血、赤い、紅い血 .
人気のない路地裏は鮮血に染まり。辺りにはふぞろいのなにかが散らばっていた
目の前に転がるそれに近づく。手足のないふぞろいなそれは
泣き叫び、許しを請いながら必死に逃げようともがいている。
ス
右手に握り締めたナイフを、もがくそれの『線』をなぞるように振るう。
その線を境に、それは二つに分かれる。
また、ナイフで別の線をなぞる。
また、その線を境にして繋がっていたそれが分かれていく。
何度も、何度も、なんども、なんども、ナンドも、ナンドも、ナンドモ .
少しずつ、少しずつ。簡単に殺さないように気をつけながら次々と線をなぞってそれを解体していく。
叫びを上げながらも、いっそう小さくなったその体を動かしてそれは逃げようともがき続ける。
でも、動くたびに体が崩れていく。それを見て今まで以上の恐怖を覚え、また、叫ぶ。
なんて、甘美な響き。
気がつくと、それは既に叫びを上げることも、許しを請いながらもがくこともやめてしまっていた。
物足りなかったが、しかたがないので今日はもうここまでにしておく。
トス
持っているナイフで、今度はそれの『点』を突く。小気味良い音と共に、なんの抵抗もなく
ナイフはそれの中に埋まっていく。
「ヒ 」
ただ一言。自らに襲い来る今までにない恐怖を声にして、それはさらさらと崩れ落ちるように消えていく。
そう、何かを殺すのはこんなに簡単
崩れ落ちていく中、それの瞳は空を見上げ続けていた。
なんとはなしに、自分もまた空を見上げる。
そこにあるのは、月 冷たい、見るモノを凍てつかせるような白い月。
狂い月
昼の街を歩く。耳に入るのは時間に追われる人々の足音と、歓談の笑い声。
虚ろ。全てが虚ろ。
自分の目に見えるもの全てが色あせ、現実味を無くしている。
だって・・・・メガネを外せば 見えるのは、点と線に彩られた世界。本当の世界の姿。
ほら、世界にはこんなにも死が広がっている
いや、そんなものは関係ない。
わかってる。なんで自分にとって世界はこんなにも虚ろなのか。
彼女が、いないから
「・・・・・・・・・・・・・!!」
考えを振り払うために、激しく頭を振る。
それが無駄なことは、自分が一番良くわかってる。
でも、認めたくない 認めるわけには、いかない。
「認めて・・・・・・・・・・・たまるか・・・・」
眩暈を覚えながらも、再び街の中を歩き始める。あいかわらず、すべては虚ろなまま。
でも空を見上げてみれば、そこにはまばゆく輝く太陽と、その光に照らされて広く澄み渡った青い空。
ああ・・・・・今夜も、月はきれいだろうか
夜、今日も月は綺麗で、辺りを冷たく照らし続けている。
なにかに誘われるように夜の学校に入り込み、グラウンドの真ん中で月を見上げる。
静かに。ただ、静かに月を見上げ続ける。
目を閉じると、彼女との思い出が早足で自分の中を駆け巡る。
彼女のしぐさ、彼女の笑顔、彼女の寝顔、彼女の肢体、彼女の匂い .
全てが愛しい、この虚ろな世界に唯一つのかけがえのない現実。
忘れようとも忘れることのできない、大切な想い。
そして その中にあって、忘れたくて・・忘れようとして・・・でもそれでも
自分の一番奥に鋭く食い込む彼女の・・・最後の姿。
限りなく儚くて・・・限りなく美しくて・・・・・そして限りなく愛しく感じた彼女の微笑み。
あの微笑と共にたった一言、遺していった彼女の姿。
彼女をこの腕に抱いて涙していた自分。そんな俺に向けられた言葉、あれは .
