その後、トビウメからユリカが帰って来て(ジュンを置いてきて)ムネタケを軍に返して

ユリカが戻っていったことにコウイチロウが泣き、そして、カオリの正体がばれ始めた

 


異世界の平和を護る女神

第三話、「陰の薄い男、そして地球防衛ライン」


 

軍の反乱も終わり、軍の本部へと防衛ライン通称「ビックバリア」のバリアを解除してもらうことにしたナデシコ

今日もまた、暴走が起こりそうだ

 

その頃……軍の本部のビルでは……([ ]は英語です)

軍会議を開いて、ナデシコについての今後の計画を立てていた

[ナデシコ許すまじ!]

軍の上層部、議長が叫ぶ

そのとき、隣に居た女性が言う

[議長、通信です]

[どこからだ?]

[それが…その……ナデシコです]

そして、ウィンドウが開く

そこには浴衣姿のユリカが居た

「あけましておめでとうございます〜〜〜♪」

まぁ何とも緊張感の無い声、後ろでは、ドイツやらほかの国々の人が「フジヤマー!」などと叫んでいる

「礼の仕方がなっとらんな、もう一度教育をしなおせ」

議長が低い声で言う

「すみませんでしたー」

謝る気まったくゼロ

[えっと、ビッグバリアを解除してもらえたらユリカうれしいなぁーなんて]

[なに?!ビックバリアを解除しろだと!寝言は寝ていえ!!!]

[そ〜ですか、それならユリカ強引にでも突破しちゃうからね]

「ならナデシコは軍の敵だ!!!」

とりあえず、ナデシコの「ビックバリア解除」作戦は失敗に終わり

軍に喧嘩売るだけであった

 

落ち着いたナデシコ

とある方では、カオリの正体の噂話、

艦長・ユリカとコック・アキトの艦内全体を使った壮絶な追いかけっこ

更にゴートが、わけのわからないことを叫び始めたこと

その叫び声が響いたのは、軍の反乱後、数時間経ったことだった

戦艦とは思えないほどのおちゃらけムード全開だ

その一コマを見てみよう

 

食堂……。

アキトが何かを料理している、この匂いはチャーハンだな

コックなので、きちんとした料理ができるのかどうか、ホウメイに審査をしてもらうのだ

「できました」

そしてホウメイが審査をしていく

「まだ味がきちんとできてないようだね、それはこれから勉強すればいいことだし、合格!」

「よかった〜」

ほっと、胸をなでおろすアキト、どうやら過去に来てこれば始めての料理

味の保証ができてなかったのだ

「ほら!、あんた達も仕込みを始めな!!」

食堂の指揮を取っているホウメイが叫ぶ

 

ブリッジ……。

ゴートが何やら騒いでいる

「私は神と女神を見た!!!」

ゴートさん壊れました

「女神はなんとなくわかるとしても……神って何?」

「よくわかりません、私、少女ですから

それと…バカばっ〜〜か♪」

「ルリちゃん真顔で結構すごい事言うわね」

「仕方ありませんよ、それにしても暇だなぁ〜」

「こらルリルリ?あんまりサボると艦長に怒られるわよ?」

「はぁ〜い(仕方ありませんね…オモイカネ、暇つぶしになるものありません?)」

隠れて遊ぶホシノルリ

そしてゲームをやり始めた……ゲームの題名は?

「あれです、新界戦争を略したRPGゲームです、確かヴ○ルキリープ○ファイルですよ」

ナレーターの質問を真顔で答えを返さないでください………って?!

あぁ……カオリが知ったらとんでもないことになるぞ……。

あの人、運命の女神三姉妹に結構好かれているから(手篭めにされたと言う)

 

格納庫……。

カオリが左手に10枚くらいあるA4番の紙を持って格納庫のウリバタケを探していた

「すいません、ウリバタケさんはどこに居ますか?」

「班長なら、あんたのエステバリスの調査をしているよ」

「そうですか(あれは私の力だって言うのに……。)」

そしてカオリのエステバリス前

「ウリバタケさーん」

「(おかしい、あんだけ動いたら関節系統が破損するはず、なのにこいつのは破損どころか新品同様だ)

