終わらない明日へ・・・



 by ACE






 第四話 サイレントラン 〜決意〜




 ―ヘリオポリス 宙域
 完全に崩壊したヘリオポリス。
 九十九の紅いエステバリスと対峙していたアキトだったが、大地の崩壊により一戦を交えることなく終わった。

 事態は深刻である。

 公式には中立であるコロニーをZAFT軍は破壊してしまったのだ。
 プラントの立場は地球より、さらに疎外されてしまうのは必然だろう。





 「被害状況の報告お願いします!
  総員第一警戒態勢のまま待機。アキトくんは?!」

 艦長席で忙しく各所に指示を出すユリカ。ユリカ達の乗る純白の戦艦は崩壊、爆発を繰り返すヘリオポリスより、無傷とはいえないがそれほど甚大な被害を受けずに脱出できていた。

 「アキトくんへのコールを続行してください。
  本艦、”ナデシコ”はこれよりアキトくんを探索を行います!」



 純白の戦艦の名はナデシコ。エステバリスの運用と局地戦を目的として造られた新型機動戦艦だ。
 その空気抵抗を完璧に無視した形状。宇宙空間では空気抵抗は考慮しなくともよいが、この戦艦は地上でも活動できるよう、超高出力の新型エンジン、相転移エンジンを搭載し、重力を軽減し敵の攻撃を防ぐためのディストーションフィールド発生装置を装備した現地球軍が誇る最強の艦である。

 アキトの白いエステバリスは、五機製造された中でも特にスペックの高い機体で、装備を換装し作戦によってその能力をさらに生かすことができる。
 五機それぞれに個別に持ったコードネームがある。アキトのエステバリスはストライク。



 ナデシコとストライクはヘリオポリス崩壊時に逸れてしまった。
 ヘリオポリスが崩壊したことによって、周囲一帯にはコロニーの残骸が無数にあり、レーダーが死んでいる。
 通信を試みるもそれも思うようにはいかなかった。

 ストライクの捜索を始めて、数刻の後レーダーに一つの反応が出た。
 「艦長!反応出ました。ストライクです!」
 この報告を聞いて、ユリカは艦長席に深く沈みこんだ。
 緊張の糸が一気に切れたように表情が崩れる。軍人らしいキリっとした顔つきから天真爛漫のユリカに戻った。

 「了解。即時ストライクを回収。その後、この宙域から離れ、アルテミスに向かいます。」
 ユリカが一通り指示を済ませると、ブリッジには安堵した雰囲気が流れた。
 ユリカもそうであるが、この艦に乗る軍人のほとんどが今回が初陣であった。
 しかし、単に新人なのではなく、いずれも能力にはお墨付きの人材なのだ。

 ストライクが可視範囲内に入ると、ストライクが腕に何か持っていることに気が付いた。

 「ストライク、着艦します。」
 アキトは救命ポットと共に帰艦した。



 帰艦したアキトには出迎えてくれる人がいた。

 「ご苦労だった、アキト君。」
 頭に包帯をぐるぐる巻きにしてアキトを出迎えるのはバイザーの男。
 彼はそれだけ言うと踵を返してして漆黒のデルフィニウムの方へと歩いていった。

 「にしても民間人が何の訓練もなしにこの機体を自在に操れるなんてな。すげぇぞ、坊主。」
 こう声を掛けてきたのは作業着を着た眼鏡の男。
 「俺の名はウリバタケ セイヤだ。しっかし、戦闘の途中にOSを書き換えるやら無経験で機動兵器を操縦できるなんて、コーディネイターってのはホントにすげぇな!」
 不思議と、彼はアキトを警戒しようとしなかった。
 普通、ナチュラルがコーディネイターを見る目は嫉妬や恨みの篭ったものだが、この人は違う。
 アキトを16歳の少年として見てくれているのだ。アキトにはそれがうれしかった。
 腰に手を当て、笑っているウリバタケ。
 その寛大な態度のウリバタケに好感をアキトは覚えた。

 「ウリバタケ曹長、少し来てくれ。」
 アキトがウリバタケとエステについて色々と話し始めたとき、バイザーの男から声が聞こえた。
 「お、いっけね。デルフィニウムの方を忘れてたぜ。大尉!今行きますよぉ!
  ってなわけで、俺はあっち行ってくるからお前はブリッジに行ってな。」
 ウリバタケはそう言うと、漆黒のデルフィニウムの下で待つバイザーの男の方へ駆けていった。



 アキトはウリバタケの指示通りブリッジに来た。
 流石に軍艦だけあって、ブリッジに通してもらうには幾重ものセキュリティを通ってきた。
 あくまで、”この”ナデシコは”あの”ナデシコではないということだ。

