「戦うことはいけないこと」そんなことは誰もがわかっていること・・・

             でも、要求が通らないときは、自分の正義のため戦います。  

 

自分の正義・・・テンカワアキトという稀代の女たらしの魔の手をルリさんから守ることだ!!

 

 

ハーリー  愛の劇場

第3話

 

 

「敵機確認。戦艦1、機動兵器3」

そうアルが言った。

内訳は機動戦艦ナデシコ(Yユニット)とエステバリスパーソナルカスタムが二つ、後ダリアだった。

 

オクトパス・サーガで出撃したハーリー君はそれらを迎え撃つ。

まず、真紅の羅刹こと北斗操るダリアがハーリーをDFSで斬りかかる。

オクトパス・サーガは8本の触手からグラビティ・ブラストをぶっ放す。

ダリアはそれをかわしつつハーリーに斬りかかる。

オクトパス・サーガは手のDFSで受け止めた。

「貴様本気だな!? テンカワアキトはわたさん!」

「師匠! というか北斗さん、死にたくないならやめてください。 死にますよ!」

「あいつを守るためなら命は惜しくない。 そっちがその気なら本気でやるまでだ!!」

 

北斗は間合いをとると本気でDFSで斬りかかってきた。

「アーク! ルーク!コードO(オー)準備!戦艦をたたく!」

「でもそれなら本来の目的が・・・」

「アーク、発射と同時に目的をやる。いいから準備だ!」

「は〜い」

オクトパス・サーガはコードO(オー)の準備を完了した。

「総転移エンジン 出力125% いけるよ!ハリ兄!」

「ナデシコ! もう一度言います! ルリさんとユリカさんとテンカワアキトの身柄を差し出しなさい!

 本気でナデシコを落とす用意は完了している!」

「グラビティ・ブラスト発射!」

そういうユリカの指示で、ナデシコはグラビティ・ブラストを発射した。

「ルーク!ディストーション・フィールドに変更!最大出力で展開! 耐えるぞ!」

最大出力でディストーション・フィールドを展開したオクトパス・サーガに ナデシコのグラビティ・ブラストが襲う!

そのときナデシコの外側で突然爆発した。

「何? 何が起こったの?」

「ミサイルが当たりました。損傷は非常に小さいものです。だがそのせいで照準がはずれました。」

 

「待たしたな。ハーリーの兄貴!」

「その声はもしかして、あの天下のマッドサイエンティストのイネスさんを師と仰ぎつつ、

 木連の山崎おも師と仰いぎ、なおかつ全世界博学知識人コンテストですべての部門に2位となった若き天才科学者の・・・

 えーと・・・誰だっけ?」

「ルネ・バルストイだ。

 ようやくこいつができた。あの組織に入ってほしい。」

「いいぜ。目的は一緒だ。反対する意味がねぇ。」

「あれのなかに目標が? いくぜ!」

 

「なんだかわからないものが出てきましたが気にすることはありません。

 攻撃してきたら撃墜を許可します。マキビハリの撃墜を最優先に攻撃再開!!!

「ほんとなんだかわからないものが出てきましたね? それに”あの組織”とは何なんでしょう?」

そう言ったのはナデシコの通信士メグミ・レイナードだ。

 

「説明しましょう!」

やっぱり出てくる自称説明おねいさんのイネスさんだ。

「あの組織とはGTLと名乗る組織ね。

 GTLの目的は”愛した女を毒牙から抜けさせる”こと。

 だからその組織の入会条件は”愛した人は彼氏(女)持ち”らしいわ。

 そのGTLメンバーに愛された女の8割はアキトくんの大大大ファンらしいわ(怒) 

 そのためその女を奪うためにはテンカワアキトを抹殺しないといけない。

 だから新しい機動兵器などを制作したみたいよ。」

 

「そんなのは本人に魅力がないんです。

 アキトさんを傷つけるものには天罰を与えなければいけません。」

 

「ハーリー! 北斗はよろしく。 俺はナデシコと赤と白銀を落とす!」

そうルネは言うと攻撃を開始した。

「アンチDFミサイル、空中機雷搭載アンチDFミサイル発射!」

 

「ミサイル発射されました。」

「ディストーション・フィールド展開!」

「フィールド展開します。」

・・・どかーん!

