◇

 

 「ふっ…、
ふっ…、
ふっ…、
ふっ…。」

時空管理局、時空航行艦アースラ。

虚空に灰色の巨体を浮かべ、静かに時を待っている。

Mrs.テスタロッサの引き起こした次元震は周囲の時空間を歪め、管理局本部への道のりを掻き乱してしまったのだそうだ。
数ヶ月はこの場で待機しなければならないらしい。

「はっ…、
はっ…、
はっ…、
はっ…。」

そのアースラの艦内の一角に犯罪者を閉じ込めておく為の区画がある。
幾重の障壁に閉ざされた鉄格子の檻が連なる場所。
その独房の一室に俺は居た。

「…ふぅー。」

退屈で仕方の無い俺は、筋力トレーニングに励んでいた。

Mrs.テスタロッサを送り出した後、身動きの取れなくなった俺達は高町 なのはに救い出された。
そしてそのままアースラに直行し、再び逮捕されてしまった。
魔力の欠片も無く、戦えないほど疲弊していた俺達は抗う事も出来ずに檻の中って訳だ。

吹き出る汗を備え付けのタオルで拭っていると、向かいの独房から重たい視線が向けられているのに気付いた。

そちらに目を向けると、アルフが俺を睨んでいた。

「……。」

「なんだ?
何か言いたい事があるのか?」

疑問に首を傾げながらそう聞くと、アルフの目付きが更に凶悪になった。

「…アンタ。
なんで、そんなに普通なんだ。」

「は?」

「ワタシ等、捕まってるんだよ?
なのにアンタときたら「暇だから身体を動かそう」って感じで筋トレしてさっ!
ちょっとは思う所は無いのかい?」

人差し指を俺に向けながらアルフが吼えた。

「んー?
別に。
やりたかった事は出来たしな。
管理局の連中のルールを押し付けられるのは不愉快だが、
だからといって、一々暴れていたら体が持たないしなぁ。」

「なんなのさ、やりたかった事って。」

「そりゃ当然、Mrs.テスタロッサの手助け。」

と、俺がMrs.テスタロッサの事を口にすると、フェイトの肩がビクリと震える。

フェイトは向かいの独房のベットの上で膝を抱えて物思いに沈んでる。
独房に押し込められて以来、ずっとそうだ。

フェイトと同じ独房に居るアルフが俺を、悪魔でも見つけた様な顔で睨み付けた。

「アンタ!
フェイトの前であの女の事を口にするんじゃないよ!!」

「おいおい、
そうやって腫れ物みたいに扱うから、フェイトの悩みが晴れないんじゃないか。
俺達が普通にしないと、フェイトもどうしたら良いか判らなくなるだろ?」

俺がそう言うと、アルフの顔が驚愕の表情に歪んだ。

「そんな。
暴力馬鹿なフラットに諭されるなんて…。
…、ありえない。
これは悪い夢なんだよ…。」

そのまま効果音付きで落ち込んで、独房の隅で膝を抱えてしまった。

すると、アルフの代わりにフェイトが口を開いた。

「………、
あれで…よかったのかな。」

「なんだ、フェイト。
後悔してるのか?」

フェイトの言葉に俺が疑問を投げ付けると、フェイトは首を振って否定し、
自身の心を捉えていた思いを口にした。

「母さんは、
母さんとは…、もう会えない。
次元の狭間へ向かわせた事は本当によかったのかな?
無理にでも引き止めた方が良かったんじゃ…。」

「だが、あの時は自分の魔力を提供して手伝った。
あれは嘘だったのか?」

「!?
…ううん、そんな事無い。
あの時はそうしたかったし、その事に後悔は無いよ。」

「だったら、何も悩む事はないだろうが。」

「でも、もっと良い方法があったのなら…。」

「ん〜?
だがよ、多分Mrs.テスタロッサにとってアレが最良だったんだと思うぜ?
アリシアって子を失ってから今回の騒動を起こすまで何年掛かったのかは知らんが、その間、色々試してきたんじゃないのか?
その上で取った行動だ。
アレ以上の方法は、中々無いんじゃないのか?
時間が無いって話だったしなぁ。
切羽詰ってた割には、世間に遠慮した計画だし。」

「?
どういう事??」

首を傾げるフェイトとアルフ。
どうやらアルフ、復活したらしい。

「結局、ジュエルシード10個で行動は起こせた。
なのにMrs.テスタロッサは21個全て回収しろと言っていた。
確実に成功させたいからってのも大きかっただろうが、
もし21個全て使えていたら、あれだけの大事にはならなかったかもしれない。
今も時空に影響が出ているのは、
ジュエルシード10個と時の庭園の魔力炉だけで強引に術式を展開しなければならなかったからだ。
って、推察出来る訳だ。」

「「おお〜!」」

フェイトとアルフが感心して声を上げる。

「少なくとも、俺が同じ事をするならもっと傍迷惑な騒動になってただろうな。」

これでフェイトに冷たく当たってなければ彼女、なのは嬢にも同情されてたんじゃなかろうか。

「精神的に結構ヤバ気な感じだったが、
限界まで追い詰められている割にはマトモだったともいえる…かもな。
フェイトに辛い言葉を吐いたのも、フェイトを自分の罪から切り離す為…だったかもしれない。」

血、吐いてたから肉体的にも限界だったのだろう。
多分、アリシアを復活させる為に掛かるだろう時間と自分に残された寿命がイーブンになっちまったんだろうな。
もしくは、アルハザードとやらなら自分を治す事も出来るだろうと。

