「ジャンプは・・・失敗したみたいだね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注意 この話は二重螺旋本編のIFの話で本編とはまったく関わり在りません。

    これは本編の1話から続く話で、2話からのIF物語です。

 

二重螺旋の瞬間〜IF〜

nizyuurasennotoki

〜ミスから始まる物語〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 《・・・・・・・・・・・・・・・・・・・》

 

 ・・・・・・げ、幻聴か?(汗)

 

 《・・・・・はい、マスター。間違いなく・・・・・・失敗しています》

 

 ・・・・・幻聴じゃないみたいだな・・・・・・・・・

 ジャンプの失敗・・・・それはかなりの確率で・・・いや、ほぼ間違いない確率で【死】に繋がる。

 そう考えれば今生きていることは不幸中の幸い・・・ということだな。

 ・・・しかし・・・・・

 

 「・・・シンジ、失敗とはどういうことなんだ?」

 

 シンジの奴は失敗といっているが何を失敗したのかがわからない。

 今見える景色は俺がいた世界の地球で見た記憶がある。

 ということはここは俺の世界に間違いないはずなんだが・・・

 

 「理由はわからないけど跳ぶときにほんの少しだけ・・・本当に少しだけなんだけどイメージがずれたんだ。

 だから多分・・・・・・・雫、今の時間は予定どおりの時間になっている?」

 

 《・・・・・・・・・・・いえ、予定の一週間前とは・・・数日間ほどずれています。》

 

 ・・・なるほど。着地点が次元ごとずれてしまったのか・・・

 

 「・・・ということは、ここは俺の知っている過去とは違うということなのか?」

 

 「う〜ん・・・。そうと決まったわけでもないね。

 ずれたといってもほんの少しだけだったから違うのは時間だけなのかもしれない。

 まぁ、なんにせよ。とりあえず行動しないとね」

 

 確かに悩んでいたところで事態は何も変わりはしない。

 

 「そうだな。じゃあ、とりあえずアカツキのと・・《ところに行ってる暇はなさそうですよ》

 ・・・・・・どうしてだ?」

 

 ナデシコに確実に乗るためにアカツキ達に事情を話す。

 これは向こうの世界にいる間にすでに決めたことだ。

 その時は雫も賛成していたが・・・

 

 《今の時間は○月×日◎時□分・・・・・ナデシコ発進の3分前です》

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 「「な、なにーーーーーーーーーーーーーーーー!!」」

 

 発進三分前というと・・・・・もうすでに『俺』が乗り込んでる時間じゃないか

 

 「どうする?シンジ!」

 

 「えっと、とりあえず僕とアキトがナデシコの方にいってくる。

 その間に雫はこの世界の情報収集と僕達の戸籍を作っておいて!」

 

 《はい、わかりました》

 

 「わかった」

 

 俺とシンジの目の前に直径3メートルほどの闇−ディラックの海−が広がる。

 

 「目標地点はナデシコから150メートルほど離れた場所。

 ジャンプじゃなくて海で跳ぶからアキトは捕まっていて」

 

 「ああ」

 

 ・・・しかし、始めからこれか・・・・・・・

 いったいこの先はどうなるんだか・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 暗闇の中から外に出ると・・・あたりは一面バッタの群が広がっている。

 

 「ありゃりゃ、間に合わなかったみたいだね。」

 

 そうつぶやくシンジの目線の先を見ると・・・・・

 

 「・・・・・・・『俺』の出撃か・・・・」

 

 そこにはピンク色の・・・・そう、昔俺が使っていたエステが出てくるところだった。

 

 「・・・・・・・確かに間に合わなかったな」

 

 予定ではこの戦闘には俺が出て、

 『俺』にはパイロットになるにしてもならないにしてもしっかりと自分の意志で決めてもらいたかったんだが・・・

 もう、遅いな。

 一度戦闘に出てしまえばなんかがあったときに再びパイロットとしてエステに乗ることは間違いない。

 ・・・・・・・・・・・まぁ、今思えばパイロットも楽しかったこともあったから別にかまわないか。

 

 「問題は・・・・・『俺』が落とされないかだが・・・・」

 

 まぁ、『前回』は無事おとり役をやったんだ。

 今回だって無事にやり遂げ・・・って、なっ!!

