六道女学院生徒リスト


 原作に登場しているキャラですが、細かな設定などはありませんので、
ほとんどオリジナルキャラと化しております。

 以下の九人は、別サイトに掲載されていた時はまったく別の名前でしたが、その名前自体がそのサイトの掲示板で考えて頂いた物で、その方達と連絡を取るのも難しく、このままでは今後彼女達を別エピソードで登場させる際に話を通す事もできないため、改訂する際に全ての名前を変更する事にしました。

 言うまでもない事ですが、これらの設定は実在の人名、地名、団体名その他を参考にしていますが、それらとの関わりは一切ございませんのでご了承下さい。



1年A組

着物娘…早生 成里乃(ハヤセ ナリノ)
 由来:お茶の品種名「寺川早生」、「成里乃」

 京都出身、寮生。
 母親が民間GSで、母は「娘が資格を取るまでは」と今も現役として活躍している。
 理知的な落ち着いた性格で、いつのまにかA組のリーダー格になっていた。
 母親は簡易式神を使っての除霊を得意としていて、自らも式神使いとなるべく六道に入学したが、六道夫人と冥子を見て式神使いになるのをやめたという過去がある。


仮面娘…天城 美菜(アマギ ミナ)
 由来:わさびの品種名「天城にしき」、葉大根の品種名「美菜」

 東京出身、練馬区在住。
 戦闘時のある種好戦的な性格に反して、普段はぼーっとしている少女。
 父親がGS協会の事務員をしている。
 愛用の仮面はGS協会に「呪われた仮面」として処分するべく持ち込まれた物で、調査の結果呪いなどかかっていない、むしろ着用者の霊力を引き出す効果があると判明したが、依頼者は気味悪がって引き取らなかったため、美菜の父が「娘の役に立つかも」と依頼人と交渉して買い取った。



原作で出番ナシ娘…香月 姫(コウヅキ ヒメ)
 由来:りんごの品種名「香月姫(カゲツヒメ)」

 青森出身、寮生。
 実家はりんご農園を営んでいる。
 家族にオカルト業界の関係者はいないのだが、生まれついて人より少し強い霊力を持っており、興味本位で六道に入学した。
 霊力を扱う事に関してはまだ拙く、持ち前の身体能力を活かした戦い方を得意としている。
 能天気な性格で目立つ容姿の持ち主だが、意外と影が薄く、本人もそれを自覚していて気にしている。





1年D組

キョンシー娘…張 霞(チャン シア)
 由来:三国志の登場人物である中山の豪商、張世平

 中国、広東省出身、寮生。
 中国出身の留学生。化け猫と化した飼い猫に取り憑かれた経験があり、それをチベットから来たネクロマンサー(おキヌにネクロマンサーの極意を伝えた老婆)に助けられたが、その際に化け猫の力を受け継ぎ、霊力を身に付けた。
 「猫憑き」という風聞のために、故郷では師匠となるGSを見つける事ができずに日本に来た。

 実は変わり者が揃っている六道屈指の常識人で突発的な出来事に弱い。
 化け猫の霊力を受け継いだわりには性格的に子犬系なところがあったりする。

 当然、化け猫から受け継いだのは妖力だが、それは今の所張霞の魂に内包された状態で表には出てきていない。霊力を鍛える前のルシオラの魔力を内包していた横島と同じ様な状態になっている。
 今後、霊能力者として成長していけば、もしかしたら横島の腕が魔族化したように、彼女にもネコミミが生えるかも知れない。



オールマイテイ神通棍娘…舞浜 静美(マイハマ シズミ)
 由来:舞浜大橋、蜆

 東京出身、江戸川区在住。(舞浜は千葉だけど、由来の大元は蜆なので江戸川)
 子供の頃のあだ名は「しじみ」、高校に入ってからオールマイティなためこれと言って能力的に特徴もなく、しかも無口で目立たないために「ジミー(地味)」というあだ名を付けられてしまった名前運の無い子。
 警察官である父も無口で、父が警察署で催している剣道教室に通い、一緒に剣道をするのが子供の頃からの数少ないコミュニケーションだった。そのため、静美も相応の腕を身につけ、現在の戦闘スタイルにも影響している。
 GS資格を取るまでに霊刀を使えるようになりたいと日々修練に励んでいる努力家。