「…うん。
そうかもね。
…でも、
………、もう会えない。」

ふと気になってフェイトを見ると、フェイトは静かに涙を零していた。

そうか、
寂しいのか。

「…そうだな。」

俺の頷きにフェイトが、か細い声で言葉を音にした。

「……結局、
一度も、頭を撫でてもらえなかった。」

「…一度も、微笑んでくれなかった。」

「そうか。」

俺としては「だからどうした?」というレベルの悩みなのだが、それをフェイトに押し付けるのも…な。

親に撫でられたり、微笑まれたりされたって嬉しくないと思うのは俺が男だからだろうか?
それとも、子供の内はそういうものなのだろうか。

ま、もう二度と望む事が出来ないって意味では少し共感出来そうな気がする。

「でも…。」

「ん?」

「最後のあの瞬間。
母さん、私達に微笑んでくれたような気がする。」

「…そうか。
俺の位置からでは判らなかったが一番近かったフェイトがそう言うなら、そうなのだろうな。」

「…うん。
そうだよ、きっと…そう。」

フェイトの顔に僅かではあるが笑顔が戻っていた。

「フェイトは笑っている方がいいと思うぞ。」

「?
そうかな?」

「ああ、俺はそう思う。」

「じゃあ、フラットも笑顔が似合うって事だね。」

先ほどより、よっぽどマシな笑みで俺に話しかけるフェイト。

「は?
どう言う事だ?」

「だって、私とフラットは瓜二つだよ?」

ビクッ。

フェイトの言葉に俺の体が一瞬凍る。

く、努力して意識の外に追いやっていた事を。
独房に鏡が無い事を、こっそり感謝していたというのに。
よりにもよって、フェイトに指摘されるとは。

そう、今の俺は女の身体なのだ。
しかも、フェイトのコピー。
フェイトに寄生している内は、まだ、どうとでもなった。
むしろ身体を借りている事の方が気がかりだった。

だが、今やこの身体は俺一人の体。
容姿が問題なのではない。
子供の身体で体力が無い事は不満だが、鍛えればいい。
男だった時も怪力だった訳ではなかった。
ただ、
男として有るべきモノが身体に付いて無いと言う事が、どうしようもない混乱を俺にもたらす。

…この身体になってから、まだ一週間たってないしな。

俺が今の身の上について逡巡していると、フェイトの表情が見る見る悪化した。

「フラット、私と同じなのは嫌?」

今にも泣きそうな声と顔で俺に問いかけるフェイト。

「いやいやいや!
そんな事、ある訳がないだろうがッ!!」

慌てて否定すると、フェイトは心底落ち着いた表情で胸を撫で下ろした。

「良かった。
フラットに嫌われたらどうしようと思った。」

凄く良い顔で微笑むフェイト。
少し見惚れたのは…気のせいだ。

と、この区画の入り口辺りから数人の足音が聞こえてきた。

「…やあ。
護送室の居心地はどうかな?」

クロノ・ハラオウンだ。

背後に背の高い緑髪の女性と平均的な身長の茶髪の女性を連れている。

緑髪の方はこの艦の艦長、リンディ・ハラオウン。
茶髪の方は通信士官のエイミィというそうだ。

「冷暖房完備で最高だ。
後はベットの寝心地をもう少し改善して欲しい。」

「ふん、
寛いでもらっては困る。
君達は犯罪者なんだからなっ。」

俺が感想を述べるとハラオウンの奴がイラついた声で返事を返してきた。

「まぁまぁ、クロノ。
…しかし、やってくれたわねフラットさん。
今回の時空干渉犯罪はプレシア・テスタロッサが主犯であり、
フェイト、フラット両名は目的を知らされず利用されていた…。
と、いう筋書きで報告書を作成しようと思っているのだけれど、
そうなると、フラットさんの行動が問題になるのよね。」

一歩前に出たリンディ・ハラオウンが額に人差し指を押し当てながら言う。

「あの事件の最後に二人揃って、プレシアに魔力供給を行なったのも問題だな。
上層部のうるさいのが、この点を突いてくるかもしれない。」

クロノ・ハラオウンが腕を組んで憮然と意見を述べる。

「ん?
別に、ありのまま報告すりゃいいんじゃないか?
少なくとも、フェイトが罪に問われる事はないだろうし、
何か問題あるなら、俺の所為にすりゃいい。」

「駄目っ!!」

肩をすくめながら俺がそう言うと、唐突にフェイトが吼えた。

「駄目だよ、フラット。
私は私の意志で戦った。
フラットは悪くないよ。」

「なぁ〜に、
安心しろ、フェイト。
有罪判決くらって牢獄に閉じ込められても、脱獄しちまえばいいんだよ。
現に俺は、俺が正しいと思った事をやっただけなんだからな。」

俺は涙目で俺に語りかけるフェイトをなだめる事にした。
ちなみに、脱獄は本気でやる予定だ。

「管理局職員3人の前で脱獄宣言されてもねー。
確信犯だし…。」

困ったなーって感じで笑うエイミィ。

「ま、その話は後で!
今回私達が来た用件は別なのよ。」

パンと拍手を打って、話を打ち切ったリンディ・ハラオウン。

「ゴホン。
とりあえず本局との通信の結果、
君達の身柄を本局へ移す事にした。
で、
移動前に一度、面会希望者と会わせておこうという話になった訳だ。」

渋い表情のクロノ・ハラオウン。
奴が口を開くと、両脇の二人が形容しがたい笑みを浮かべる。

何故か、俺の身体に鳥肌が立った。

「「そんな訳で、おめかししましょう。」」

リンディ・ハラオウンとエイミィの二人がヌッと一歩前に出る。
二人の両手には、衣服が入ってると思しき紙袋や化粧道具が入ってるような小箱が抱えられていた。

俺の本能が、現状を即座に認識した。

「ちょっ!?
ちょっと待て!
それはフェイトの分だよな?
なんで俺の方に来るんだ!
っていうか、何時の間に出したんだその道具っ!!」

「「判ってる癖にぃ。」」

やめろーーーーー、ショ○カーーーーー!!