 

 「・・・・・・・こ・・・・・・これは・・・・・・・」

 

 出てきたエステはバッタ達を恐れるようなぎこちなく無駄の多い動き・・・ではなく全ての攻撃を紙一重でかわしている。

 ・・・・・・実力を隠そうとしているような感じだが確実に一流・・いや、超一流のパイロットだ。

 しかし・・・いったいどういう・・・・・・・

 おそらくあのパイロットが本気を出せばリョーコ達・・・いや、あの頃の俺よりも強いんじゃないか?

 

 「・・・・・シンジ・・いったい・・・・」

 

 「・・・・・・・・・わからない・・・」

 

 いくらシンジでも別世界のことまではわからないか・・・・

 ・・・・・しかし・・・・・

 あのパイロットの動き・・・・・・・・・・・俺に似ている?

 

 「・・けど・・・・あのパイロットは『アキト』だよ。

 気配から考えてまず間違いない。」

 

 あれが・・・・・・俺だと?

 ・・・いったい何が起こってるんだ?

 

 「今はまだ何が起こっているのかわからない。

 あまりにも情報が少なすぎるからね」

 

 とすると、下手に動くわけにはいかないな。

 ナデシコには・・・・・・まだ乗り込まない方が利口だ。

 

 「シンジ。とりあえずここを離れよう。

 一度雫のところに戻ってここの情報を調べなおしたほうがいい」

 

 「うん、そうだね。じゃあ、跳ぶよ。・・・・・・・ジャンプ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ガイが無事に生きていること、サツキミドリの人々の救命。

 そしてあのミサイルの嵐を物ともせず、デビルエステバリスをたった一撃でしとめ、

 さらに戦艦3隻をたったの5分で破壊するほどの腕。

 ・・・・・どうやら間違いないようだな。

 

 「あの『俺』は俺と同じように未来から跳んできた者・・・・・というわけだな」

 

 そして・・・

 

 《突然電子の世界で動き始めたラピスラズリ。同じくマキビ・ハリ。

 彼女らに資金を援助し、自分も色々と『アキト』さんの手助けをしているホシノ・ルリ。

 最後にここ数日で急に態度の変わった高杉三郎太。》

 

 唯一俺と同じくユーチャリスの乗っていたラピス。

 そして俺を追いかけてきたナデシコCに乗っていた3人。

 ・・・・・・彼らも間違いなく・・・・・・・

 

 《間違いなく彼女たちも『アキト』さん同様に未来から跳んできたということですね》

 

 まぁ、そう考えて間違いないな。

 ・・・・しかしどうするべきか。

 あの『俺』の力は今の俺に比べればまだまだ弱いが、あの頃の俺よりも確実に強い。

 あいつの力だけでも十分ナデシコは守れるだろう。

 ・・・・・しかしいくら強くても一人ではどうにもならないときがある。

 それは俺やシンジだって同じ事だ。

 

 「アキトはこれからどうするつもりなの?」

 

 「変わらないさ。

 いくらあいつが力を持っていても守れない者が出てくることがある。

 その時は俺が助けに行く。」

 

 俺は『俺』の影となって動いてやるさ。

 

 「じゃあアキトはナデシコに乗るって事だね。」

 

 「ああ・・・・・・・んっ?」

 

 アキト『は』?

 

 「・・・シンジはナデシコに乗らないのか?」

 

 「僕と雫は遺跡の方にいってるよ」

 

 遺跡?