ジャリ
土を踏みしめる音に思考を遮られる。
目を開きながら音が聞こえた方向を向く。彼女の姿は彼方に消え、代わりに目の前に写るのは巨大な凶器を携えたシエル先輩の姿。
「こんばんわ遠野くん・・・・・・・・・いい夜ですね」
一切感情のこもっていない声で淡々と俺に挨拶をする先輩、その姿は手に持つものと共に
無機質な威圧感を放っていた。
「こんばんわ先輩、思ったより遅かったね。正直 もうちょっと、早く来るかと思ってた」
「・・・・・・・・・・・」
俺の反応を見てはじめて、先輩は戸惑いを見せた。
「遠野くん、あなたは 」
「先輩」
先輩の言葉を遮る。なにを聞かれるかはわかっていたから。でも、それには答えられない。
自分だって、なんでこんなことをしているのかわからないのだから
「それを持って俺の前に現れたんだ、もう決まったんだろう?」
「 」
先輩は静かに目を閉じて俯く。そして次に目を開けたとき、その瞳には先ほどの無機質なものではなく、
何かを決意した激しさと深い悲しみが宿っていた。
ズキン
その姿を見て、唐突に激しい頭痛と共にえもいわれぬ快感が膨れ上がってくる。
ズキン
いつからだだったろうか、数々の危険を知らせてきたこの頭痛が快感に変わっていったのは。
ズキン ズキン
目の前にいる人も・・・・大切な人さえも、快楽の為に殺すというのか。
ズキン ズキン ズキン ズキン ズキン
それも、いい。
「 さあ、殺しあおう」
「 ヒュ」
軽く息を吐くと同時に一瞬姿を消し、次の瞬間には俺の足元へ辿り着く。
「クッ!」
クン、と銃剣がこちらの体を穿とうと跳ね上がる。「それ」はかするだけでも危険なもの。
転生批判の聖剣 第七聖典
あれを受ければ魂そのものが霧散するというでたらめさだ。当然、あたるわけにはいかないので
避けるために後ろに飛び退く。
ズザ!
地面に着地する。先ほどまで目前に迫っていた銃身を思い出すと背筋が寒くなり
恐怖と共に冷や汗が流れ、それに負けないくらいの歓喜がこみ上げてくる。
そう、恐怖や喜びを感じる俺はまだ生きている 生きているなら殺さなくちゃ。
「・・・・・・さすがですね。以前のあなたなら、今ので確実に死んでいたのに」
避けられたことに対する驚きと賞賛、そして悲しみを込めて、先輩は俺を見つめる。
さっきの先輩の一撃は本気だった そう、彼女と対峙したあの時に劣らぬほどに。
2年前の吸血鬼による連続殺人事件。あの事件に巻き込まれた頃の俺なら、きっとわけもわからぬうちに
あの鋭い先端に刺し貫かれていただろう。
だが
「あれからいろいろあったろう、変わりもするさ !!」
喋りながらも突撃を開始する。
いまの先輩はまだ完全に吹っ切れていないのか、言葉の端々で戸惑いを見せる。
いまなら、勝てる。
スピードで彼女に勝てるとは思わない。
実力も、長年の経験を持つ彼女には届かない。
手に持つ凶器も、彼女のそれに比べればおもちゃのようなものだ。
だが、それでも彼女に勝てる切り札が俺にはある。
直死という名のイレギュラー
メガネはとうに外している。あれはすでに思い出に埋もれた大切な恩人からもらった、大切なもの。
自分がかつて遠野志貴であるために必要だったもの。
今の自分には・・・・重すぎるたからもの。
それを外した今、俺の周りは 世界は死に包まれている。
もう目の前、右手に持つナイフを一振りすれば届く距離にいる先輩とて、例外ではない。
シュ!
手に持つナイフを先輩の体を走る線に向かって振る。
ギィン!
正直、獲ったと思ったが、今までにない速さで振りぬいたはずの一撃は
先輩の持つ凶器によって阻まれてしまっていた。
「簡単にやれるとは思わないことです!!」
その言葉と共に先輩の体がぶれ、俺のナイフを阻む凶器を軸にして、こまのように回転をかけた
膝蹴りが俺を襲う。
ドガ!
「ぐ!!」
膝蹴りの威力に吹き飛ばされ、体が地面に叩きつけられる。
その力を利用して、そのまま体を横に逃がそうとすると
ガン!
再び横殴りに激しい衝撃が俺を襲い、さらに吹き飛ばされる。
「!! グ・・・・か・は・・」
固い大地にたたきつけられた痛みをこらえて先ほど自分のいた場所を見ると、そこには
大地を抉りハラハラと紙をあたりに撒き散らす凶器と、静かにこちらを睨み付ける先輩。
体に欠けた所はない、いまのはただの余波だ。
(かすってもいないのにあれか・・・・・でも・・・)
体を起こし、再びナイフを構える。
「危なかった・・・・でも、俺はまだやれるぞ。先輩」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
歯を食いしばり、俺を見据える先輩。
夜はまだ始まったばかりだ 宴は、まだ続く。そう、思っていた。
「・・・・・・・そんなに か」
構えながらも俯いて、先輩は押し殺したように呟く。
ドクン
それを、聞いてはいけない .