ぎぁーーーーーっ。


 

 

魔法少女リリカル☆なのは 二次創作

魔法少女? アブサード◇フラット

第7話 「なまえに『ちゃん』をつけるんじゃねぇ」

 

 

  ◇

 

 海鳴市海浜公園。

柵越しに立つと、目の前には広大な海が展望できる。

空にはかもめの群れ。
のどかな風景だ。

海辺にありがちな生臭い匂いもしない。

心を空っぽにして海を眺めていると時が経つのを忘れそうになる。

…、隣でクスクス笑う声を無視出来れば。

「何、笑ってやがるアルフ。」

俺がブスリと文句を口にすると、アルフの笑い声が大きくなった。

「あははははっ。
いやいや、悪いね。
あまりにも、似合ってるもんだからさぁっ!」

「悪いと思うなら、笑うのをやめろ。
…、
フェイトまで笑うことないだろうが。」

微笑んだフェイトが視界に入ったので、フェイトにも釘を刺しておく。
豆腐にかすがいって感じだが。

「ううん、
本当に似合ってるよ、フラット。
まるでお姫様みたい。」

両手を胸元で合わせて、夢見るような表情で俺に笑いかけるフェイト。

ぐっ、
純真無垢なフェイトの笑み。

だが、笑いかけられた俺の方は状況が状況なら泣いてしまいたいくらいだった。

フェイトのお姫様発言で、判って貰えたと思う。
今の俺は、ゴスロリドレスに身を包んでいるのだ。

襟元からスカートの裾までヒラヒラのレースがごっちゃりついている。
色は黒でレース部分は白。
ニーソックスに革靴も黒。

髪型はポニーテールだ。
三つ編みになったりツインテールになったりお団子になったりした後、コレに落ち着いた。
何故か下着の格好のままで髪を弄られ続けたのが印象に残っている。

ご丁寧に肘先まで覆う手袋まで付けさせられている上、
実は下着までレースだらけだったりする。

対するフェイトの服装は、黒い半袖のYシャツに白いホットパンツ。
長い金髪を細い黒色のリボンでツインテールにしてる。
…明らかにフェイトの方がマシだ。
っていうか俺とフェイト、格好逆じゃね?
なんで俺がこんな格好を…。

おのれ、リンディにエイミィ。
この怨み晴らさでおくべきかっ!!

とりあえず、アルフの奴には絶対仕返ししておこう。

ちなみに、今、この場にいるのは俺、フェイト、アルフ、クロノ・ハラオウンの四名。

ハラオウンの奴は、何故か頬を染めて口を噤んでいる。

風邪か?
まぁ、そっとしておこう。

…と思ったが、そういえば面会希望者って誰なんだ?

「なぁ、ハラオウン。
俺たちに会いたいって酔狂な奴は誰なんだ?」

海鳴市で待っている以上、アイツだろうがな。
俺達の交友関係は無いに等しい。

「…。」

ハラオウンの奴は俺に視線を向けた後、何故か赤面した。

「おい、
顔を赤らめてないで、答えろよ。」

一歩ハラオウンに踏み込んで情報を吐かせようとした時、
軽快な足音と、特徴的な声が響いてきた。

「やっほ〜〜!
フェイトちゃ〜ん!
フラットちゃ〜ん!」

そちらに目をやると、高町 なのはがこちらに駆けて来るのが見えた。
服装は、普段のバトルジャケットに似た格好だ。
丈の短いブレザーに長いスカート。
白色主体で黒のラインが入っている。

俺達の側まで来て足を止めたなのは嬢に、ハラオウンが話しかける。

「時間はあまりとれないが、
しばらく話をするといい。
僕達は向こうで待っているから。」

「「ありがとう。」」

フェイトとなのは嬢がハラオウンに感謝を述べると、
ハラオウンとアルフが頷きあって、離れた所にあるベンチへ移動を始めた。
アルフの肩にはいつの間にかフェレット野郎ユーノの姿まで。

…、
おっと、俺がココにいてもしょうがない。

「おい!
待てよ。
俺も行…グヴッ!?」

3人の後を追いかけようとすると、急に襟首が絞まった。

誰かが俺の襟を後ろから掴んでやがる。

「ごほっ、
手前っ!良い度胸だっ!!」

振り返りつつ拳を振り上げ、目標をロックオン。

目標、なのは嬢。
出力最大!
Shoot!!

振り返るときの勢いも乗せた打ち下ろしの右ストレート。

俺の攻撃を察知したなのは嬢は、即座に俺の襟を放して左手を正面に突き出した。

バチッ!!