 確かにボソンジャンプや海があれば遺跡の元に行くのは簡単だが・・・

 

 「今回僕達の他に『アキト達』もこの過去の世界へと戻ってきた。

 いくら何でも只の偶然とは思えない。

 おそらく遺跡の力が働いたんだと思うんだ」

 

 たしかに・・・・ランダムジャンプで過去に戻る確率さえ奇跡だったんだ。

 それが二つも重なるとなると・・・・只の偶然ではありえないということか。

 

 「だから僕達は何故こうなったかを調べてみようと思う。

 もっとも解明できるかはわからないけどね」

 

 「わかった。それじゃしばらくの間は別行動になるな」

 

 別行動か・・・ここ二年間常に一緒にいたから妙な感じがするな・・・・

 

 「で、僕達の方はいいとして。アキトはどうするの?」

 

 「・・・・どうするって・・・・・・なにをだ?」

 

 「なにをって・・・・・・まさかアキトその姿のままでナデシコに乗るつもりなの?」

 

 姿・・・・黒マントにバイザー・・・・・・・

 た、確かに妖しいな(汗)

 

 「それに向こうには『アキト達』がいるんだよ。

 その顔じゃ怪しんで下さいって感じだよ」

 

 う・・・たしかに。

 

 「しかしどうすれば・・・・・って、シンジ。

 そういえば前に姿が変わる薬という物を作っていなかったか?」

 

 その時の事故で雫が人間に変わることが出きるようになったはずだ。

 

 「あるけど・・・・あれを使うの?

 あれって一度使うと僕にしか戻すことが出来ないからある意味欠陥品だよ」

 

 「別にかまわないさ。俺だとわからなければ良いんだからな」

 

 「う〜ん・・・・わかった。それじゃ・・・」

 

 目の前に五十センチほどの闇が現れ・・・・そこから栄養ドリンクのような物が三本、

 そして大きさの違う鞄が二つ出てくる。

 

 「アキト、薬の方だけど。三種類用意してある。

 少しだけ変わる。そこそこ変わる。絶対にばれないと言っていいくらいに変わる。

 さあ、どれ?」

 

 ・・・・・・・・・・・・どうでもいいことかもしれんが・・・・・・・どうしてシンジは笑っているんだ?

 

 「・・・・・・『絶対にばれないと言っていいくらいに変わる』にしておいてくれ。

 いつぼろを出すかわからないからな。」

 

ニヤリ

 

 

 な、なんだ・・・今の笑いは・・・・(汗)

 

 「おっけー。じゃ、薬と服。

 薬の方は飲んで二,三分すれば反応し始めるから。

 大きい方には着替えが、小さい方には何かと役立つアイテムが入ってるから」

 

 「わかった。そしたら後はイネスあたりと一緒にナデシコに乗ることにする。」

 

 どうやって生きていたのか疑問に思われるだろうが何とかなるだろう。

 

 「それじゃ、しばらくの間お別れだね。またね、アキト」

 

 《無事でいて下さいね、アキトさん》

 

 「ああ、元気でな。シンジ、雫」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、それじゃ薬を飲むとするか・・・

 

 「・・・・(ごくごくごく)・・・・」

 

 ・・・・・・・・・・・・・妙に甘ったるいな・・・

 

 

 

 

 

 

♪ 二分後 ♪

 

 

 

 

 

 

 「ックハッ!」

 

 か・・体中が・・・熱い・・・・・・・・・そ・・それに・・・・・・・・ね・・・・む・・・・・・・・・・・・い・・・・・・・・・・・・・・・・

 

バタンッ

 

 

 

 

 

 

 

♪更に二分後♪

 

 

 

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん・・・・・・・・・・・・・・・・・気を・・・・失っていた?

 ・・・・・・体の熱さは・・・・消えている・・・・・・・・・・終わったみたい・・・

 どこか体で動かない部分は・・・・ない・・・・・・・・ね。

 身長は・・・・少し下がったかな?

 目線がさっきよりも十センチくらい低い。

 それに服がダボダボ。年齢が下がったのかな?