 「あ、アキトくん。」
 ブリッジではユリカが出迎えてくれた。
 ブリッジに呼ばれた理由を聞いてみると、アキトにとっては芳しくない内容のことだった。

 「あのねアキトくん。君にエステバリスのパイロットを頼みたいなぁ、なんて思ってたところなんだけど・・・」
 ユリカはアキトの表情を伺いながら慎重に頼んだ。
 無論、OKが出るなどとは思ってはいなかったが。
 「俺に、軍人になれって言うんですか?
  平和に暮らしていた俺達の生活を滅茶苦茶にして、その上に軍人になって人を殺せって言うんですか?!」
 理不尽な話、それは客観的に見てもそうだ。
 アキトは今更ながら先の戦闘のことを思い出していた。
 別に忘れていたわけではない。自分の置かれた状況がほんの僅かな間で激変してしまった。その変化に対応しきれていないのだ。

 親友九十九。
 ―――軍人になれば・・・またアイツと会う。戦場で・・・アイツと殺し合いをするなんて俺はできるわけないだろ・・・

 「そう、ですよね。ごめんね、虫が良すぎたよね・・・」
 ユリカはこの返事を予想してはいたが、アキトに申し訳なさそうに謝る。
 「じゃあ、あなたは居住区に行って。あなたの友達もそこに収容されているから。」
 少し、大人びた表情でアキトを送り出し、そのまま艦長席へ深く座り込んだ。
 「ふぅ・・・そうだよね、誰だって戦争なんてしたくないんだよね・・・」
 一人そう呟く声は周りの人間には聞こえなかった。



 ―ナデシコ内 居住区
 アキトが最終的に辿りついたのはここだ。
 そして、アキトはガイ達に再会することができた。

 「アキトォ!無事だったか!?俺は感動だ、我が友よぉぉぉ!!!」

 相変わらずの熱血っぷりにアキトは安心した。誰も知らないうちに溜め息をついていたけれど・・・

 「あんなロボットを操縦できるなんて流石ですね、アキトさん。」
 「ホント、アキトってばスゴーイ(はぁと)」

 語尾にハートマークをつけてアキトに黄色い声を送るラピスに、それをじと目で見るハーリー。
 少しの間で大して変わるわけではないが、アキトはその少しの間がものすごく長い間に思っていたので懐かしく思えた。

 「よし、アキトも合流したことだし、これからゲキガンガーの上映会でもするか!!!」

 そういうとガイはどこからかゲキガンガーのビデオとデッキを取り出し、上映の準備をし始めた。
 ―――いつものことだけど、いったいどこからそれが出てくるんだ?
 三人の心情は完全に一致していた。
 ガイと彼らはそれなりに長い付き合いではあるが、この謎については一切わかっていない。

 このことを本人に聞いてみると・・・

 「ゲキガンガーと俺は一心同体だ!!!」

 ・・・・・・・そのとき歴史は止まった(嘘)。



 閑話休題





 ―ナデシコ内 ブリッジ
 ナデシコの高官―ユリカ、女面男、ヒエン―が集まって何かを話していた。

 「エステバリスのパイロットはヒエン大尉に一任すべきだ!」
 女面男が熱弁を奮っている。そういえば・・・未だに本名が出てきていない女面男。実に哀れだ。

 「だけど、”ジュン”くん。エステバリスのOSは書き換えられちゃってるんだよ?」
 ご丁寧に彼の名前を出してくれたユリカ。女面男の名は言わずと知れた彼、アオイ・ジュンだ。

 「それなら、もう一度彼にOSを書き換えさせて「とろとろ出て行って的になれと?」
 ジュンが最後まで言わないうちにヒエンが言う。

 エステバリスがあそこまでの力を見せたのは、地球軍にとって意外なことであった。
 設計の段階にではまさにあの力を得るべく造られたのだが、肝心のソフト面でナチュラルは弱いのだ。
 最高の機体にはそれ相応のOSが必要だが、地球軍側にエステバリスを完全にコントロールできるだけのOSを造る技術はなかった。
 しかし、アキトの手によってそれは覆された。
 高性能のOSを手に入れたエステバリスはその利にかなった力を見せ付けたのだ。
 このOSはナチュラルには操ることができない。
 サポートが少なく、そういった面で優れているコーディネイターには何ら問題はないが、ナチュラルでは無理なのだ。
 そのOSをナチュラルの彼らが操れるように戻せば、エステバリスはただの的になるのは必然である。

 「我々だけでは決定は決めかねますね。アルテミスで本部からの指示を待ちましょう。」
 話がある程度のところまで来ると、ユリカがしめた。

 ナデシコが向かう先は、軍事要塞アルテミス。通称、アルテミスの傘。





 ―ヴェサリウス内 ブリーフィングルーム
 「・・・・・以上が今回奪取に成功した四機のエステバリスのデータです。」
 そこには数人の高官に対し、エステバリスの詳細データを解説している九十九の姿があった。
 九十九示唆するモニターには奪取された四機のデータが映し出されている。