俺の渾身の右ストレートは電気の走ったような音と共に、なのは嬢の細い左手に受け止められていた。

「痛たたたた。
も〜、
フラットちゃんってば、いきなりパンチなんて酷いよ〜。」

「いや、
いきなり襟を掴んだ高町 なのはも酷いと思う。」

痛みに顔を歪ませながら言うなのは嬢にフェイトの突っ込み。

…、いまのは…。

「…、そうか。
瞬間的に魔法障壁を展開して、俺のパンチを減速させたのか。」

右手に残る違和感から、そう推測する俺。
先ほどの電気の走ったような音は、一瞬だけ展開された障壁の音だったようだ。

「うん。
えへへ〜、私運動音痴だから。」

「それは関係ないと思う。」

なのは嬢の台詞に再び、フェイトの突っ込み。

「で、
こうして引きとめるって事は、俺にも何か用があるのか?」

「うん!」

俺の疑問に良い笑顔で答えるなのは嬢。

「まずは、フラットちゃん!
フェイトちゃんのお母さんの攻撃から庇ってくれてありがとう!!」

「…は?」

俺がなのは嬢を庇う?

何時、何処で??
そんなの記憶に無いぞ?

疑問に頭を悩ましているとフェイトが何かに気付いたらしく、唐突に頷いた。

「あれだよ、フラット。
海に落ちたジュエルシードを回収した時、最後に母さんの雷撃を受けてしまったでしょ?」

「む?
むむむ、
おお、アレか!」

海鳴市沖での戦闘の最後にMrs.テスタロッサの雷撃を食らいそうになって、
なのは嬢を踏み台に離脱しようとしたものの、
勢い余って、なのは嬢を蹴り飛ばしてしまった事か。

「いや、あれは助けようと思ってやった事じゃないしな。」

「ううん!
いいの。
私が助かったのは事実だから!!」

文字通りの天真爛漫な笑顔で「ありがとー!」とお辞儀するなのは嬢。

「それと、フェイトちゃんもありがとう!
あの時、魔力を分けてもらえたから、時の庭園からも脱出出来たよ。」

続いてフェイトにも頭を下げるなのは嬢。

「そのお礼ならもう聞いたよ。
…それに、私達も時の庭園で貴女に助けられた。
貸し借り無し…だよ。」

「だから、ありがとう。」と頭を下げるフェイト。

「いやいや、こちらこそ。」と再び頭を下げるなのは嬢。

ペコペコ頭を下げる二人に「オイオイ。」と苦笑していると、二人が俺の方へ顔を向けた。

『フラットはどうするの?』

そんな風な期待を表情に込めて二人が俺を凝視する。

「「………。」」

二人の視線が痛い。

「……ちっ、
時の庭園で助けてもらった事には感謝しておく。
今までの事は水に流してやるぜ。」

プイッと顔を背けながら辛うじて感謝の言葉を口にする。
男が簡単に頭を下げるなんて、出来ん。

正直、自分でも「どうか?」と思う対応だったが、二人には十分伝わったらしい。

二人は唐突に「クスクス。」と笑い出した。

「…うん。
二人にあったら色んな話をしようって思ってたんだけど、
実際に顔を合わしたら、考えてた事…忘れちゃった。」

十分に笑った後、なのは嬢がテヘッ♪と俺達に微笑む。

「私も…たぶん、そうだと思う。
気持ちを上手く言葉に出来ない。」

公園の手すりに右手を預け、海を見ながらフェイトが話し出した。

「だけど、…嬉しかった。
真っ直ぐ向き合ってくれて。」

フェイトの言葉になのは嬢が「へ?」と返事を返す。

「うん!
友達になれたら良いな。
って思ったのっ!」

そのまま、フェイトに向き直ったなのは嬢が笑顔と共に言う。

「でも、
今日これから、出かけちゃうんだよね。」

「そうだね、
少し、長い旅になる…。」

微笑む二人が暗い表情になって落ち込む。

「また会えるんだよね!」

なのは嬢の問い掛けに微笑んで頷くフェイト。

「少し悲しいけど、
私はもう、選択してしまったから。
自分で自分の道を選ぶって。

だから私、逃げないよ。」

「うん。
強いね、フェイトちゃん。」

「ううん、
私は弱いよ。
でも、アルフとフラットが居るから。
そして、貴女も。」

「うん!
ありがとう!」

フェイトの言葉に頷き微笑むなのは嬢。

「あのね、フェイトちゃん。
もし、
良かったら、
…私と友達になってくれないかな?」

「…え?」

唐突な、なのは嬢の言葉に目が点になるフェイト。

「え?
どうして?
私、貴女を傷つけたのに。」

「それは私もだよ!
でも、二人で協力して敵をやっつけた事だってあるよ!
…あの時、私、嬉しかった!!
だから、フェイトちゃんとフラットちゃん。
私と友達になってください!!」

左手を差し出してお辞儀をするなのは嬢に、
驚きを隠せないフェイト…………と、俺。

え?

お、俺も??

と、フェイトがゆっくり一歩踏み出して、なのは嬢の左手を両手で包み込んだ。

「私なんかでよければ、喜んで。」

暖かいって言葉が似合うフェイトの微笑みに、
なのは嬢の花が咲くような笑顔が答える。

そして、その表情のまま、
…俺の方を向く二人。

またこのパターンですか?

あの、コレでも俺、18歳の男なんですが?
友達はいないけど、殴り相手なら不自由しなかった不良君なんですが??