どうした?そんな大量の紙持って」

「え〜とですね、これを作ってほしいのですが……。」

「あんたには、生成ができるんだろう?そんなら必要ねぇじゃねぇか?」

「この系統だけは生成が無理なんです、だから作ってもらったほうが早いので……。」

そして、そのA4の紙をウリバタケに渡す

「こいつは……?」

「近距離系最高攻撃力を誇る「ガンブレード」、

これは、敵に剣撃がインパクトしたときに、トリガーを引くことによって

中の弾丸が剣にあたり、超振動となって相手を切り裂きます

「イミディエットナイフ」を剣にして、超振動を一時的に作り出す剣といったほうが言いでしょう

そして、本来は人の生命力を感知して剣を変化・成長する剣「アルテマウェポン」

その応用した、重力波ソード……「グラビティ・ブレード」、

能力は、フィールド出力を感知しその出力に合わせた攻撃力を出す……

敵のフィールドは即消滅するし、こっちが無傷ならほぼ一撃で両断できる武器」

紙のその武器の特性が書いてある場所を指差しそして

「それぞれの特徴は今さっき言いましたけど、欠点があるんです

「ガンブレード」は弾数制限があること、それとリロードに時間がかかること

「グラビティ・ブレード」に関してはこれは言うまでもありませんね

中破まで破損してしまったら、もう使えれません

どれだけダメージを受けずにこの剣の真の力を維持しつづけるか…パイロットの腕にかかわってます

たぶん、ホシノさんが機動兵器の資料を持ってウリバタケさんを呼ぶでしょうから

その時にでその武器の説明お願いね♪

追加で、その機動兵器の予備も作っておいたほうが良いよ♪」

「あぁ…だが、おまえ意外に使いこなせるのか?

それが出来なければ作ってやることはできん」

「それなら大丈夫だよ

スペックダウンすれば、誰でも扱えるようになる

ただし、ナデシコの規定

「腕は超一流、性格・素質に問題あり」の超一流でないと

扱えませんよ、ガンブレードはイミディエットナイフの大型だから、そのままのシステムで十分だし

グラビティ・ブレードは出力を一定に保てばいいんだから

それと、お金は必要ないからね、その二つの装備は

ただ、量産するときにプロスペクターと相談してください

材料などは、プロスペクターさんに頼んで乗せてもらいました、第二格納庫のコンテナに積んであります

ほかの兵器の開発などに、使っても良いです、私の私物だから(レナスお姉様に感謝しないと)

量産するときは、私に言ってね♪」

「わかった…ただ、火星まで我慢しろ」

「それはわかってますって♪

そのときに必要だから、今言ったの

あなたの腕なら出来ると信じてね♪」

「うれしい事言ってくれるじゃねぇか、おぉし!

整備終わったら、これ作るぞー!!」

 

また戻ってブリッジ

艦長が戻ってきて、ビックバリアを突破する作戦を考えている

第4防衛ラインまでは問題なしと言うことで

第3防衛ライン、機動兵器戦が重要だといい

整備班に頼んでエステバリスの強化が入った

強化の最優先部類は、カオリの言った

「ガンブレード」「グラビティ・ブレード」

そして、リミッターを少し下げると言うことになった

 

ナデシコが宇宙に上がろうと準備をしているころ

宇宙軍のアオイジュンは、地球第3防衛ラインのあるステーションに居た

そこの医務室で揉め事をやっている、IFSを付けるか付けないかでもめているようだ

「うるさい!とっととかせ!!」

無針注射針で自分の首の動脈にあて、トリガーを引く

「うっ……。」

気を失いそうになるが、そこはユリカへの思いで耐えた

そして、テルフォニウムに乗り込むジュン

「(ユリカ…君が敵になる前に君を連れ戻す!)

目標!!機動戦艦ナデシコ!!!」

そしてステーションから飛び立つデルフォニウム九機

そのとき、ジュンは気づいてなかった……。

ナデシコに最強と言われる女神が居た事に

 

第3防衛ラインまできたナデシコ、ここからがエステバリスの性能とパイロットに託されるとき

カオリは即に準備していて、武器の説明を聞いている

そのときに「ガンブレード」が未完成ながら形はしっかりとしたものになっていた

元々、自分が愛用していた武器だったため、性能チェックと未完成だから制限があるだけですんだようである

そして、エマージェンシーコールが鳴り響く

そのとき、誰も気がつかなかった

ダイゴウジ・ガイこと、ヤマダ・ジロウがエステバリスに乗っていたことに

そして、飛び出していってしまった

「ウリバタケさん?!」

「しまった?!あいつのエステバリスには武器がついてない!」

そこへ、漆黒の皇子こと、テンカワアキトがくる、ちょうど聞いていたようだ

「じゃあ、俺が渡してきます!!それでも無理なら連れ戻します!」

「くっ!二人ともすぐ出てくれ!いいか!無理すんじゃねぇぞ!!!」

「わかった!テンカワアキト行きます!」

「大丈夫!!アマツカカオリ…エステバリス「エンジェル」出る!!」

そして、飛び出していく……二人の見たものは?!

