悲しき『復讐者』4
「泣いているんだ、、、」
慟哭する巨人を見上げて言う復讐者
「泣いてるの、、、」
「ああ、、、」
少女の問いに巨人を見ながら答える
「で、なんで、、、脅えてるの(怒)」
「え、、、」
少女の言葉に全身を固まらせて、立ちすくむ復讐者
「さっきの女の人の名前は何!ねえ!!」
「い、、、いや、、、」
額に汗を浮かべて、弁明しようとするが、、、
「あら、私は昔の女なんて気にしないわよ」
背中に豊かな胸を押し付けるように、抱きついてくるお姉さん
「うわ〜〜、アイツ二股かけてたの?」
「うむ、そうらしいな」
「いや、やるな、アイツ」
『あの人も二股かけられてた見たいでしたよ』
なぜか輪になってひそひそと話している
能天気娘に指令に金髪兄ちゃん、おまけに巨人まで
「まだ、あなたにはこういう事は、無理かもね」
「ねえ!どう言うこと!!」
「あ、、、いや、、、」
彼にしなだれるお姉さん
コメカミに血管を浮かべながら詰め寄る少女
「いやはや、もてるね〜君」
「き、、貴様!!」
その光景をみて歩み寄ってくる赤毛オヤジ
「そう言う言い方はないだろう?
『愛の交換日記』をした仲じゃないか。あ〜、麗しきはあの時代」
「ちょっと!説明してよ!!黙ってたら分からないよ!!!」
昔、カレが恋人に言った言葉をぶつける少女
「私は、かまわないわよ。その位」
爆弾発言をするお姉さん
「やだ〜、アイツ、、ロリコンな上に、ホモだったの!!」
「しかし、、手広いなカレは」
『あの人も、、あの子がいった言葉をカレにいわれて悲しんでいた』
「へえ、どう言う風にだい?」
『「あなたは話してくれないのに、、」と』
「ねえ!何とか言ってよ!!」
「あ、、う、、あ、、」
詰め寄る少女、しなだれかかるお姉さん、
ニヤニヤと笑っている赤毛オヤジ
遠巻きに井戸端会議をしている面々
そしてうろたえている復讐者
「あ、、すいません。転職を考えているんですが」
その光景を見てヤセゴリラはテン○スタッフに電話をかけていた
『復讐者』、、、それは悲しい存在
たとえ『ロリコン』とか『ホモ』とか言われようとも、、、