「えっと、
…正気?」

俺の「夢なら醒めて」と祈りを込めた問い掛けに、
ブンブンと効果音付きで頷く二人。

そして、二人揃って、期待に満ちた表情で俺の行動を待っている。

…選択肢ねぇじゃん。

「はぁ、
やれやれ。
…ま、話し相手ぐらいならな。」

渋々と右手を二人の手の上に乗せると、なのは嬢が余った右手を俺の手の上に乗せた。

そのまま、ブンブンと上下に振って宣言した。

「じゃ!
これから、私達は友達だよっ!!」

なのは嬢が両手を解放して、俺達の手が離れる。

と、同時にフェイトの表情が見る見る暗くなった。

「でも、私…。
どうやったら「友達」になれるのか判らない。」

フラットなら判る?
といった表情で俺を見るフェイト。

「おいおい、
俺をそんな目で見るな。
知らねぇよ、友達のなりかたなんて。
自慢じゃねーが、俺は友達なんか一人もいなかったんだからな。」

腕を組んで、ソッポを向く俺。
ああ、ホントに自慢にもなりゃしねぇ。

だが、福音は即座に訪れた。

「大丈夫だよ。
友達になるのなんて、簡単だよ?
…、
なまえをよんで。
それだけでいいの。
始めはそれから…。
相手の目を見て、名前を呼ぶの。
君とか貴女とかじゃなく、名前で呼んで。」

なのは嬢がフェイトにそう、語りかける。

「……、
高町 なのは。」

フェイトがなのは嬢の目を見て語りかけるが、当のなのは嬢は首を左右に振った。

「ううん、
苗字は要らないよ?」

「…なの…は?」

「うん!」

「なのは。」

「フェイトちゃん。」

なのは嬢がフェイトの手を取って頷く。

…、
そして、俺の方を向いた。

………、
ああ、はいはい。
二度ある事は三度あるってね。

…畜生め。
なんで俺、こんな所にいるんだろう?

「………、
なのは。」

「うん!!」

投げ遣りではあったが、俺が反応してくれた事が嬉しかったのか、コクコクと頷くなのは嬢。

だが、なのは嬢の隣のフェイトが目をキラキラと輝かせて俺の言葉を待っていた。

「…フェイト。
っていうか、なのは嬢の定義なら当の昔に俺達は友達って事になるんだが、
そこんとこどうよ、フェイト?」

「それでも、嬉しいものは嬉しいよフラット!」

ニコニコ顔のフェイト。

対するなのは嬢は不満顔だ。

む?
なんでだ??

「『嬢』っていらない。」

ブスリとした顔で俺に言うなのは嬢。

…、なんかコレも何処かであったやり取りだな。

「なのはって呼んでよ、フラットちゃん!」

黙っている俺になのは嬢が要求を突きつけてきた。

「だったら俺の事も呼び捨てにするんだな、なのは。」

不満も露わに俺が答えると、途端に花咲く笑顔になったなのはが頷いた。

「うん!
判ったよ、フラットちゃん!!」

「って、オイ!
判ってねぇじゃねーかっ!!」

「ところでフラットちゃんって凄いおめかししてるね♪
とても可愛いよ!!」

「無視かよっ!?」

「うん、凄い可愛いよね、なのは。
管理局のリンディさんとエイミィさんが凄い乗り気になってね。」

「ああ〜、あの二人か〜、なるほど〜。
フェイトちゃんも、その服似合ってるね♪」

「ありがとう。
なのはの服も似合ってるよ。」

「うん、ありがとー!
この服、学校の制服なんだ〜。」

お互いの目を見つめ合って笑っていたフェイトとなのはの二人が、
唐突に俺の方を向いて声を発した。

「「皆可愛くて素敵だよね?」」

「だから、俺に話題を振るんじゃね〜〜っ!!」

俺の怒鳴り声に、何故か笑い出す二人。

ったく、
なんだか玩具にされてる気分だ。

と、その時、
笑っていたなのはがポロポロと涙を零し始めた。

「だ、大丈夫?
なのは。」

そっと、なのはの肩に手を置くフェイト。

「うん、大丈夫。
でも、
せっかく仲良くなったのに、
もう、お別れなんて…寂しいよ。」

「大丈夫、
また会えるよ。」

「…うん!」

フェイトの言葉に涙を流しながら頷くなのは。

「…、
少し判った事がある。」

「え?」

「友達が泣くと、
同じように私も悲しくなるんだ。
友達が笑うと、
同じように私も嬉しい。」

「…フェイトちゃん!!」

感極まったなのはがフェイトの胸に飛び込んだ。

フェイトは、なのはをしっかりと抱きしめる。

「なのは。
今は離れてしまうけど、
きっと、また会える。
そうしたら、また、君の名前を呼んでもいい?」

「うん!
勿論だよ、フェイトちゃん!!」

フェイトの言葉に涙を零しながら頷くなのは。

「会いたくなったら、
名前を呼ぶよ。
だから、
なのはも会いたくなったら、
私の名前を呼んで欲しい。
…困った事があったら、
きっと、私達が助けるから。」

フェイトも涙を流しながら、そう言い切った。

その言葉を聞いたなのはは、フェイトに抱きついたまま号泣し始める。

…なのは助ける時は俺も一緒ですかい?
ま、いいけどな。

しかし、

俺、肩身狭いよなぁ〜〜。
ホントなんでココにいるんだろう?

っていうか、
フェイトの男っぷり、上がってね?