 

そして、第3防衛ライン空域

八機のデルフォニウムにたこ殴りにされている

青紫色のエステバリスがあった

一体は何とか倒したもののそのままたこ殴りにされているようだ

更に、二人の視界には壊れたエステバリスの残骸が入っていた

「ヤマダ君…何をやっているのよ……。」

「あの…バカが……。」

そして通信を繋げると…。

「仲間のピンチだ〜〜〜助けてくれ〜〜〜〜!!!」

と叫んでいるヤマダの姿

「仕方ないな……。」

「敵のほうは私はに任せて、テンカワ君はヤマダ君の救助に向かって」

「わかった、すぐ向かうから無理をするなよ」

「わかってるって」

「お〜〜〜い、早く助けろ〜〜〜〜〜!!!!!」

そして、アキトがヤマダの機体を回収し終わって、敵に背を向けたとき

いっせいにデルフォニウムが突っ込んできた

その特攻をかけたデルフォニウムの眼前にいきなり翼を生やした

一機のエステバリスが居た

「ここは通さないわよ」

そして、腰に差してあった剣を取る、トリガーが付いているので、人差し指はそのトリガーにかけて取った

それには、リボルバー式拳銃が付いていて、刀身の部分につながっていた

「なんなんだ?!あの武器は!!」

デルフォニウムの部隊の一人が叫ぶ

更にその武器を警戒したのか、カオリの機体を中心に周り囲んだ

そしてカオリは通信回線をオープンにし、サウンドオンリー状態で話し始めた

「さぁ〜て、未完成だけど、この「ガンブレード」の威力、ためさせてもらうわ!!」

そして、ねらいを一体に絞り、一気に翼を使って加速させる

「なに??!!加速が早すぎる!!??」

「そっちのほうが好都合!!!食らいなさい!!!!」

剣をデルフォニウムのバーニアの燃料タンクと本体の結合部分めがけてなぎ払う!

その装甲に触れたときにトリガーを引いた!

ガゴオォォォォン!!!!!

拳銃の弾丸が壁にあたったような音が鳴り響き、そのバーニアの付け根を真っ二つに切断した

「流石、私愛用のガンブレード!!扱いやすくて良いねぇ!!」

カオリはこう言っているが、実際にはすごく難しいのである、書いたり・言ったりするのは簡単そうに見えるが

実際にやろうとすると無理が生じてくる、こう言うのを「言うのは易し、やるのは難し」と言う

「遅くなってすまない!!」

アキトの機体が、カオリのそばへ行く

「大丈夫!まだ始まったばかりだよ!」

「そうか!!なら手っ取り早く片付け……」

「テンカワアキト!!!僕と勝負しろ!!!」

いきなりアキトの回線に割り込んで、叫ぶジュン

「君はユリカを奪った…それが許せない……。だから!!

テンカワアキト!!僕と一対一で勝負しろ!!」

「それでおまえの気が済むのなら…勝負してやる!!!」

「「行くぞ!!」」

二つの声が重なり合って、一対一の決闘が始まる

 

別空域では

「さて、向こうは決闘始めちゃったし、とめるのは後にして、すべて戦闘不能くらいまでしてあげましょう!!」

オープン状態のまま話しているカオリ

そして一気に突っ込んでいく!!

デルフォニウム隊は多少遅れながらもミサイルを乱射する!

「甘いよ!!」

ドドドドドゴォォォォン!!!

すべて、そのエステバリスにあたることはなく、その目前で破壊されていた

「(ラグナおじさんの得意技だったしねぇ!!)」

そして、また加速で一体に近づき、デルフォニウムのバーニアの燃料タンクと本体の結合部分をなぎ払って斬る!

ガゴオォォォォン!!!!

また一体、戦闘不能にされた

「さて!ここから私の華麗な技!!行くよ!!」

カオリのコックピット内に無数のウィンドウが現れる

その内容は「リミッター解除、出力最大」「ガンブレード弾数4!」「エネルギー出力上昇!」「連続剣…開始まで5……。」

「特殊技!!」

そして、ひとつのウィンドウが、カオリの目の前にかなり大きく表示される

それは……。

『GO!』

それと同時にカオリが叫ぶ!!

「連・続・剣!!!!」

残っていたデルフォニウム部隊の内

最も近い一体に最高加速で近づく

下段構えで近づき、そして……。

ガゴオォォォォォォォン!