 

 「体が小さくなったからかな?

 ずいぶんと軽く感じる・・・・・・・・・・・って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?」

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんだ?・・・・・・・・・・今の高いソプラノの声は・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ま、まさか・・・・・・・・(汗)

 

 「あ、あ、あ・・・・私はテンカワアキトです」

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(汗)

 ・・・間違いない・・・私の声・・・・

 

 「い、いや・・・・・・ただ声変わりがまだなだけ・・・」

 

 と、自分の胸に手を当ててみる。

 

 ムニッ

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(激汗)

 き、きっとこの体は相撲取りに違いない。そう、そうにきまってる!

 

 「ま、まぁ、いちおう・・・・・・・・・」

 

 と、手を下に下げてみる

 

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(汗)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(激汗)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(激滝汗)

 ・・・・・・な、ない!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「は〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・」

 

 いまようやくわかった。

 あのシンジの笑っていた理由・・・・・

 ・・・まぁ、確かにこれだったらばれないだろうけど・・・・・・

 

 「は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

 

 溜息が止まらないよ。よりによって・・・・

 

 「・・・・・・・・・まぁ・・・・・・・シンジも私のためを思ってこうしたはず。

 さすがにこれだったら私が『アキト』だなんて誰も思わないし」

 

 ・・・うん。そう考えよう。

 ・・・・というかそう思いたい。

 

 「そう思ったらさっさと行動。とりあえず着替えよう」

 

 鞄を開けると・・・・・・・

 

ニュキ

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・2メートルほどの試着室が・・・・・・

 

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 ・・・考えるのはよそう・・・・・

 ・・・・・ん、けど試着室って事は中に鏡があるはず。

 今の自分ってどんな顔してるんだろう?

 

 カシャッ

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 「・・・・・・・・まぁ・・・・・・普通・・・・かな?」

 

 歳は17,8のまま。

 顔つきは日系人のままだし特に目立つような顔ではない・・・と思う。

 これといった特徴もないけどバランスはしっかりしてるかな。

 

 「けど・・・・やけに頭が重たいと思っていたら・・・・・」

 

 何で今まで気付かなかったんだろう。

 髪がかなり長い。

 ストレートの黒髪は腰の辺りにまでのびている。

 ・・・これだけ長いとなると戦闘の時にジャマになるんだけど・・・・・・・・

 

 「・・・・・・まぁ・・・・・・・・いっか・・・・・・・」

 

 何となく・・・・・・・・切りたくない。

 

 「・・・さてと、着替え着替え・・・・」

 

 気を取り直して鞄の中をあさる。

 

ゴソゴソゴソ

 

 「・・・・・着物?」

 

 見た目的にも結構高価なものみたいなんだけど・・・

 何でこんな動きにくい服が?

 

 「まぁ、いいや。次・・・」

 

ゴソゴソゴソ

 

 「・・・・・・・チャイナドレス・・・」

 

 いや。そりゃさっきよりは動きやすいけど・・・

 けど・・・・ねぇ、・・・・・こんなん着てる人はいないでしょ。

 

 「・・・・・・気を取り直して次・・・・」

 

ゴソゴソゴソ

 

 「・・・・・・・セーラー服・・・・・・・」

 

ゴソゴソゴソ

 

 「・・・・・・・・・ナース服・・・・・」

 

ゴソゴソゴソ

 

 「・・・・・・・・スチュワーデス・・・・・・」

 

ゴソゴソゴソ

 

 ・・・・バスガイド・・・・メイド服・・・・忍び装束・・・・・ウサ耳・・・・ネコ耳・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・もう・・・・・・・やだ・・・・・・・・・・・・これ以上見たくない・・・・・・・・・

 

 「・・・け・・・けど・・・・もしかしたらまともな服が・・・・」

 

ゴソゴソ・・・カサッ

 

 「ん・・・・・手紙?」

 

 