俺と一緒に居た影響なのか?
だとしたら、すまないMrs.テスタロッサ。
アンタの娘は、女殺しの道を歩み始めてしまいました。

と、悩んでいたらいつの間にかハラオウンの奴が側に来ていた。

「…すまないが、そろそろ時間だ。」

ハラオウンの言葉で離れた二人。

「フェイトちゃん!」

ハラオウンに頷いたフェイトに、なのはが声をかける。

同時に自分の髪を左右に纏めていたリボンを解くなのは。

「思い出に出来るモノ、
こんだけしかないんだけれど。」

右手にピンク色のリボンを乗せて、フェイトに差し出すなのは。

「じゃあ、私も。」

なのはの行動に、フェイトも自分の髪を纏めていた黒い二本のリボンを外して差し出す。

「ありがとう、なのは。」

差し出した手と反対の手で、お互いのリボンを手に取る。

「フェイトちゃん。」

「きっとまた…。」

「…うん。
きっと、また。」

頷きあって、なのははフェイトのリボンを、
フェイトはなのはのリボンを胸に抱いた。

…、

…、

…、

…そして、二人は俺の方を向いた。

ああ、はいはい。
どーせ、そんなこったろうと思ってたよ。

はぁ〜〜。

疲れた溜息を吐いた俺は後頭部に手をやって、
一気に髪留めに使っていた布を振り解いた。

俺の手にあるのは黄色いバンダナ。
コレで蝶結びにされていたのだ、俺の後頭部は。

ま、この辱めから解放されるのなら、こんな恥ずかしイベントも悪くないかもな。

そのまま、なのはに投げ渡す。

「わっと。
あ、どうしよう?
リボン、もう無いよ。」

「別に要らねぇよ。
そのバンダナも元々、リンディ達が用意したものだしな。」

「う〜〜ん、そういう訳にもいかないよ。
え〜〜っと、
え〜〜っと。」

と体中をゴソゴソしだすなのは。

おいおい、変な物渡すんじゃなかろうな?

「あ、コレがあった!」

襟元に覗く蝶結びにされた、赤くて細い布に気付いたなのはがソレを解く。

「はい!
制服のだけど…。」

「別に気にしやしねぇよ。」

受け取らない限り、どこまでも食いつく事は既に判っているので、
とっとと受け取る。

「これで、フェイトちゃんもフラットちゃんも、
ずっと一緒だよ♪」

涙の残る顔で笑うなのは。

そのなのはの肩にユーノを乗せるアルフ。

「ありがと、
アルフさんも元気でね。」

「ああ、
色々ありがとうね、なのは、ユーノ。」

なのはとアルフが言葉を交した後、ハラオウンが口を開いた。

「それじゃあ、僕も。」

「クロノ君も、またね。」

「ああ。
次は朗報を携えて連絡するよ。」

「うん♪」

ハラオウンの奴…、
始めから無罪な口ぶりでいやがる。

ま、実際に刑に問われるのは俺だから、ハラオウンがどれだけ能天気でも問題ないんだが。

そして、ハラオウンを中心に展開した転移魔法陣の中に入る。

次第に光が強くなっていく中、俺達はなのはとユーノを見つめていると、
視界の端でフェイトがなのはに手を振った。

それに気付いたなのはが、右手を振る。

二人の手を振る動作が大きくなった時、
またしても二人が俺の方を向いた。

…、

…、

…、

何故か、転移術式も一時的にストップしてしまっている。
くっ、
エイミィの仕業か!?

………、

ああ、はいはい。
やれば良いんだろ、やればよぉっ!!

「ちっ!
あばよっ、なのは!!」

乱暴に手を振ってやると、なのはとフェイトが満面の笑みを浮かべる。

ついには両手で手を振りだして、
なのはの肩に止まっているユーノが振り落とされそうになっている情景を最後に、

俺達は、アースラに帰還した。




これから待っている事柄は面倒な事ばかりだが、まぁいいだろう。

俺は、生きている。

今、ここに。

だったら、どうとでもなるさ。


だって、生きているんだからな!


















 第7話 完


 魔法少女? アブサード◇フラット 完結

















 あとがき



T(TANK) はい。そー言う訳で、無印編、完結で御座います。

♭(フラット) この作品を読んでくれた奴、感謝するぜ。
        特にリアルタイムで読んでくれた奴等。
        遅筆なTANKに付き合ってくれてよ、アンタ等、最高だぜ。

T いやいや、本当に。
  年内に終わらせるつもりだったんですが…。

♭ 相変わらず、持久力の無い奴だ。

T うむ。デブは持久力が無いからな。
  代わりに瞬発力ならちょっとしたものだぞ?
  仕事で重い物を持ち運んだりで驚かれたりしてるからなっ♪

♭ それは…、ひ弱だって思われてるんじゃねぇのか?

T ぐはっ!!

♭ そんなことより、作品の話だろうが。

T むむっ!
  では、主人公であるフラットの事から始めようか。

♭ ああ、俺ね。

T 始めはもっと冷徹なキャラとして想定していたんだけれど、気が付いたらチンピラ君。
  でも、読者様には高評価。

♭ ま、「リリカルなのは」では出てこないだろう性格ではあるな。
  評価の良い原因は、そこらへんのギャップか?

T ここのサイトの代理人、鋼の城さんのコメントがフラットの過去を決定付けた決め手です。

♭ そもそも、俺の過去を設定してなかった辺り、作者のいい加減さが判ろう物だ。

T まぁまぁ。
  お蔭で、良いネタに出来たんだから問題無しだよ、君。
  当初はA’s編の守護騎士達の様な擬似人格って案もあったんだからな。

♭ やれやれ。
  振り回される俺は良い面の皮だぜ。

T ふむ、君はもっと珍妙な過去がお好きなようだ。

♭ うぉいっ!!
  なに考えてるんだっ!テメーっ!!