ドゴォォォォォォォォン!!

ガゴオォォォォォォォン!!!

ドゴオォォォォォォォォン!!!!

剣を斬り上げ、斬り下ろし、斬り上げ、斬り下ろしと流れるように斬る

しかも、トリガーまで引いて、ダメージを増幅させた

そして、一定の間合いを空け……そして!!

「フィニッシュブロー!!!!」

また最高加速で敵との間合いをぎりぎりまで詰める

剣は下段の構えで……

「ラフディバイト!!!!!」

ちょうど体制を崩し、横に倒れるデルフォニウムのバーニアの燃料タンクと本体の結合部分をめがけて

斬り上げる!そこには無数の真空の刃が回り、デルフォニウムを切り裂く

そして、戦闘不能…コックピットは外してあるので何とか生きているであろう

まぁ、大技が出たところで、アキトとジュンの一騎打ちへ行こう

 

「僕は正直、君が憎い!!」

「だからなんでだよ!!」

「僕はユリカをずっと見続けていた!なのに!」

「俺はユリカとは何にも関係が無い!!!」

そんなやり取りの中……。

「ほかの隊員はもう逃げろ!!」

「しかし……。」

「もうすぐミサイルの雨がくるぞ!!」

「り、了解しました!!」

「それでいい…。」

ナデシコブリッジでは……。

「第二防衛ライン!ミサイル多数!!この数は異常です!!」

ホシノルリによる第二防衛ライン到達…だが、予想してなかったことが起きていた

「なんだと?!」

「くそっ!!」

「……。(弾薬精製…今作れるのは波動弾1発、徹甲弾5発、速射弾100発……か…。)」

「!」

ユリカすら驚いている………そのミサイルの量は?

「未確認ですが、150発はあるかと思います」

………。150発……。どうしようか……。

そして……。

ナデシコの前に乗り出し、両手を広げ、ナデシコを守るように出るジュンの乗ったデルフォニウム

「ジュン君?!」

「僕は……ユリカを守るためにここに来ただけなのかもしれない……。」

そのとき、天使の翼を持ったエステバリスがジュンの前に居た

そして……。追いかけてきたアキトに向かって蹴り飛ばす!

「そう思うのなら、ナデシコで守って見せなさい!!!」

「あ、あ、アマツカさん?!」

慌ててジュンの機体を受け止めるアキト、そこから秘所回線で通信がくる

「すぐに戻って!!私なら大丈夫だから!!!」

「で…でも!!」

「ミサイルを落としたい気持ちもわかる!でも今は!!」

「……わかった」

「私は死なないわ、異世界を守ると言う使命があるから」

「………噂は本当だったんだ」

「仕方ないわね、でも誰にも言わないでね」

「多分ばれてんのじゃない?」

「少なくとも火星まではね」

「わかった…火星に付いたときに本名教えてもらうよ、「アマツカ・カオリ」だなんて、偽名だろ?」

「あくまで本名よ…けど火星に付いたら教えてあげる」

「そうか…なら!今やるべきことを」

「そう言うこと、「GOOD RUCK」!!」

 

そして、大量のミサイルの前に立つカオリ、その突破策とは?!

次回、「異世界の平和を護る女神」

第四話「防衛ライン突破…サツキミドリを救え!」

アキト「出番少ないよな〜」

 


後書き

え〜入学式前に書いている

天使邦明です

 

今回、機動兵器等の強化についてですが

ひとつ問題がありました

「名前」と「形」です

アマツカカオリ機、エステバリス「エンジェル」でしたが

強化にしたがい、形と名前を変更することにしました

読者の皆様

電波等でこんな機動兵器が良いというものがありましたら

どしどし送ってきてください

「プローディア」等も出していいんですが、何せそれはアキト専用機なので

ほかの名前でよろしくお願いします

 

感想・誤字脱字等はkaori110@hotmail.comtza@ogaki-tv.ne.jpまで

よろしくお願いします

 

P.S ウイルスメールを送ってきてくださるのはご苦労なことですが

   ケーブルテレビのメールアドレスですのでそちら側で削除されてしまいますよ

   作るのにも取り越し苦労なので、送らないほうが良いですよ


 

 

管理人の感想

天使邦明さんからの投稿です。

なんだか、ジュンは何時もの事として・・・アキトが目立ってませんね(苦笑)

他のナデシコキャラも、どうも存在感が薄いような気がします。

もう少し、オリキャラだけでなく、既存キャラを目立たせてもいいんじゃないでしょうか?

プロスさんなんて、台詞無いですし(苦笑)