それは、本当の望み。
ドクン
あのときを境に覚えた。気づいてはいけない、望んではいけない本当の望み。
「そんなに・・・・・あなたは死にたいんですか」
ドクン
「・・・・そんなことは ない」
喉が、からからに渇く。
「嘘です、あなたは死にたがっているからここにいる」
ドクン
「先輩だって、知ってるはずだ。俺がここで死んだらあいつを止められなくなる
・・・・殺せる奴はいなくなるって」
頭が、痛い。
「あなたはそれを望んでいない」
ドクン
「違う 違う!俺は・・・・」
吐き気が、する .
「なら何故!あんなことをしているんですか!
何故、私とここで殺し合いをしているんですか!!!」
言葉が出ない。
「あなたにはわかっていた。あんなことが起これば、必ず私が犯人を追うことを」
あんなこと 最近再来した、連続殺人事件
頭が、痛い。
「 まれ」
「あなたは望んでいた。私があなたに気づいて、自分を止めに来てくれるのを」
なぜ 先輩とここで殺しあっているのか。
吐き気が、する .
「だ・・・・・まれ・・・・」
「あなたは望んでいた。私があなたを 遠野志貴を殺してくれることを」
「 ぁ」
その瞬間、頭の中は真っ白になった。なにも なにも考えられない。
先輩はかまわず、俺を責めるように、涙を溜めた瞳で睨み付けてくる。
「そんなに後悔しているのなら、そんなに押しつぶされそうなら、なんで私を頼ってくれないんですか。
わたしだってあの時、あなたと一緒に彼女を 」
「!!! 黙れ、黙れよ!!
黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れだまれだまれだまれだまれだまれぇぇ!!!!」
目の前に火花が散り、再び頭の中が真っ白になる。
そんな中、覚えるのは純粋な怒り。
口にしてはいけないことを口にした先輩に対する怒りと
アルクェイド・ブリュンスタッド 彼女を守れなかった、不甲斐ない自分に対する深い絶望と暗い憎しみ。
俺は、彼女をこの手で殺した
アルクェイドが死に、俺の手によって『アカシャの蛇』ことミハイル=ロア=バルダムヨォンとの決着が付いた後。
ロアに奪われていた力を取り戻すことによって辛うじて蘇生を果たした彼女は、俺に別れを告げに来た。
このままでは『堕ちて』しまうから。
吸血鬼の真祖というのは、他の奴らとは比較にならないほどの強烈な血への渇望を覚えるらしい。
そして、彼女はその真祖のなかでもとびきりの力を持つ真祖の姫。俺にはその衝動を抑えるのにどれだけの
労力を要するのか、考えも及ばない。
そして今回。彼女は俺のせいで力を失い、ロアとの決戦時、相打ちを覚悟に全ての力を使い果たした。
別れをつげに来たとき、彼女は言った。
ロアから取り戻した力だけではまったく足りてはおらず、いまも抑えるのに必死であると。
今にも 血の渇望に負けそうなのだと。
俺は自分の血を吸えと言った。だが彼女はそれをよしとはせず「俺を好きだから」という理由でそれを
跳ね除け、再び俺の前から消えようとした。
次に会うことは、二度とない。彼女は俺の夢を見ながら永い眠りにつくのだという。
許容できるものじゃなかった。
いかに彼女が澄み切った笑顔を見せようと。いかに彼女が覚悟を決めていようと。
もう二度と、彼女を失うのはごめんだった。
だから、彼女を引き止めた。
そしてそれが、悲劇の始まりだった
彼女と最も身近にいた自分でも、よく持った方だと思う。
あの事件から1年、俺と彼女は共に支え合い、楽しい日々を送ることができていた。
だが、その年の夏 幸せは突然に、音もなく崩れ去った。
蒸し暑い夜だった。空には雲一つなく、冷たい月が静かに見つめているだけだった。
そして、そんな綺麗な月の下で 彼女は、人の生き血を啜っていた。
逃げ惑う獲物を追い詰め、恐怖を楽しみ。体を抉り、飛沫をあげる血を楽しみ。何かを『壊す』ことを楽しみ。