T 安心しろ、フラット。
  A’s編では散々振り回される予定だからな。

♭ 安心出来ねぇよ。
  今回だって、最後の最後でゴスロリだぜ?
  畜生、ぜってぇ仕返ししてやる。

T 男がこういう事柄に強く出れないのは真理だと思うんだけど、フラットはどう思うね?

♭ はんっ!
  生活基盤を抑えられてるから強く出れないだけだ。
  とっとと自立してしまえば、変な服を着せられる事も無くなるだろうよ。

T そういや、「フラットはテクニカル・ファイターだ」って意見や
  「泥臭い戦いは似合わない」って意見を頂いたりしたんだが。

♭ ん〜?
  まぁ、俺は男だった時も力で押していた訳じゃないからな。
  普通の奴が、普通に鍛えたくらいの体格だったよ。
  日々のケンカのお蔭で引き締まってはいたがな。

T 技巧に凝るのは、普通の男が多数の敵を屠る為には必要不可欠だったって言いたいのか?

♭ まぁな。
  元々、俺は罪悪感とかを感じにくい性格だったってのも影響して無くは無い。

T つまり、どんなド汚い手を使っても一向に心は痛まないと。

♭ それが俺の悲劇だったのかもな。
  可能ならば、誰の目にも明らかほど卑怯な手を使っていたから、
  不良共も「卑怯な手を使わせなければ俺達が勝つ」と思い込んでしまったのかもしれない。

T そして闘争は引き返し限界点を越え、最後にはフラット君刺殺さる…と。

♭ ま、理想としては、
  「最短で、最速で、最大の一撃」でアッサリ終わらせるってのが好みだが、
  何時もそんなに上手く行く訳無いからな。
  生き残る為にゃ手段を選んじゃいられないのさ。

T 先の意見に関して思う所は無いのかね?

♭ へ?
  あ、いや、持ち上げて貰えるのは嬉しいぜ?
  って言うか、テメーの好みだろうが、俺の戦い方は。

T あははっ♪
  完全オリジナルでキャラを造っていたら、OUT SIDEのアリスがもう一人出来てただけだろうけど、
  今回はフェイトがベースだからね。
  フェイトの技で自分好みの戦い方を模索してみたら、こうなった訳ですよ。

♭ ある意味、今回の思いつきは正解だったと。

T うん、間違いない。
  「アブサード◇フラット」を書く事で、二次創作に関する何かが掴めた気がするよ。

♭ 気の迷いじゃなければいいけどな。

T なんという暴言を。
  あ、気の迷いと言えば、プレシア・テスタロッサの事なんだけれど。

♭ それこそ、暴言な気がするぞ?

T 原作のアニメの台詞をトレースしただけで、凄い反響だったなぁ。

♭ 実際、Mrs.テスタロッサの前に立ってみればいいんだ。
  テメーの性根も少しは素直になるぜ。

T まぁ、正直、彼女の台詞は酷いものがあったけれど。

♭ この作品では不器用で壊れかけの母親って路線だったな。

T うむ、今回の冒頭でフラットが言っていたように、あえてアースラに居たフェイトに辛い言葉を浴びせる事で、
  時空管理局の同情を引き出し、フェイトは自分の良い様に使われていたと印象付けた。
  という解釈もありえる訳だ。

♭ 実際、フェイトはMrs.テスタロッサの計画を最後まで知る事は無かったしな。

T そこらへん、本気でフェイトを嫌っていたから何も教えなかった…とも解釈出来るのだが。

♭ おいおい。

T 拙作では、プレシアはフェイトを完全に嫌っている訳ではないが、アリシアと同じ顔である事に耐えられなかった。
  …と言う解釈に立っています。

♭ 嫌っていない理由は、今までフェイトが生かされてきたから…だな。

T 道具として使えるから生かされていた…としても納得出来るが、
  だとするなら、フェイトの人格はもっと破綻していてもおかしく無い。
  フェイトが何処までも母を信じられたのは、母親の判り難い愛情を、何処かで認識できていたからだ。

♭ そうであって欲しいというTANKの願望だがな。

T 二次創作だからいいんだよッ!

♭ ぶっちゃけやがったぜ、コイツ。

T ところで、読者さん達も疑問だと思うんだが、何で君、プレシアに協力したんだ?

♭ おいおい、作者が何言ってんだよ。

T こういう形の方が、君も答えやすかろ?

♭ やれやれ。
  …とは言っても、正直な所「手助けしたかったから」としか言えんぞ?
  俺自身、なんでそうしたのか判らん。

T くっくっくっ、
  フラット君は自分の感情を認めるのがお下手な様子。

♭ はぁ?
  何言ってんだテメー。殺すぞ?

T ふむ、ではぶっちゃけるとしよう。
  つまり、
  フラットがプレシアに協力したのは、
  ズバリ、フェイトの為だ!!

♭ はぁっ??
  それこそ何言ってんだ?

