ウィズの『ごしゅじんさま』観察日記6
「な、、、なぜ、、、なの、、、」
「あの〜、、、梨紗(汗)」
放心したまま、TVの画面を見つめる梨紗。
その背後から、後頭部に大きな汗を貼り付けながらも、遠慮気味に声をかける梨紅。
「なんで、、、私のセリフが一言も無いの〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「知らないわよ、、、私だって、一言だったんだから、、、」
そう叫ぶ梨紗に、答える梨紅。
「良いじゃない梨紅は!出番がほんの少しでもあったんだから!!
私なんて、、、私なんて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「、、、つきあってらんないわね、、、」
地団駄を踏み、自己主張をする梨紗。
そんな彼女を見捨てて、梨紅はその場を後にするのだった。
「大体なんで冴原が、あ〜〜んなに活躍してるのよ!!
おかしいわよ!ヒロインの私の出番が無いなんて!!」
そう、こぶしを握り締め力説する。
「だいたいね!(ポンポン)、、、あんた、丹羽君の、、、なによ?」
そこへ突然現れたウィズ。彼女の顔を見つめ、、、
「キュ(フッ)」
シニカルな、、、バカにするような笑みを、梨紗に投げかけて、現れた時と同じように
あっという間に消えていった。
「!!なっ!!!あ、、、あの小動物、、、○生の、分際で私をバカにするとは!!!
き〜〜〜〜〜〜〜!次回主役だからって、調子に乗ってるんじゃないわよ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
、、、ウィズに追い討ちをかけられるとは、、、不憫なやつ(涙)
×月×○日
よっ!ごしゅじんさまの、おんなごろし!
、、、はぁぁぁ、、、どうして たにんのことだと、ああなれるんでしょう、、、
ごしゅじんさま、ひとにいうまえに、じぶんのことを なんとかしましょうよ。
それとも、、、やっぱり、、、○もなんですか?