血を啜ることに、快感を覚え。浸っていた。
血に塗れながら月を見て笑う彼女は、とても、とてもきれいだった。
すべてのしがらみから解き放たれたように、はればれとしていた。
そして、ひとしきり笑い終わった後、そんな彼女を呆然と見つめていた俺をみとめ、他の奴で
さっきまでそうしていたように 俺をなぶり、傷つけ、殺して血を啜るために、迫ってきた。
先輩から聞いたことがある。吸血衝動に負けた真祖はただ落ちていくのみ、人の血を
快楽を得るためだけに貪る彼らは「魔王」と呼ばれる と。
もしかしたら、もうすでにそのとき俺の愛したアルクェイドは死んでいたのかもしれない。
欲望に従順になった彼女は、俺にも容赦がなかった。
俺は簡単に彼女の瞳に射竦められ少しずつ、少しずついたぶられた。
肉を抉り、腕の骨を折り、頭を鷲掴みされ、頭蓋骨を握りつぶされそうになった。
異変を察知したシエル先輩が俺を助けてくれた頃には、俺は満足に動くこともかなわないくらい
ぼろぼろにされていた。
先輩は俺を逃がそうとアルクェイドに立ち向かうが、まるで相手にされていなかった。
当たり前だ、彼女は人間とは存在のレベルが違う。
でも、それでも・・・・逃げるわけには行かなかった。だって .
約束したから
メガネを外し、辺りの死を視る。
彼女の不死を支える、この一帯の大地の死をまず探す。
そして 見つけた点にナイフを落とし、殺す。
だが、シエル先輩をいたぶる彼女にまだ死は視えない。
普通の人間でいては、彼女の死は視ることはできない。
脳髄が溶けて流れ出てしまうかとも思える激痛を無視して、そのままじっと彼女を見据え続ける。
脳が焼ききれて廃人になろうが、そんなことはどうでもよかった。
頭が真っ白になり、目の前は飛び散る火花で一杯になる。
周りの景色が一斉に遠のき、いままであった点と線までもが姿を消す。
そんななか、彼女の体に、線が・・・・・・点が、見えはじめる。
今まで動くことすらかなわなかったはずの体が躍動し、一気に彼女の元へと駆け出す。
先輩をいたぶることに夢中になっていた彼女は、一瞬こちらに気づくのが遅れ・・・・・・
トン
彼女の胸の中心にある点に、ナイフが音もなく入る
彼女の四肢から力が抜け、崩れ落ちるのをとっさに支える。
正確にいえば、彼女に『死』はない。彼女が自然と共に在る限り、その存在は永遠に守られ続ける。
だが、今、この瞬間・・・・・確かに俺は、最愛の女性を、この手にかけた。
自分のしたことに愕然となりながら、アルクェイドの顔を覗き込む俺に、彼女は
今までで一番の、笑顔を向けていた。
ガァン!!
大きな音と、それと共に体中を走り抜ける激痛に意識が引き戻される。
「 ぁ・・・・・か」
怒りで我を忘れ先輩に飛び掛った俺は、見事にその肩を打ち貫かれていた。
そこから大量の血が一斉に吹き出し、急速に四肢の力が失われていく。
これで・・・・・・終われる
その力が、君にあるということ。それにはなにかしらの意味があるはずよ。
ふと子供の頃、世界の死に怯えていたときに聞いた、自分を救ってくれた人の懐かしい声が聞こえた気がした。
でも、あの時あの人が言った言葉・・・・俺にこの力がある意味が、愛しい人を殺すためだったというのなら・・・
(先生・・・・この力が俺にある意味がこんなのなら・・・・)
欲しく、なかった 彼女に血を吸われ人外の仲間入りを果たそうとも
・・・それでも、彼女と共に在りたかった。そう考えながら前を見る。
そこには、いまにも泣き出しそうな顔をして俺を殺そうと駆けてくる先輩がいた。
泣きながら、それでも俺を殺そうとしてくれている先輩がいた。
その姿を見ていると、この目も悪くはなかったんじゃないかって思えた。
だって、こんなにも弱い自分が、こんなにも素敵な人たちに出会えたのだから
ドン!