T ふっ、
  フェイトにとって、母親であるプレシアの望みは何としてでも叶えたい。
  だが「大嫌いだった」と言われ、フェイトは心を閉ざしてしまった。
  いずれ回復するだろうが、その時プレシアの顛末を知れば、それがどういう形であれフェイトは悲しむだろう。
  ならば、自分が介入する事で、フェイトが望むであろう事を成し遂げようとした。
  それが今回の君の行動原理だ。

♭ テメェ、俺も判らなかった事をベラベラと。

T 実はさっき、ようやく理解できた。

♭ それまで俺の行動を理屈付けられなかったってのかよ(汗

T Exactly.(そのとおりでございます)

♭ なにJoJoってるんだよ。

T まぁまぁ。
  ホントなら、話の中で表現するのが正しいんだろうケド、そこら辺は素人ゆえ、と勘弁してください。

♭ コレを話にねじ込むのは一苦労だしな。
  さて、次の話題はフェイトか?

T ある意味、拙作のメインヒロイン。
  この話はフェイトの成長物語…と言えなくも無い。

♭ フェイトを主軸に据える事を決めたのは彼女のひたむきな様に感動したから…だったよな。

T うむ。
  6話でフラットが驚いているが、フェイトの立ち直りの早さときたら尋常ではない。
  しかも、誰かの言葉を鵜呑みにした立ち直りではなく、自分の言葉で語っている。

♭ あれは驚きだったぜ。
  しかも、吐く言葉は成熟した大人でも安易には口に出来ない内容だ。
  正直、マジに惚れそうだったな。

T プレシアに言った言葉は、基本的にアニメで言っていた言葉だね。
  流石に、心身喪失状態からの復活がやたらと急だったんで、手を加えてみたけど。

♭ と、持ち上げた割には、この7話ではツッコミ要員だが?

T まぁ、この話はオマケなところもあるから。
  なのはとの兼ね合いってのもあるかなぁ。

♭ 読者さんが言ってたっけか「ネジの緩んだ、なのはが良い」って内容の事を。

T なのはに関してはちょっと悩んだね。
  なにせ、そのまま出したら、フラットと噛み合う事無く平行線になるのは間違い無い。

♭ 「お話しよう!」
  「死ねやっ!!」
  って展開か?

T …そのままだったかも。
  まぁ、真面目な所はフェイトが頑張ってくれてるから、おバカな路線はなのはに頑張ってもらおうと。

♭ TANKの認識したなのは像が、あ〜いうのだったってのが真相なんじゃね?

T 否定はしない。
  一応、出てくるキャラクターは原作準拠ではあるけど、俺という視聴者のバイアスが掛かってるからね。

♭ ところで「リリカルなのはA’s」をチラリと見たんだが、今回も話の大筋を弄れなさそうな展開だぞ?

T なのはとヴィータ。
  フェイトとシグナム。
  アルフとアーチャーっぽいの。
  残りのネーちゃんはユーノかクロノの担当か?確かにフラットの出る幕が無いな。

♭ おいおい、ザフィーラとシャマルだろ。
  ちゃんと名前で呼んでやれよ。
  まぁ、ザフィーラはFateのアーチャーに似てなくも無いような気がするが。

T ま、全て原作どおりの戦闘にしなければならない訳で無し。
  なんとかお前さんをねじ込んでやるよ。
  なんなら、はやてと戦うか?

♭ それはイカンだろっ!
  新しくはあるが…。
  そういや、俺のデバイスやバリアジャケットについては?

T おう!
  良くぞ聞いてくれました!
  既にアイディアは固まってるぞ。
  さぁ!コレを着るのだっ!!

♭ ぐあぁぁっ!?
  またこんな格好かよっ!!

T フェイトの衣装に比べたら、大分大人しいけどな。

♭ 程度の問題じゃねーっ!
  ズボンを寄越せ!

T 要求は却下されました。

♭ ド畜生ッーー!!

T おお、土埃を上げて走り去ってしまった。
  よほどショックだったのか?

T ともかく、ここまでお付き合い戴き、本当に感謝です。
  次は書き掛けのナデシコ二次創作 OUT SIDE の更新を予定しています。
  ホントはOUT SIDEの初期の話、
  文章の見易さを理解できてなかったまま投稿していたので書き直したい所なんですが。
  ま、余裕があれば…。

  ちなみに、A’s編の投稿時期は未定です。
  多分、A’s編を手がけだしたら、ナデシコの方はノータッチになっちゃいそうなので、まずはナデシコの方を。
  とはいえ、OUT SIDEも長い話なので、どうしたものやら。

  さ〜〜てっ、OUT SIDEのキャラクター達を思い出さないとな〜〜。













感想代理人プロフィール

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代理人の感想

完結おめでとうございます。お疲れ様でした。

しかし、フラット君そう来たかー。

フラットとフェイトの、最初で最後の対決とか来るかもと思いましたが、さすがにそれはありませんでした。

代わりにクロノ君がコケにされまくってましたが。

あれだね、勝負には負けても試合には勝ったね!(爆)>フラット

 

>もぉいいや。こうなったらフェイトちゃんの時みたいに、フラットちゃんも力一杯吹っ飛ばして、白黒ハッキリさせるの!

魔・神・降・臨・!w

いやぁ、ここらへんの割り切りがなのはさんでしょう。

無印とAsのなのはさんはおバカの要素が多分にあると私も思います。

それが「真っ直ぐさ」と表裏一体なのが彼女のいいところな訳で。

 

>ここのサイトの代理人、鋼の城さんのコメントがフラットの過去を決定付けた決め手です。

えーっ。そうだったのか。w

でも仮想人格だとしたら、ある意味最高、ある意味最低な出来だと思いますw>フラット

 

>デブは持久力に欠ける

不思議ですねぇ。我々の腹に付いてるのは栄養タンクのはずなんですが(爆)





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