 Serial number 000-code:Duel   汎用型、カラーリングは青と白。搭乗者は月臣元一郎。
 Serial number 001α-code:Bustar   長距離攻撃型、カラーリングは弱迷彩。搭乗者は高杉三郎太。
 Serial number 002-code:Britz   奇襲強襲型、カラーリングは黒。搭乗者は秋山源八郎。
 Serial number 003-code:Aegis   変形汎用型、カラーリングは紅。搭乗者は白鳥九十九。

 地球軍製機動兵器にここまでの性能の高さを見せ付けられた高官達は、驚愕と怒号が交じりあって小規模なパニックとなっていた。
 そんな中、北辰ただ一人が冷静でいた。
 義眼がギラリと怪しい光を放ったかと思うと北辰は立ち上がり、こう言った。
 「落ち着け、愚か者共。今、かの剣は我らが下にある。1つ、我らの鞘に納まらぬ剣。」
 北辰が指す鞘に納まらぬ剣とはストライクのことだ。
 不気味な笑みを浮かべ、北辰は言葉を続ける。
 「剣の行方はもう既に掴んでおる。傘だ。我らはこれより、傘に向かう。
  事を起こすのは本国からの連絡を待ってからだ。各員、作戦開始まで休息を取るがよい。
  九十九よ、汝はこの後我が下へ参れ。」
 九十九は何故呼び出されたのか、見当はついていた。



 九十九は指示通り司令室に来ていた。
 「失礼します。」
 敬礼をして北辰の部屋に入る。
 この部屋に九十九はどうも慣れなかった。
 薄暗く、血のような臭いの立ち込めるその部屋は何度来ようと慣れるものではない。

 「楽にするがよい。さて、察しはついているであろう?」
 北辰が挑戦するかのように九十九に問う。
 「はっ。先の戦闘のことでありましょうか?」
 「そうだ。あの白き巨兵の搭乗者と汝は旧知の仲、違うか?」

 見事に北辰の勘は的中している。文句のつけようのないくらいに・・・

 「旧知の仲だからと言って、加減をされては我らの示しにならん。
  次の作戦で汝には抜けてもらおう。」

 その言葉に、九十九は反論し始める。

 「彼はコーディネイターなんです。しかし、優秀なのにいい加減で・・・彼は地球軍にいいように使われているだけなんです!!!」
 「汝は何を望む?」
 「次の任務のとき、私が彼を説得します。」
 「説得に応じなければどうする?」

 数刻の間をおいて、言う。

 「・・・そのときは、私が彼を討ちます。」 

 重々しい口調で、苦しそうにその言葉を吐き捨てる九十九。
 アキトを討つなど、考えたくもないことだ・・・・





 ―ナデシコ内 居住区
 そこには仲良く並ぶ4つの影があった。
 前方にある純白の壁に映し出された映像。無論ゲキガンガーだ。
 初めは4人で観ていたが、そのうち鑑賞者の数が増え、正しく上映会となっていた。
 さらには上映会の後に、ゲキガンガーについて熱く討論している者の姿も見られた。
 実にコアなファンだったらしく、あのガイと同等に渡り合うだけの熱情をゲキガンガーに注いでいる者さえいる。

 何故軍艦にゲキガンガーファンがこんなにいるのか?
 地球圏で流行しているアニメ、というわけではない。
 物語が完結してから既に10年も経った今でも、根強くファンはいる。
 しかし、それも少数派であったはずなのだが・・・・・
 何故整備班全員がゲキガンファンなのだろうか?

 この謎について、ある方が重要なコメントを残しております。どうぞ。

 「ゲキガンガーは世界をすk・・・ゲバッ!」

 騒ぎ立てる某人物を一撃で沈めたのは薄桃色の髪を持つ少女だった・・・・・G・J!!!



 閑話休題



 ―同 ブリッジ
 慌しい雰囲気がそこには流れている。
 ナデシコは足自慢の艦だ。そのため、ZAFTの艦は追いつけないものだと信じきっていた。
 しかし、レーダーに映っているのは2つの点。しかも、進路・退路を塞がれた状態で現れたのだ。
 「各員に通達!交戦は避けられません。第一戦闘配備をお願いします!!!」

 ―ビーッ、ビーッ!