ひときわ大きく、重い音が鳴り響く。
目の前には、俺の胸を穿つ凶器と、俯いて流れ続ける涙を見せまいとしている先輩の姿。
(そっか・・・・・・あれ、そういうことだったんだ・・・・・・・・・)
ようやく、彼女が アルクェイドが何であんなことを言ったのかがわかった。
俺の腕のなかで一時の滅びを迎える彼女が、俺に向けて微笑みと共に遺したあの言葉 .
ありがと、私を殺してくれて 志貴、大好きだよ。
「遠野くん・・・・・・あなた馬鹿です。あれは決してあなたのせいではないのに、
一人で背負い込んで・・・・・少しは私を頼ってくれたっていいじゃないですかぁ!」
俺を強く抱きしめながら、嗚咽で詰まるのどを無理やりに動かし喋る。
もう彼女は泣くのをこらえてはいなかった。
「遠野くんの馬鹿・・・・・ばかぁ!!」
こんなにも自分のことを思ってくれる彼女がすごく嬉しくて
そして、そんな彼女を悲しませている自分が歯がゆくて
それが彼女を苦しめることだってわかっていても
それでも、精一杯の自分の気持ちを伝えたくて
一言だけ、全てを込めて伝えることにした
「先輩 ありがとう」
子供のように泣きじゃくる先輩から視線をずらすと、そこには静かに辺りを照らし続ける白い月。
柔らかい光で包み込み、静かに見守り続ける優しい月。
どうか、この想いが少しでも先輩に届くように。
どうか、この想いが少しでも彼女を癒せるように。
どうか、この優しい月が彼女の悲しみを包み込んで癒してくれますように。
意識が闇に沈んでいく中、恐怖はなく。
優しい月に見守られて・・・・ただそれだけを願っていた。
あのとき、自分の腕に抱かれて死んでいった彼女のように・・・・・・
後書き
みなさんお久しぶりです、あわしです!
「狂い月」 いかがだったでしょうか?
この作品は原作「月姫」のラストの一つ、そのもう一つの可能性を考えて作ってみました。
知ってる人はもちろんニヤリとしてもらうなり、「ここは違うだろ、こらぁ!!」と怒ってくれるなりできるように。
知らない人でも「こんなことありました」てきなことがわかるように書いてみたつもりです。
結果、物凄くネタバレになっていますので、その点は凄く申し訳なく・・・・(汗)
でも!原作は自分の駄作以上に素晴らしい作品ですので、もしやったことがない方でこの作品を見て
興味を覚えてくれた方がいたら幸いです。絶対に面白いと思いますよ?
まぁ、このHPに来られている方で知らない方はあまりいなさそうですが(笑)
(自分もこのHPで「月姫」の存在を知りました)
それと、この作品についてはもう本当に思うがままを書かせていただきました。
なにも言い訳はありませんので、どうぞ思うがままに見てやってください(笑)
読んでいただいたあなたが感じたことが、この作品の全てだと思います。
さて、今回の作品はAction
1000万ヒット企画 「Blank of 2weeks」の代わりのつもりで投稿したものです。
・・・・・・もしかしたら、1000万ヒット前に掲載されるかもしれませんが、それはそれ。
話の主役は死んだり、内容はえらく暗かったりしますが、それは気のせい。
とにかくこれはお祝いの品なんです!
ぶっちゃけてしまえば、「Blank of 2weeks」の良いネタがどうしても思い浮かばずに悩んでいたときに
ふと、あたかも天啓のごとく頭の中に湧き出して、それ以降まったく「2weeks」のネタが思い浮かばなく
なったのです(苦笑)
もう、これは書くしかないな、と思いました。
黒獣さんの書かれている絵も(一部)「月姫」ですし・・・・HPのメインはナデシコだけど許してくれるかな〜・・・と・・
なにはともあれ、この作品を 管理人様 ・ 代理人様 ・ Action関係者皆様方 に送ります。
ほんとうに 1000万ヒット、おめでとうございます!!
しかし、自分が短編を書くと絶対に主役が死ぬのは何故だろう(苦笑)
代理人の感想
更なるダークを望むか?
情け容赦のない糞の様なダークを望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様なダークを望むか?
『ダーク! ダーク! ダーク!』
よろしい ならばダークだ
そんな感じで(爆)。