  アキトへ    

 この手紙を読んでいるって事はもう薬を飲んで女性化したって事だね。

 何も言わなかったから怒ってるかもしれない・・・

 というか怒っていると思う。

 黙っていたことには悪いと思っている。

 けどもし先に言っておくと絶対に嫌がると思ったからあえて黙っていたんだ。              

 

 

 ・・・感謝こそすれ怒ることなんかあるわけない。

 ここに来れたのも五感を取り戻したのも前向きに考えることができるようになったのもシンジ達のおかげなんだからな。

 

 

 アキトの戸籍のことだけど

 火星生まれ、火星育ちって事になっている。                                 

 ちなみにユートピアコロニーのね。

 ある程度はぼろを出しても平気なように運動神経、頭脳共に優秀。

 父親は軍の関係者、母親は民間の開発者って事になっている。

 で、一番重要なことだけど、アキトは今日から名前を変えてもらう。

 『カミヤ アキラ』

 それが今日からの名前だよ。

 それじゃ、互いに頑張ろうね。

 

 

 アキトにアキラ・・・・か。なんか安直。

 けど・・・・・・・・うん、気に入ったかな。

 

・・・ペリッ

 

 ・・・ん?・・・・もう一枚?

 

 

    PS

 そうそう、鞄の中に入っていた服は気に入ってくれた?

 いや〜、色々と悩んだんだよ。

 色とか形とか雫と言い合ってさ。

 ナース服なんだけどピンクで良かったかな?

 白とピンクのどちらかが良いかについては最後まで雫と言い合っててね。 

 もしもどの服を着るのかで悩んでいるんだったら、

 僕としては忍び装束(ギャルゲー風の)がオススメだよ。

 PSのPS

 っと、最後にもう一つだけ。

 その薬の作用で女性としての知識が一通り頭の中に入ってるはずだから。

 ただしその反作用で少しだけ性格が女性化してるはずだから。

 例えば言葉遣いとか自分のことを『私』って呼んだりとかね。

 それじゃ、ウリバタケさん達に襲われないように気をつけなよ。

 あなたの王子様より(爆)

 

 

 

グシャッ

 

 「や・・・・やられた・・・・」

 

 しまった・・・・そういえばこういう奴だったんだよ。シンジって。

 前もよく私や雫のことからかって遊んでいたし・・・

 ・・・・・・・・・・・って、本当に自分のこと私って呼んでいる。しかもまったく違和感無く。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シンジ・・・・・・・・・・・恨むよ・・・・ホントに・・・・・

 

 「は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・」

 

 もう・・・・・・・いいや。

 ・・・・・・・諦めよう・・・・・・

 シンジの性格はもうしかたないよね。

 それに本気で嫌なことはしたこと無いし。

 この姿になったのも、シンジの悪戯も・・・もう、諦めよう・・・

 

 「・・・・・・・・・・・・・・けど・・・・・・・・何着ていけば良いんだろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 ・・・・嫌、マジで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    あとがき♪

 

 

 ・・・・・いや・・・・・・その・・・・・・・・・・・・・ゴメンナサイ(汗)・・・

 いえ、実はこれ少し前に書いたやつなんですけどね。

 ちょっと第8話の方が思っていたよりもうまく進まなくてなんかあと1、2週間くらいかかりそうだったんで(今は8月4日)代わりに・・・・

 二重螺旋第8話を期待して下さってたみなさん!本当にすみません!!

 メールで7月下旬から8月上旬とかって言っておきながら全然守れませんでした。

 なんとかして8月中には完成させるつもりなので・・・・・ゴメンナサイ・・・・

 

 えっと・・あとこの話ですけど本当に完です。

 はじめはもっと続きを書いていこうと思っていたのですが・・・・

 どーも近頃読み返してみるといまいちインパクトが足りなくて中途半端な作品になりそうですし・・・・

 それに一応これは時の流れにの世界なんですけど・・・・

 ネタ的になんか他の人のとダブりそうなんでやめておきます。