!!

 今の所、活動内容は・・・・・・・

 『KY・TA保護組織』:キラとアキトに手を出す物を容赦なく排除する。 リーダーは今の所、マリュー

 『KY・TA撲滅委員会』:その名の通り。 キラとアキトが女性を落としていたら徹底的に邪魔をするのが活動。





−アルテミスでは・・・・・・−

 もう、殆どアニメと同じ。

 違うと言えばフレイが居ないのでキラの事がばれすに、

 襲撃のドサクサに紛れてストライクを奪還してAAはなんとか逃げ延びたのだった。





−前回のガス欠の理由−

 前回、ゲキガンガーのガス欠に不満の方が多々居たようですが・・・・・・考えてみて下さい。

 ほぼ無限にエネルギーを作り出す相転移エンジンなんて搭載したら、負けてヴェザリウスに乗艦する理由ができません。

 更に言えば、相転移エンジンを簡単に作り出したら、これから先の話がつまらなくなりますしね。

 そのためにブローディアを完全に破壊したんですし・・・・・・

 ―――と言う事でご理解下さいませ。

 あくまでもセイヤさんの本物へのこだわりと言う事で相転移エンジンを搭載しなかった、で・・・・・・





−部屋の前から立ち去る赤毛の少女−

 誰でしょう〜

 何故にココに居たか?というと・・・・・・やっぱり迷子ですから。

 そして、この後、この少女がアキトの運命を動かしてしまいます・・・・・・(予告)





−次回予告−

 とにかく、ガモフで過ごす事になったアキト。

 だが、そんな時AAでは新たな出会いが起こってた。

 そして、その出会いが少年を導いて行く・・・・・・

 次回『アフレンジャー ○○○ 登場』!!

 お楽しみに!!

2004年06月19日



 敬具












管理人の感想

TAKUMAさんからの投稿です。

 

> キラ「アキトさんがアスランの毒牙に・・・・・・」

> 一同『そっちかよ!!』

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・すっかり毒されてるなぁ、キラ(汗)

ま、環境が環境だし、仕方が無いと言えば仕方が無いか(大汗)

 

あ、それとリンクの件はOKですよ〜