 艦内には戦闘配備を知らせるためのブザーが鳴り響いた。



 ―同 居住区
 「!?」
 先程のゲキガン同盟(整備班は全て同盟入り)は既に持ち場に戻っていた。
 そのブザーを聞き、アキトはすぐに悟る。
 「また戦闘になるのか・・・」

 「アキト、ここで黙って死んでいいのか?」

 唐突に真剣な顔で言うガイ。

 「話は聞いた。この艦に今十分に戦えるだけの戦力がないって・・・お前も怖いんだよな?やっぱ。
  でもよ、俺はごめんだぜ、何もせずに死ぬのだけはな!」
 そして、ガイは部屋からブリッジに走った。
 それに続いて、3人はその後を追う。

 「待てよ、ガイ!お前何をするつもりだ!?」
 「決まってるだろ?手伝うんだよ!どうせ死ぬなら最後の足掻きを見せてやるんだ!!!
  ハーリー、ラピス!俺は先に行ってるぞ!!!」

 ガイの後を二人は無言で追い、その場にはアキトだけが残された。

 「どうする?アキト君。」
 突如後ろから声を掛けられるアキト。声の主の方はヒエン。

 「俺は・・・」
 「無理に出撃する必要はない。ただ、出撃しなけば確実に死ぬ。それだけのことだ。」
 「それって脅迫ですよね?」
 「どうとるかは君の自由だよ。断言できるのは、君がほかの子に比べると少し子供だってことだな。」
 「!?」
 「違うか?戦闘に出て、直接的には死にはしない。しかし、この艦が沈むとき、彼らも死ぬんだ。
  死は怖い。それは誰だって同じだ。だが、彼らは動いた。恐怖を抑え、彼らなりの戦場に出たんだ。
  それに比べ、君は逃げてばかり。友達を守れるだけの力が君にはある。さて、君はどうする?」
 「・・・」





 「曹長、俺のデルフィニウムはどうだ?」
 ヒエンはハンガーに着いた。傍らにアキトの姿は見られなかったが・・・
 「応急処置はしておいた。今ではこれが限界だな。」
 ウリバタケは不本意な整備に終わり、そんな機体でパイロットを出撃させるのが心もとなかった。
 しかし、事は急だ。
 「それで十分だ。」

 ヒエンは跳躍し、コックピットに乗り込む。

 「各部位、特記すべき異常個所はない。全システム、イエローラインギリギリか・・・」
 ヒエンがぶつぶつと呟いているうちに、デルフィニウムはカタパルトに設置される。
 「進路オールクリア、カウント3、2、1・・・デルフィニウム、ヒエンだ。出る!!!
 バーニアが鮮やかな青い炎を燃やし、デルフィニウムは戦場へと向かう。

 「艦長!ヒエン大尉が出撃しました!」
 オペレーター席についたラピスがそう言い、遂に本格的な戦闘へと移ろうとしていた。
 「先手を取ります。ヘルダート、ぅってぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
 ナデシコからいくつかのミサイルが発射される。
 それとほぼ同じ刻に敵戦艦から四機のエステバリスが現れた。
 ナデシコが放ったミサイルはいとも簡単に落とされる。
 一同は覚悟をしなければならないかもしれなかった。そう、死の覚悟を。

 『ユリカさん!』
 そこへ掛かった声は希望の声。
 「アキトくん?!」
 『ストライクで出ます!発進許可を!!!』
 「わかりました。でもアキトくん、これだけは守ってね。」
 『なんでしょう?』
 「必ず帰ってくること。もし約束破ったらユリカプンプンだからね!」
 『わかってますよ。』

 カタパルトに運ばれてきたストライク。
 前回はランチャーストライクであったが、今回はエールストライクでの発進である。
 『アキト、絶対帰ってきてね。』
 発進直前にラピスはそう言った。
 「ああ、もちろんだよ。」
 ストライクの発進シークエンスが始まり、発進口が開く。
 そこに見えるのは激しい戦闘が起こす光。

 全て準備が整い、アキト一呼吸開けて・・・
 「テンカワアキト、ストライク、行きます!!!」
 彼は再び戦場へと赴くのであった。





 あとがき
 どうもACEです。終わらない明日へ、の第四話をお送りいたしました。
 正直、盛り上がりのない話で、苦労しました。
 完璧なシリアスものにはしたくないので、ところどころにお茶目をしてみましたが、
 逆効果であったかもしれませんね・・・

 ここまで来てやっとわかったのですが、種キャラとの性格がちっとも合いませんね。
 書いていて合ってると思えるのは、ウリバタケとラピスだけです。

 技術的な面ではまだまだ未熟者です。
 最後の方ででは表現が同じところが幾重も出てきますし・・・
 精進します。

 ではでは、今後ともこのSSに付き合ってくださるならば、乞うご期待!!!




感想代理人プロフィール

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代理人の感想

んー、まぁ、確かに滑ってるかも(鬼)。

こういうのはうまい人のギャグを見て、そのタイミングや間などを真似ることから始めましょう。

がんば、

 

「プラントの立場が疎外される」ではなくて、「プラントはますます疎外される」か「立場が悪くなる」のどちらかでしょうね。

私だったら「プラントは地球圏の中でますます孤立することになるだろう」とでも。