その音がするとすぐにナデシコが大きく揺れた

「何?何? 何が起こったの?」

「ミサイル着弾しました。損傷は中破、推進系統は無傷です。

 後、フィールドの中に変なものが展開されています。」

「ミサイルってフィールド通過できないはずだよね〜 ルリルリ?」

「はい。そのはずです。」

「説明しましょう。断定はできないけど、あのミサイルにはフィールド・ランサーのようなフィールドを

 無効化する装置が搭載されているようね。

 それに、いまナデシコの周りに浮いている変なものはたぶん機雷よ。」

「ナデシコ搭載ミサイル発射してください。」

「だめです。機雷をロックオンできません。」

「ステレスジャマーを搭載しているようね。今の装備では機雷は撃墜できないわ。」

 

 そのとき突然通信が割り込んできた。  

「私は、GTL代表 ルネ・バルストイ。

 ナデシコよ、おとなしく投降してテンカワアキトを差しだせ! さもなくばテンカワアキトを殺す。    

 GTL特殊医療班βが開発した、金をも溶かす王水が水に思えるような、超ウルトラパーフェクトデミグラスフルアーマーな、

 桃栗3秒柿8秒で、減反政策するぐらいなら米を食え〜と叫ぶ、ぐらいの薬を投与し、

 ミサイルに搭載して太陽に撃ち込む。

 なお、要求を受け入れた場合は、バトルロワイアル開催し優勝者にテンカワアキトを贈呈する。

 なお負けたものは、GTLに招かさしていただく。

 考える時間をやろう・・・ 現状維持で4時間だ。

 動いた場合、貴様らの命はない。」

 

「ルネ GTL代表がそう言うならそうしよう。

 ターゲットのロックオンしておくの忘れるなよ。」

 

一方、ナデシコでは・・・

「アキトは絶対に渡さない!・・・でも反撃するすべがない・・・」

妻会メンバーズはみんな思いふけってしまった。

 

 

果たしてこれからどうなってしまうのか・・・

ナデシコが勝つのか・・・  それともハーリーたちGTLが勝つのか?

 

 

次回へ続く。

 

 

  あとがき

どーもーTTTです。

謎の組織(文中で説明しちゃってますが)GTLが登場しました。

次回は組織同士の戦争が展開するかもしれません。(展開しないかも・・・)

さぁ どちらが勝つのか? 作者にもわかりません・・・

 

「アキトさんを殺すと言いましたね?」

「ゲッ・・・(冷や汗) ルリルリ・・・」

「どうなるかわかってますね・・・(冷酷に激怒)」

 

逃げよう・・・

 

「逃がしません!!(怒)」

ルリは指を鳴らした。

するとすさまじい数の影が現れた。

「何を・・ 忍法 身代わりの術!」

TTTの友達’情報技術’が現れた

しかしTTT自身も逃げ切れなかった。

そして行方不明となった。

 

「GTLなんて不届き者になんて負けません。    

 そして・・・ ムフッ・・・」

 

ルリ、妄想モード突入!

何を考えているかは、知らない方が身のためだったりする。

 

 

管理人の感想

TTTさんからの投稿です。

しかし、強いなハーリー(苦笑)

というか、名前そのままな機体なわけね、オクトパス・サーガ(笑)

でも話を書いていく上で、簡単で短くても機体の説明を入れたほうがいいですよ?

このままだと、足が八本あるのか、腕が八本あるのか分かりませんし。

・・・そもそも、ハーリーは何処の部分に乗っているのかすら想像出来ません(汗)

まさか、タコそのままの姿の機動兵器で、頭部で生身のまま操縦してるとは思いませんが(爆)