イージス娘…薬師堂 有喜(ヤクシドウ ユキ)
 由来:高尾山薬王院薬師堂、有喜寺

 東京出身、八王子市在住。
 血筋的にはフランス人とのクォーターだが、フランス人である祖母が日本に帰化しているため、実は海外に行った事はない。
 薬師堂家は旧家で六道の一年生の中では弓かおりに次ぐお嬢様。ただし、霊能者の家系ではない。
 家では着物を着てすごし、華や琴、日本舞踊なども嗜む才女。
 そうやって育ってきただけに霊力はあっても戦闘的な事にはまったく向いておらず、『イージス理論』というスタイルに辿り着いた。





1年G組

触角娘…逢 大和(ユタカ ヤマト)
 由来:戦艦『大和』

 奈良生まれの大阪育ち、寮生。
 原作では苗字の「逢」はしんにょうが無いのだが、パソコンで表示されないためにこの字に。実は当て字で「ユタカ」とも読めなかったりする。
 大和撫子に育って欲しいとの願いを込められた名前なのだが、それならせめて「撫子」と言う名前にしてくれればと、自分の名前には色々と言いたい事がある様子。

 実家は奈良の方にあるが父親がGS協会関西支部の幹部に招聘されて、幼い頃に大阪に引っ越した。
 落ち着いた大人として振る舞っているが、実は感情的になると関西弁が出てしまうのを防ぐため。
 弓かおりと近親憎悪的に仲が悪いが、周りから見れば似た者同士。学校ではGS協会幹部の娘として周囲から見られている事もあって高圧的な面も見せているが、その反面、寮では素の自分をさらけ出して割と気楽にやっているらしい。でも、関西弁はやっぱり隠している。



ケモノ娘…Mary=Hornet(メリー ホーネット)
 由来:コロラド級戦艦『メリーランド』、エセックス級空母『ホーネット』

 コメリカ、サンディエゴ出身、港区在住。
 母がレストランのオーナーで、父はそのレストランのシェフ。外見は母譲りだが、性格はその母の尻に敷かれる父に似ている。
 自分の名前を表記する際に『峰』の一文字を使うが、これは日本で暮らし始めてハンコを作る際に使用した当て字。日本で暮らし始めた当初、英語で書いても何と読むのか聞き返される事が多かったので、自分で名前を書く時も当て字を使用する様になった。
 この当て字のために「ミネ」と呼ばれる事も多い。

 大柄な体格で周囲からも頼りにされているが、実は気が弱い。獣化能力はそんな自分を変えようとした結果だったりする。
 未知のモノを特に苦手としており、悪霊を目の前にするのは良いが、怪談を聞くのは苦手。戦いにおいてもまずは情報収集を第一として相手の事を知る事からはじめ、決して無理はしない。



劣化絹、もとい日本限定巫女娘…神野 むさし(コンノ ムサシ)
 由来:戦艦『武蔵』

 埼玉県在住、自宅から通学。
 祖父が国木田独歩のファンだったために「武蔵」と名付けられかけたが、あまりにも厳ついと両親が反対し、平仮名で「むさし」となった。
 神社の娘で、家での修行があるためにかなりの時間をかけて通学している。

 一番得意としているのはヒーリングなのだが、それだけではGSにはなれないと精神感応能力を身に付けた。しかし、本人の精神防御がまず弱い。
 同じ巫女装束という事もあっておキヌを一方的にライバル視しているが、当のおキヌがその事に気付かず、むさしを友人と思っているため、思い切り空回りしている。



 なお、彼女達の所在地については意図的にバラバラにする事を前提に六道女学院が豊島区目白、六道女子寮、横島除霊事務所が豊島区雑司が谷にあると仮定した上で考えています。
 これは横島除霊事務所が山の手にある事を考慮し、六道女学院のイメージを学習院大学から持ってきたためです。
 有喜とむさしが遠いですが、六道女学院の特殊性を考えて、これぐらいならギリギリ通えるだろうと東京方面の地理に詳しい人達と話し合った上で判断しました。

 おキヌの住む美神除霊事務所(人工幽霊壱号)は豊島区池袋、これは原作にもあった設定のはずです。
 かおりと魔理は二人が同じ中学(おそらく公立)である事を考慮して、弓家除霊道場『闘竜寺』のイメージを護国寺と重ね、文京区に住んでいると『黒い手』シリーズでは設定しております。